アマルティア・セン
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アマルティア・セン(ベンガル語:অমর্ত্য সেন、ヒンディー語:अमर्त्य सेन、英語:Amartya Sen、1933年11月3日 - )は、インドの経済学者。哲学、政治学、倫理学、社会学にも影響を与えている。アジア初のノーベル経済学賞受賞者。1994年アメリカ経済学会会長。
ベンガルで生まれ、9歳の時に、200万人を超える餓死者を出した1943年のベンガル大飢饉でセンの通う小学校に飢餓で狂った人が入り込み衝撃を受ける。またこの頃、ヒンズー教徒とイスラム教徒の激しい抗争で多数の死者も出た。これらの記憶や、インドはなぜ貧しいのかという疑問から経済学者となる決心をしたと言われる。無神論者。
Contents
略歴
- 1933年 アマルティア・センはインドのサンティニケタン(Santiniketan)に生まれる。
- カルカッタ・プレジデンシー大学(現在のコルカタ大学)の経済学部を卒業する。
- ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで学ぶ。
- 1955年 ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジを卒業する(B.A.)。
- 1956年~1958年 the Universities of Jadavpurdeで教鞭をとる。
- 1959年 ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジから修士号を得る(M.A.)。
- 1959年 ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジから博士号を得る(Ph.D.)。
- 1963年~1971年 デリー経済大学で教鞭をとる。
- 1971年~1977年 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)、ロンドン大学で教鞭をとる。
- 1977年~1988年 オクスフォード大学で教鞭をとる。
- 1988年~1998年 ハーバード大学の経済学と哲学の教授となる。
- 1998年~2004年 ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジの学寮長(マスター)となる。
- 2004年~現在 ハーバード大学の教授(Thomas W. Lamont University Professor)となる。
- 2018年 早稲田大学名誉博士となる[1]。
栄誉・受賞
- 1998年 経済の分配・公正と貧困・飢餓の研究における貢献により1998年にノーベル経済学賞を受ける。
- 1999年 インドの文民に与えられる最高の賞であるバーラト・ラトナ賞を受賞している。
- 2003年6月2日 立命館大学第33号名誉博士。
- 2007年 ナーランダ大学を現代のインドに復活させるプロジェクトの議長に就任した。
- 2018年 早稲田大学より名誉博士
人物
- センはインドの東ベンガル州(現在のバングラデシュ)の名門を輩出する一族の出身で、センの母方の祖父は、ヒンドゥー哲学と中世インド文学の名高い権威のある学者クシティモハン・センだった[2]。祖父は、ノーベル文学賞受賞者ラビンドラナート・タゴールの親しい同僚で、センの名付け親はタゴールと言われている[3]。
- センの父親アシュトシュ・センは、ダッカ大学(現在、バングラデシュ)で化学を教えていた。母親はアミタ・センで、センは現在の西ベンガル州の学園都市サンティニケタン(インド)で生まれた。センの先祖伝来の邸宅は、東ベンガル州のダッカのワリにあった。
- 1947年のインド・パキスタン分離独立に伴い、センの一家は東ベンガル州の後身である東パキスタンからインドに移住する(その後、1971年に東パキスタンはバングラデシュとしてパキスタンより独立する)。
- センの最初の妻は、ナバニータ・デーウ・センで、彼女はよく知られた作家で学者でもあった。アンタラとナンダーナという二人の子供をもうけたが、彼らが1971年にロンドンに移ってからほどなくして、結婚生活は終わりを迎える。
- 1973年に、センはエヴァ・カラーニと再婚するが、1985年にはエヴァは胃がんにより、死亡する。二人の間には、インドラニとカビールの二人の子供をもうけた。センは一人で、末っ子を育てた。
- センの現在の妻エマ・ジョージナ・ロスチャイルドは、第3代ロスチャイルド男爵ヴィクタ-の娘で、経済史学者、アダム・スミスの専門家、ケンブリッジ大学のキングズ・カレッジの特別研究員(フェロー)、ハーヴァード大学教授である。
- センはノーベル賞の賞金で、1998年にインド・バングラデシュに基礎教育・社会的男女平等達成を目的とした「プラティチ財団」を設立している[4]。
功績
総論
- アマルティア・センの研究は、飢饉、人間開発理論、厚生経済学、貧困のメカニズム、男女の不平等、および政治的自由主義などである。
- センのミクロ経済学の視点から貧困のメカニズムを説明した研究は、経済学に限らず社会科学全体に衝撃を与えた。特に途上国の購買力と飢餓の関係を説明した論文は、尊敬と畏怖をもって経済学者達に迎えられた。なぜならば彼以前は貧困とは単純に生産性の問題だけだと考えられていたが、市場競争における市場の失敗によってもたらされた事を簡潔かつ明瞭に表したからである。またセンは経済学の中でも高度な数学と論理学を使う厚生経済学や社会選択理論における牽引者である。適応選好や潜在能力アプローチ(capability approach)、「人間の安全保障」などの概念は現在日本でも高校の公民の授業で教えられることがある。
- 経済学は、「人はいかに生きるべきか」「人間にとっての善」という倫理学と工学の2つの大きく異なる起源から派生しているとされている。センは、前者を「モチベーションの倫理的な考え方」と呼び、後者を「それを達成するための手段」としている。センは、現状の経済学を批判するが経済学のもつ分析力については否定はせず敬意を払っている。彼がとる分析手法は経済学の一般的なテクニックに根ざしている。
飢饉の分析
- 彼の著書で示されている、飢饉が食料不足から起こるだけではなく、不平等からも起こるという指摘は、食物を分配するためのメカニズムを基にしている。彼は、1943年にベンガルに飢饉が起こったとき、価格が上昇し、食物を入手するための通貨がイギリス軍による獲得、パニック購入、貯蔵、およびぼったくり(その領域の戦争に関連づけられたすべて)を含む要素のため急速に無くなったこと、田舎の肉体労働者と都市のサービス提供者を含む人々の適切な食物供給量が有ったことをデータに提示した。例えば、ベンガルでは飢饉の前よりも食糧生産量があった。多くの社会的経済の要素として減退する賃金や、失業や、上昇する食品価格や、不十分な食品流通などのこれらの問題はあるグループ社会で飢餓につながった。ベンガル飢饉では、食物を買う田舎の労働者のネガティブな状態は民主主義の影響を受けなかった。彼らには社会参加の権限がなく、飢えや滋養の機能、病的状態から逃れることが出来なかった。
- 一方、センは1943年以降インドでは壊滅的な大飢饉が起こっていないことを指摘している。独立に伴って自由なメディアと民主主義が整備されたことによって、飢餓で最も影響を受ける貧しい人々の声が政府に届きやすくなり、一方で野党やメディアの批判にさらされる民主主義下の政府には彼らの声を聞くというインセンティブが発生するために食糧供給や雇用確保などの政策を行い、飢饉は回避されるとした。センは同時期の中国の大躍進時の大飢饉や、その他の権威主義的な政権のもとでの各国の大飢饉と比較し、飢饉は自然災害などの現象の影響よりも、飢えを回避するために行動しようという政府が欠如していることの影響がより大きいとしている[5]。
厚生経済学
- センは、政府が市民の具体的な能力に対して測定されるべきであると主張する。センは人間の活動の要素を動機づけながら、私利を置いた経済モデルへ挑戦した。厚生経済学は、地域社会の福利(福祉)への効果に関して経済政策を評価しようとする。個人の権利 (自由のパラドックスの定式化を含んでいる) に関連するその問題を訴えた彼の有力な専攻論文では、正義と公平さ (多数決原理、および個々の状態の情報の有用性)といった基本的な福利(福祉)の問題に関する研究者を奮い立たせた。
潜在能力
- センのノーベル経済学賞受賞は「厚生経済学・社会的選択」での功績である。しかし、彼の学説の中でもっとも有名な概念は「潜在能力」(ケイパビリティ)である。潜在能力とは 「人が善い生活や善い人生を生きるために、どのような状態にありたいのか、そしてどのような行動をとりたいのかを結びつけることから生じる機能の集合」としている。具体的には、「よい栄養状態にあること」「健康な状態を保つこと」から「幸せであること」「自分を誇りに思うこと」「教育を受けている」「早死しない」「社会生活に参加できること」など幅広い概念である。そして「人前で恥ずかしがらずに話ができること」「愛する人のそばにいられること」も潜在能力の機能に含めることができるとしている。
- センは、教育と国民の健康における改善などが、経済成長が達成されるために経済改革に先行しなければならないと主張した。センは経済学は数字だけを扱うのではなく、「共感性・関わり合い・利他性」(コミットメント)を重視し、弱い立場の人々の悲しみ、怒り、喜びに触れることができなければそれは経済学ではないと主張した。「飼いならされた主婦、あきらめきった奴隷は、ほんの少しの幸せでも満足してしまう」とし、弱い立場の人々が潜在能力を生かし社会参加することを主張している。
人間開発指数
- センの潜在能力アプローチを発展させたものが、国際連合開発計画(UNDP)の人間開発指数(HDI:Human Development Index)である。HDIは、平均寿命、教育(識字率+就学率)、国民所得(一人当たりGDP)の3つの指標からなっている。最初、センは、1990年にパキスタンの経済学者マブーブル・ハックの提唱した生活の質や発展度合いを示す「シンプルな指標」であるHDIに難色を示した。その理由をセンは、「HDIの平均寿命・教育・国民所得も手段であって、目的そのものではない。目的は、人それぞれ多様なものであり、社会的・文化的背景によって異なる」と述べている。しかし、最終的にはセンも同意し協力メンバーの一人となった。HDIは1993年から国連年次報告「人間開発報告書(HDR)」の中で国連開発計画によって毎年発表されている。現在では、経済中心のGDPに代わる人間性を加味した指標として日本政府も注目している。
- 2001年1月、センと緒方貞子前国連難民高等弁務官を共同議長に「人間の安全保障委員会」が、日本政府とアナン国連事務総長のイニシアティブによって欧米とは別に創設された。同委員会は、2003年6月まで継続し、最終報告書を持って解散した。その後、「人間の安全保障ユニット」として国連人道問題調整部(OCHA)に移行し、日本政府は2006年度までに335億円を供出している。
エピソード
- 。
- トリニティ・カレッジ学寮長時代、毎朝の『もっとも重要な仕事』だった英王室ゆかりの19世紀から動き続けている柱時計のぜんまいを巻くことを忘れてしまい、時計を止めてしまった。「どうせ私は植民地の人間だから。」(セン)[6]
- 娘のナンダナー・セン(Nandana Sen)は女優としてインドで映画デビューした。
- センのノーベル経済学賞受賞について、経済学者のトーマス・カリアーは「センの受賞については、センの人道的な理論なら、不祥事に巻き込まれる心配がないため、委員会はセンを選んだという憶測された背景がある」と推測している[7]。また、ウォールストリート・ジャーナル・ヨーロッパ版の編集員であるロバート・ポロックは、センのノーベル賞受賞について「左翼的見解を表明するばかりの人物」「なんでも『問題にする』ことが得意だが、多くの学生が影響されて博士論文のテーマにしている」と批判している[8]。
著書
単著
- Choice of Techniques: An Aspect of the Theory of Planned Economic Development, (Blackwell, 1960).
- On Economic Inequality, (Clarendon Press, 1973).
- Collective Choice and Social Welfare, (Elsevier Science, 1979).
- Poverty and Famines: An Essay on Entitlement and Deprivation, (Clarendon Press, 1982).
- Choice, Welfare, and Measurement, (MIT Press, 1982).
- Resources, Values and Development, (Blackwell, 1984).
- Commodities and Capabilities, (Elsevier Science, 1985).
- 鈴村興太郎訳『福祉の経済学--財と潜在能力』(岩波書店, 1988年)
- On Ethics and Economics, (Blackwell, 1987).
- Inequality Reexamined, (Clarendon Press, 1992).
- Development as Freedom, (Alfred A. Knopf, 1999).
- 石塚雅彦訳『自由と経済開発』(日本経済新聞社, 2000年)
- Employment, Technology and Development, (Oxford University Press, 1999).
- Beyond the Crisis: Development Strategies in Asia, (Institute of Southeast Asian Studies, 1999).
- Reason before Identity, (Oxford University Press, 1999).
- Rationality and Freedom, (Harvard University Press, 2002).
- The Argumentative Indian: Writings on Indian History, Culture and Identity, (Allen Lane, 2005).
- 東郷えりか訳『人間の安全保障』(集英社新書, 2006年)
- Identity and Violence: the Illusion of Destiny, (W. W. Norton, 2006).
- The Idea of Justice, (Belknap Press of Harvard University Press, 2009).
- Peace and Democratic Society, (Open Book Publishers, 2011).
- 『インドから考える 子どもたちが微笑む世界へ』山形浩生訳、NTT出版, 2016年
- 『経済学と倫理学 アマルティア・セン講義』徳永澄憲・松本保美・青山治城訳、ちくま学芸文庫, 2016年
- 『グローバリゼーションと人間の安全保障 アマルティア・セン講義』加藤幹雄訳、ちくま学芸文庫, 2017年
共著
- Hunger and Public Action, with Jean Drèze, (Clarendon Press, 1989).
- India: Economic Development and Social Opportunity, with Jean Drèze, (Oxford University Press, 1995).
- Mismeasuring our lives: why GDP doesn't add up: the report, with Joseph E. Stiglitz and Jean-Paul Fitoussi, (New Pr,2010).
- An Uncertain Glory: India and its Contradictions , with Jean Drèze, (Princeton University Press, 2013).
共編著
- Utilitarianism and Beyond, co-edited with Bernard Williams, (Cambridge University Press, 1982).
- Entitlement and Well-being, co-edited with Jean Drèze, (Clarendon Press, 1990)
- Famine Prevention, co-edited with Jean Drèze, (Clarendon Press, 1990)
- Endemic Hunger, co-edited with Jean Drèze, (Clarendon Press, 1991).
- The Quality of Life, co-edited with Martha Nussbaum, (Clarendon Press, 1993).
- Virtue Love & Form: Essays in Memory of Gregory
- Social Choice Re-examined, co-edited with Kenneth J. Arrow and Kotaro Suzumura, (St. Martin's Press, 1995).
- The Political Economy of Hunger: Selected Essays, co-edited with Jean Drèze and Athar Hussain, (Clarendon Press, 1995).
- Indian Development: Selected Regional Perspectives, co-edited with Jean Drèze, (Oxford University Press, 1997).
- Handbook of Social Choice and Welfare, co-edited with Kenneth J. Arrow and Kotaro Suzumura, (Elsevier Science, 2002).
- Public Health, Ethics, and Equity, co-edited with Sudhir Anand and Fabienne Peter, (Oxford University Press, 2006).
- Markets, Money and Capital: Hicksian Economics for the Twenty First Century, co-edited with Roberto Scazzieri and Stefano Zamagni, (Cambridge University Press, 2008).
雑誌論文
- Sen, Amartya (1962). “An aspect of Indian agriculture”. Economic and Political Weekly (formerly The Economic Weekly) (Sameeksha Trust) 14: 243–246. Pdf version.
- Sen, Amartya (Jan–Feb 1970). “The impossibility of a paretian liberal”. Journal of Political Economy (University of Chicago Press via JSTOR) 78 (1): 152–157. doi:10.2307/1829633 . Pdf version.
- Sen, Amartya (March 1976). “Poverty: An ordinal approach to measurement”. Econometrica (The Econometric Society via JSTOR) 44 (2): 219–231. doi:10.2307/1912718 . Pdf version.
- Sen, Amartya (September 1979). “Utilitarianism and welfarism”. The Journal of Philosophy (Journal of Philosophy, Inc. via JSTOR) 76 (9): 463–489. doi:10.2307/2025934 .
- Sen, Amartya (1986). “Chapter 22 Social choice theory”. Handbook of Mathematical Economics (Elsevier ScienceDirect) 3: 1073–1181. doi:10.1016/S1573-4382(86)03004-7 .
- Sen, Amartya (20 December 1990). “More than 100 million women are missing”. The New York Review of Books (NY Rev Inc.) .
- Sen, Amartya (7 March 1992). “Missing women: social inequality outweighs women's survival advantage in Asia and North Africa”. British Medical Journal (BMJ) 304 (6827): 587. doi:10.1136/bmj.304.6827.587 . Pdf version.
- Sen, Amartya (May 2005). “The three R's of reform”. Economic and Political Weekly (Sameeksha Trust) 40 (19): 1971–1974 .
脚注
- ↑ ノーベル経済学賞受賞者アマルティア・クマール・セン氏 名誉博士学位贈呈式・記念講演会が2018年4月24日に行われた。なお、当初は【延期】ノーベル経済学賞受賞者 アマルティア・クマール・セン氏 名誉博士学位贈呈式・記念講演会に記載のあるように、2016年12月に名誉博士学位が授与される予定だったが、延期されていた。
- ↑ Amartya Sen - Biographical、Nobel Media、1998
- ↑ 大江健三郎『定義集』(朝日新聞出版、2012)
- ↑ アマルティア・セン 『人間の安全保障』 集英社〈集英社新書〉、2006年、11頁。
- ↑ アマルティア・セン『貧困の克服』 pp.112-114
- ↑ 池本幸生・野上裕生・佐藤仁訳『不平等の再検討--潜在能力と自由』(岩波書店, 1999年)訳者解説より
- ↑ トーマス・カリアー 『ノーベル経済学賞の40年〈下〉-20世紀経済思想史入門』 筑摩書房〈筑摩選書〉、2012年、152頁。
- ↑ トーマス・カリアー 『ノーベル経済学賞の40年〈下〉-20世紀経済思想史入門』 筑摩書房〈筑摩選書〉、2012年、158-159頁。
関連項目
外部リンク
学職 | ||
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先代: マイケル・アティヤ |
ケンブリッジ大学トリニティカレッジ学寮長 1998-2004 |
次代: マーティン・リー |
テンプレート:ノーベル経済学賞受賞者 (1976年-2000年)
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- 無神論の哲学者
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- ケンブリッジ大学の教員
- ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの教員
- オックスフォード大学の教員
- マサチューセッツ工科大学の教員
- デリー大学の教員
- コルカタ大学の教員
- アメリカ芸術科学アカデミー会員
- Econometric Societyの会長
- Econometric Societyのフェロー
- ベンガル人
- バングラデシュ出身の人物
- 西ベンガル州出身の人物
- ケンブリッジ大学出身の人物
- 1933年生
- 存命人物