全日本実業団対抗女子駅伝競走大会
全日本実業団対抗女子駅伝競走大会 (クイーンズ駅伝 in 宮城) | |
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開始年 | 1981年(昭和56年) |
主催 | 日本実業団陸上競技連合 |
参加チーム数 | 27 |
加盟国 | 日本 |
前回優勝 | パナソニック(初) |
最多優勝 | 三井住友海上(7回) |
サイト | 全日本女子駅伝 (日本語) |
備考 | 宮城コース:google マップ |
全日本実業団対抗女子駅伝大会(ぜんにっぽんじつぎょうだんたいこうじょしえきでんたいかい)は、日本実業団陸上競技連合が主催し、毎日新聞社とTBSが共催する、「実業団・女子日本一決定戦」という位置づけの駅伝大会である。公式愛称は「クイーンズ駅伝 in 宮城」。
2011年(平成23年)より、宮城県の「日本三景・松島」をスタートして「杜の都・仙台」にゴールする、仙塩地区縦貫42.195kmのコースで開催されている[1]。
Contents
概要
1981年(昭和56年)12月に第1回大会が開催された。当時は男子の大会と同時開催で、地域対抗(東日本、中部、北陸、関西で選抜チームを編成)で争われていた[2]。コースは、第1回は当時の男子1区(16.3km)を4つに区切り[2]、第2回は三重県伊勢市の伊勢神宮外宮(豊受大神宮)前をスタートし、鳥羽駅前をゴールとする5区間24.5kmで行われた[3]。第2回から単独チームが参加するようになり[3]、しばらくは単独チームと選抜チームが混じって大会が行われていたが、1988年(昭和63年)の第8回大会より単独チームのみの参加とした[4]。
1983年(昭和58年)の第3回大会から女子単独となり、岐阜県岐阜市周辺(岐阜都市圏)で開催されるようになった。愛称は「ぎふ女子駅伝」。コースは岐阜市の長良川陸上競技場をスタートし、瑞穂市および安八町を経て大垣市内を巡り、ほぼ同じ道を戻って長良川陸上競技場にゴールする6区間42.195kmだった。
2011年(平成23年)の第31回大会からは、宮城県の松島町をスタートして利府町・塩竈市・多賀城市を経て仙台市に入り、仙台市都心部と長町副都心を周回して仙台市陸上競技場にゴールする、仙塩地区縦貫42.195kmのコースで開催されている[1][5]。2012年(平成24年)11月5日、公式愛称が「クイーンズ駅伝 in 宮城」に決定したと発表された[6]。
なお、仙台市では10月に全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都駅伝)も開催されており、実業団と大学の各々の女子駅伝日本一を決める大会が宮城県に集約されている。
出場資格
1990年(平成2年)の大会より地域別に予選会が導入された[7]。2015年(平成27年)の第35回大会からは地域別の予選会を取り止め、代わりに前年まで西日本地区予選会が開催されていた福岡県宗像市及び福津市で予選会を実施。大会名が「全日本実業団対抗女子駅伝競走大会予選会」、愛称「プリンセス駅伝in宗像・福津」としてリニューアルされた。前年の本大会上位8チームがシードとして予選を免除され、これらと予選会上位14チームに本大会の出場権が与えられる。
大会運営
- 主催
- 共催
- 後援
- 主管
- 宮城陸上競技協会
- 特別協力
- 運営協力
- 宮城県スポーツ振興財団、仙台市スポーツ振興事業団、東日本実業団陸上競技連盟
- 特別協賛
- 東京エレクトロン株式会社
コース及びその区間の特徴
宮城コース(2011年〜)
2010年(平成22年)11月19日、翌年の第31回大会から仙台市を中心に宮城県で開催すると発表された[5]。2011年(平成23年)3月11日に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生したため開催が危ぶまれる事態となったが、7月28日に記者会見で予定通りの開催決定とコース概要が発表された[8]。また、「復興祈念大会」として開催され[9]、「全日本実業団女子駅伝2011」応援ソングとして平原綾香の「結晶」が使用された[10]。復興支援活動「ハートフルプロジェクト」により、ハートをあしらった応援グローブが無料で配布されており、観衆が沿道からハートの手袋を振って声援を送る姿が見られる[11]。
スタート、中継所、ゴールは以下の通り[12]で、震災の被災自治体を縦貫するコースとなっている。なお、先頭が中継所を通過してから10分経過すると繰り上げスタートとなる。
- コース(google マップ … ゴールがある仙台市陸上競技場敷地内は省略)
1区(7.0km)
松島町中央公民館前 → (五大堂) → 塩竈市地域活動支援センター前
松島湾を左に望みながら走る「渚の1区」と呼ばれる区間。第3中継所の手前まではほとんどが国道45号がコースとなる。松島海岸駅周辺の五大堂・瑞巌寺・観瀾亭・マリンピア松島水族館など観光名所のそばを走って松島トンネル(延長125m)を抜けると松島丘陵越えに入り、利府町内の3つのトンネル[注 1]を通り抜け、塩竈市内に入る。
現行区間(第31回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 地区 | 年次・順位 |
1 | 21分50秒 | 一山麻緒 | ワコール | 関西 | 第36回(2016年)・区間賞 |
2 | 21分51秒 | 竹中理沙 | 資生堂 | 東日本 | 第36回(2016年)・区間2位 |
3 | 21分58秒 | 福田有以 | 豊田自動織機 | 中部 | 第36回(2016年)・区間3位 |
4 | 22分01秒 | 中川京香 | JP日本郵政G | 東日本 | 第36回(2016年)・区間4位 |
5 | 22分03秒 | 森田香織 | パナソニック | 東日本 | 第37回(2017年)・区間賞 |
6 | 22分05秒 | 宮崎悠香 | 九電工 | 九州 | 第36回(2016年)・区間5位 |
7 | 22分06秒 | 木村友香 | ユニバーサル | 九州 | 第37回(2017年)・区間2位 |
8 | 22分07秒 | 田中花歩 | 第一生命 | 東日本 | 第36回(2016年)・区間6位 |
22分07秒 | 竹中理沙 | 資生堂 | 東日本 | 第37回(2017年)・区間3位 | |
9 | 22分09秒 | 鈴木亜由子 | JP日本郵政G | 東日本 | 第37回(2017年)・区間4位 |
10 | 22分10秒 | 森唯我 | ヤマダ電機 | 東日本 | 第33回(2013年)・区間賞 |
10 | 22分10秒 | 坂井田歩 | ダイハツ | 関西 | 第35回(2015年)・区間賞 |
10 | 22分10秒 | 森智香子 | 積水化学 | 東日本 | 第36回(2016年)・区間7位 |
10 | 22分10秒 | 吉本ひかり | ダイハツ | 関西 | 第37回(2017年)・区間5位 |
2区(3.9km)
塩竈市地域活動支援センター前 → (東塩釜駅) → (マリンゲート塩釜) → 塩竈市水道部前
短く平坦な区間を走る「高速の2区」と呼ばれる区間。市の中心部を避けて仙台塩釜港・塩釜港区の港湾地区や住宅地を通る。
現行区間(第31回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 地区 | 年次・順位 |
1 | 12分00秒 | 小泉直子 | デンソー | 中部 | 第35回(2015年)・区間賞 |
12分04秒 | 小泉直子 | デンソー | 中部 | 第32回(2012年)・区間賞 | |
2 | 12分04秒 | 中村萌乃 | ユニバーサル | 東日本 | 第32回(2012年)・区間賞 |
2 | 12分04秒 | 木村友香 | ユニバーサル | 東日本 | 第36回(2016年)・区間賞 |
4 | 12分05秒 | 福田有以 | 豊田自動織機 | 中部 | 第35回(2015年)・区間2位 |
5 | 12分06秒 | 横沢永奈 | 第一生命 | 東日本 | 第32回(2012年)・区間3位 |
6 | 12分10秒 | 岡本春美 | 三井住友海上 | 東日本 | 第36回(2016年)・区間2位 |
6 | 12分10秒 | 堀優花 | パナソニック | 東日本 | 第36回(2016年)・区間2位 |
8 | 12分13秒 | 尾西美咲 | 積水化学 | 東日本 | 第32回(2012年)・区間4位 |
8 | 12分13秒 | 陣内綾子 | 九電工 | 九州 | 第32回(2012年)・区間4位 |
12分13秒 | 福田有以 | 豊田自動織機 | 中部 | 第34回(2014年)・区間賞 | |
12分13秒 | 木村友香 | ユニバーサル | 東日本 | 第35回(2015年)・区間3位 | |
8 | 12分13秒 | 森田詩織 | パナソニック | 東日本 | 第35回(2015年)・区間3位 |
8 | 12分13秒 | 谷本観月 | 天満屋 | 中国 | 第36回(2016年)・区間4位 |
3区(10.9km)
塩竈市水道部前 → (仙台港北IC) → (苦竹IC) → 三和シャッター・富士化学工業前
区間最長の10.9kmを、各チームのエース選手が走る「花の3区」と呼ばれる区間。多賀城市内に入ると沖積平野である仙台平野となり、片側2車線の直線的な道路となるため、少し離れてしまった前方のランナーも視界に入りやすくなる。仙台市内に入り、七北田川に架かる福田大橋、梅田川に架かる福田橋を続けて渡ると流通業集積地区に入り、道路はより直線的になる。
現行区間(第31回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 地区 | 年次・順位 |
1 | 34分30秒 | 高島由香 | デンソー | 中部 | 第35回(2015年)・区間賞 |
34分33秒 | 高島由香 | 資生堂 | 東日本 | 第36回(2016年)・区間賞 | |
2 | 34分39秒 | 上原美幸 | 第一生命 | 東日本 | 第35回(2015年)・区間2位 |
34分40秒 | 高島由香 | デンソー | 中部 | 第34回(2014年)・区間賞 | |
3 | 34分41秒 | 加藤岬 | 九電工 | 九州 | 第35回(2015年)・区間3位 |
4 | 34分42秒 | 清水美穂 | ホクレン | 東日本 | 第35回(2015年)・区間4位 |
5 | 34分45秒 | 前田彩里 | ダイハツ | 関西 | 第34回(2014年)・区間2位 |
6 | 34分50秒 | 関根花観 | JP日本郵政G | 東日本 | 第36回(2016年)・区間2位 |
34分52秒 | 加藤岬 | 九電工 | 九州 | 第36回(2016年)・区間3位 | |
7 | 34分55秒 | 福士加代子 | ワコール | 関西 | 第36回(2016年)・区間4位 |
8 | 34分58秒 | 鈴木亜由子 | JP日本郵政G | 東日本 | 第35回(2015年)・区間5位 |
9 | 34分59秒 | 萩原歩美 | ユニクロ | 東日本 | 第34回(2014年)・区間3位 |
9 | 34分59秒 | 松崎璃子 | 積水化学 | 東日本 | 第36回(2016年)・区間5位 |
4区(3.6km)
三和シャッター・富士化学工業前 → (陸上自衛隊仙台駐屯地) → 聖和学園高等学校前
区間最短の3.6kmを走る「変動の4区」と呼ばれる区間。外国人競技者が走ることができるインターナショナル区間。タスキを受けて南下、西に折れて元寺小路福室線、南に折れて宮城の萩大通りと、直線的で平坦な道路を進む。陸奥国分尼寺跡付近で西に折れて新寺通りに入ると、仙台貨物ターミナル駅上空に架かる宮城野陸橋に至る。ここでは約500m進むうちに10m上がり、約300m進むうちに5m下がって、すぐ第4中継所となる。第4中継所は陸奥国分寺のすぐ北側に隣接し、ゴールである仙台市陸上競技場の近くにある。
現行区間(第31回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 地区 | 年次・順位 |
1 | 10分58秒 | セリー・チェピエゴ | 九電工 | 九州 | 第35回(2015年)・区間賞 |
2 | 11分05秒 | シュル・プロ | TOTO | 九州 | 第36回(2016年)・区間賞 |
3 | 11分06秒 | パウリン・カムル | ルートイン | 東日本 | 第35回(2015年)・区間2位 |
4 | 11分09秒 | フェリスタ・ワンジュグ | ユニバーサル | 東日本 | 第35回(2015年)・区間3位 |
5 | 11分12秒 | オバレ・ドリカ・ケルボ | 日立 | 東日本 | 第35回(2015年)・区間4位 |
11分13秒 | セリー・チェピエゴ | 九電工 | 九州 | 第34回(2014年)・区間賞 | |
6 | 11分20秒 | スーサン・ワイリム | デンソー | 中部 | 第35回(2015年)・区間5位 |
11分21秒 | スーサン・ワイリム | デンソー | 中部 | 第36回(2016年)・区間2位 | |
7 | 11分22秒 | サドカン・テセマ | TOTO | 九州 | 第35回(2015年)・区間6位 |
8 | 11分26秒 | アン・カリンジ | 豊田自動織機 | 中部 | 第35回(2015年)・区間7位 |
8 | 11分26秒 | マリアム・ワイディラ | 九電工 | 九州 | 第36回(2016年)・区間3位 |
11分28秒 | スーサン・ワイリム | デンソー | 中部 | 第33回(2013年)・区間賞 | |
11分29秒 | フェリスタ・ワンジュグ | ユニバーサル | 東日本 | 第31回(2011年)・区間賞 | |
11分29秒 | フェリスタ・ワンジュグ | ユニバーサル | 東日本 | 第32回(2012年)・区間賞 | |
10 | 11分30秒 | 山本知世 | 積水化学 | 東日本 | 第35回(2015年)・区間8位 |
日本人選手 現行区間(第31回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 地区 | 年次・順位 |
1 | 11分30秒 | 山本知世 | 積水化学 | 東日本 | 第35回(2015年)・区間8位 |
2 | 11分35秒 | 田邉美咲 | 三井住友海上 | 東日本 | 第35回(2015年)・区間9位 |
3 | 11分37秒 | 湯田向日葵 | 第一生命 | 東日本 | 第36回(2016年)・区間5位 |
4 | 11分38秒 | 満枝まどか | 第一生命 | 東日本 | 第35回(2015年)・区間10位 |
5 | 11分39秒 | 中村仁美 | パナソニック | 東日本 | 第35回(2015年)・区間11位 |
6 | 11分42秒 | 森唯我 | ヤマダ電機 | 東日本 | 第36回(2016年)・区間7位 |
7 | 11分43秒 | 中野円花 | ノーリツ | 関西 | 第35回(2015年)・区間12位 |
8 | 11分46秒 | 岡田芽 | ホクレン | 東日本 | 第36回(2016年)・区間8位 |
9 | 11分48秒 | 石井寿美 | ヤマダ電機 | 東日本 | 第34回(2014年)・区間5位 |
9 | 11分48秒 | 藤井純菜 | 天満屋 | 中国 | 第35回(2015年)・区間13位 |
5区(10.0km)
聖和学園高等学校前 → (広瀬橋) → (愛宕大橋) → (大橋) → 仙台第二高等学校前
高低差の激しい10.0kmを走る「過酷の5区」と呼ばれる区間。後半のエース区間ともいわれる。仙台駅の南方、六道の辻付近にある新北目町ガード(東北本線等のアンダーパス)をくぐると、広瀬川が形成した多彩な河岸段丘をアップダウンする。東二番丁通り、南町通りを進み、大橋にかけて約8.5m下り、仙台城(青葉城)大手門跡前で約8.5m上って第5中継所に至る。第5中継所は、東北大学川内キャンパスと仙台二高に挟まれた澱橋通にある。
現行区間(第31回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 地区 | 年次・順位 |
1 | 32分15秒 | 横江里沙 | 豊田自動織機 | 中部 | 第35回(2015年)・区間賞 |
2 | 32分25秒 | 関根花観 | JP日本郵政G | 東日本 | 第35回(2015年)・区間2位 |
3 | 32分36秒 | 和久夢来 | ユニバーサル | 東日本 | 第35回(2015年)・区間3位 |
4 | 32分39秒 | 石井寿美 | ヤマダ電機 | 東日本 | 第35回(2015年)・区間4位 |
4 | 32分39秒 | 鍋島莉奈 | JP日本郵政G | 東日本 | 第36回(2016年)・区間賞 |
6 | 32分40秒 | 木﨑良子 | ダイパツ | 関西 | 第33回(2013年)・区間賞 |
6 | 32分40秒 | 重友梨佐 | 天満屋 | 中国 | 第35回(2015年)・区間5位 |
8 | 32分42秒 | 筒井咲帆 | ヤマダ電機 | 東日本 | 第36回(2016年)・区間2位 |
9 | 32分45秒 | 早川英里 | TOTO | 九州 | 第35回(2015年)・区間6位 |
32分47秒 | 木﨑良子 | ダイパツ | 関西 | 第34回(2014年)・区間賞 | |
10 | 32分47秒 | 田中智美 | 第一生命 | 東日本 | 第36回(2016年)・区間3位 |
6区(6.795km)
「運命の6区」と呼ばれるアンカー区間。定禅寺通りを通り、東二番丁通りの直線を約1.6km南下。新北目町ガード、新寺通り、宮城野通りに入って仙台市陸上競技場を約1周してゴールとなる。
現行区間(第31回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 地区 | 年次・順位 |
1 | 20分48秒 | 石橋麻衣 | デンソー | 中部 | 第32回(2012年)・区間賞 |
2 | 20分51秒 | 中村萌乃 | ユニバーサル | 東日本 | 第33回(2013年)・区間賞 |
3 | 21分06秒 | 田中智美 | 第一生命 | 東日本 | 第31回(2011年)・区間賞 |
4 | 21分08秒 | 筒井咲帆 | ヤマダ電機 | 東日本 | 第34回(2014年)・区間賞 |
5 | 21分14秒 | 垣見優佳 | 第一生命 | 東日本 | 第32回(2012年)・区間2位 |
6 | 21分15秒 | 浅羽加代 | デンソー | 中部 | 第33回(2013年)・区間2位 |
7 | 21分17秒 | 猿見田裕香 | ユニバーサル | 東日本 | 第37回(2017年)・区間賞 |
21分19秒 | 石橋麻衣 | デンソー | 中部 | 第34回(2014年)・区間2位 | |
8 | 21分21秒 | 竹地志帆 | ヤマダ電機 | 東日本 | 第37回(2017年)・区間2位 |
9 | 21分23秒 | 浦田佳小里 | 天満屋 | 中国 | 第33回(2013年)・区間3位 |
10 | 21分25秒 | 井上彩花 | 大塚製薬 | 関西 | 第34回(2014年)・区間3位 |
10 | 21分25秒 | 西原加純 | ヤマダ電機 | 東日本 | 第36回(2016年)・区間賞 |
岐阜コース(1983年〜2010年)
第1回は4区間 (16.3km)。第2回は5区間 (24.5km)。第3回から第11回までは5区間 (30km) であり、第6回までは岐阜県営陸上競技場をスタートし、毎日新聞岐阜支局前をゴールとしていたが、第7回以降は岐阜県庁をスタートおよびゴールとした。第12回から第30回まではフルマラソン距離の6区間 (42.195km) で実施された。このコースは令制国の美濃国にあるため「美濃路を駆け抜ける」などと形容されていた[13]が、本来の美濃路とは東海道・宮宿(現・愛知県名古屋市熱田区)と中山道・垂井宿(現・岐阜県不破郡垂井町)を結ぶ脇往還を指すため、ルートは全く異なる。
スタート、中継所、ゴールは以下の通り。なお、先頭が中継所を通過してから10分経過すると繰り上げスタートした。
- スタート:長良川競技場(岐阜市、地図)
- 第1中継所:加納新本町バス停(岐阜市、地図)
- 第2中継所:岐阜県庁(岐阜市、地図)
- 第3中継所:大垣市林町(大垣市、地図)
- 第4中継所:大垣市総合体育館(大垣市、地図)
- 第5中継所:陽南中学校(岐阜市、地図)
- ゴール:長良川競技場(岐阜市、地図)
1区(6.6km)
長良川陸上競技場 → (金華橋) → (JR岐阜駅) → 加納新本町バス停前
- スタートしてトラックを1周して競技場を離れる。
- 例年、ダンゴ状態から徐々に縦長にバラけていく。
- 金華橋の前後以外は平坦である。
2区(3.3km)
加納新本町バス停 → 岐阜県庁前
- 超ハイスピード区間らしくアップダウンは全く無しの区間。第29回からは外国人選手についてはこの区間のみの登録となっている。
- 岐阜県庁前で折り返す。
3区(10.0km)
岐阜県庁 → (穂積大橋) → (五六川橋) → (新揖斐川橋) → (和合IC) → (東海道本線・樽見鉄道立体交差) → 大垣市林町
- 前半のエース区間である。第28回までは外国人選手が多く走っていた。
- 上記の通りたくさんのアップダウンがあり、脚への負担は大きい。
- 岐阜県庁ではあまり差がついておらず、実力のある選手が多く走るのでごぼう抜きがよく見られる。
4区(4.1km)
大垣市林町 → (東海道本線・樽見鉄道立体交差) → 大垣市総合体育館前
- 二大エース区間の間にあるつなぎの区間である。
- 立体交差以外は平坦である。
- 大垣市総合体育館の敷地内に入り、1回折り返して5区へタスキを渡す。
5区(11.6km)
大垣市総合体育館前 → (和合IC) → (新揖斐川橋) → (五六川橋) → (穂積大橋) → 陽南中学校
- ほとんど3区の裏返し区間である。
- 全区間を通じ最長で後半のエース区間である。3区より選手間の実力差が大きく、ここでの走りが最終成績に大きく影響する。
- 第28回大会以前から日本人長距離ランナー育成の観点から外国人選手の登録は禁止されていた。
6区(6.595km)
陽南中学校 → (JR岐阜駅) → (金華橋) → 長良川陸上競技場
- 1区の裏返し区間である。
- 金華橋前後以外は平坦である。
- 競技場に入るとトラックを1周してゴールとなる。
- たびたびこの区間で順位が変わることがあり、逆転優勝も十分にありうることから準エース級の選手がよく走る。
歴代優勝チーム
回 | 年 | 優勝チーム | 所属地区 |
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男女併催伊勢コース | |||
1 | 1981年(昭和56年) | 東日本実業団 | |
2 | 1982年(昭和57年) | 九州実業団 | |
女子単独岐阜コース | |||
3 | 1983年(昭和58年) | 東日本実業団A | |
4 | 1984年(昭和59年) | 京セラ | 九州[注 2] |
5 | 1985年(昭和60年) | 京セラA | 九州 |
6 | 1986年(昭和61年) | 三田工業 | 関西 |
7 | 1987年(昭和62年) | 京セラ | 九州 |
8 | 1988年(昭和63年) | 京セラ | 九州 |
9 | 1989年(平成元年) | ワコール | 関西 |
10 | 1990年(平成2年) | ワコール | 関西 |
11 | 1991年(平成3年) | ワコール | 関西 |
12 | 1992年(平成4年) | ワコール | 関西 |
13 | 1993年(平成5年) | リクルート | 東日本 |
14 | 1994年(平成6年) | リクルート | 東日本 |
15 | 1995年(平成7年) | ワコール | 関西 |
16 | 1996年(平成8年) | 沖電気宮崎 | 九州 |
17 | 1997年(平成9年) | 沖電気宮崎 | 九州 |
18 | 1998年(平成10年) | 東海銀行 | 中部 |
19 | 1999年(平成11年) | 沖電気宮崎 | 九州 |
20 | 2000年(平成12年) | 三井海上 | 東日本 |
21 | 2001年(平成13年) | 三井住友海上 | 東日本 |
22 | 2002年(平成14年) | 第一生命 | 東日本 |
23 | 2003年(平成15年) | 三井住友海上 | 東日本 |
24 | 2004年(平成16年) | 三井住友海上 | 東日本 |
25 | 2005年(平成17年) | 三井住友海上 | 東日本 |
26 | 2006年(平成18年) | 資生堂 | 東日本 |
27 | 2007年(平成19年) | 三井住友海上 | 東日本 |
28 | 2008年(平成20年) | 豊田自動織機 | 中部 |
29 | 2009年(平成21年) | 三井住友海上 | 東日本 |
30 | 2010年(平成22年) | 天満屋 | 中国 |
女子単独宮城コース | |||
31 | 2011年(平成23年) | 第一生命 | 東日本 |
32 | 2012年(平成24年) | ユニバーサルエンターテインメント | 東日本 |
33 | 2013年(平成25年) | デンソー | 中部 |
34 | 2014年(平成26年) | デンソー | 中部 |
35 | 2015年(平成27年) | デンソー | 中部 |
36 | 2016年(平成28年) | JP日本郵政グループ | 東日本 |
37 | 2017年(平成29年) | パナソニック[注 3] | 東日本 |
優勝回数
企業対抗となった第4回以降に複数回優勝したチームは以下の通り。
- 7回 - 三井住友海上(うち1回は旧三井海上として)
- 5回 - ワコール(うち4回は連続優勝)
- 4回 - 京セラ(うち1回は京セラAチームとして)
- 3回 - OKI(いずれも沖電気宮崎として)、デンソー(連続優勝)
- 2回 - リクルート、第一生命
地区別の優勝回数は以下の通り。北陸からはまだ優勝チームを輩出していない。(年)は所属チームが最後に優勝した年。
- 17回 - 東日本(2017年)
- 8回 - 九州(1999年)
- 6回 - 関西(1995年)
- 5回 - 中部(2015年)
- 1回 - 中国(2010年)
2018年大会参加チーム
2018年大会(第38回)に出場できるのは前回上位に入った8チームとプリンセス駅伝から勝ち上がる14チームとなる。
No. | チーム名 | 所属地区 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | パナソニック | 東日本 | 前回優勝 |
2 | ダイハツ | 関西 | |
3 | JP日本郵政グループ | 東日本 | |
4 | 第一生命グループ | 東日本 | |
5 | 天満屋 | 中国 | |
6 | ヤマダ電機 | 東日本 | |
7 | 資生堂 | 東日本 | |
8 | 豊田自動織機 | 中部 | ここまで前回上位のシード枠 |
以下はプリンセス駅伝から出場権を得たチーム | |||
9 | |||
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テレビ放送
- 製作著作:TBSテレビ
- 制作・技術協力:東北放送(TBC・2011年〜)、CBCテレビ(CBC)、テレビユー福島(TUF)、静岡放送(SBS)、北陸放送(MRO)、中国放送(RCC)、あいテレビ(itv)、RKB毎日放送、大分放送(OBS)
- 過去の技術協力:毎日放送(MBS)、ぎふチャン(GBS・〜2010年)
- 中継特別協賛 かつては西濃運輸、2009年(平成21年)までスズキ、2010年(平成22年)からは東京エレクトロン。番組題名は「(特別協賛社名)スポーツスペシャル・全日本実業団女子駅伝」(西濃運輸の場合は「カンガルー」と表記)である。特別協賛社の1社提供ではなく、他の複数スポンサーも協賛しCMを放送する。
- 開催地が宮城県に変更になったことで、大阪・MBSはアナウンサーの派遣を取りやめ、代わりに宮城・TBCのアナウンサーの松尾武が実況アナウンサー陣に加わった。
放送時間
中継出演者(2017年)
別記が無い場合は、いずれもTBSアナウンサー
- 放送センター
- 解説:増田明美(スポーツジャーナリスト)
- 実況:新タ悦男
- 第1移動車
- 解説:千葉真子(スポーツコメンテーター)
- 実況:伊藤隆佑
- 第2移動車
- 実況:土井敏之
- 第3移動車(バイクリポート)
- 実況:熊崎風斗
- スタート地点(松島町文化観光交流館前)&優勝チームインタビュアー
- 実況:石井大裕
- フィニッシュ地点(仙台市陸上競技場)
- 実況:新タ悦男
- 中継所実況
中継出演者(2016年)
別記が無い場合は、いずれもTBSアナウンサー
- 放送センター
- 第1移動車
- 第2移動車
- 実況:伊藤隆佑
- 第3移動車(バイクリポート)
- 実況:熊崎風斗
- スタート地点(松島町文化観光交流館前)&優勝チームインタビュアー
- 実況:石井大裕
- フィニッシュ地点(仙台市陸上競技場)
- 実況:佐藤文康
- 中継所実況
ラジオ放送
1984年(昭和59年)から2007年(平成19年)までは、当時の開催地の地元であるCBCラジオ中心にラジオ中継も行なわれていた。
ピーク時には全国7局ネット(CBCのほかTBSラジオ・MBSラジオ・RKBラジオ・熊本放送・宮崎放送・南日本放送)で放送されていた。その後ラジオ中継の提供・協賛スポンサーの撤退などの影響で、TBS・MBSとの3局ネットに縮小、そして末期にはCBC単独で放送していた。
ラジオはCBCが制作局となり、岐阜県庁内に放送センターを設置、そこから解説者・ラジオ実況アナウンサーがモニターを見ながらの放送となっていた。発着点の実況・各中継所通過時の音声はテレビと同時音声となっていた。
2008年(平成20年)大会でCBCはラジオ中継は取りやめた。ちなみに2009年(平成21年)大会の開催時、CBCラジオでは創立記念番組「CBCこども未来キャンペーン〜おうちへ帰ろう〜」の長時間特別番組を放送。
2011年(平成23年)大会に、4年ぶりにラジオ放送が実施され、以降東北放送ラジオで宮城県内向け[注 4]中継を行っている。
2017年
※守屋はメインと第2・第4中継所の実況 菅生はスタート・ゴール両地点のリポート 林田は第1・第3・第5各中継所の実況
- 情報:袴田彩会
レースに伴う交通規制情報と各中継所の正式タイムを発表。
エピソード
- かつては西濃運輸が冠スポンサーを務めていたが、近年ではSUZUKIが担当していて、TBS系のテレビ番組名は『SUZUKIスポーツスペシャル・全日本実業団女子駅伝○○○○(年号)』となっていた。なお、スポンサーが地元企業の西濃運輸ではなく、静岡県浜松市に本社のあるSUZUKIになったことから岐阜県での開催が無くなってしまうと言う噂が流れ、関係自治体の各地で署名運動が行われた事例がある(ちなみに開催地の岐阜県は、スズキの会長兼社長鈴木修の出身地である)。結局、2010年の大会を最後に岐阜県での開催が無くなった。
- 2007年(平成19年)の本大会当日に日本実業団陸上競技連合会長の五島哲(東急電鉄取締役)が宿泊先のホテルで急死した。スタートを前に会場入りしていないことを知った大会関係者が部屋を訪れ、倒れているのが発見された。死因は不明[17]。
- 1990年(平成2年)の第10回大会は東京国際女子マラソンが即位の礼の関係で延期となり、本大会と日程が重なったため午前中に開催されていた[7]。
- 襷の受け渡し時のミスにより、失格となったことが2例ある。
脚注
注釈
出典
- ↑ 1.0 1.1 松島 → 仙台5市町疾走 実業団対抗女子駅伝 宮城初開催(河北新報 2011年7月29日)
- ↑ 2.0 2.1 日本実業団陸上競技連合/編集 『日本実業団陸上競技連合50年史 半世紀の足跡』 日本実業団陸上競技連合、2008年、84頁。
- ↑ 3.0 3.1 日本実業団陸上競技連合/編集 『日本実業団陸上競技連合50年史 半世紀の足跡』 日本実業団陸上競技連合、2008年、87頁。
- ↑ 日本陸上競技連盟七十年史編集委員会 編 『日本陸上競技連盟七十年史』 日本陸上競技連盟、1995年、130頁。
- ↑ 5.0 5.1 実業団女子駅伝:11年大会から岐阜から宮城にコース変更(毎日新聞 2010年11月19日)
- ↑ 全日本実業団対抗女子駅伝競走大会の愛称が決定しました (PDF) (日本実業団陸上競技連合 2012年11月5日)
- ↑ 7.0 7.1 日本実業団陸上競技連合/編集 『日本実業団陸上競技連合50年史 半世紀の足跡』 日本実業団陸上競技連合、2008年、110頁。
- ↑ みやぎニュースクリップ/全日本実業団対抗女子駅伝競走大会に関する記者会見(宮城県 2011年7月28日)
- ↑ 12月18日(日)「第31回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」が開催されます(宮城県 2011年11月1日)
- ↑ 「全日本実業団対抗女子駅伝2011」応援ソング 東京エレクトロン CMソング(東京エレクトロン)
- ↑ ハートフルプロジェクト
- ↑ クイーンズ駅伝in宮城 第32回 全日本実業団対抗女子駅伝競走大会要項 (PDF) (日本実業団陸上競技連合)
- ↑ 『全日本実業団対抗女子駅伝競走大会20年史: 美濃路を駆ける-』(全日本実業団対抗女子駅伝競走大会支援推進委員会 2001年)
- ↑ “会長コメント:アンチ・ドーピング規則違反決定について” (日本語) (HTML) (プレスリリース), 日本実業団陸上競技連合, (2018年7月19日) . 2018閲覧.
- ↑ “お知らせ:「第37回全日本実業団女子駅伝競走大会」成績訂正について” (日本語) (HTML) (プレスリリース), 日本実業団陸上競技連合, (2018年7月19日) . 2018閲覧.
- ↑ 日本実業団陸上競技連合/編集 『日本実業団陸上競技連合50年史 半世紀の足跡』 日本実業団陸上競技連合、2008年、98頁。
- ↑ 陸上競技マガジン2008年2月号192P、及び月刊陸上競技2008年2月号236P
- ↑ “豊田自動織機が失格…たすき中継地点50センチ越え”. 日刊スポーツ (2016年11月27日). . 2017閲覧.
関連項目
- 東日本実業団対抗女子駅伝 - 東日本地区の予選会を兼ねていた。
- 実業団女子駅伝中日本大会 - 中部・北陸地区の予選会を兼ねていた。
- 実業団女子駅伝西日本大会 - 関西・中国・九州地区の予選会を兼ねていた。2015年以降の予選会についても記載。
- 仙台国際ハーフマラソン(仙台市で開催されている男女ロードレース)
- 全日本実業団ハーフマラソン
- 日本の陸上競技の実業団の一覧
- 全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
外部リンク
- 日本実業団陸上競技連合
- 全日本実業団女子駅伝(TBSテレビ)
- ハートフルプロジェクト