F-06E
キャリア | NTTドコモ |
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製造 | 富士通 |
発売日 | 2013年6月7日 |
概要 | |
OS | Android 4.2.2 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 600 APQ8064T 1.7GHz (クアッドコア) |
音声通信方式 | 3G:FOMA(W-CDMA) 2G:GSM |
データ通信方式 | 3.9G:Xi 3G:FOMA(HSDPA・HSUPA) 2G:GSM 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
形状 | ストレート型 |
サイズ | 139 × 70 × 9.9 (最厚部10.8) mm |
質量 | 約163 g |
連続通話時間 | 約680分(3G) 約720分(GSM) |
連続待受時間 | 約560時間(静止時・3G) 約560時間(静止時・LTE) 約460時間(静止時・GSM) |
充電時間 | 約180分(ACアダプタ 04利用時) |
バッテリー | 3,020mAh 取り外し不可 |
内部メモリ | RAM:2GB ROM:64GB |
外部メモリ | microSD (最大2GB・ドコモ発表) microSDHC (最大32GB・ドコモ発表) microSDXC (最大64GB・ドコモ発表) |
日本語入力 | ATOK 手書き入力対応 |
FeliCa | FeliCa/NFC |
テザリング | Wi-Fi(最大8台) USB(最大1台) Bluetooth(最大1台) |
Bluetooth | 4.0[1] |
放送受信機能 | ワンセグ フルセグ(録画不可、データ放送非対応) モバキャス |
外部接続 | microUSB (ホスト・MHL共用) Miracast 3.5φイヤホンマイク端子 卓上ホルダ用電源端子 |
備考 | 1.実使用時間 約69.4時間 |
メインディスプレイ | |
方式 | TFT |
解像度 | フルHD (1920×1080ドット) 424ppi |
サイズ | 5.2インチ |
表示色数 | 約1677万色 |
サブディスプレイ | |
なし | |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 約1630万画素裏面照射型CMOS Exmor R for mobile |
機能 | フルハイビジョン動画撮影、手ブレ補正(静止画・動画)、HDR撮影、マルチAE |
サブカメラ | |
画素数・方式 | 約130万画素CMOS |
■テンプレート / ■talk |
ドコモ スマートフォン ARROWS NX F-06E(ドコモ スマートフォン アローズ エヌエックス エフゼロロクイー)は、富士通によって開発された、NTTドコモの第3.9世代移動通信システム(Xi)と第3世代移動通信システム(FOMA)のデュアルモード端末である。ドコモ スマートフォン(第2期)のひとつ。
概要
F-02Eの後継機種だが、SoCが従来のARROWSシリーズのフラッグシップモデルで採用されていたNVIDIA Tegra 3からQualcomm Snapdragon 600へと変更されている。当初はdocomo NEXT seriesの端末として開発されていた。なお製品名の「NX」の「N」には、「New」「Next」「Nippon」の意味が込められており、「新しい次世代の日本のスマートフォン」として名称が与えられた。またF-04Eで採用されていた64GBストレージやREGZA Phone T-02Dの角張ったフォルムも実質的に受け継いでいる[2]。
ドコモの2013年夏モデルでは最大級となる5.2インチのフルHDディスプレイを搭載しており、フルセグ放送の受信にも対応している。
5.2インチの大画面を搭載しながらも、狭額縁設計により、本体の幅は70ミリと持ちやすさや操作性に配慮している。また左右側面には、ヘアライン加工のメタル調フレームが使われているほか、背面には、従来の機種から採用している傷がつきにくく、塗装が剥がれにくいウルトラタフガードplusに加え、本物のダイヤモンド粒子を加えた塗装を施すことにより、耐久性が通常の塗装に比べ、約3.5倍向上した。
カメラは、有効画素数が1630万画素(アウトカメラ)/130万画素(インカメラ)で、アウトカメラには、ソニー製の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」と富士通セミコンダクター製の画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」を採用。新たにフラッシュの光量が大幅にアップし、被写体の距離に応じた明るさで光り、白飛びや光量不足のない綺麗な写真が撮影できる「インテリジェントフラッシュ」やマルチ測光方式で明るさの最適制御を行い、黒つぶれや白飛びを抑える「マルチAE」、逆光時でもつぶれを抑えた動画撮影ができる「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」を追加。さらにARROWSシリーズでは初めての動画撮影時の手ブレ補正に対応した。
国内メーカー製のスマートフォンにおいて初めてドルビーデジタルプラスを搭載[3][4]し、さらにドコモ向けARROWSシリーズ初のNFC決済に対応した。またDLNA連携機能はDTCP-IPに加え、リモートアクセス対応の専用NASに保存された自宅で録画した番組やマルチメディアコンテンツを屋外での視聴や閲覧ができるDTCP+にも対応。さらにテレビとの接続はMHLに加え、Wi-Fi経由で映像出力が可能なMiracastにも対応した。
付属品の卓上ホルダは、横置きのクレードルタイプとなった。また本体スピーカーからの音抜けをよくするためのダクトが設けられているほか、本体をセットすると、充電と同時に「シアターモード」と呼ばれるYouTubeやNOTTV、フルセグ/ワンセグなどの動画視聴に特化した横画面用のメニュー画面に切り替わる。
バッテリー容量は3020mAhで、F-02Eと比べて約20%増加している。「2日間以上を上回る長持ち」と強調するが、ドコモ向けARROWSシリーズのスマートフォンとしては初めてバッテリーの取り外しは不可となっている(交換代金は7,245円)[5]。
なお本体に破損(バックパネル等の小さな破損も)があれば、外装交換扱いとなる。
本機種は消費者の信頼を得るため、様々な製品テストを行っている[6]。その結果、過去のARROWSシリーズに見られた発熱などのトラブルが解消され、各メディアで高い品質評価を得ていることが確認された。ちなみに生産している工場は、栃木県大田原市にある「富士通那須工場」[7]にて行っている[8]。
キャッチコピーは「5.2インチ大画面&3020mAh大容量バッテリー。使いやすさも極めたARROWSの頂点」などがある。
搭載アプリ
- Google標準アプリ
- メーカー提供アプリ
- DiXiM Player
- Document Viewer
- KSfilemanager ※東京システムハウス提供
- おサイフケータイ
- カメラ
- ギャラリー
- クレーンゲーム ※DeNA提供
- スッキリ目覚まし
- テレビ
- ブラウザ
- メール
- メッセージ
- 健康生活日記
- 設定
- 電卓
- 統合辞書+
- 取扱説明書
- 予定表
主な機能
主な対応サービス | |||
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タッチパネル/加速度センサー | Xi[9]/FOMAハイスピード[10] | Bluetooth | DCMX/おサイフケータイ/NFC/かざしてリンク/赤外線/トルカ |
ワンセグ[11]/フルセグ[12]/モバキャス[13] | メロディコール | テザリング | WiFi IEEE802.11a/b/g/n/ac |
GPS | spモードメール(→ドコモメール)[14]/電話帳バックアップ | デコメール/デコメ絵文字/ |
iチャネル |
エリアメール/ソフトウェアーアップデート自動更新 | デジタルオーディオプレーヤー(WMA)(MP3他) | GSM/3Gローミング(WORLD WING) | フルブラウザ/ |
Google Play/dメニュー/dマーケット | Gmail/Google Talk/YouTube/Picasa | バーコードリーダ/名刺リーダ | ドコモ地図ナビ/Google Maps/ストリートビュー |
歴史
アップデート・不具合など
- 2013年6月27日のアップデート[16]
- 通話中、受話口から異音が聞こえる場合がある不具合を修正する。
- ビルド番号がV17R45BからV19R47Fになる。
- 2013年7月29日のアップデート[16]
- 充電中にタッチパネル操作すると、正常に反応しない場合がある不具合を修正する。
- ビルド番号がV19R47FからV21R48Dになる。
- 2013年10月15日のアップデート[16]
- 本機を長時間使用すると、まれに再起動する場合がある不具合を修正する。
- カメラアプリで静止画を撮影すると、エラーメッセージが表示されカメラアプリが強制終了する場合がある不具合を修正する。
- また、dビデオやdアニメストアコンテンツのMHL出力機能に対応する。
- ビルド番号がV21R48DからV22R49Bになる。
- 2013年11月11日のアップデート[16]
- 電池残量が正しく表示されない場合がある不具合を修正する。
- ビルド番号がV22R49BからV25R51Cになる。
- 2015年4月27日のアップデート
- 携帯電話(本体)の操作中に再起動する場合がある。
- ビルド番号:V26R52D
脚注
- ↑ 対応プロファイル:HSP、HFP、DUN、OPP、A2DP/aptX、AVRCP、SPP、HID、PBAP、HDP、ANP、FMP、PASP、PXP、TIP
- ↑ ちなみに前面のデザインはSoftBank 201FやEM01Fにやや近いが、下に配置しているロゴを確認すれば区別可能である(本機は「NTT docomo Xi」ロゴで、201FとEM01Fは「ARROWS」ロゴである。)。
- ↑ “富士通製スマートフォン「ARROWS NX F-06E」に次世代のドルビーデジタルプラスを国内メーカーとして初採用” (日本語). ドルビーラボラトリーズ (2013年5月17日). . 2013閲覧.
- ↑ タブレットにおいてはARROWS Tab F-05EとARROWS Tab Wi-Fi FAR70Bが初搭載。
- ↑ なお本機は構造上として取り外すことは可能になっているが、端末自体が一体化されている為、取り外せないように設計している。
- ↑ 【docomo】 ARROWS NX F-06E TV-CM 「新生NX」編より(富士通携帯電話総合公式チャンネル) - YouTube 2013年7月1日閲覧
- ↑ 生産の総指揮を担当しているのは富士通モバイルコミュニケーションズである。
- ↑ ドコモオンラインショップ ARROWS NX F-06E 総力特集!!
- ↑ 受信時:100Mbps/送信時:37.5Mbps
- ↑ 受信時:14Mbps/送信時:5.7Mbps
- ↑ 連続視聴時間:約360分
- ↑ 連続視聴時間:約290分
- ↑ 連続視聴時間:約390分
- ↑ 出荷時はspモードメールアプリがプリインストールされているが、ドコモメールアプリにアップデートすることにより、ドコモメールへの移行が可能。
- ↑ 報道発表資料 : 「ドコモ スマートフォン ARROWS NX F-06E」を発売 | お知らせ | NTTドコモ
- ↑ 16.0 16.1 16.2 16.3 ARROWS NX F-06Eの製品アップデート情報 | お客様サポート | NTTドコモ
関連項目
- 富士通
- ARROWS
- ARROWS X F-02E - 先代機種。バッテリーの取り外しが可能。NFC決済は非対応である。
- らくらくスマートフォン2 (F-08E)/らくらくスマートフォン プレミアム (F-09E) - 本機種をベースとしたドコモ らくらくホン端末。バッテリーの取り外しが可能。
- ARROWS A 202F - ソフトバンクモバイル向けの兄弟機種。画面サイズとCMOSセンサーの種類が異なる以外はほぼ同等のスペックとなっている。バッテリーの取り外しは不可で預かり修理となる。製造は富士通モバイルが担当。
- F-01F - 後継機種。バッテリー容量が3200mAhに増量している。
- EXILE - イメージキャラクター。本製品のテレビCM「新生NX」篇には、先代機種でもある「ARROWS X F-02E」に引き続き、HIROが出演している。
- EXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜 - 本機種のCMソング。
- Disney Mobile on docomo F-07E - 事実上の兄弟機種。ARROWS V F-04Eをベースにしているが、フルセグ受信が省略されている以外はほぼ同等のスペックとなっている。バッテリーの取り外しは不可で預かり修理となる。
- Xperia NX SO-02D - かつてドコモがグローバルモデル「Xperia S」の国内版において「NX」という名を与えられた機種で、Xperiaシリーズの一つでもある。本機同様バッテリーの取り外しは不可で預かり修理となる。XiやNFCも非対応である。ソニーモバイル・旧ソニー・エリクソン製。
外部リンク
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