宇都宮市

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宇都宮市(うつのみやし)

栃木県中部,下野平野にある中核市。市域東部を鬼怒川が貫流する。 1896年市制。 1884年以来県庁所在地。

1954年平石村,清原村,横川村,瑞穂野村,城山村,国本村,富屋村,豊郷村の8村と篠井村の一部を,2007年上河内町,河内町の2町を編入。康平2 (1059) 年藤原宗円が,下野守護職兼宇都宮社務職として宇都宮氏を称して以来,地名として定着した。

近世蒲生氏本多氏戸田氏松平氏などの城下町として発展。また奥州街道日光街道の分岐点で宿場町,市場町としても繁栄。

1885年東北本線が開通,田川沿いの沖積地に駅が設置された。官庁街,文化施設,学校,住宅地区はおもに西部の洪積台地を占める上町 (うわまち) にあり,かんぴょう,繊維などの問屋や金融機関は東部の沖積低地の下町 (したまち) に立地。二荒山神社 (ふたあらやまじんじゃ) 前の「ばんば」は上町と下町の境界で,市内随一の商店街,娯楽街。

下町を中心に食品,製紙,製粉,染色などの中小工場が,また市街地周辺部には車両,家庭用電気器具,ミシン,農機具などの大工場が立地。東部の清原工業団地内のたばこ製造工場は国内最大規模 (1977年操業開始) 。

市内には国指定重要文化財を所蔵する清巌寺をはじめ古社寺や史跡も多く,宇都宮城跡,飛山城跡 (国指定史跡) などがある。根古谷台遺跡 (ねごやだいいせき) ,上神主・茂原官衙遺跡 (かみこうぬし・もばらかんがいせき) も国指定史跡。岡本家住宅と旧篠原家住宅は国の重要文化財に指定されている。西部の大谷では大谷石が採掘され,大谷の奇岩群は国の名勝に,磨崖仏は国の特別史跡・重要文化財に指定されており,観光地にもなっている。市域の一部は宇都宮県立自然公園に属する。

東北新幹線が通り,JR東北本線から JR日光線が分岐。東武鉄道宇都宮線の終点。東北自動車道,日光宇都宮道路のインターチェンジがあり,国道4号線,119号線,121号線,123号線,293号線,408号線が通る。

面積 416.85km2。人口 51万8594(2015)。

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