ジェイミー・ロマック
獲得メダル | ||
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男子 野球 | ||
カナダ | ||
パンアメリカン競技大会 | ||
金 | 2011 | 野球 |
IBAFワールドカップ | ||
銅 | 2011 | 野球 |
ジェームズ・ロバート・ロマック(James Robert Romak,1985年9月30日 - )は、カナダ連邦オンタリオ州ロンドン出身のプロ野球選手(内野手)。右投右打。現在は、KBOリーグのSKワイバーンズに所属する。
Contents
経歴
ブレーブス傘下時代
2003年、MLBドラフト4巡目(全体127位)でアトランタ・ブレーブスから指名され、プロ入り。この年は傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブレーブスで19試合に出場し、4打点、打率.176だった。
2004年はアパラチアンリーグのルーキー級ダンビル・ブレーブスで48試合に出場し打率.190・5本塁打・22打点・1盗塁、2005年はルーキー級ダンビルで34試合に出場し打率.274・7本塁打・27打点・2盗塁、2006年はA級ローム・ブレーブスで108試合に出場し打率.247・16本塁打・68打点・3盗塁だった。
パイレーツ傘下時代
2007年1月19日にマイク・ゴンザレス、ブレント・リリブリッジとのトレードで、アダム・ラローシュと共にピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[1]。A級ヒッコリー・クロウダッズで開幕を迎え、4月30日にA+級リンチバーグ・ヒルキャッツへ昇格。A+級リンチバーグでは85試合に出場し、打率.252・15本塁打・45打点・2盗塁だった。
2008年はA+級リンチバーグで77試合に出場し打率.279・18本塁打・57打点、7月29日にAA級アルトゥーナ・カーブへ昇格、33試合に出場し、打率.208・7本塁打・23打点だった。2009年はAA級アルトゥーナで64試合に出場したが、打率.175・5本塁打・24打点・1盗塁と結果を残せず、6月26日にA+級リンチバーグへ降格。A+級リンチバーグでは42試合に出場し、打率.213・3本塁打・14打点だった。
ロイヤルズ傘下時代
2010年1月16日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ。開幕後はA+級ウィルミントン・ブルーロックスで82試合に出場。打率.304・7本塁打・48打点・4盗塁と結果を残し、7月にAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズへ昇格。45試合に出場し、打率.278・6本塁打・16打点だった。
2011年はAA級ノースウエストアーカンソーで124試合に出場し、打率.251・23本塁打・71打点・6盗塁だった。オフの9月16日に第39回IBAFワールドカップとグアダラハラパンアメリカン競技大会の野球カナダ代表に選出された[2]。ワールドカップでは銅メダル、パンアメリカン競技大会では金メダルを獲得している。2012年はAAA級オマハ・ストームチェイサーズで11試合に出場し、打率.147だった。
カージナルス傘下時代
2012年5月17日に金銭トレードで、セントルイス・カージナルスへ移籍[3]。移籍後はAAA級メンフィス・レッドバーズで31試合に出場したが、6月にAA級スプリングフィールド・カージナルスへ降格。AA級スプリングフィールドでは64試合に出場し、打率.267・10本塁打・42打点・6盗塁だった。オフの11月20日にカージナルスとマイナー契約で再契約した。
2013年はAAA級メンフィスで134試合に出場し、打率.242・22本塁打・74打点・6盗塁だった。オフの11月5日にFAとなった。
ドジャース時代
2013年11月16日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ[4]。2014年はAAA級アルバカーキ・アイソトープスで開幕を迎え、開幕後は48試合に出場。打率.272・13本塁打・30打点・2盗塁と結果を残し、5月28日にドジャースとメジャー契約を結んだ[5]。同日のシンシナティ・レッズ戦でメジャーデビュー。7回裏2死の場面でクレイトン・カーショウの代打として出場したが、二塁ゴロに終わった[6]。15試合に出場したが、打率.048・3打点と結果を残せず、6月25日にDFAとなり[7]、28日にAAA級アルバカーキへ降格した。
ダイヤモンドバックス時代
2014年11月22日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ。2015年はAAA級リノ・エーシズで開幕を迎え、8月9日にメジャー契約を結んだ。11月10日に自由契約となった[8]。
DeNA時代
2015年11月13日にNPBの横浜DeNAベイスターズが、ロマックの獲得を発表した[9]。担当スカウトはライル・イェーツで、背番号は、この年までアーロム・バルディリスが着用していた52。三星ライオンズへ移籍したバルディリスの穴を埋めるべく、三塁手としての起用を想定したため、内野手として登録された。
2016年には、春季キャンプ中から内野守備で課題が露呈したため、一軍公式戦では開幕から右翼手としてスタメンに起用された。マイナーリーグ通算で200本塁打を記録したほどの打力を買われての起用であったが、相手投手への対応に苦慮。4月だけで2度にわたって二軍に降格するほどの不振に見舞われたことから、球団では急遽、新外国人野手の獲得に動き、5月にスイッチヒッターのエリアン・エレラを獲得することとなる。6月と9月には、代打要員として一軍に復帰したものの、いずれも短期間で二軍に戻された。一軍公式戦には、通算30試合に出場。本塁打を1本も放てず、打率.113(71打数8安打)、2打点と低迷。チームは史上初のクライマックスシリーズ進出したが、ロマック自身はシリーズ前の10月1日に帰国。シリーズ終了後の10月17日には、選手契約を更新しないことが球団から発表された[10]。ただし、二軍調整中でもアーリーワーク(早出特打)へ熱心に取り組む姿勢などからファンの人気は高く、twitter上では「#ロマックがんばれ」というハッシュタグがトレンドに入ることもあった[11][12]。
パドレス傘下時代
2016年11月20日に、サンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結んだ[13]。2017年開幕前の2月8日に第4回WBCのカナダ代表に選出された[14]。1次ラウンドの3試合に出場したが、打率.125(8打数1安打5三振)で本塁打を放てず、チームも2次ラウンド進出を逃した。シーズンではAAA級エル・パソ・チワワズで迎えたレギュラーシーズンでは、パシフィック・コーストリーグの開幕から打撃が好調。4月には、打率.372、11本塁打、25打点という好成績で、リーグの月間MVPに選ばれた[15]。
SKワイバーンズ時代
エルパソでの活躍に加えて、DeNA時代の担当スカウトだったライル・イェーツが2017年から韓国プロ野球のSKワイバーンズのコーチに転じたことを背景に、同年5月7日付でSKと契約。登録名は、ロメク(로맥)。レギュラーシーズンでは5月11日の一軍初出場から21試合で2ケタ本塁打に達するなど長打力を発揮したが、7月には一時期二軍に降格していた。同年、レギュラーシーズン開幕後に契約を結んだ外国人選手としては韓国プロ野球史上最多の31本塁打(一軍)を記録し、2018年もSKと契約を結んだ。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2014 | LAD | 15 | 23 | 21 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 8 | 1 | .048 | .130 | .095 | .226 |
2015 | ARI | 12 | 16 | 15 | 2 | 5 | 2 | 0 | 0 | 7 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6 | 0 | .333 | .375 | .467 | .842 |
2016 | DeNA | 30 | 85 | 71 | 7 | 8 | 1 | 0 | 0 | 9 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 12 | 0 | 1 | 30 | 2 | .113 | .247 | .127 | .374 |
MLB:2年 | 27 | 39 | 36 | 4 | 6 | 3 | 0 | 0 | 9 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 14 | 1 | .167 | .231 | .250 | .481 | |
NPB:1年 | 30 | 85 | 71 | 7 | 8 | 1 | 0 | 0 | 9 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 12 | 0 | 1 | 30 | 2 | .113 | .247 | .127 | .374 |
- 2016年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
機 構 |
一塁 | 三塁 | 右翼 | 左翼 | ||||||||||||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2014 | MLB | 1 | 14 | 1 | 0 | 3 | 1.000 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | - | |||||
2015 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | .750 | - | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | - | |||||||||||
2016 | NPB | 3 | 14 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 19 | 33 | 2 | 1 | 2 | .972 | - | - | ||||||||||
MLB:2年 | 2 | 17 | 1 | 1 | 3 | .947 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | |
NPB:1年 | 3 | 14 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 19 | 33 | 2 | 1 | 2 | .972 | - | - |
- 2016年度シーズン終了時
背番号
- 35(2014年)
- 4(2015年)
- 52(2016年)
- 27(2017年 - )
代表歴
- 2011 IBAFワールドカップ カナダ代表
- 2011年パンアメリカン競技大会野球カナダ代表
- 2017 ワールド・ベースボール・クラシック・カナダ代表
脚注
- ↑ “Pirates acquire Adam LaRoche from Atlanta”. Pirates Press Release. MLB.com. (2007年1月19日) . 2014閲覧.
- ↑ Baseball Canada Announces Team for Pan Am Games & World Cup Baseball Canada (英語) (2011年9月16日) 2017年7月1日
- ↑ Ben Nicholson-Smith (2012年5月17日). “Cardinals Acquire Jamie Romak”. MLB Trade Rumors. . 2014閲覧.
- ↑ Jeff Todd (2013年11月16日). “Minor Moves: Purcey, Lowe, Moore, Miller, Startup”. MLB Trade Rumors. . 2014閲覧.
- ↑ “Dodgers place Carl Crawford on the DL, select contract of Jamie Romak”. Dodgers Press Release. MLB.com. (2014年5月28日) . 2014閲覧.
- ↑ “Scores for 2014-05-28”. ESPN MLB (2014年5月28日). . 2014閲覧.
- ↑ “Dodgers select contract of Clint Robinson, designate Jamie Romak for assignment”. Dodgers Press Release. MLB.com. (2014年6月25日) . 2014閲覧.
- ↑ “Transactions | dback.com” (英語). MLB.com (2015年11月10日). . 2015閲覧.
- ↑ “選手獲得のお知らせ”. 横浜DeNAベイスターズ (2015年11月13日). . January 27, 2016閲覧.
- ↑ “2017年度 選手契約について” (日本語). 横浜DeNAベイスターズ (2016年10月17日). . 2016年10月17日閲覧.
- ↑ “DeNA 元助っ人ロマックに熱いエール”. 東京スポーツ. (2017年1月25日) . 2017閲覧.
- ↑ DeNA Sportsツイッター2017年2月1日閲覧。
- ↑ “元DeNAロマック、パドレスとマイナー契約 打率.113、0本塁打で退団” (日本語). Full-count (2016年11月20日). . 2016閲覧.
- ↑ Canada roster announced for 2017 World Baseball Classic Baseball Canada (英語) (2017年2月8日) 2017年3月16日閲覧
- ↑ “0発&打率1割台で退団の元DeNAロマック、韓国SKと契約 今季3Aで大活躍” (日本語). Full-count (2017年5月7日). . 2017-6-22閲覧.
関連項目
外部リンク
- Jamie Romak stats MiLB.com (英語)
テンプレート:2011 IBAFワールドカップ カナダ代表 テンプレート:2011年パンアメリカン競技大会野球カナダ代表 テンプレート:2017 ワールド・ベースボール・クラシックカナダ代表 |