大阪大学
大阪大学 | |
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大学設置 | 1931年 |
創立 | 1838年 |
学校種別 | 国立 |
設置者 | 国立大学法人大阪大学 |
本部所在地 |
大阪府吹田市山田丘1番1号 東経135度31分26秒北緯34.81861度 東経135.52389度 |
キャンパス |
吹田(大阪府吹田市) 豊中(大阪府豊中市) 箕面(大阪府箕面市) |
学部 |
人間科学部 文学部 外国語学部 法学部 経済学部 理学部 医学部 歯学部 薬学部 工学部 基礎工学部 |
研究科 |
人間科学研究科 文学研究科 法学研究科 国際公共政策研究科 経済学研究科 理学研究科 医学系研究科 歯学研究科 薬学研究科 工学研究科 基礎工学研究科 言語文化研究科 情報科学研究科 生命機能研究科 高等司法研究科 連合小児発達学研究科 |
ウェブサイト | 大阪大学公式サイト |
大阪大学(おおさかだいがく、英語: Osaka University)
文部科学省が実施しているスーパーグローバル大学事業のトップ型指定校である。
Contents
概観
大学全体
大阪大学は、帝国大学の流れを汲む国立大学である。関西では大阪大学と京都大学が旧帝国大学であり、ともに入学試験において日本トップクラスの難関大学である。関西圏の高等学校では、阪大と京大の入試合格者数の多寡が、学校進学実績のレベルを評価する大きな目安となっている。
阪大は特に理系学部のレベル・実績が抜きん出ている。
阪大の発祥は1838年(天保9年)に緒方洪庵により設立された適塾を直接の源流としている[1]。適塾は1868年(明治元年)に閉鎖されるが、翌1869年(明治2年)設立の浪華仮病院および仮医学校に教師・塾生が移籍し、これが改組・改称を経て現在の大阪大学医学部となっている。当時、長崎へ遊学した慶應義塾創立者である福澤諭吉が、蘭学では適塾が最先端を行っているということを教えられて適塾へ入門し、1857年(安政4年)には第10代塾頭となっている。なお、大阪大学は、懐徳堂(1724年 享保9年 設立)とも関係がある。懐徳堂は1869年に閉鎖されるが、1910年(明治43年)に懐徳堂記念会の設立(後に財団法人化)、最後の預人中井桐園の嫡子中井天生(中井木菟麻呂)らの尽力で、1916年(大正5年)の重建懐徳堂の設立により再興を果たした。太平洋戦争後の1949年(昭和24年)になり、懐徳堂記念会が懐徳堂蔵書を大阪大学に寄贈したことで両者の繋がりができた。現在、財団法人懐徳堂記念会事務局は大阪大学文学部内にあり、大阪大学が初期の懐徳堂に関するものも含めて管理している。しかし、懐徳堂と重建懐徳堂との間には半世紀近い空白があり、教育機関としての歴史的連続性がないため、大阪大学は懐徳堂を同大の学問的系譜[2]とは言うものの、同大の前身とは言及していない。大阪医学校を母体に1915年(大正4年)に大阪府立大阪医科大学へ改称、1931年(昭和6年)に国へ移管されると同時に、台北帝国大学に続く第8番目の帝国大学として大阪帝国大学となる。
1933年(昭和8年)には旧制大阪工業大学を合併。戦後の新制大学への改組を経て、2004年に国立大学法人化した。2007年(平成19年)10月には大阪外国語大学と統合した。旧国立大で14組目の統合で、旧帝大では2003年の九州大学と九州芸術工科大学に次ぐ2組目。なお、国立大学法人として外国語学部を設置しているのは、大阪大学と東京外国語大学の2大学しかない[3]。また統合後の1学年あたりの学生定員は、国立大学で最多の3245人となった(2位は東京大学で3053人)[3]。
モットー
「地域に生き世界に伸びる」(英語:Live Locally, Grow Globally)
教育および研究
英『タイムズ』紙系の教育専門誌『タイムズ・ハイアー・エデュケーション』による世界大学ランキングに毎年ランクインしている。2016-2017 では、第251-300位、アジア第19位、国内第3位である[4]。
中国・上海で発行されている『世界大学学術ランキング』(ARWU) では、2016年は第96位、国内第4位である[5]。
クアクアレリ・シモンズ社『QS世界大学ランキング』では、第55位(2014年)[6]、「2015年アジア大学ランキング」では、アジア全体で第13位、国内第2位である[7]。
世界大学ランキングセンター (CWUR) による『CWUR世界大学ランキング』2015年では、第45位、国内6位である[8]。
取り組み
男女共同参画社会基本法に基づくポジティブ・アクションに取り組んでおり、「理工系部局における常勤女性研究者の人数を3年以内に現在より3割増加させる」との数値目標を掲げて、達成した[9]。
沿革
年表
- 1838年(天保9年) 緒方洪庵によって蘭学塾「適塾」が設立される。
- 1869年(明治2年) 大阪府が上本町の大福寺に仮病院と仮医学校を設立、緒方洪庵の子である緒方惟準ら適塾の関係者が設立に参加。
- 1880年 仮病院と仮医学校を大阪府立大阪病院と大阪府立大阪医学校として正式に発足。
- 1896年 大阪工業学校設立、その後、大阪工業大学となる。
- 1915年(大正4年) 大阪府立大阪医学校を大阪府立大阪医科大学へ改組(学長佐多愛彦。専門学校令準拠のまま改称、大学令による旧制大学では無い)。
- 1916年 塩見理化学研究所の設立[10]。
- 1919年 大阪医科大学に改称(大阪府立のまま改称、大学令に準拠の旧制大学となる)。
- 1921年 林蝶子の寄付を基に官立の大阪外国語学校設立(旧・大阪外国語大学、現・大阪大学外国語学部の前身)。
- 1931年(昭和6年) 大阪医科大学と民間の一研究所であった塩見理化学研究所とを母体に、医学部と理学部とからなる大阪帝国大学が大阪市北区に設立される(官立移管されると同時に、帝国大学令に準拠の帝国大学となる)、初代総長長岡半太郎就任。
- 1933年 大阪工業大学を工学部として吸収。
- 1947年(昭和22年) 大阪大学と改称。
- 1949年 旧制大阪高等学校・旧制浪速高等学校・大阪薬学専門学校などを統合し、文学部・法経学部・理学部・医学部・工学部の5学部と一般教養部からなる新制大阪大学が発足。
- 1953年 法経学部を法学部と経済学部に分離。
- 1955年 薬学部を設置。
- 1960年 歯学部を設置。
- 1961年 基礎工学部を新設。
- 1967年 医療技術短期大学部を設置。
- 1972年 文学部から人間科学部を分離設置。
- 1989年(平成元年) 言語文化研究科を設置。
- 1991年 現学章とスクールカラーを制定。
- 1993年 医学部保健学科設置、医学部附属病院が移転、吹田・豊中両キャンパスへの統合完了。
- 1994年 教養部を廃止。国際公共政策研究科を設置。
- 1997年 大学院重点化完了。
- 2002年(平成14年) 情報科学研究科、生命機能研究科を設置。
- 2004年 国立大学法人法の規定により国立大学法人大阪大学となる。高等司法研究科を設置。
- 2007年 国立大学法人大阪外国語大学と統合、外国語学部を設置。
- 2009年 連合小児発達学研究科を設置。
- 2015年 匿名Aによる論文大量不正疑義事件[11][12]。
- 2021年 大阪大学90周年(大阪外国語大学100周年)。箕面キャンパスが北大阪急行電鉄の延伸部に新設の箕面船場阪大前駅東側に移転(予定)[13]。
基礎データ
所在地
全て大阪府内に所在。
象徴
学章
大阪大学の学章(校章)は、大阪の象徴である銀杏の葉を題材にしたもので、制作は田中一光(グラフィックデザイナー)。1991年に創立60周年を記念して制定された。大学関係者からは、しばしば「銀杏マーク」と称される。
なお、現学章の制定以前には、交差した二枚の銀杏の葉の意匠に「大学」の文字が重ねられた紋章(以下「旧学章」という)が存在した。これは、旧制大阪医科大学で用いられていた銀杏マークを基にして、大阪帝国大学時代に制作されたもので、正式の学章として定められたものではなかったが、体育会系クラブの部旗や学生証の刻印等、随所に多く用いられ、正式なものに準じた扱いであった。この旧学章は、現在でも人間科学部正面玄関の屋根部レリーフに見ることができる他、歯学部附属病院のエレベータ扉にも類似の意匠が施されている。
スクールカラー
スクールカラーは、スカイブルー。現学章の銀杏マークの色もこのスカイブルーを採用している。Munsell Book of Color(マンセル色体系)の色番7.5PB3/12が標準とされる(この色番は、現行の大阪府旗の地色と同じであり、実際には群青色に近い)。学章と同じく、平成3年に制定。
学歌
大阪大学には、正式に定められた学歌(校歌)は存在しない。入学式等では、代わりに『大阪大学学生歌』が歌われる。その他、主に体育会関係者に愛唱される幾つかの応援歌がある。
マスコットキャラクター
大阪大学のマスコットキャラクターは「ワニ博士」である。豊中キャンパス内の待兼山で出土した化石「マチカネワニ」を題材としている[14]。
教育および研究
組織
学部
- 文学部
- 人間科学部
- 人間科学科
- 学科目[16]
- 行動学科目
- 研究分野:基礎心理学、応用認知心理学、社会心理学、臨床死生学・老年行動学、認知脳心理学・環境心理学、安全行動学、ボランティア行動学、比較発達心理学、行動生理学、行動統計学、生物人類学、比較行動学
- 社会学科目
- 研究分野:文化グループ、理論グループ、調査グループ、福祉社会グループ、人類学グループ、現代人間学グループ
- 教育学科目
- 研究分野:臨床心理学、教育心理学、教育コミュニケーション学、教育工学、教育人間学、教育文化学、教育制度学、生涯教育学、教育社会学
- 共生学科目
- 研究分野:未来共生学講座(共生の人間学、共生行動論、共生社会論、共生教育論),グローバル共生学講座(国際協力学、多文化共生学、地域創生論、コンフリクトと共生)
- 行動学科目
- 学科目[16]
- 人間科学科
- 外国語学部[17]
- 外国語学科
- 日本語専攻
- 中国語専攻
- 朝鮮語専攻
- モンゴル語専攻
- インドネシア語専攻
- フィリピン語専攻
- タイ語専攻
- ベトナム語専攻
- ビルマ語専攻
- ヒンディー語専攻
- ウルドゥー語専攻
- アラビア語専攻
- ペルシア語専攻
- トルコ語専攻
- スワヒリ語専攻
- ロシア語専攻
- ハンガリー語専攻
- デンマーク語専攻
- スウェーデン語専攻
- ドイツ語専攻
- 英語専攻
- フランス語専攻
- イタリア語専攻
- スペイン語専攻
- ポルトガル語専攻
- 学科目:中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語、ロシア語、ハンガリー語、デンマーク語、スウェーデン語、ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、日本語
- 外国語学科
- 法学部[17]
- 経済学部[17]
- 経済・経営学科
- 学科目:理論経済、経済政策、経済史・経営史、日本経済、企業経済・会計、マネジメント・サイエンス、経営情報
- 経済・経営学科
- 理学部[17]
- 医学部[17]
- 歯学部[17]
- 歯学科(6年制)
- 学科目:口腔形態情報学、口腔機能生理学、口腔分子生化学、口腔分子薬理学、口腔病理病態学、口腔微生物学、口腔医用工学、口腔予防保健学、口腔感染免疫治療学、口腔機能再建補綴学、口腔病態外科学、顎顔面発育制御学、小児歯科保健学、顎口腔麻酔学、顎口腔放射線学
- 歯学科(6年制)
- 薬学部[17]
- 工学部[18]
- 応用自然科学科
- 学科目
- 応用化学
- 履修コース:応用化学、化学・生物学複合メジャーコース
- 応用生物工学
- 履修コース:応用生物工学、化学・生物学複合メジャーコース
- 精密科学
- 履修コース:精密科学
- 応用物理学
- 履修コース:応用物理学
- 応用化学
- 学科目
- 応用理工学科
- 学科目
- 機械工学
- 履修コース:機械工学
- マテリアル生産科学
- 履修コース:マテリアル科学、生産科学
- 機械工学
- 学科目
- 電子情報工学科
- 学科目
- 電気電子工学
- 履修コース:システム・制御・電力、先進電磁エネルギー、量子電子デバイス
- 情報通信工学
- 履修コース:情報通信工学
- 電気電子工学
- 学科目
- 環境・エネルギー工学科
- 学科目
- 環境・エネルギー工学
- 履修コース:環境・エネルギー工学
- 環境・エネルギー工学
- 学科目
- 地球総合工学科
- 学科目
- 船舶海洋工学
- 履修コース:船舶海洋工学
- 社会基盤工学
- 履修コース:社会基盤工学
- 建築工学
- 履修コース:建築工学
- 船舶海洋工学
- 学科目
- 注:2年もしくは3年進級時に各履修コースに分かれる。
- 応用自然科学科
- 基礎工学部[17]
- 学部英語コース(英語のみで受講、卒業できるコース)
- 化学・生物学複合メジャーコース(実施学部:理学部、工学部、基礎工学部)
- 人間科学コース(実施学部:人間科学部)
大学院
以下、特記していない専攻は博士前期課程・博士後期課程である。講座[19]は、『大阪大学プロフィール 2015』[20]による。
- 文学研究科
- 文化形態論専攻
- 専門分野[21]:文化基礎学専門分野、地域社会論専門分野、哲学哲学史専門分野、現代思想文化学専門分野、臨床哲学専門分野、中国哲学専門分野、インド学・仏教学専門分野、日本学専門分野、日本史学専門分野、東洋史学専門分野、西洋史学専門分野、考古学専門分野、人文地理学専門分野
- 講座:広域文化形態論、哲学、日本学、日本史、世界史、考古学、人文地理学
- 文化表現論専攻
- 専門分野[22]:言語文芸学専門分野、文献情報学専門分野、異文化交流論専門分野、日本文学専門分野、比較文学専門分野、中国文学専門分野、英米文学専門分野、ドイツ文学専門分野、フランス文学専門分野、国語学専門分野、日本語学専門分野、英語学専門分野、美学・文芸学専門分野、音楽学・演劇学専門分野、美術史学専門分野
- 講座:広域文化表現論、国文学・東洋文学、西洋文学・語学、日本語学、芸術学、芸術史
- 文化動態論専攻(修士課程)
- コース[23]:共生文明論コース、アート・メディア論コース、文学環境論コース、言語生態論コース
- 講座:共生文明論、アート・メディア論、文学環境論、言語生態論
- 文化形態論専攻
- 人間科学研究科
- 人間科学専攻
- 講座:先端人間科学、人間行動学、行動生態学、社会環境学、基礎人間科学、臨床教育学、教育環境学
- グローバル人間学専攻
- 講座:人間開発学、地域研究
- 人間科学専攻
- 法学研究科
- 法学・政治学専攻
- 講座:総合企画法政、比較法政、公共法政、地域開発(連携講座)、政策研究(連携講座)
- 法学・政治学専攻
- 経済学研究科
- 経済学専攻
- 博士前期課程のコース:経済学コース、歴史コース、応用経済コース
- 講座:理論分析、政策分析、歴史分析、応用経済、数理経済学(協力講座)、計量経済学(協力講座)、市場システム(協力講座)、産官学プロジェクト(連携講座)
- 経営学系専攻
- 博士前期課程のコース:経営研究コース、ビジネス・コース、MOTコース、グローバル・マネジメントコース
- 講座:モデル解析、経営情報、技術経営、ビジネス
- 経済学専攻
- 理学研究科
- 数学専攻
- 講座:代数学、幾何学、解析学、大域数理学、実験数学、応用数理学、統合数理科学(連携講座)
- 物理学専攻
- カリキュラムは、Aコース(理論系:基礎物理学・量子物理学コース)、 Bコース(実験系:素粒子・核物理学コース)、Cコース(実験系:物性物理学コース)の各コースの授業科目に加え、各専攻共通の授業科目、A・B・Cコース共通の講義から構成[24]。
- 講座:物性物理学、素粒子・核物理学、基礎物理学、量子物理学、学際物理学、素粒子・核反応学(協力講座)、クォーク核物理学(協力講座)、加速計測学(協力講座)、極限科学(協力講座)、先端光科学(協力講座)、先端物理学(連携講座)
- 化学専攻
- 生物科学専攻
- 前期課程の新入生は入学後、Aコース(生命理学)、Bコース(生物化学)に分かれる。各コースの入学定員は特に決められていない。両コースは授業選択の仕方で違いがあるが、研究室は4つのAコース専任研究室を除き、両コースを担当する[28]。
- 講座:分子細胞生物学、細胞生物学、適応生物学、相関生物学、生物物質学、蛋白質機能学(協力講座)、細胞情報制御学(協力講座)、細胞機能構造学(連携講座)、生命誌学(連携講座)、生物分子情報学(連携講座)
- 高分子科学専攻
- 講座:高分子合成・反応化学、高分子構造・物性・機能論、高分子凝集系科学、情報高分子科学(協力講座)
- 宇宙地球科学専攻
- 講座:宇宙惑星進化学、自然物質学、極限物質学
- 国際化拠点整備事業(グローバル30)のコース[29]
- 数学専攻
- 医学系研究科
- 医科学専攻(修士課程)
- コース[32]:医科学コース、公衆衛生学コース
- 医学専攻(4年制博士課程)
- がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン教育コース[33]
- 先端的がん薬物治療専門医・研究者養成コース、集学的放射線治療専門医・研究者養成コース、高度臨床医学物理士養成コース、全人的緩和医療専門医・研究者養成コース、がん治療先端外科コース、がん病理診断医・研究者養成コース、がん予防・疫学研究者養成コース
- 講座:解剖学、生理学、神経科学、生化学・分子生物学、病理学、薬理学、医用工学、社会医学、感染症・免疫学、ゲノム生物学、健康スポーツ科学、内科学、情報統合医学、放射線統合医学、外科学、生体統御医学、器官制御外科学、脳神経感覚器外科学、情報機能医学(協力講座)、治療情報学(協力講座)、生体防御医学(協力講座)、健康増進医学(協力講座)、感染制御医学(協力講座)、発生・再生医学(連携講座)、病態制御基礎医学(連携講座)、免疫アレルギー医学(連携講座)、免疫・感染制御学(連携講座)、循環微小画像医学(連携講座)、細胞認識機構学(連携講座)、腫瘍感染免疫学(連携講座)、分子イメージング解析学(連携講座)、循環制御医学(連携講座)、腫瘍医学(連携講座)、医薬品医療機器評価学(連携講座)、エイズ先端医療学(連携講座)、感染症疫学(連携講座)、がん診療開発学(連携講座)
- がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン教育コース[33]
- 保健学専攻
- がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン教育コース
- 前期課程のコース:がん看護高度実践看護師コース、先端医学物理コースI、先端医学物理コースII、細胞検査高度診断コース
- 後期課程のコース:先駆的がん看護開発研究者養成コース、先駆的医学物理研究コース、先駆的病理細胞診研究者養成コース
- 講座:看護実践開発科学、生命育成看護科学、総合ヘルスプロモーション科学、機能診断科学、医用物理工学、生体情報科学、分子イメージング学(連携講座)、血栓症診断学(連携講座)、先進医療・臨床試験科学(連携講座)、粒子線治療学(連携講座)、画像誘導放射線治療学(連携講座)、多職種チーム医療に基づくがん看護学(連携講座)
- がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン教育コース
- 医科学専攻(修士課程)
- 歯学研究科
- 口腔科学専攻(4年制博士課程)
- 専攻分野[34]:顎口腔病理病態学、薬物療法学、顎口腔腫瘍学、顎顔面口腔外科学、生体材料学、クラウンブリッジ補綴学、有床義歯補綴学・高齢者歯科学、高次脳口腔形態統合学、高次脳口腔機能統合学、歯科麻酔学、顎口腔機能治療学、分子病原口腔微生物学、歯科保存学、小児歯科学、分子細胞生化学、予防歯科学、歯周病分子病態学、顎顔面口腔発生生物学、顎顔面口腔矯正学、口腔顎顔面放射線学、先端生物学、顎口腔総合医療学、障害者歯科学、頭蓋発生遺伝学
- 講座:顎口腔病因病態制御学、顎口腔機能再建学、高次脳口腔機能学、口腔分子感染制御学、口腔分子免疫制御学、口腔分化発育情報学、顎口腔病態検査治療学(協力講座)、療護歯科保健学(協力講座)、頭蓋顎顔面発生発育機構学(連携講座)、次世代口腔医療創薬開発科学(連携講座)
- 口腔科学専攻(4年制博士課程)
- 薬学研究科
- 創成薬学専攻
- 前期課程のコース:化学系コース、生物系コース、環境系コース
- 講座:医薬品創製化学、生命分子薬科学、環境衛生薬学、薬用資源学(協力講座)、細胞生物学(協力講座)、創薬科学(協力講座)、医薬基盤科学(連携講座)
- 医療薬学専攻(4年制博士課程)
- 講座:臨床薬物治療科学、生命医療薬物科学、医薬品情報科学、実践薬学(協力講座)、伝統医薬解析学(協力講座)、循環器病態学(連携講座)、環境病因病態学(連携講座)、薬事戦略講座(連携講座)、レギュラトリーサイエンス講座(連携講座)
- 主な研究領域[35]
- 基幹分野:高分子化学、薬品製造化学、分子合成化学、分子反応解析学、生物有機化学、天然物化学、生体機能分子化学、分子生物学、細胞生理学、神経薬理学、薬剤学、臨床薬効解析学、生命情報解析学、医療薬学、毒性学、衛生・微生物学、情報・計量薬学、応用環境生物学、先進医薬学
- 協力・連携分野:細胞生物学[36]、生体分子科学分野[37]、遺伝子機能解析学[38]、創薬ナノデザイン学[39]、伝統医薬解析学[40]、環境病因病態学[41]、遺伝子細胞医薬学[42]、核酸医薬学[42]、バイオ医薬学[42]、機能性製薬学[42]、化学物質等安全性評価学[42]、食品安全学[42]、薬食衛生微生物学[42]、医療機器安全学[42]、医薬品医療機器評価学[43]、バイオ創薬学[44]、幹細胞制御学[44]、臨床免疫学[44]、ワクチン材料学[44]、アジュバンド学[44]、霊長類医科学[44]、薬用植物資源学[44]、創薬標的探索学[44]、抗体医薬設計学[44]、核酸医薬設計学[44]、核輸送動力学[44]、創薬情報科学[44]、分子生理病態学[45]、先進医療技術開発推進学[45]、病態代謝学[45]、生体医工学[45]
- 創成薬学専攻
- 工学研究科[46]
- 生命先端工学専攻
- コース:物質生命工学コース、生物工学コース
- 講座:物質生命工学、生物工学、生体分子機能科学(協力講座)、応用微生物学(協力講座)、分子微生物学(協力講座)
- 応用化学専攻
- コース:分子創成化学コース、物質機能化学コース
- 講座:分子創成化学、物質機能化学、分子素子化学(協力講座)、励起反応化学(協力講座)、環境化学(協力講座)、量子分子工学(協力講座)、複合材料工学(協力講座)
- 精密科学・応用物理学専攻
- コース:精密科学コース、応用物理学コース
- 講座:精密科学、応用物理学、量子デバイス工学(協力講座)、レーザーテラヘルツ(協力講座)
- 知能・機能創成工学専攻
- 講座:先導的融合工学
- 機械工学専攻
- 講座:複合メカニクス、マイクロ機械科学、知能機械学、統合デザイン工学、熱・量子加工プロセス学(協力講座)、複合化機構学(協力講座)
- マテリアル生産科学専攻
- コース:マテリアル科学コース、生産科学コース
- 講座:材料物性学、材料エネルギー理工学、構造機能制御学、材料機能化プロセス工学、生産プロセス、構造化デザイン、システムインテグレーション、材料機能物性研究(協力講座)、金属材料プロセス研究(協力講座)、物質極微プロセス研究(協力講座)、機能性診断学(協力講座)、エネルギー変換機構学(協力講座)、溶接・接合機能設計(協力講座)、プラズマ工学(協力講座)、接合デザイン(協力講座)、生産・加工プロセス解析(協力講座)、プラズマ物性(協力講座)、エネルギー形態制御(協力講座)
- 電気電子情報工学専攻
- コース:システム・制御・電力工学コース、先進電磁エネルギー工学コース、情報通信工学コース、量子電子デバイス工学コース、総合コース[47]
- 講座:システム・制御工学、先進電磁エネルギー工学、通信ネットワーク工学、通信システム工学、光電波工学、創製エレクトロニクス材料、エレクトロニクスデバイス、集積エレクトロニクス、レーザーエネルギー学(協力講座)、知能システム工学(協力講座)、光・電子材料科学(協力講座)、極限科学・量子科学(協力講座)
- 環境・エネルギー工学専攻
- 講座:量子エネルギー工学、共生エネルギーシステム学、環境資源・材料学、環境システム学、共生環境デザイン学、放射線物性工学(協力講座)、量子ビーム材料プロセス(協力講座)、レーザー応用工学(協力講座)
- 地球総合工学専攻
- コース:船舶海洋工学コース、社会基盤工学コース、建築工学コース
- 講座:船舶工学、海洋システム工学、社会基盤工学、社会システム学、建築構造学、建築・都市デザイン学、数理解析学(協力講座)、信頼性設計学(協力講座)
- ビジネスエンジニアリング専攻
- 講座:テクノロジーデザイン、技術知マネジメント
- 生命先端工学専攻
- 基礎工学研究科
- 物質創成専攻
- 機能創成専攻
- システム創成専攻
- 言語文化研究科
- 言語文化専攻
- 言語社会専攻
- 日本語・日本文化専攻
- 前期課程のコース:日本語・日本文化実践コース、日本語・日本文化専修コース
- 講座:日本語・日本文化
- 国際公共政策研究科
- 国際公共政策専攻
- 講座:国際公益システム、システム統合、国際通商関係(協力講座)、国際システム形成(協力講座)、グローバルリーダーシップ(連携講座)
- 比較公共政策専攻
- 講座:現代日本法経システム、比較公共政策、比較企業行動(協力講座)、比較経済発展(協力講座)
- 国際公共政策専攻
- 情報科学研究科
- 情報基礎数学専攻
- 講座:組合せ数学、離散幾何学、離散構造学、応用解析学、大規模数理学、コンピュータ実験数学(協力講座)
- 情報数理学専攻
- 講座:計画数理学、非線形数理、情報フォトニクス、システム数理学、知能アーキテクチャ(協力講座)
- コンピュータサイエンス専攻
- 講座:アルゴリズム設計論、ソフトウェア設計学、ソフトウェア工学、並列処理工学、知能メディアシステム(協力講座)
- 情報システム工学専攻
- 講座:集積システム設計学、情報システム構成学、集積システム診断学、ディペンダビリティ工学、メディア統合環境(協力講座)、高機能システムアーキテクチャ(連携講座)
- 情報ネットワーク学専攻
- 講座:先進ネットワークアーキテクチャ、インテリジェントネットワーキング、情報流通プラットフォーム、モバイルコンピューティング、ユビキタスネットワーク(協力講座)、サイバーコミュニケーション(連携講座)
- マルチメディア工学専攻
- 講座:マルチメディアデータ工学、セキュリティ工学、ビッグデータ工学、ビジネス情報システム、応用メディア工学(協力講座)、マルチメディアエージェント(連携講座)
- バイオ情報工学専攻
- 講座:ゲノム情報工学、代謝情報工学、バイオシステム解析学、共生ネットワークデザイン学、人間情報工学
- 情報基礎数学専攻
- 生命機能研究科(5年一貫制博士課程)
- 高等司法研究科(専門職学位課程、法科大学院)
- 法務専攻
- 連合小児発達学研究科
- 小児発達学専攻
- 講座:こころの発達神経科学、こころの相互認知科学、こころの発達健康科学、こころの認知行動科学、こころの形成発達科学
- 小児発達学専攻
- 博士課程リーディングプログラム[94]
附属機関
附属図書館
附属図書館は、総合図書館(旧称・豊中本館)、生命科学図書館(旧称・生命科学分館)、理工学図書館(旧称・吹田分館)、外国学図書館(旧称・箕面分館、旧・大阪外国語大学付属図書館)の4つがあり、全体で約390万冊の蔵書、7万種類の雑誌を擁している[100]。
図書の返却は借りた館以外でも可能で、上記4館に加え、人間科学研究科図書室、薬学研究科図書室、微生物病研究所図書室、蛋白質研究所図書室、産業科学研究所図書室が「どこでも返却サービス参加館」である。
附置研究所
学内共同教育研究施設
- 低温センター
- 超高圧電子顕微鏡センター
- ラジオアイソトープ総合センター
- 環境安全研究管理センター
- 国際教育交流センター
- 生物工学国際交流センター
- 太陽エネルギー化学研究センター
- 総合学術博物館
- 保健センター
- 国際医工情報センター
- COデザイン・センター
- 数理・データ科学教育研究センター
- 科学教育機器リノベーション・工作支援センター
- グローバルコラボレーションセンター
- 日本語日本文化教育センター
- 環境イノベーションデザインセンター
- ナノサイエンスデザイン教育研究センター
- 知的財産センター
全国共同利用施設
- 核物理研究センター
- 研究部門
- 核物理実験研究部門
- 核物理理論研究部門
- 加速器研究部門
- 安全衛生管理室
- 放射線管理室
- 研究企画室
- 計算機室
- 研究部門
- サイバーメディアセンター
- 研究部門
- 情報メディア教育研究部門
- マルチメディア言語教育研究部門
- 大規模計算科学研究部門
- コンピュータ実験科学研究部門
- サイバーコミュニティ研究部門
- 先端ネットワーク環境研究部門
- 応用情報システム研究部門
- 全学支援企画部門
- 研究部門
学部附属施設
- 医学部附属病院
- 医学部附属動物実験施設
大学院研究科附属施設
- 人間科学研究科附属
- 比較行動実験施設
- 法学研究科附属
- 法政実務連携センター
- 理学研究科附属
- 構造熱科学研究センター
- 基礎理学プロジェクト研究センター
- 先端強磁場科学研究センター
- 医学系研究科附属
- 共同研究実習センター
- ツインリサーチセンター
- PET分子イメージングセンター
- 最先端医療イノベーションセンター
- 歯学研究科
- 口腔科学フロンティアセンター
- 薬学研究科附属
- 薬用植物園
- 実践薬学教育研究センター
- 創薬センター
- 薬学地域医療教育研究センター
- 工学研究科附属
- 超精密科学研究センター
- アトミックデザイン研究センター
- フロンティア研究センター
- サステイナビリティ・デザイン・オンサイト研究センター
- 高度人材育成センター
- 構造・機能先進材料デザイン教育研究センター
- 基礎工学研究科附属
- 極限科学センター
- 未来研究推進センター
- 連合小児発達学研究科
- 子どものこころの分子統御機構研究センター
その他
- 世界トップレベル研究拠点
- 免疫学フロンティア研究センター
- 融合研究拠点
- 大阪大学・情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター
- 学内組織
- 未来戦略機構
- 全学教育推進機構
- マルチリンガル教育センター
- 産学連携本部
- 教育学習支援センター
- 21世紀懐徳堂
- 適塾記念センター
- 安全衛生管理部
- 環境 ・エネルギー管理部
- キャンパスライフ支援センター
- 海外拠点本部
- 北米センター
- 欧州センター
- ASEANセンター
- 東アジアセンター
研究
21世紀COEプログラム
21世紀COEプログラムとして、15件のプロジェクトが採択された。
- 2002年度
- 生命科学
- 生体システムのダイナミクス
- 細胞超分子装置の作動原理の解明と再構成
- 化学、材料科学
- 自然共生化学の創成
- 構造・機能先進材料デザイン研究拠点の形
- 情報・電気・電子
- ネットワーク共生環境を築く情報技術の創出
- 人文科学
- インターフェイスの人文学
- 学際、複合、新領域
- 新産業創造指向インターナノサイエンス
- 2003年度
- 医学系
- 感染症学・免疫学融合プログラム
- 疾患関連糖鎖・タンパク質の統合的機能解析
- フロンティア・バイオデンティストリーの創生
- 数学、物理学、地球科学
- 究極と統合の新しい基礎科学
- 物質機能の科学的解明とナノエ学の創出
- 機械、土木、建築、その他工学
- 原子論的生産技術の創出拠点
- 社会科学
- アンケート調査と実験による行動マクロ動学
- 2004年度
- 革新的な学術分野
- 細胞・組織の統合制御にむけた総合拠点形成
グローバルCOEプログラム
グローバルCOEプログラムとして、12件のプロジェクトが採択されている。初年度である2007年度当時、採択件数が7件と全国の大学で最も多かった[112]。
- 2007年度
- 生命科学
- 高次生命機能システムのダイナミクス
- 化学、材料科学
- 生命環境化学グローバル教育研究拠点
- 構造・機能先進材料デザイン教育研究拠点
- 情報、電気、電子
- アンビエント情報社会基盤創成拠点
- 次世代電子デバイス教育研究開発拠点
- 人文科学
- コンフリクトの人文学国際研究教育拠点
- 学際、複合、新領域
- 医・工・情報学融合による予測医学基盤創成
- 2008年度
- 医学系
- オルガネラネットワーク医学創成プログラム
- 数学、物理学、地球科学
- 物質の量子機能解明と未来型機能材料創出
- 機械、土木、建築、その他工学
- 高機能化原子制御製造プロセス教育研究拠点
- 社会科学
- 人間行動と社会経済のダイナミクス
- 2009年度
- 学際、複合、新領域
- 認知脳理解に基づく未来工学創成
免疫学の世界的拠点
在籍経験研究者
- 山村雄一:(元学長)文化功労者、学士院賞
- 岸本忠三:(元学長)文化勲章、恩賜賞・日本学士院賞、日本国際賞
- 平野俊夫:(前学長)日本国際賞
- 本庶佑:恩賜賞・日本学士院賞
- 谷口維紹:文化功労者、日本学士院賞
- 審良静男:恩賜賞・日本学士院賞、ガードナー国際賞
- 坂口志文:学士院賞、ガードナー国際賞
教育
大阪大学の授業科目は「共通教育系科目」「専門教育系科目」「教職教育科目」「国際交流科目」「コミュニケーションデザイン科目」で構成されている。そのうち、「共通教育系科目」と「専門教育系科目」のうちの「専門基礎教育科目」は、「全学共通教育科目」と呼ばれ、全学教育推進機構によって実施される。なお、平成19年度入学生から、科目と区分が再編された。
- 全学共通教育科目
- 共通教育系科目
- 教養教育科目
- 言語・情報教育科目
- 基礎セミナー
- 健康・スポーツ教育科目
- 専門教育系科目
- 専門基礎教育科目
- 共通教育系科目
なお、学部学生、院生、教職員にIDとパスワードが付与されていて、IT化が進められている。
- KOAN (Knowledge of Osaka University Academic Nucleus)
- 履修登録などをWEB上で行うための学務情報システム。
- WebCT
- 授業をIT面からサポートするためのシステム。講義資料などをWEB上に掲載する。
採択されているプログラム
- 現代的教育ニーズ取組支援プログラム
- リノベーションまちづくりデザイナーの養成
- 国際的な人材養成に資するコンテンツ開発
- 特色ある大学教育支援プログラム
- コアリッションによる工学教育の相乗的改革(共同)
- 大学対抗交渉コンペティション(共同)
- 進化する理学教育プログラム
- 大学教育の国際化推進プログラム
- 融合科学を国際的視野で先導する人材の育成
- 法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム
- 実務技能教育教材共同開発共有プロジェクト(共同)
- 科学技術リテラシーを備えた先端的法曹養成
- 魅力ある大学院教育イニシアティブ
- ソーシャルネットワーク型人文学教育の構築
- 「実践的研究者」養成をめざす人間科学教育
- 存在感ある若手研究者養成のための教育改革
- インタラクティブ大学院教育
- 学習コミュニティに基盤を置く大学院教育
- 先導的教育研究融合プログラム
- 実践力向上のメンター制とPBリーダー養成
- 統合デザイン力教育プログラム
- 学際新領域を先導する21世紀基礎工学教育
- ソフトウェアデザイン工学高度人材育成コア
- 国際公益セクターの政策エキスパート養成
- 生命先端工学国際創造教育プログラム
- 先端通信エキスパート養成プログラム
学生生活
部活動・サークル活動
2015年2月27日時点、体育系59団体(1997名)、文化系69団体(3384名)、大学祭中央実行委員会が大阪大学公認団体として存在している[113]。
- 明道館
学園祭
大阪大学では春と秋にそれぞれ学園祭を開催。現行の公認学園祭は、いちょう祭、まちかね祭、中之島祭、夏まつりの4つ。
いちょう祭
5月1日の大阪大学記念日(創立記念日)を祝い、例年4月30日から5月1日にかけ実施される創立記念祭の愛称。新入生を歓迎する催しとしての意味もある他、豊中・吹田の両地区で大学施設の一般公開も行われ、小さな学園祭の様相を呈する。模擬店などの諸行事は、大学祭中央実行委員会主催の下、豊中キャンパスでのみ開催される。秋に開催するまちかね祭と異なり、あまり知られていない。授業は休講となるが、大学祭としてはまちかね祭の方が盛大に開催される。学部によってはいくつかの研究室が毎年輪番で研究室の研究内容を公開する。マチカネワニがみられる数少ない機会の一つであったが、2004年総合学術博物館の改装により常に見られるようになった。
まちかね祭
11月初め頃に行われる大学祭。大学祭中央実行委員会が主催。豊中キャンパスを主会場として開催される。ながらく大学当局に公認されず、「体育文化週間」と名付けられた秋の一斉休講という位置付けであったが、現在では公認の大学祭となっている。いちょう祭よりも大規模に開催され、大学祭らしい雰囲気となる。待兼山からとられた名前は1996年に公募で決定。2009年に50回目の節目を迎えた。
中之島祭
医学部が主催。吹田キャンパス内の医学部施設周辺で11月中旬に行われる。医学部・医学部附属病院が中之島にあったことに由来するが、医学部の吹田移転により一時は名称を吹田祭としていた時期があった(現在の吹田祭は、下記の工学部が主催するものを指す)。医学部らしい展示・体験コーナーが特徴であるが、吉本興業の芸人4~6組の無料野外ステージでも知られる。
夏まつり
外国語学部が主催し、社学連携部門「21世紀懐徳堂」の後援により、箕面キャンパスで開催される行事。6月の終わりか7月初めの土曜日に1日のみ開催される。旧大阪外国語大学時代から開催されていた非公認の学園祭であるが、公認学園祭であった「間谷祭」よりも大規模であった。大学の統合により継続が危ぶまれたが、2008年以降も外国語学部独自の公認行事として開催されることになった。昼の民族衣装ステージや夜の盆踊りをメイン行事とし、各サークルによるパフォーマンスや展示が行われるほか、模擬店では専攻言語が話されている国の料理が名物となっている。この料理は場合によっては当該の国からやってきた留学生の協力を得ている。「夏ま」と略される。
吹田祭
主に工学部が主催。10月下旬から11月初旬にかけて吹田キャンパスの工学部地区で行われ、学生と教員の双方が企画運営するのが特徴である。演奏会、講演会、落語会(落語家を招聘する本格的なものである)、スポーツ大会などが行われる。
間谷祭・語劇祭
間谷祭は旧大阪外国語大学の公認学園祭であった。2007年度の統合後、大阪大学外国語学部となった箕面キャンパスで最終回が1回のみ外国語学部主催の大阪大学公認学園祭として開催された。メイン行事は外国語劇であった。詳細は大阪外国語大学の記事を参照。
2008年からは主に外国語劇のみを行う「語劇祭」として、まちかね祭とは独立した非公認行事として、まちかね祭開催期間のうち2日間開催されている。ただし、主なクラブやサークルは同時開催のまちかね祭にも参加するため、外国語劇以外の行事は極めて簡素である。
その他
その他、小規模な学祭もある。
- 人科祭
- 阪歯祭
スポーツ
- 体育会各部は全国七大学総合体育大会に参加している。
大学関係者と組織
大学関係者組織
生活協同組合
大阪大学には大学生協(大阪大学生活協同組合、略称・阪大生協)があり、各キャンパスに店舗(食堂や売店も含む)があり、サービスを提供している。
なお2008年2月28日までは、大阪外国語大学生活協同組合も並存し、箕面キャンパスで営業を続けていた。これは、阪大と外大が合併したものの、生協の合併は両生協の組合員総会の承認がないと、行うことができないためであった。2007年11月の両生協の臨時総会において統合が正式に決定し、2008年3月1日に統合した。
同窓会
平成17年7月25日に「大阪大学同窓会連合会」が設立された。
学部・研究科・専門ごとに細かく、数多くの同窓会がある。代表的なものは以下の通り。
- 待兼会(大阪大学経済学部同窓会)
- 青雲会(大阪大学法学部同窓会)
- 大阪大学工業会(工学部/工学研究科同窓会)
- 医学振興銀杏会(大阪大学医学部学友会)
- 咲耶会(大阪外国語大学同窓会。2007年大阪大学との統合後も、大阪大学外国語学部の同窓会として存続する。)
大阪大学出版会
大阪大学事務局内に事務所がある。詳細は大阪大学出版会の項を参照。
学士会
社団法人学士会は、旧帝国大学出身者、教授・准教授(助教授)・総長(経験者含む)で構成されており、大阪大学の卒業生も加盟することができる。詳細は、学士会を参照。
大学関係者一覧
- 参照: 懐徳堂#関連人物
- 参照: 適塾#主な門下生
- 参照: 大阪大学の人物一覧
- 参照: 大阪外国語大学の人物一覧
施設
キャンパス
かつて大阪大学は、その創設の地である大阪・中之島を本拠とし、多数の部局が大阪各所に点在する典型的な蛸足大学であったが、1993年の医学部および医学部附属病院を最後に、豊中キャンパスと吹田キャンパスの2キャンパス(共に千里丘陵に位置する)への移転統合を完了した。2007年10月1日から、大阪外国語大学との統合に伴い、箕面キャンパスが発足した。なお、旧キャンパスであった中之島には、2004年4月に「中之島センター」(キャンパス・イノベーションセンター)が開設された。大阪大学の関係者は、同センターが「社会との交流・情報発信の場としての機能」を果たすことを期待している。
移転により研究環境は改善したが、医学部、歯学部の場合には、大阪中心部から郊外への移転により、患者の利便性に支障をきたしたことは否めない[117]。また、大阪市福島区にあった医学部附属病院の跡地は、まず大阪法務合同庁舎が建設され、2008年に朝日放送の本社・スタジオが移転し、約1200席のホールや高層マンションも併せた再開発街区ほたるまちがオープンした。医学部附属病院が移転するまでドキュメントが『巨大病院が動いた!阪大病院移転』というタイトルでテレビ放送された。
郊外型のキャンパスで特に吹田・箕面の両キャンパスは公共交通が不便な位置にあるが、特別な場合を除いて学生が自動車やオートバイ(原動機付自転車を含む)で通学・入構することは禁止となっている[118][119]。
なお、箕面キャンパスは2021年、同じ箕面市内の北大阪急行電鉄箕面船場阪大前駅駅前に全面移転する予定である。
吹田キャンパス
- 使用学部:人間科学部、医学部、歯学部、薬学部、工学部
- 使用研究科:人間科学研究科、医学系研究科、歯学研究科、薬学研究科、工学研究科、情報科学研究科の一部及び生命機能研究科
- 使用附属施設:全国共同利用情報基盤センター(サイバーメディアセンター)本館、核物理研究センター、微生物病研究所、産業科学研究所、 蛋白質研究所、社会経済研究所、接合科学研究所、国際教育交流センターなど
- 最寄り駅:大阪モノレール阪大病院前駅に隣接、阪急千里線北千里駅から東へ徒歩15分(医学部へは徒歩30分)、阪急バス 阪大本部前下車徒歩5-15分、近鉄バス 阪大本部前下車徒歩5-15分。阪急バスは北大阪急行千里中央駅、阪急千里線山田駅あるいは北千里駅から、近鉄バスはJR茨木駅もしくは阪急京都線茨木市駅より発車。
大阪大学の本部事務機構は吹田キャンパスに設置されている。吹田キャンパスは、大阪府吹田市および大阪府茨木市にまたがる。敷地内は、北部の大半を工学部、東部を医学部、南部を薬学部・歯学部・人間科学部が占める形になっている。区域内には医学部附属病院と歯学部附属病院がある。かつて医学部移転前は微生物病研究所に附属病院が設置されていたが、医学部附属病院と統合されて廃止された。
大阪大学でのサークル活動は基本的に豊中キャンパスで行われることが多いが、多くのテニスコートがあるためにテニスサークルの一部は吹田キャンパスで活動を行っている。また体育会系サークルも吹田キャンパスで活動を行っている。
食堂は生協が運営する学生向けのものだけで6箇所あるが、工学部には千里阪急ホテルやリーガロイヤルホテル直営のレストランもある。
「たけのこ保育園」と「まきば保育所」がキャンパス内に設置されている。
敷地面積は997,071.32m²[120]。
キャンパス内交通
- 正門
- 自動車入構管理ゲート有り
- 至近:大阪大学本部、人間科学研究科・人間科学部
- 万博外周道路(府道1号)から正門通りに接続。
- 開門時間:平日の7:00-20:00
- 東門
- 千里門
- 西門
- 自動車入構管理ゲート有り
- 至近:歯学研究科・歯学部・歯学部病院・レーザーエネルギー学研究センター
- 府道120号から北環状通りに接続。
- 開門時間:平日の7:00-22:00
- 北門
- 小野原口
- 万博口
- キャンパス内道路
- 正門通り
- 南環状通り
- 東西通り
- 北環状通り
- 中通り
- 美穂ヶ丘北通り
- 病院東通り
豊中キャンパス
- 使用学部:文学部、法学部、経済学部、理学部、基礎工学部
- 使用研究科:文学研究科、法学研究科、経済学研究科、理学研究科、基礎工学研究科、国際公共政策研究科、高等司法研究科(法科大学院)、言語文化研究科、情報科学研究科、生命機能研究科
- 使用附属施設:大阪大学附属図書館総合図書館、科学教育機器リノベーションセンター、大阪大学総合学術博物館など
- 最寄り駅:大阪高速鉄道大阪モノレール線柴原駅から徒歩5分、阪急電鉄宝塚本線・箕面線石橋駅東口から徒歩20分、阪急バス阪大豊中学舎前停留所から徒歩1分、柴原駅(市立豊中病院前)停留所から徒歩5分、国道石橋停留所から15分
全学共通教育を担当する全学教育推進機構とその講義棟が置かれており、学部の新入生は一定期間(学部毎に異なる)豊中キャンパスに通うことになる。
敷地面積は441,313.43m2[120]。公的文書等では「石橋団地」と称される。
歴史
豊中キャンパスは待兼山の大阪医科大学予科校舎に始まる。同予科は大阪帝国大学の発足に伴って1931年に廃止されることになるが、その事実上の後継として1926年に大阪府立浪速高等学校が設立された。同校は、戦後に大阪工業専門学校との等価交換により国に移管されて一般教養部北校となり、現在の豊中キャンパスの土台となっている。キャンパスは池の埋め立てや待兼山に連なる丘陵部の造成により徐々に拡張、整備され、その過程でマチカネワニの化石も発掘された。整備が一通り落ち着いた後、長らく経年劣化等により古びた学舎群となっていたが、2000年代になって研究棟や福利棟の建て替えや改装、新築が進んでいる。
現在キャンパスのシンボルとなっている大阪大学会館は、浪速高等学校の高等科本館として1929年に竣工したもので、ネオゴシック様式を持った学内最古の建物[121]である。新制大学として浪速高等学校が大阪大学に吸収されると、教養部本館、共通教育本館(イ号館)を経て、2011年のリニューアル工事竣工を以て大阪大学会館となった。2004年に国の登録有形文化財となった。また、同予科跡地には1932年に大阪帝国大学医学部附属医院石橋分院が設置された。この分院は1968年に廃止されたが、建物は医療技術短期大学部本館を経て、大阪大学総合学術博物館(待兼山修学館)として改装され、現在に至る。
この地域にはかつて農業用に掘られたため池が多く存在していたが、前述のとおり埋立てによって徐々に数を減らした。現在のキャンパス内には中山池、乳母谷池、待兼池の三つが残っており、時折、釣り人の姿も見られる。
サークル
学部生が共通教育のために入学後一定期間を過ごすことや、サークル活動の拠点となる諸施設が設置されていることなどから、3つのキャンパスの中で最もサークル活動が盛んである。課外活動オリエンテーションも本キャンパスで実施される。そのため、一番賑やかなキャンパスとなっている。
豊中キャンパスの門・出入口
大阪府道2号大阪中央環状線に面した入口が正門で、柴原駅や阪大豊中学舎前停留所からはほぼここを通る。ただし正門は自動車中心の出入口であり、石橋駅から石橋の街中を通り、国道171号と国道176号の石橋阪大下交差点(阪急バス国道石橋停留所)付近から登る阪大坂が、多くの学生にとって馴染み深い通学路である。
- 正門
- 自動車入構管理ゲート有り
- 至近:理学部・理学研究科
- 大阪府道2号大阪中央環状線阪大前北/南交差点に面している。普段自動車で入構できる唯一の門である。西側に大学名を刻んだオベリスク様の石柱が立てられている。
- 柴原口
- 歩行者通用門
- 至近:ラジオアイソトープ総合センター分館・理学部・理学研究科
- 大阪中央環状線に面しており、柴原駅に近い。
- 従来は簡素な出入口だったが、2012年に整備が行われより柴原駅に近いところに作られた新しい出入口から緑地帯をしばらく通って従来の出入口の所に出るようになった。従来の出入口も整備され、引き続き使用可能である。
- 石橋口
- 歩行者通用門
- 至近:総合学術博物館・大阪大学会館
- 石橋駅に近く、阪大坂を下った場所には駐輪場もあるため、歩行者通行の多い門である。入構管理ゲートがある。
- 大学名を刻んだ大岩があり、待兼山庭園の奥に大阪大学会館が見え、キャンパスのシンボル的景観となっている。
- 石橋駅から阪大坂を登ると、ここにたどり着く。その坂道も正確には「大阪大学歩行者用通路」と呼ばれ、大学の構内である。
- 石橋阪大下交差点(通称「坂下(さかした)」)から阪大坂を少し進むと、大学名とモットーを刻んだ門柱のような岩があり、博物館もすぐ奥に見える。しかし、講義室や研究室は、さらに500m以上先の山の上である。
- 東口
- 歩行者通用門
- 至近:附属図書館総合図書館・サイバーメディアセンター豊中教育研究棟・国際交流会館
- 国際交流会館の脇にある。清明寮にはこの門が近く、門を出て南に行けば柴原駅に着く。市道に出たところにコンビニエンスストアがあるため、元々は未整備でありながら買い物目的の利用者も多かった。2009年に整備されて公式の門となり、同時にスロープも設置された。尚、当該整備に伴う植栽計画に対して、第19回「緑のデザイン賞」緑化大賞が授与された。
- 刀根山口
- 歩行者通用門
- 至近:刀根山寮・待兼山会館
- 従来からある無名の出入口に2012年に名前が付けられた。出入口内には自動車系クラブの廃車が何台も置かれている。
- 大学会館北口
- 歩行者通用門
- 至近:弓道場・大阪大学会館
- 従来からある無名の出入口に2012年に名前が付けられた。出入口の外は閑静な住宅街である。
- 体育館の裏や極限量子科学研究センターの脇にも無名の歩行者用出入口がある
箕面キャンパス
- 使用学部:外国語学部
- 使用研究科:言語文化研究科、人間科学研究科
- 使用附属施設:世界言語研究センター、日本語日本文化教育センター、外国学図書館
- 大阪高速鉄道(大阪モノレール)彩都線、彩都西駅からキャンパス北東側に新設の彩都口まで約8分、そこから外国語学部講義棟地区まではさらに約3分。出入口の脇には二輪車・自転車駐輪場が設置されている。ここに駐輪する際には、入構許可証などが必要とはならず、誰でもバイク通学が可能となっている。(深夜0時から朝7時までの時間帯は出入口が閉門になるため利用不可)
- 北大阪急行電鉄、大阪高速鉄道(大阪モノレール)千里中央駅、阪急電鉄北千里駅から阪急バスで阪大外国語学部前行き、間谷住宅行きに乗車(それぞれ、「阪大外国語学部前」「間谷住宅4」で下車)
- 阪急電鉄箕面駅から阪急バスで間谷住宅行きに乗車(1時間に1本程度)
- JR茨木駅西口(一部阪急電鉄茨木市駅西口発あり)から阪急バス阪急石橋行き、または阪急電鉄石橋駅からJR茨木(一部阪急茨木)行きバスに乗り「小野原」下車、阪大外国語学部前行き、間谷住宅行きに乗り換え。
- JR茨木駅西口、阪急電鉄茨木市駅西口から奥行きバス(但し2時間に1本もない)で「山の口」下車、徒歩(上り坂)約15分。または彩都西駅行きバス(1時間に1本程度)で「彩都西駅」下車、彩都西駅からは上記参照。
- 他に、外国語学部の授業のある日は授業時間に合わせて、JR茨木駅西口から学生便が運行されている。
外国語学部の中心にある花崗岩の大階段は、「墓石階段」とも呼ばれている。正門からだらだらと続く坂は、現在でも「外大坂」と呼ばれている。3つある門にある大学名のプレート(北門は看板)の字体は、大阪外国語大学時代からの伝統の隷書体を引き継いでいる。
食堂は箕面福利会館の1階にある。カフェテリア式食堂で愛称は「レインボー」。以前は20時まで営業していたが、夜間主の学生がすべて卒業したことにより、2013年から18時半までの営業に変更されている。
- 以前は箕面福利会館の2階に「カレッジカフェ・サティア」という喫茶・軽食堂があったが、2013年に廃止され、跡地は自由に休憩や食事ができるラウンジとなっている。「サティア」の愛称はそのラウンジの愛称として残っている。
- 箕面留学生会館1号館の1階奥にも「キュート」という愛称の丼物が主体の食堂があり、留学生でなくても自由に入館して使用できた。箕面キャンパスの食堂で唯一、土曜日も昼間だけであるが営業していた食堂であったが、大学合併により1年生が豊中キャンパスで学ぶことになり、学生人口が減少した余波により2009年3月で廃止された。
歴史(大阪外国語大学と統合)
箕面キャンパスは、大阪大学と統合した大阪外国語大学に始まる。両大学統合の背景には、2001年6月、第1次小泉内閣の発表した国立大学の国際競争力の向上を目指す構造改革構想、いわゆる「遠山プラン」があるとされる。統合について、大阪大学は同年末の段階で「具体的な相手と協議中」と表明[122]。また、同様に「具体的な相手と協議中」と表明した大阪教育大学が、大阪大学や大阪外大との統合を視野に入れ検討中と文部科学省への報告で答えており[123]、国立大学の統合再編の気運が大阪府でも2002年から高まっていた。 2003年の国立大学法人法施行を受け、単位互換制度や地域交流で親交のあった大阪外国語大学と大阪大学が2004年4月、統合再編も視野に検討を始めることを、国立大学法人の年度計画に明記。両大学の連絡協議会を設置し、議論を始めた[124]。
そして2006年(平成18年)3月23日、両大学の学長が2007年10月の統合・2008年4月の新規学生受入れを目標として、統合推進合意書を締結。記者会見では「大阪外大が培ってきた諸言語の研究や教育を、より発展・推進」(大阪外大の是永駿学長)、「外大の多彩な言語と国際文化教育を取り入れ、他にない教育を展開」(阪大の宮原秀夫総長)と述べた[125]。
「大阪外国語大学100周年」で「駅前」全面移転
箕面キャンパスは施設の老朽化に加え、学生人口の大幅な減少で余剰となっていることもあり、大阪大学90周年で「大阪外国語大学100周年」の2021年4月、北大阪急行電鉄(北急)の延伸部の新駅箕面船場阪大前駅(箕面市船場東)東側の高層ビル型キャンパスに全面移転する。
新しい箕面キャンパスは、現キャンパスから南西に約4kmの距離で、新設される北急箕面船場阪大前駅近くに建設。豊中・吹田キャンパスの中間にある「大阪大学が世界に向かう『ヘッドクオーター(司令部)』となるポテンシャルを持つ場所」(平野俊夫総長)に、都市型キャンパスとして整備される[126]。
背景として箕面市が、繊維卸商団地のある「船場東」地区(箕面船場、新船場)活性化として、箕面船場の面積33,400m2の土地区画整理事業を推進。卸商の数で4割減った繊維卸商団地組合も1964年(昭和39年)設立時から北急の延伸を要望。2008年箕面市長に就任した倉田哲郎が北急の延伸実現を選挙公約に掲げており、合わせて、同地区への箕面キャンパス移転を大阪大学に働きかけていた。
箕面市は、新キャンパス移転に合わせて、文化拠点を建設。市民ホール(1401席の大ホールと300席の小ホール)、図書館、生涯学習センターで構成される複合施設で、138億円を投入する[127]。
また、箕面市と大阪大学、卸商団地組合が連携し、スポーツ科学・ヘルスケアの拠点施設「関西スポーツ科学・ヘルスケア総合センター(仮称)」も整備される[128][129]。
駅前の土地区画整理事業地の一部を箕面市が買収し、現キャンパス跡地と交換する。再開発地域は図書館や市民施設、アパートなどが作られるが、その一角のビル1棟だけが外国語学部となり、隣の1棟が寮および留学生会館となる。現キャンパス跡地は、総合運動場などとしての有効活用を検討する[130][131]。
敷地面積は140,400.04m²[120]。
箕面キャンパスの門
箕面キャンパスは深夜0時から午前7時までの間、守衛室のない正門以外の3つの門は閉鎖される。
- 正門
- 守衛室あり
- 至近:箕面福利会館
- 通称・外大坂を登ったところにある。
- 歩行者通行が4つの門の中で最も少ない。
- 西門
- 北通用門(北通用口)
- 彩都口
スクールバス
豊中・吹田間の無料バスが、朝8時から夜7時まで20分間隔で、豊中・吹田・箕面の3キャンパス間の無料バスは、ほぼ1時間おきに運行されている。
かつては阪急バスで行き来できていたが、大阪モノレールの大阪空港駅延伸で廃止され、高運賃の乗り継ぎを余儀無くされた。そこで当時の総長が総長予算を回して、かつて存在した無料バスを復活させた。2005年5月以降は豊中・吹田間無料バスが20分間隔で走るようになり、大阪外国語大学統合後の2008年4月より、豊中・吹田・箕面間の無料バスも設定された。
モノレールが阪大病院前駅まで延伸された後も高い運賃と駅から工学部地域までの遠さが嫌われ、混雑していることが多い。休講期間、土日などは原則として運行されない。なお、この無料バスは再履修の学生がよく使うため「再履バス」「留年バス」とも呼ばれるが、現状では再履修生・留年生の利用よりも、サークル活動などの移動で使う学生の方が多い。所属学部(キャンパス)にかかわらず、サークル活動は特定キャンパス(豊中が多い)で行われることが多いからである。
なお、バスが豊中・吹田間でも20分間隔運転と本数が多いとは言えないこと、満員で乗れないこともあること、中央環状線の渋滞で延着することなどもしばし起こる。このため原付や自転車で移動する学生もかなり多いが、意外にも近隣の国道171号線を原付や自転車で走っても、バスとの時間的な差はそれほど大きくない。
- 豊中 - 吹田間スクールバス:1日34往復
- 箕面 - 吹田 - 豊中間スクールバス:1日11往復
以前のキャンパス
- 中之島:医学部と歯学部と理学部があった。 - 跡地の現況については、上記キャンパスを参照。
- 東野田:工学部のキャンパスがあった。 - 跡地は大阪市立東高等学校となっている。
- 刀根山:薬学部があった。 - 跡地は大阪府立刀根山高等学校となっている。
- 一般教養部南校:大高の校地跡。 - 跡地は阪南団地となっている。
- 上本町:大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)があった。跡地は大阪国際交流センター。
- 堺:産業科学研究所があった。跡地は浅香山団地。
寮
学生寮は5つあり、定員は合計638名となっている。
- 刀根山寮(男子・豊中市待兼山町) - 鉄筋コンクリート造4階建て、3棟、定員142名
- 清明寮(男子・豊中市宮山町) - 鉄筋コンクリート造4階建て、2棟、定員152名
- 新稲寮(女子・箕面市新稲) - 鉄筋コンクリート造2階建て、定員40名
- 向陽寮(男子・箕面市粟生間谷東) - 鉄筋コンクリート造5階建て、2棟、定員104名
- もみじ寮(女子・箕面市粟生間谷東) - 鉄筋コンクリート造4階または5階建て、3棟、定員200名
刀根山寮は豊中キャンパスの敷地の西隅に、清明寮は豊中キャンパスの北東側隣接地に設けられている。新稲寮は豊中キャンパスから北に直線距離で2キロメートルほど離れた箕面市内にある。向陽寮ともみじ寮は旧大阪外国語大学の寮であり、箕面キャンパスのキャンパス内の北隅にある。
箕面キャンパス内には、これらの他に鉄筋コンクリート造7階建の国際学生宿舎(女子)が設けられている。日本人女子学生が30人、外国人女子留学生が10人入寮し、共同生活を行うことによって国際交流の促進に寄与するためのものである。なお、国際学生宿舎は箕面キャンパスの女子寮の名称「もみじ寮」に因み、それよりも良い設備のため「スーパーもみじ」と学生の間で俗称されている。
箕面キャンパスは女子学生の方が圧倒的に多いため、本来向陽寮の一部であった部分(A2棟の3~5階)をもみじ寮と称して女子学生が居住している。
各寮とも定員が比較的少ないのは、各キャンパスの周辺はともに住宅街であり、学生向けのアパートやマンションも多いので、寮の必要性が比較的低いためである。生協がアパート・マンションの紹介なども行っている。
留学生・外国人研究者用宿舎
- 大阪大学留学生会館(男子・吹田市五月が丘)
- 大阪大学新稲国際寮(女子・箕面市新稲)
- 大阪大学国際交流会館(豊中市待兼山町・豊中キャンパス内)
- 大阪大学国際交流会館吹田分館(吹田市山田丘・吹田キャンパス内・短期滞在用)
- 大阪大学春日丘ハウス(茨木市南春日丘・吹田キャンパスに隣接・短期滞在用および研究者向け長期滞在用。短期滞在の共同利用研究員や阪大附属病院外来患者およびその家族も宿泊可能。)
- 大阪大学箕面留学生会館(箕面市粟生間谷東・箕面キャンパス内)
- 大阪大学箕面留学生会館は旧大阪外国語大学留学生会館で、1号館と2号館がある。
対外関係
海外拠点
- 大阪大学サンフランシスコ教育研究センター (Osaka University, San Francisco Center for Education and Research)
- 大阪大学オランダ・グローニンゲン教育研究センター (Osaka University, Groningen Centre for Education and Research)
- 大阪大学バンコク教育研究センター (Osaka University, Bangkok Center for Education and Research)
- 大阪大学上海教育研究センター (Osaka University, Changhai Center for Education and Research)
他大学との協定
- サステイナビリティ学連携研究機構 (IR3S)
- 8大学工学系研究科長懇談会
- 大学コンソーシアム大阪
- 大阪にある共同体。平野俊夫現総長が副理事長を務める。
- EUインスティテュート関西
- 東アジア研究型大学協会
- 環太平洋大学協会 (APRU)
- 日本オープンコースウェアコンソーシアム (JOCW)
- 大学eラーニング協議会
- 関西大学と、包括学術交流協定を締結。
- 放送大学学園と単位互換協定を結んでおり、放送大学で取得した単位を卒業に要する単位として認定することができる[132]
行政との包括協定
地域に貢献するため、近隣自治体と包括協定を結んでいる。
- 吹田市(2004年10月締結[133])
- 豊中市(2007年2月27日締結[134])
- 箕面市(2007年3月22日締結[134][135])
- 茨木市(2007年5月14日締結[136])
- 大阪市(2007年6月6日締結[137][138])
- 池田市(2007年6月26日締結[137])
- 堺市(2007年12月17日締結[139][140])
- 摂津市(2008年12月1日締結[141])
- 尼崎市(2011年6月29日締結[142])
産学連携
- 富国生命と「健全な心と身体づくりに根ざした、和やかで豊かな社会、持続可能な社会作りに貢献可能な生活補完科学の発展」をテーマに組織的連携協定を締結。
- ダイキン工業と人工知能(AI)やIoTなどについての包括共同研究契約を締結(2017年からの10年間で56億円)[143]。
広報活動(ラジオ番組)
広報活動の一環として朝日放送・ABCラジオと大阪大学工学部・工学研究科の共同制作番組が2005年度から放送されている。
- 2005年度(同年10月-2006年3月)
- 羽谷直子のきゃぴきゃぴキャンパス@阪大(水曜未明1:30-2:00)
- 2006年度(同年10月-2011年3月)
- どんなんかな?阪大工学部(月曜21:00-21:30)
国際交流協定校
共同研究や研究者・学生の交流を行うため、73の大学・機関と大学間交流協定を結んでいる。また303の大学・機関と部局間協定を結んでいる。(2010年時点) テンプレート:Osaka University academic alliances
附属学校等
- 大阪大学歯学部附属歯科技工士学校
- 大阪大学医学部附属助産婦学校(1997年閉校)
- 大阪大学医療技術短期大学部(1996年廃止)
不祥事
地震データ捏造問題
2017年10月、2016年に発生した熊本地震に関する京都大学、産業技術総合研究所との研究チームが公表した観測データのうち、大阪大学の准教授らが公開した熊本県益城町の地震波データに「不自然な点がある」との外部の指摘を受けて取り下げた[144]。大阪大学は内部調査の結果、捏造の疑惑を払拭できなかったとして学外の専門家を含めた本調査を行うと発表した[145]。
個人情報漏洩
2017年12月、教職員や学生ら6万9549人分の個人情報が外部に流出し、最大で約8万人の教職員や学生の氏名やメールアドレスが漏洩した可能性があることを明らかにした。さらに教職員59名のメールが外部から閲覧されていたことも公表した[146]。
入学試験における出題ミス
2018年1月、2017年2月実施の一般入試(前期日程)の物理において出題に誤りがあり、再採点の結果、不合格と判定した30名が合格していたと公表した。また、本来は第一志望の学科に合格していたにもかかわらず、不合格と判定され、第二志望の学科に入学した学生も9名いるとした。6月に、高校や大学の教員らによる「物理教育を考える会」が、同会の会合に出席していた作成責任者にミスを指摘、8月にも予備校教師から2度にわたり出題ミスを指摘されていたにも関わらず、問題作成者2名のみで共有して、放置し12月に再度外部から指摘を受けて行った調査によって発覚した[147][148]。林芳正文部科学大臣は、「ミスがあったことは遺憾だ。こういうことがないようにしっかりやってほしい」として再発防止を求めるコメントを発表した[149]。
センター試験における教授の居眠り
2018年1月13日に実施された大学入試センター試験の国語の試験において40代の大学院高等司法研究科教授が監督中に居眠りをし、鼾をかいていたとして、同教授を訓告処分、責任者の3人を厳重注意処分としたことを公表[150]。林文科相は「大阪大では昨年の入試にミスがあり、再発防止の取り組みを実施している中での事案で大変遺憾だ」と批判し、「大学に対して15日に、一層緊張感を持って入試業務に取り組むよう厳しく指導した」ことを明らかにした[151]。
AO・推薦入試における出題ミス
2018年2月実施の基礎工学部システム工学科のAO・推薦入試において口頭試問の際、試験問題や資料の配布を忘れるミスがあり、4人に対して再受験を実施、1人を追加合格とした。大学当局は面接した教授3人を訓告処分とした[152]。西尾章治郎総長は「昨年来、入試にかかる問題が発生し、全学を挙げて再発防止に取り組む中、自覚と責任感を欠いた行動は極めて遺憾」であるとした[153]。
教授によるアカハラ問題
同大学大学院国際公共政策研究科の60歳代の男性教授が、2015年から2016年に掛けて、研究室に所属する複数の学生や学会の事務局スタッフらに対し、授業後に実施する懇親会に参加するよう強制するなどのアカデミックハラスメントを繰り返し行い、2018年2月22日に停職3ヵ月の懲戒処分となった[154]。
脚注
- ↑ 適塾の沿革 - 適塾から大阪大学へ - 大阪大学
- ↑ 懐徳堂 大阪大学
- ↑ 3.0 3.1 平成20年度全国大学一覧(文教協会)
- ↑
World University Rankings 2018 _ Times Higher Education (THE)
タイムズ・ハイアー・エデュケーション
世界大学ランキング 2014-20162014年 2015年 2016年 2017年 世界ランク 157 251-300 251-300 201-250 アジア順位 16 23 28 19 国内順位 4 5 4 3 タイムズ・ハイアー・エデュケーション
世界大学ランキング 2004-20132004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 世界ランク 69 105 70 46 44 43 130 112 147 144 アジア順位 11 17 13 8 7 6 17 11 17 15 国内順位 4 4 3 3 3 3 4 4 5 4 - ↑ Academic Ranking of World Universities 2016
- ↑ Osaka University Rankings - TopUniversities
- ↑ QS「2015年アジア大学ランキング」で、阪大は国内2位 - 大阪大学
- ↑ CWUR 2015 - World University Rankings
- ↑ 次世代に繋ぐ女性研究者のサポート連鎖の形成
- ↑ 塩見理化学研究所小史 芝 哲夫 大阪大学五十年史資料・編集室 大阪大学史紀要 1983-11-30
- ↑ 大阪大:論文疑惑 予備調査27本の調査打ち切り 毎日新聞 2015年4月8日 2016年12月6日閲覧
- ↑ すっきりしないけど、阪大疑惑論文の調査打ち切り 産経新聞 2015年4月8日 2016年12月6日閲覧
- ↑ 大阪大学箕面キャンパス移転について - 大阪大学・箕面市 (PDF)
- ↑ “大阪大学 ワニ博士”. 大阪大学. . 2017閲覧.
- ↑ 学科目、専修の構成は、大阪大学文学部規程による。
- ↑ 学科目と研究分野の構成は、「人間科学部パンフレット」(2015年度版)による。2年次後半から各学科目に分かれて専門教育科目を履修。
- ↑ 17.0 17.1 17.2 17.3 17.4 17.5 17.6 17.7 17.8 学科目は、大阪大学における講座、学科目及び研究部門に関する規程
- ↑ 学科目、履修コースの構成は、大阪大学工学部規程による。
- ↑ 「大阪大学における講座、学科目及び研究部門に関する規程」では、連携講座の記載はない。
- ↑ 2015 OSAKA UNIVERSITY PROFILE (PDF)
- ↑ 大阪大学大学院文学研究科規程による。なお、文学研究科・文学部ホームページ[1]、2016年度入学生用の学生募集要項(博士前期課程[2]・後期課程[3])では、文化基礎学専門分野、地域社会論専門分野の記載はない。
- ↑ 大阪大学大学院文学研究科規程による。なお、文学研究科・文学部ホームページ[4]、2015年度入学生用の学生募集要項(博士前期課程・後期課程)では、言語文芸学専門分野、文献情報学専門分野、異文化交流論専門分野の記載はない。
- ↑ 大阪大学大学院文学研究科規程
- ↑ 「2015年度 学生便覧」[5]
- ↑ 「2015年度 学生便覧」
- ↑ 2016年4月入学生用の前期課程学生募集要項[6]
- ↑ 2016年4月入学生用の前期課程学生募集要項
- ↑ 生物科学専攻・生物科学科のホームページ[7]
- ↑ 英語コース
- ↑ 学生は物理学専攻に所属
- ↑ 学生は生物科学専攻、化学専攻、高分子科学専攻のいずれかに所属
- ↑ 2013年度から学生は2コースのいずれかに所属することになったが、定員は特に定められていない
- ↑ 不足しているがんの専門医・研究者(薬物療法専門医、放射線治療専門医、緩和医療専門医、外科専門医、病理専門医、がん予防・疫学研究者および医学物理士)を養成するため、2008年度に設置
- ↑ 2016年入学生用の学生募集要項[8]
- ↑ 2016年度学生募集分野の研究内容等(博士前期課程[9]、博士後期課程・博士課程[10])による。なお、「先進医薬学」は医療薬学専攻のみ募集するとされている。また、「医薬品医療機器評価学」は博士前期課程で募集していない。
- ↑ 産業科学研究所との協力分野
- ↑ 産業科学研究所との協力分野
- ↑ 微生物病研究所との協力分野
- ↑ 微生物病研究所との協力分野
- ↑ 総合学術博物館との協力講座
- ↑ 大阪府立成人病センターとの連携分野
- ↑ 42.0 42.1 42.2 42.3 42.4 42.5 42.6 42.7 国立医薬食品衛生研究所との連携分野
- ↑ 医薬品医療機器総合機構との連携分野
- ↑ 44.00 44.01 44.02 44.03 44.04 44.05 44.06 44.07 44.08 44.09 44.10 44.11 医薬基盤・栄養・健康研究所との連携分野
- ↑ 45.0 45.1 45.2 45.3 国立循環器病研究センターとの連携分野
- ↑ コースは、2015年入学生用の学生募集要項(博士前期課程[11]、後期課程[12])による。なお、2016年度から電気電子情報工学専攻のコースは、電気工学コース、情報通信工学コース、電子工学コース、総合コースに再編される[13]。
- ↑ 左記4コースに跨る横断型コース。
- ↑ 学生募集要項に添付される各専攻・領域の研究内容[14]による。なお、「大阪大学プロフィール 2015」によると、量子機能融合講座(連携講座)、人間社会発達環境学講座(連携講座)もある。
- ↑ 研究グループには、強相関系理論、強相関系分光、強相関系量子物性がある。
- ↑ 研究グループには、機能性物質科学、量子情報・量子光学、ナノスピントロニクスがある。
- ↑ 協力講座。研究グループには、半導体量子科学、ナノ機能予測がある。
- ↑ 研究グループには、合成有機化学、合成高分子化学、有機金属化学がある。
- ↑ 研究グループには、表面・界面機能化学、生体機能化学がある。
- ↑ 協力講座。研究グループには、太陽エネルギー変換がある。
- ↑ 研究グループには、ナノ反応工学、量子化学工学、触媒設計学がある。
- ↑ 研究グループには、移動現象制御、分子集合系化学工学がある。
- ↑ 研究グループには、生物発想化学工学、生物反応工学がある。
- ↑ 協力講座。研究グループには、環境光工学がある。
- ↑ 研究グループには、分子エレクトロニクス、機能分子創製、理論物質科学がある。
- ↑ 研究グループには、微小物質コヒーレンス、構造揺らぎダイナミクスがある。
- ↑ 協力講座。研究グループには、複合極限物性がある。
- ↑ 協力講座。研究グループには、ナノマテリアル・デバイスがある。
- ↑ 学生募集要項に添付される各専攻・領域の研究内容による。なお、「大阪大学プロフィール 2015」によると、デザインバイオニクス講座(連携講座)も記載されている。
- ↑ 研究グループには、熱工学、流体力学がある。
- ↑ 研究グループには、材料・構造強度学、固体力学がある。
- ↑ 研究グループには、分子流体力学、流体工学がある。
- ↑ 研究グループには、ロボティクス・メカトロニクス、数理固体力学がある。
- ↑ 研究グループには、バイオメカニクス、生体機械システム、人間機械情報学(客員)がある。
- ↑ 研究グループには、細胞システム工学、バイオダイナミクスがある。
- ↑ 研究グループには、生体光計測、バイオイメージングがある。
- ↑ 学生募集要項に添付される各専攻・領域の研究内容による。なお、「大阪大学プロフィール 2015」によると、先端センシングエレクトロニクス講座(連携講座)も記載されている。
- ↑ 研究グループには、ナノエレクトロニクス、光電変換デバイス、ナノ物性デバイスがある。
- ↑ 研究グループには、量子デバイスシステム、量子情報デバイスがある。
- ↑ 研究グループには、光波マイクロ波、情報フォトニクス、量子エレクトロニクスがある。
- ↑ 協力講座。研究グループには、先端エレクトロニクスがある。
- ↑ 研究グループには、システム解析、適応ロボット学がある。
- ↑ 研究グループには、応用ロボット学、知能ロボット学、パターン計測、ヒューマンインタフェースがある。
- ↑ 研究グループには、微分方程式、応用解析がある。
- ↑ 研究グループには、統計解析、データ科学がある。
- ↑ 研究グループには、統計的推測決定、ファイナンス数理モデル、確率解析がある。
- ↑ 研究グループには、複雑システム、システム計画数理がある。
- ↑ 2016年入学生用の学生募集要項(博士前期課程[15]、後期課程[16])
- ↑ 言語文化比較交流論、言語文化システム論、超域文化論を中心に履修
- ↑ 言語コミュニケーション論、言語文化教育論を中心に履修
- ↑ 言語情報科学、言語認知科学を中心に履修
- ↑ 2016年入学生用の学生募集要項[17]による。なお、大阪大学大学院言語文化研究科規程では、コースに関する言及はない。
- ↑ 専攻言語は、中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語
- ↑ 専攻言語は、ロシア語、ハンガリー語、ドイツ語、デンマーク語、スウェーデン語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語
- ↑ 2016年入学生用の学生募集要項[18]では、「研究分野」という表記になっている。
- ↑ 理化学研究所統合生命医科学研究センターと連携
- ↑ 医薬基盤研究所
- ↑ 理化学研究所生命システム研究センター
- ↑ 情報通信研究機構脳情報通信融合研究センター
- ↑ 5年一貫型の博士課程教育を行う。前期課程合格者が応募できる
- ↑ 文学研究科(文化形態論専攻、文化表現論専攻)、人間科学研究科、法学研究科、経済学研究科、理学研究科、医学系研究科(医学専攻、保健学専攻)、歯学研究科、薬学研究科、工学研究科、基礎工学研究科、言語文化研究科、国際公共政策研究科、情報科学研究科、生命機能研究科の学生が対象
- ↑ 理学研究科(生物科学専攻)、医学系研究科、歯学研究科、薬学研究科、工学研究科(生命先端工学専攻、応用化学専攻、環境・エネルギー工学専攻、ビジネスエンジニアリング専攻)、生命機能研究科
- ↑ 基礎工学研究科(物質創成専攻、システム創成専攻)、理学研究科(物理学専攻、化学専攻、高分子科学専攻)、工学研究科(マテリアル生産科学専攻、応用化学専攻、精密科学・応用物理学専攻、生命先端工学専攻)の学生が対象
- ↑ 文学研究科(文化表現論専攻、文化形態論専攻)、人間科学研究科、法学研究科、経済学研究科、医学系研究科(医学専攻、保健学専攻)、工学研究科(地球総合工学専攻・ビジネスエンジニアリング専攻)、言語文化研究科、国際公共政策研究科の学生が対象
- ↑ 情報科学研究科(情報数理学専攻、コンピュータサイエンス専攻、情報システム工学専攻、情報ネットワーク学専攻、マルチメディア工学専攻、バイオ情報工学専攻)、基礎工学研究科(機能創成専攻、システム創成専攻)、生命機能研究科の学生が対象
- ↑ 附属図書館長あいさつ
- ↑ 大阪大学微生物病研究所規程によると、分子細菌学分野、ウイルス感染制御分野、分子ウイルス分野、薬物療法分野、感染病態分野がある。
- ↑ 大阪大学微生物病研究所規程によると、分子免疫制御分野、免疫不全疾患研究分野、自然免疫学分野、細胞機能分野、免疫化学分野がある。
- ↑ 大阪大学微生物病研究所規程によると、遺伝子生物学分野、分子遺伝研究分野、発癌制御研究分野、情報伝達分野、細胞制御分野がある。
- ↑ 大阪大学産業科学研究所規程によると、量子システム創成研究分野、半導体量子科学研究分野、先進電子デバイス研究分野、複合知能メディア研究分野、知能推論研究分野、知識科学研究分野、知能アーキテクチャ研究分野がある。
- ↑ 大阪大学産業科学研究所規程によると、量子機能材料研究分野、半導体材料・プロセス研究分野、先端ハード材料研究分野、先端実装材料研究分野、励起物性科学研究分野、量子ビーム発生科学研究分野、量子ビーム物質科学研究分野がある。
- ↑ 大阪大学産業科学研究所規程によると、励起分子化学研究分野、機能物質化学研究分野、精密制御化学研究分野、医薬品化学研究分野、生体分子反応科学研究分野、生体分子制御科学研究分野、生体分子機能科学研究分野がある。
- ↑ 大阪大学産業科学研究所規程によると、新産業予測研究分野、新産業創造システム研究分野、知的財産研究分野がある。
- ↑ 大阪大学産業科学研究所規程によると、第1プロジェクト研究分野、第2プロジェクト研究分野、第3プロジェクト研究分野がある。
- ↑ 大阪大学接合科学研究所規程によると、エネルギー制御学分野、エネルギー変換機構学分野、エネルギープロセス学分野、環境調和プロセス学分野、先端基礎科学分野がある。
- ↑ 大阪大学接合科学研究所規程によると、溶接機構学分野、レーザ接合機構学分野、複合化機構学分野がある。
- ↑ 大阪大学接合科学研究所規程によると、数理解析学分野、接合構造化評価学分野、信頼性設計学分野、機能性診断学分野がある。
- ↑ グローバルCOEプログラム委員会. “平成19年度グローバルCOEプログラム審査結果 (PDF)”. . 2008年11月15日閲覧.
- ↑ クラブ・サークル紹介 大阪大学
- ↑ 平成14年3月6日「明道館部室内の物品等調べについて」大阪大学学生部
- ↑ 阪大明道館で火災(6/10追記) 阪大ゲート 2008年6月9日
- ↑ 阪大明道館でまた出火 阪大ゲート 2008年6月22日
- ↑ これを教訓に、九州大学では郊外移転計画において医・歯・薬・医療・学部および附属病院は都心部に留まった。『九州大学医学部百年史』
- ↑ 自転車使用と通学に関するルール — 大阪大学
- ↑ 大阪大学構内交通規制実施細則
- ↑ 120.0 120.1 120.2 大阪大学プロフィール2015 大阪大学
- ↑ 大阪大学総合学術博物館 概要リーフレットより
- ↑ 産経新聞朝刊2002年1月6日 国立大の統合加速 「合意」「検討」7割 本紙アンケート
- ↑ 産経新聞朝刊2002年1月25日 「国立大 36校で統合協議 群大など4校連携も 文科省検討状況調査」
- ↑ 大阪大・大阪外大統合の歴史分析~固有の組織文化はどのように維持されるのか~ 大阪大学 経済学部 関口ゼミナール - PDF
- ↑ 産経新聞朝刊2006年3月24日「阪大と大阪外大 来年10月統合で合意 国際教育、より多彩に」
- ↑ 産経新聞朝刊2015年6月18日「阪大、箕面キャンパス移転へ 北大阪急行延伸の新駅前に」
- ↑ 産経ニュース2018年3月16日「北大阪急行延伸 新駅前に大阪・箕面市が文化拠点施設…ホールや図書館、生涯学習センター
- ↑ 産経新聞朝刊2014年12月1日「知と技のコラボ」箕面船場 夢広がる新駅
- ↑ 産経新聞朝刊2015年6月18日「阪大、箕面キャンパス移転へ 北大阪急行延伸の新駅前に」
- ↑ 大阪大学箕面キャンパスの移転について・大阪大学HP
- ↑ 阪大の外国語学部、移転へ 21年春、新設駅前に・朝日新聞デジタル
- ↑ 放送大学 平成28年度 単位互換案内
- ↑ 大阪大学との連携 吹田市
- ↑ 134.0 134.1 豊中市および箕面市と連携協力に関する包括協定締結 阪大NOW No.96 2007 4月号 p.39
- ↑ 大阪大学と箕面市が包括協定を締結! - ウェイバックマシン(2007年9月27日アーカイブ分) 箕面市
- ↑ 茨木市と連携協力に関する協定締結 阪大NOW No.97 2007 6月号 p.28
- ↑ 137.0 137.1 大阪市及び池田市と連携協力に関する協定締結 阪大NOW No.98 2007 8月号 p.32
- ↑ 大阪大学と大阪市とが「連携協力に関する包括協定」を結びます 大阪市計画調整局
- ↑ 堺市との連携協力に関する包括協定締結 阪大NOW No.102 2008 2月号 p.29
- ↑ 堺市と大阪大学とが連携協力に関する協定書を締結しました 堺市
- ↑ 摂津市と連携協力に関する包括協定締結 阪大NOW No.107 2008 12月号 p.40
- ↑ 大阪大学が尼崎市との連携協力に関する包括協定を締結 阪大NOW No.126 2011 8月号 p.53
- ↑ ダイキン、阪大とIoT・AI研究 10年で56億円提供『日刊工業新聞』2017年6月26日(電機・電子部品・情報・通信面)2018年6月11日閲覧。
- ↑ 熊本地震のデータ「不自然」 阪大「捏造かも含め調査」朝日新聞 2017年10月2日
- ↑ 熊本地震データ捏造疑惑、阪大が本調査へ 来年4月に結果を公表産経新聞 2017.11.30
- ↑ 大阪大で8万人の個人情報漏洩の恐れ 教員ID使い海外から不正アクセス産経新聞 2017年12月13日
- ↑ 大阪大採点ミス 予備校通い、突然電話で「合格」に混乱毎日新聞 2018年1月7日
- ↑ 大阪大入試ミス外部指摘を学内で共有せず、対応半年遅れに日本経済新聞 2018年1月8日
- ↑ 遺憾、再発防止を=阪大入試ミスで-林文科相時事通信 2018年1月7日
- ↑ センター試験監督で居眠り=教授を訓告処分-阪大時事通信 2018年1月16日
- ↑ 「入試ミスもあったのに」 文科相、阪大のセンター試験監督中の居眠りを批判産経新聞 2018年1月16日
- ↑ 大阪大、また入試ミス AO・推薦入試で試験問題配布忘れ 再試験で1人追加合格産経新聞 2018年2月14日
- ↑ 大阪大が入試ミス 資料見せずに口頭試問 1人追加合格朝日新聞 2018年2月14日
- ↑ 阪大、60代男性教授を停職3カ月 学生らへの複数のハラスメントで 産経新聞 2018年2月22日
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