本部町
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概要
沖縄本島北部の本部半島西部に位置し、名護市から約20km離れている。また沖縄国際海洋博覧会が行われた海洋博公園を有する。
かつては近隣の離島を結ぶ本部港を中心に栄えていたが、現在では伊江島への連絡船が町の繁華街から離れた本部新港へ、伊是名島、伊平屋島への連絡船は隣の今帰仁村の運天港へ移ってしまい、街全体の活気が無くなりつつある。
地理
隣接する自治体
人口
本部町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
歴史
- 1666年 今帰仁間切の伊野波・瀬底・健堅・具志川・具志堅・備瀬・謝花・辺名地・崎本部・水無・嘉津宇で伊野波間切を新設。
- 1667年 満名・伊豆味・小浜・石嘉波・並里・渡久地を新設。伊野波間切を本部間切に改称。
- 1908年4月1日 島嶼町村制により本部間切から本部村となる。
- 1940年12月10日 町に昇格し本部町となる。
- 1947年8月1日 北部を上本部村として分離される。
- 1971年11月1日 上本部村を再編入する。
- 1975年7月19日 沖縄国際海洋博覧会が開催(~1976年1月)される。
- 1982年4月 県道本部循環線(当時県道71号)の名護市名護(東江)~本部町浦崎の区間が国道449号に昇格。町内初の国道となる。
- 1985年2月 瀬底大橋が開通。瀬底島が沖縄本島と結ばれる。
- 2002年11月 沖縄美ら海水族館が開館する。
行政
- 本部町役場
- 1959年(昭和34年)とその約10年後に建設した庁舎で業務を行ってきたが、手狭になってきたことから2013年(平成25年)から新しく庁舎を建設し、2015年(平成27年)1月5日から新庁舎での業務を開始した[3]。
警察
地域
- 石川(いしかわ)★
- 伊豆味(いずみ)
- 伊野波(いのは)
- 大堂(うふどう)
- 浦崎(うらさき)
- 大嘉陽(おおかよう)
- 大浜(おおはま)
- 嘉津宇(かつう)★
- 北里(きたざと)★
- 具志堅(ぐしけん)★
- 健堅(けんけん)
- 崎本部(さきもとぶ)
- 新里(しんざと)★
- 謝花(じゃはな)★ 上本部村時代は村役所所在地だった(現在は町の水道庁舎)
- 瀬底(せそこ) 番地が1~5000番台は瀬底島、6000番台は水納島
- 谷茶(たんちゃ)
- 渡久地(とぐち)
- 豊原(とよはら)★
- 並里(なみざと)
- 野原(のばる)
- 浜元(はまもと)
- 東(ひがし)
- 備瀬(びせ)★
- 古島(ふるじま)
- 辺名地(へなち)
- 山川(やまかわ)★
- 山里(やまざと)
教育
高等学校
- 沖縄県立本部高等学校
- 八洲学園大学国際高等学校…広域通信制・単位制の高等学校
小・中学校
交通
バス
- ローカル路線 - 名護市の名護バスターミナルを拠点に琉球バス交通・沖縄バスの2社で共同運行する北部支線4路線がある。
- 沖縄自動車道経由路線 - 那覇空港や那覇市中心部と本部町を沖縄自動車道経由で結ぶ。琉球バス交通・沖縄バス・那覇バスの3社で共同運行する高速バス117番系統、沖縄中央観光が運行するやんばる急行バス、沖縄エアポートシャトル有限責任事業組合を運行主体とする沖縄エアポートシャトルの3路線がある。それぞれ経路・運賃が若干異なる。
- 那覇空港リムジンバス(Eルート・DEルート) - 沖縄バスが運行。那覇空港と本部町内の観光地・リゾートホテルを結ぶ。空港リムジンバスを称するが任意の停車地相互間で利用可能。ただし運賃制度が高速バスと異なり専用の乗車券が必要。
"「沖縄本島のバス路線」"
※BT=バスターミナル
番号 | 路線名 | 起点 | 終点 | 市町村 | 本部町内の主な経由地 |
---|---|---|---|---|---|
北部支線 | |||||
65 | 本部半島(渡久地)線 | 名護BT | 名護BT | 名護市 → 本部町 → 今帰仁村 → 名護市 | 本部港、渡久地、新里入口(全便) 瀬底、記念公園前、謝花(一部) |
66 | 本部半島(今帰仁)線 | 名護BT | 名護市 → 今帰仁村 → 本部町 → 名護市 | ||
70 | 備瀬線 | 新里入口 | 名護市 - 本部町 | 伊豆味、本部町役場前、記念公園前、新里入口 | |
76 | 瀬底線 | 瀬底 | 伊豆味、本部町役場前、瀬底 | ||
那覇市 - (沖縄自動車道) - 本部町 | |||||
やんばる急行バス | 那覇空港 | 運天港 | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 中城村 - 北中城村 - 名護市 - 本部町 - 今帰仁村 | 本部港、本部博物館前、記念公園前、ホテルオリオンモトブ | |
117 | 高速バス(美ら海直行) | ホテルオリオンモトブ | 那覇市 - 南風原町 - 西原町 - 宜野湾市 - 中城村 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 - 名護市 - 本部町 | 本部港、記念公園前、ホテルオリオンモトブ | |
沖縄エアポートシャトル | 那覇市 - 恩納村 - 名護市 - 本部町 | 本部町観光協会前、記念公園前、ホテルオリオンモトブ |
船舶
道路
- 国道449号(本部循環線)
- 国道505号(本部循環線)
- 沖縄県道84号名護本部線(主要地方道)
- 沖縄県道114号線
- 沖縄県道115号線
- 沖縄県道123号線
- 沖縄県道172号瀬底健堅線
- 沖縄県道219号渡久地港線
- 沖縄県道244号渡久地山入端線
港湾
- 水納港
- 渡久地港
- 浜崎港
- 瀬底港
- 本部港
医療
- ランデブーポイント[4] 19箇所
※民間救急ヘリコプターMESH のヘリポートとして使用
出身有名人
- 稲嶺一郎 - りゅうせきの創始者。稲嶺惠一の父。
- 稲嶺惠一 - 第5代沖縄県知事。
- 外間政吉 - オリオンビール名護工場常勤相談役、YFU沖縄地区代議員議長。
- 根路銘国昭 - 生物資源利用研究所長(ウイルス研究者)。
- Hearts Grow - 5人組(当初は6人組)の音楽バンド、メンバー全員が本部町出身。
- ステレオポニー - 3人組の音楽バンド、メンバー全員が沖縄県立本部高等学校卒業。
名所・旧跡・観光
- 国営沖縄記念公園(海洋博公園)
- 瀬底大橋
- 八重岳
- 備瀬のフクギ並木
- 塩川(国の天然記念物)
- もとぶ元気村(マリンピアザオキナワ) - イルカ及びふれあい動物園。
- ゴリラチョップ - ゴリラがチョップする形の奇岩。周辺はシュノーケリングポイント。
脚注
- ↑ “満名川水系河川整備基本方針 (PDF)”. 沖縄県. p. 1 (2010年10月). . 2018閲覧.
- ↑ “二級河川指定一覧表 (PDF)”. 沖縄の河川資料室. 沖縄県. p. 3 (2013年10月25日). . 2018閲覧.
- ↑ 本部町 (2014年12月1日). “『広報もとぶ 2014年12月』”. . 2015閲覧. p. 2
- ↑ 本部・今帰仁消防管内 NPO法人MESHサポート2011年9月27日現在
外部リンク
- 本部町ホームページ
- 国営沖縄記念公園 海洋博公園公式ホームページ
- オープンストリートマップには、本部町に関連する地理データがあります。
典拠レコード: