日光宇都宮道路
日光宇都宮道路(にっこううつのみやどうろ)は、栃木県宇都宮市の東北自動車道 宇都宮ICから、栃木県日光市の清滝ICへ至る一般有料道路(自動車専用道路)である。高速道路ナンバリング(高速道路等路線番号)ではE81が割り振られている。
Contents
概要
栃木県道路公社管轄の一般有料道路であり、宇都宮IC - 日光IC間は国道119号、日光IC - 清滝IC間は国道120号のそれぞれバイパスである。愛称は「日光道(にっこうどう)」。
現時点では日光IC-清滝IC間の1区間のみ暫定2車線であり、残りの区間はすべて4車線で開通している。
事後的に、日光宇都宮道路の路線名で地域高規格道路の計画路線に指定されている。
路線データ
- 起点 : 栃木県宇都宮市徳次郎町
- 終点 : 栃木県日光市清滝桜ヶ丘町
- 総延長 : 30.7 km
接続する高速道路
インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。なお、未開通のIC/JCT名は仮称である。
- IC : インターチェンジ、PA : パーキングエリア、TB : 本線料金所
IC番号 | 施設名 | 接続路線名 | 宇都宮から (km) |
備考 | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|
国道119号(宇都宮北道路)小山・栃木市・国道4号方面 | |||||
10 | 宇都宮IC | E4 東北自動車道 | 0.0 | 宇都宮市 | |
1 | 徳次郎IC | 国道293号 | 1.6 | 日光・今市方面は入口のみ 宇都宮方面は出口のみ | |
- | 石那田IC | 2018年度供用予定[1] | |||
2 | 大沢IC/TB | 県道110号下野大沢停車場線 | 11.2 | 本線料金所を併設 | 日光市 |
2-1 | 土沢IC | 国道121号・国道352号(板橋バイパス) | 15.4 | ||
3 | 今市IC | 県道70号宇都宮今市線 国道121号 |
19.8 | ||
- | 日光口PA | - | 22.2 | ||
4 | 日光IC/TB | 24.7 | 本線料金所を併設 | ||
5 | 清滝IC | 国道120号 | 30.5 | ||
- | 清滝I.C交差点 | 国道120号 | 30.7 |
歴史
- 1976年12月25日 : 宇都宮IC-日光IC間開通、日本道路公団管轄
- 1981年10月6日 : 日光IC-清滝IC間開通により、全線開通
- 1998年6月16日 : 地域高規格道路の計画路線に指定
- 2005年6月28日 : 有料道路事業を栃木県道路公社に移管
- 2005年10月26日 : 愛称を「日光道(にっこうどう)」に決定
- 2007年2月22日 : ETC運用開始
- 2011年3月25日 : 土沢IC供用開始[注釈 1]
- 2011年4月29日~5月8日:東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で被災した県内観光活性化のため、栃木県道路公社管理路線の無料開放が実施され日光道も無料開放される
車線・最高速度
区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 |
最高速度 | |
---|---|---|---|
国道119号 | 宇都宮IC-日光IC | 4=2+2 | 80km/h |
国道120号 | 日光IC-清滝IC | 2=1+1 (暫定2車線) |
60km/h (一部区間は50km/h) |
料金所と通行料金
料金所は大沢IC/TBと日光IC/TBのみ存在し、今市ICを境に料金区間が分かれている。 通常期(5月 - 11月)と閑散期(12月 - 4月)で料金が異なり、閑散期は割安になる。2007年2月22日からはETCにも対応しており、大沢IC/TBのみ通常期の料金が閑散期と同額になるETC時間帯割引も適用される。
- 宇都宮IC - 今市IC(※例外あり)
- 大沢ICを利用する場合:大沢IC内の料金所で上記区間の利用分徴収
- 大沢ICを利用しない場合:大沢本線料金所で上記区間の全区間分徴収[注釈 2]
- 今市IC - 清滝IC
- 日光ICを利用する場合:日光IC内の料金所で上記区間の利用分徴収
- 日光ICを利用しない場合:日光本線料金所で上記区間の全区間分徴収
なお、施設管理や新インターチェンジ設置資金などを料金収入によって賄うため、もともと2006年12月24日までの予定であった料金徴収期間は、一旦2022年3月2日までに延期された。 さらに、老朽化が著しい橋梁18箇所とトンネル2箇所等の大規模修繕に約31億円の費用を要す事が見込まれるため、2015年12月の栃木県議会において、料金徴収期間を約12年2ヵ月延長し2034年5月20日までとする事業変更同意案が可決されている[1]。
道路管理者
日本道路公団が建設・運営していた当路線は同公団の民営化に絡み、30年間の償還期間を前に2005年6月28日午前0時、管理・運営が栃木県道路公社へ移管された。栃木県への譲渡価格は21億8000万円。 この時点で日光市土沢と宇都宮市石那田町の計2ヶ所に新しいインターチェンジを設置する予定であったが、事業を承継した栃木県道路公社は日光市土沢の土沢ICを2011年3月25日に供用、宇都宮市石那田町についても石那田ICとして2016年度より着工し、2018年度の供用開始を見込んでいる[1]。
交通量
24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 |
---|---|---|---|
宇都宮IC - 徳次郎IC | 10,438 | 16,075 | 20,495 |
徳次郎IC - 大沢IC | 10,438 | 16,075 | 20,495 |
大沢IC - 土沢IC | 7,555 | 10,633 | 18,734 |
土沢IC - 今市IC | 7,555 | 10,633 | 18,734 |
今市IC - 日光IC | 7,555 | 10,633 | 18,734 |
日光IC - 清滝IC | 4,554 | 6,116 | 7,653 |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)