豊川高等学校
豊川高等学校 | |
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過去の名称 | 豊川中学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 曹洞宗 豊川閣 |
校訓 | 和敬・信愛・利他・報恩 |
設立年月日 | 1928年 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 現在はなし (過去に実施) |
課程 |
全日制課程 定時制課程 |
単位制・学年制 | 学年制による教育 |
設置学科 | 普通科 |
高校コード | 23546G |
所在地 | 〒442-0029 |
愛知県豊川市末広通一丁目37 |
豊川高等学校(とよかわこうとうがっこう)は、愛知県豊川市末広通一丁目にある私立高等学校。通称は「川高」(かわこう)。
Contents
概要
曹洞宗寺院である豊川稲荷を母体とした旧制中学校相当の僧侶の夜間中等教育機関として創立された。定時制の方が全日制よりも伝統が長い。
学制改革直後は、附設の豊川中学校を持っていたが、中学卒業後の県立高への流出が目立ったため廃校した。1970年代に教育困難校として新聞に取り上げられたこともあった。
1980年代後半に長野県の篠ノ井旭高校再建で名を馳せた若林繁太を校長に迎え、大規模な改革が行われた。退任後も特進コース新設等で、単願者の増加が見られた。
スポーツ選抜クラスも設置されており、総合グランドではサッカー、ラグビー等の公式戦が行われることもある。
建学の精神
「宗教的精神(仏教精神)に基づいて、高潔な人格と強い信念を有する良識豊かな社会人を育成する」となっている。
豊川高校の宗教行事
- 4月…釈尊降誕花祭り - お釈迦様の誕生を祝う祭り。
- 5・9月…春・秋季 閣大祭
- 5月…ウエサカ祭 - 南方仏教独自の宗教行事。
校訓
「和敬、信愛、利他、報恩」となっている。
- 和敬 和やかな心情をもって、相互の人格を敬い合う。
- 信愛 相互に信じ、相互に愛くしみ合う。
- 利他 利己的欲望を制し、社会人類の福祉増進に力を尽す。
- 報恩 神仏・天地・父母・衆生(社会)より受ける広大無辺の恩徳を思い感謝報恩の生活を送る。
特色
生徒自ら選択可能な柔軟なカリキュラムによる学力の向上と、個性的な行事、文武両道を目標とする部活動が主な特色である。
学校の母体が豊川稲荷と言う事もあり、宗教の授業が週1回卒業するまでどのコースでも取り入れられている。
学校の敷地内に宗教の授業で使用する専用の座禅堂がある。
「寒巌禅師発願文」(かんがんぜんじほつがんもん)という教えを生徒全員が暗記し、生徒全員が書ける唱えられる状態になる。
基礎データ
アクセス
スクールカラー
- Bordeaux ボルドー(エンジ色)
制服
- ブレザー
豊川高校のスクールカラーボルドーをキーカラーに、伝統を表すミックスグレー、実りを表すベージュ、連帯を表すホワイトを配色したオリジナルのLOCHCARRON(ロキャロン)社製タータンチェックを用いている。
教育課程
- 全日制(普通科)
- 特進コース
- 特進選抜クラス
- 特進クラス
- スポーツ選抜クラス
- 総合進学コース
- 特進コース
- 定時制
学校行事
- オールナイトウォーク 愛知県民の森から同校までの42.8キロを夜通しで踏破する。
- 豊川学園フェスティバル 学園祭。芸能人や地元有名人などのゲストが呼ばれる野外ステージなどが催される。課外活動の一環として渥美半島で採取された砂鉄からたたら吹きで鉄を造る活動もしている。
- 生徒会は地域との連携を重視しており、地域の行事への参加やボランティア活動、私学助成運動への参加も行っている。
入学
部活動
硬式野球部、水泳部、男子ソフトボール部、駅伝部、ダンス部等の部活が全国大会出場等の成績を残している。
- 硬式野球部は1946年に創部し、プロ野球選手を何人も輩出した実績がある。2003年・2004年ともに夏の選手権愛知大会で2年連続準優勝した。2013年・第66回秋季東海地区高校野球大会にて準優勝し、2014年・第86回選抜高等学校野球大会で甲子園に初出場[1]。ベスト4に進出した。[2]なお前年の2013年・第85回記念選抜高等学校野球大会では21世紀枠の最終候補(東海地区)に選ばれていた[3]。
- 水泳部は男子が2012年総体で初めて全国制覇(種目別総合得点1位獲得)を成し遂げる。さらに2013年、2014年総体では男子が3連覇を達成。女子水泳部も2013年総体では男子水泳部に続き創部初の全国制覇(種目別総合得点1位獲得)を遂げた。女子水泳部は2014年総体も優勝し2連覇を達成。2013年総体に続き2014年総体も男女アベック優勝を果たした[4]。
- 男子ソフトボール部は複数回全国大会出場の実績がある。最高成績は2006年総体全国3位。
- 女子駅伝部は2007年の全国高等学校駅伝競走大会で創部2年目にして上位入賞を果たし、2008年・2009年・2011年・2013年には優勝している。2013年大会では歴代2位の好タイムで史上最多の4度目となる優勝を果たした[5]。男子駅伝部は2012年に県予選で豊川工業の15連覇を阻んで初出場、1962年の福岡大大濠以来50年ぶり史上6校目となる初出場初優勝を遂げた。駅伝部は男女10人の選手を2012年3月に仙台育英学園高等学校から受け入れて(東日本大震災の影響によるもの)いたが、2012年の男女優勝メンバー中、男子は7区間中4人、女子は7区間中1人が転入者であった[6]。
- ダンス部は『春の日本高校ダンス部選手権』中日本大会において、2016年準優勝を受賞している。
運動部
- 硬式野球
- 水泳
- 男子ソフトボール
- 女子ソフトボール
- 登山
- ボウリング
- パワーリフティング
- 陸上競技
- 駅伝
- 空手道
- ソフトテニス
- 卓球
- 男子バドミントン
- 女子バドミントン
- 剣道
- 軟式野球
- 男子バスケットボール
- 女子バスケットボール
- 弓道
- 男子バレーボール
- 女子バレーボール
- サッカー
- チアリーディング
文化部
- 書道
- 美術
- 手作り工作
- 写真
- 吹奏楽
- 茶華道
- 演劇
- 放送・映画研究
- 将棋
- 新聞
- インターアクト
- コンピュータ
- 文芸
- 和太鼓
- ダンス
同好会
- 料理・手芸
- 合唱(現在は活動していない)
施設
アネックス棟の新設・総合グラウンド・野球場の全面改装等の創立80周年記念事業での施設改装が行われた。
- 全天候型総合グラウンド - インフィールド全面人工芝、全天候型400mトラック、500mジョギング起伏コースを備えた総合グラウンド
- 野球場 - センター120m、両翼100mの硬式専用野球場(雨天練習場を併設)
- 室内プール - 日本水連公認の6コースと初心者向け4コースを持つ温水プール
- 体育館 - 第一・第二の二つの体育館
- トレーニングルーム - ウェイトトレーニングマシンを設置
- 鳳翔閣(講堂)- 式典等に使用する講堂
- コンピュータルーム - コンピュータ267台設置
- 音楽教室 - 小ホール的な空間
- 座禅堂 - 座禅実習を行う場
- 学習センター - 学習室
出身者・在学生
野球選手
- 伊奈努 元プロ野球選手(名古屋/中日→阪神)
- 久保田治 元プロ野球選手(東映→巨人)
- 足木敏郎 元プロ野球選手(中日)
- 木村軍治 元プロ野球選手
- 西沢正次 元プロ野球選手
- 澤井道久 元プロ野球選手(中日)
- 白井孝幸 元プロ野球選手(阪急→ダイエー→中日)
- 白井康勝 元プロ野球選手(日本ハム→広島→ヤクルト)
- 内藤尚行 元プロ野球選手(ヤクルト→ロッテ→中日)、新潟アルビレックスBC元監督
- 森谷昭仁 元プロ野球選手(近鉄→楽天)
- 森福允彦 プロ野球選手(ソフトバンク→巨人・第3回WBC日本代表)
陸上競技選手
- 岩水嘉孝 元陸上競技選手、3000メートル障害日本記録保持者
- 伊澤菜々花 陸上競技選手、2008・2009年高校駅伝優勝メンバー
- 安藤友香 陸上競技選手、2009・2011年高校駅伝優勝・2010年高校駅伝準優勝メンバー、2017名古屋ウィメンズマラソン2位
- 岩出玲亜 陸上競技選手、2012年高校駅伝準優勝メンバー、2018年名古屋ウィメンズマラソン4位
- 長田拓也 陸上競技選手、2015年世界選手権4×100mリレー日本代表
- 関根花観 陸上競技選手、2012年高校駅伝準優勝・2013年高校駅伝優勝メンバー、2016年リオデジャネイロオリンピック10000m日本代表、2018年名古屋ウィメンズマラソン3位
- 鷲見梓沙 陸上競技選手、2012年高校駅伝準優勝・2013年高校駅伝優勝メンバー、2015年世界選手権5000m日本代表
- 堀優花 陸上競技選手、2012年高校駅伝準優勝・2013年高校駅伝優勝メンバー、2017年アジア陸上選手権10000m銀メダル
- 服部弾馬 陸上競技選手、2015年日本インカレ男子5000m優勝
- 一色恭志 陸上競技選手、箱根駅伝2年連続花の2区
競泳選手
- 冨田尚弥 競泳選手、2010年アジア競技大会200m平泳ぎ優勝
- 堀畑裕也 競泳選手、豊川高校教員、水泳部コーチ、男子400m個人メドレー日本記録保持者 2011年世界水泳選手権3位
- 今井月(在学中) 競泳選手、女子200m個人メドレー世界ジュニア記録保持者、リオデジャネイロオリンピック代表
その他
脚注
- ↑ “創部68年目 夢実現 豊川センバツ出場決定”. 中日新聞 (2014年1月25日). . 2014閲覧.
- ↑ “豊川高校選抜ベスト4進出”. 47NEWS (2014年4月1日). . 2014閲覧.
- ↑ “第55回 【21世紀枠】最終候補9校の推薦理由と地区選考状況”. 高校野球ドットコム (2012年12月15日). . 2014閲覧.
- ↑ “[強さのヒミツ29]陸トレ積んで競泳王者に 豊川(愛知)水泳部”. 高校生新聞 (2013年11月). . 2014閲覧.
- ↑ “豊川が2年ぶりV/全国高校女子駅伝詳細”. 日刊スポーツ (2013年12月22日). . 2014閲覧.
- ↑ “高校駅伝:愛知で豊川が男女優勝 仙台育英から10人転入”. 毎日新聞 (2012年11月4日). . 2014閲覧.
外部リンク
関連項目
部活動実績 |
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