KICK THE CAN CREW
KICK THE CAN CREW | |
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ジャンル | ヒップホップ |
活動期間 |
1996年 - 2004年 2014年 2015年 2016年 2017年 - |
レーベル |
LASTRUM (2017年 - ) |
公式サイト |
http://www.kickthecancrew.com/ index2.html |
KICK THE CAN CREW(キック・ザ・カン・クルー)は、日本のヒップホップグループ。所属レコード会社はビクターエンタテインメント(インディーズ、及びLP版はBURGER INN RECORDSでリリース)。通称「キック」、雑誌等では頭文字をとって「KTCC」とも表記される。グループ名を直訳すると「缶を蹴る奴ら」。その由来は、それぞれ活動していた3人が初めてコラボレートした楽曲「カンケリ」から来ている。RHYMESTER等が在籍するコミュニティFUNKY GRAMMAR UNITや神輿ロッカーズの一員でもある。
Contents
メンバー
サポートメンバー
- 2004年の活動休止まで活動。
来歴
BY PHAR THE DOPESTのKREVA、RADICAL FREAKSのMCU、DJ SHUHOとソロ活動をしていたLITTLEとそれぞれバラバラに活動していた3人が初めて共演した曲「カンケリ」(コンピレーション『THE BEST OF JAPANESE HIPHOP vol.7』に収録)をきっかけに意気投合。ユニット名はその曲名からKICK THE CAN CREW(=缶蹴る奴ら)と名づけられた。その後もインディーズでリリースを重ねていった。
当時から個々の活動も行っており、KREVAはBY PHAR THE DOPESTとしての活動の他にソロMCとしてB-boy ParkのMC battleに於いて3連覇(1999 - 2001)を達成。MCUはRADICAL FREAKSの他にアルファらと共に東京U家族で活動(後にMCUが結婚したと同時に解散)。LITTLEは3人の内でも早くからソロアルバムをリリースしていた。
2001年5月23日、シングル「スーパーオリジナル」でメジャーデビュー。その後、11月7日に山下達郎の「クリスマス・イブ」をサンプリングした「クリスマス・イブRap」、2002年1月23日に「マルシェ」をリリースし、その年の紅白歌合戦に初出場。
2002年10月、ヒップホップグループのキングギドラがリリースしたアルバム『最終兵器』内の楽曲「公開処刑 feat. BOY-KEN」でK DUB SHINEにDISされる(後の2004年8月、「blast」誌上のK DUB SHINEのインタビューでもう批判はしないといった意の発言をしている)。
2003年には8月6日の「性コンティニュー」から2004年1月1日のアルバム『GOOD MUSIC』までシングル5枚・ベストアルバム1枚・アルバム1枚の計7枚連続リリースを行った。また、この年には台湾親善大使に任命されての台湾ライヴ敢行や「The Source Awards」に日本人初のノミネートと海外でも活動を行った。
2004年3月に活動休止を発表する。そして、6月20日のライブ「KICK THE CAN CREW LIVE 旅人〜STEP IN THE DAY〜」をもって活動を一旦休止した。
2008年5月7日、LITTLEの自らの誕生日とデビュー10周年記念を兼ねたライブの際にサプライズでKREVAとMCUが花束を持って登場し、活動休止以来となるステージ上での3ショットが実現。8月3日には茨城県の国営ひたち海浜公園で開催された野外イベント「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2008」でKREVAがLITTLEとMCUを呼び、4年振りに「イツナロウバ」「アンバランス」の2曲を披露した。
2009年8月2日「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009」では3人とも8月2日にそれぞれソロとして出演し去年と同じくKREVAのステージにて復活を果たし観客をわかした。なお披露した曲は「アンバランス」である。
2010年8月6日「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」においても同日にそれぞれソロで出演し、ファンの期待に答えるように三度一夜限りの復活をとげ代表曲「マルシェ」を披露している。なおこの日MCUはSeaside Stageのトリを飾っている。
2011年、MCUとLITTLEによる「UL」が結成。同年8月7日に行われた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011」にて「イツナロウバ」を披露。8月28日には日本テレビ系列の音楽番組「MUSIC LOVERS」にてゲストのKREVAがパフォーマンスゲストとしてLITTLEとMCUを招き、実に約8年ぶりのテレビ共演となった。楽曲は「挑め Remix」。
2012年8月3日「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2012」にて「イツナロウバ」を披露。
2014年3月、KREVAプロデュースによるULのデビューアルバム「ULTRAPS」がリリース。8月2日に行われた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」 にて約10年ぶりにKICK THE CAN CREWが復活[2]。一番規模の大きいGRASS STAGEにてトリを飾る。以降新曲等のリリースはないもののKREVAのイベント「908 FESTIVAL」などに3人が出演するなど競演が目立っている。
2017年6月18日、デビュー20周年を機に本格的な再始動発表と共に新楽曲「千%」を公開、併せて実に14年ぶりとなるニューアルバム『KICK!』の発売、重ねて日本武道館での「復活祭」、13年ぶりの全国ツアーも開催した。
音楽性・特色
MC3人の三者三様のパフォーマンスを「キャラ立ち3本マイク」、身長の違いから「大中小」と称している。
楽曲のトラックは、結成当初からKREVA1人の手で作られていたが、シングル「sayonara sayonara」収録の「キックOFF」でDJ TATSUTAとトラックを共作し、以降、アルバム『magic number』には2曲、2003年8月からの7枚連続リリースでは、半分近くを2人(「顔PASSブラザーズ」名義)でプロデュースしている。
ディスコグラフィ
インディーズ
シングル
発売日 | タイトル | 規格品番 | |
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LASTRUM CORPORATION | |||
1st | 1997年8月21日 | タカオニ | LAMCDE-003 (CD) |
LALPE-3 (12inch) | |||
BURGER INN RECORDS | |||
2nd | 2000年7月5日 | young animal e.p. | BIR-1003 (CD) |
UTOPIA | |||
3rd | 2000年8月18日 | GOOD TIME! | 8869-P (CD) |
BURGER INN RECORDS | |||
4th | 2001年2月21日 | 今日から明日 | BIR-1014 (CD) |
2001年4月27日 | BIR-1017 (12inch) | ||
5th | 2001年10月26日 | Good Time! / X-amount / エルニーニョ | BIR-1023 (12inch) |
6th | 2001年11月23日 | ユートピア / 3MC&1DJ | BIR-1022 (12inch) |
アルバム
発売日 | タイトル | 規格品番 | 備考 | |
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UTOPIA | ||||
1st | 2000年9月13日 | YOUNG KING | UTIH-2 / 8875-P (CD) | - |
BURGER INN RECORDS | ||||
2nd | 2001年10月17日 | Greatest Hits | BIR-1021 (CD) | 2005年12月14日にCD再発 (BUCA-1015) |
メジャー
シングル
発売日 | タイトル | 規格品番 | 最高順位 | 備考 | ||
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Billboard [3] | ||||||
DREAM MACHINE (Warner Music Japan) | ||||||
1st | 2001年5月23日 | スーパーオリジナル | HDCA-10059 (CD) | - | - | |
2nd | 2001年6月29日 | イツナロウバ | BIR-1019 (12inch) | - | BURGER INN RECORDSより発売 | |
2001年7月11日 | HDCA-10067 (CD) | - | ||||
3rd | 2001年9月27日 | カンケリ01/LIFELINE | HDCA-10071 (CD) | - | - | |
4th | 2001年11月7日 | クリスマス・イブRap | HDCA-10077 (CD) | - | - | |
5th | 2002年1月1日 | マルシェ | HPCW-1485 (12inch) | - | BURGER INN RECORDSより発売 | |
2002年1月23日 | HDCA-10085 (CD) | - | ||||
6th | 2002年3月13日 | ONEWAY | HDCA-10091 (CD) | - | 2002年4月26日に12inch発売 (BIR-1030) | |
7th | 2002年5月22日 | sayonara sayonara | HDCA-10100 (CD) | - | 2002年8月9日に12inch発売 (BIR-1031) | |
8th | 2002年8月28日 | アンバランス | HDCA-10112 (CD) | - | 2002年11月22日に12inch発売 (BIR-1032) | |
9th | 2002年11月7日 | 地球ブルース〜337〜/DJDJ [for RADIO] | HDCA-70008 (CD) | - | 2003年2月26日に12inch発売 (BIR-1034) | |
10th | 2002年12月11日 | TORIIIIIICO! feat. CASSETTE VISION | HDCA-10129 (CD) | - | - | |
- | 2003年3月7日 | ストレス | BIR-1036 (12inch) | - | BURGER INN RECORDSより発売 | |
11th | 2003年8月6日 | 性コンティニュー | WPCL-10027 (CD) | - | 2003年10月3日に12inch発売 (BIR-1041) | |
12th | 2003年9月10日 | GOOD MUSIC | WPCL-10036 (CD) | - | 2003年10月3日に12inch発売 (BIR-1042) | |
13th | 2003年10月16日 | パンク寸前のFUNK | WPCL-10041 (CD) | - | 2004年1月30日に12inch発売 (BIR-1043) | |
14th | 2003年11月12日 | ナビ/揺れ | WPCL-10056 (CD) | - | 2004年1月30日に12inch発売 (BIR-1044) | |
15th | 2003年12月10日 | 脳内VACATION | WPCL-10062 (CD) | - | 2004年1月30日に12inch発売 (BIR-1045) | |
SPEEDSTAR RECORDS (Victor Entertainment) | ||||||
配信 | 2017年7月14日 | 千% | - | 81位 | - | |
16th | 2018年8月29日 | 住所 feat.岡村靖幸 | VIZL-1420(2CD) VICL-37422(CD) |
- | - |
その他シングル
- ダウンバイロー (2002年8月7日)
アルバム
発売日 | タイトル | 規格品番 | |
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DREAM MACHINE (Warner Music Japan) | |||
1st | 2002年2月14日 | VITALIZER | HDCA-10084 (CD) |
2002年4月26日 | BIR-1029 (2LP) | ||
2nd | 2003年1月1日 | magic number | HDCA-10127 (CD) |
2003年3月7日 | BIR-1037 (2LP) | ||
3rd | 2004年1月1日 | GOOD MUSIC | WPCL-10063 (CD) |
SPEEDSTAR RECORDS (Victor Entertainment) | |||
4th | 2017年8月30日 | KICK! | VICL-64834 (CD) |
VIZL-1228 (CD+DVD) |
ベストアルバム
発売日 | タイトル | 規格品番 | |
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DREAM MACHINE (Warner Music Japan) | |||
1st | 2003年11月19日 | BEST ALBUM 2001-2003 | WPZL-30017/8 (2CD) |
参加作品
- KICK THE CAN CREW「よってこい feat. NG HEAD, RYO THE SKYWALKER」 (1999年、DJ TATSUTA『ULTIMATE MIX ADJUSTMENT』収録)
- 嶋野百恵「Roots feat. KICK THE CAN CREW & INNOSENCE」 (2000年、嶋野百恵『Roots』収録)
- RHYMESTER「10 Balls+2 featuring Kick The Can Crew」 (2001年、RHYMESTER『ウワサの真相』収録)
- THE BOOM「いいあんべえ (monoaural mix) featuring KICK THE CAN CREW」 (2002年、THE BOOM「この街のどこかに」収録)
- EAST END「FGスポット feat. KICK THE CAN CREW」 (2003年、EAST END『Beginning of the Endless』収録)
- RHYMESTER「ウィークエンド・シャッフル feat. MCU, RYO-Z, KREVA, CUEZERO, CHANNEL, KOHEI JAPAN, SU, LITTLE, ILMARI, GAKU-MC, SONOMI, PES, K.I.N, 童子-T」 (2006年、RHYMESTER『HEAT ISLAND』収録)
映像作品
発売日 | タイトル | 規格品番 | 最高順位 | ||
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オリコン [4] | |||||
Warner Music Vision | |||||
1st | 2004年12月1日 | COMPLETE PV COLLECTION | WPBL-90028 (DVD) | - | |
2nd | 2005年1月19日 | TOUR 2002 VITALIZER | WPBL-90025 (DVD) | - | |
3rd | 2005年1月19日 | LIVE at 武道CAN | WPBL-90026 (DVD) | - | |
BURGER INN RECORDS | |||||
4th | 2005年6月8日 | TOUR 2003 magic number | BUBA-1001 (DVD) | - | |
5th | 2005年6月8日 | ARENA TOUR nolivenolife | BUBA-1002 (DVD) | - | |
6th | 2005年7月6日 | TOUR 2004 GOOD MUSIC | BUBA-1003 (DVD) | 143位 | |
7th | 2005年7月6日 | LIVE 旅人〜STEP IN THE DAY〜 | BUBA-1004 (DVD) | 141位 |
NHK紅白歌合戦出場歴
年度/放送回 | 回 | 曲目 | 出演順 | 対戦相手 |
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2002年(平成14年)/第53回 | 初 | マルシェ | 07/27 | 華原朋美 |
- 注意点
- 出演順は「出演順/出場者数」で表す。
脚注
- ↑ INTERVIEW / 熊井吾郎 & KREVA Amebreak (2009年6月23日)
- ↑ KICK THE CAN CREWがロッキン出演決定──11年ぶり、伝説よ再び KAI-YOU 2014年5月9日付
- ↑ Kick the Can Crew CHART HISTORY Billboard
- ↑ ick the Can CrewのDVD作品 オリコン
外部リンク
- KICK THE CAN CREW official web sites - 公式サイト ソロ活動の情報も掲載
- KICK THE CAN CREW / キック・ザ・カン・クルー アーティストトップ - ワーナーミュージック・ジャパン内紹介ページ
- BURGER INN RECORDS - インディーズ時代からの所属レコード会社
- KICK THE CAN CREW - LASTRUM内のKICK THE CAN CREW紹介ページ
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