大津港 (滋賀県)
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大津港(おおつこう)は、滋賀県にある港で、国土交通省指定地方港湾である。湖面標高84mの琵琶湖に面する。所在地は滋賀県大津市の浜大津。浜大津港とも称する。
概要
かつては琵琶湖湖上水運の拠点として栄えた。鉄道網の整備に伴い斜陽となった後は、遊覧船の発着拠点となっているほか、官公庁などが運航する各船の拠点にもなっている。また、併設のマリーナや公園として整備された緑地など、多用途のレジャーに利用されている。
施設は滋賀県が管理しているが、港湾施設などは琵琶湖汽船が、マリーナは関西メンテナンス滋賀が指定管理者[1]となっている。
歴史
- 古代 - 大津京の主要港として整備され、湖上運送の拠点になる。
- 中世
- 近代
- 1869年3月 - 日本初の湖上蒸気船「一番丸」が、大津-海津間に就航。大聖寺藩[3](大津汽船局)が運営した。
- 「一番丸」就航以降は様々な運営主体による汽船が就航し、航路も増加した[4]。また、南湖のローカル航路運営者や航路も暫時増加した。
- 1878年 - 東海道線が大津まで開通。
- 1883年 - 前年に鉄道が開通した長浜との間で鉄道連絡を開始。
- 1889年 - 東海道線が全通。鉄道網整備の進展とともに、湖上運送が衰退する。
- 1894年 - 湖上定期遊覧船が就航、湖上観光び拠点港として復興する。
- 1951年(昭和26年) - 玻璃丸が就航する。
- 1972年(昭和47年)6月15日 - 琵琶湖総合開発特別措置法施行。
- これにより琵琶湖の水位が約2メートル下がるとされ、桟橋や船舶の更新が必要とされ、順次更新がはじまる。
- 1981年(昭和56年)4月29日 - ミシガンが就航する。
- 1993年(平成5年)3月13日 - 現在の使用している旅客ターミナル竣工。
- 1869年3月 - 日本初の湖上蒸気船「一番丸」が、大津-海津間に就航。大聖寺藩[3](大津汽船局)が運営した。
主な施設
- 桟橋[5]
- 大型浮桟橋
- 一号桟橋 - 「ビアンカ」「うみのこ」などが使用。
- 二号桟橋 - 固定桟橋に接続。「ミシガン」などが使用。
- 中型浮桟橋
- 三号桟橋
- 小型桟橋
- A-E号桟橋 - 官公庁などが使用。
- L号桟橋(物揚場)
- その他
- マリーナ桟橋(G-H号桟橋) - 大津港マリーナ。
- 旅館前護岸(J-K号桟橋)
- プレジャーボート係船杭、給油施設など。
- 大型浮桟橋
- 旅客ターミナルビル
- びわこ花噴水 - シンボル緑地から向かって正面の防波堤(4連、幅450m)に設けられている世界最大級の噴水。
- 緑地
主な航路
航路および船舶の詳細は、琵琶湖汽船を参照。
祭事
交通アクセス
所在地
- 〒520-0047 滋賀県大津市浜大津5-1-1
周辺
参考文献
- 『太湖汽船の五十年』 - 太湖汽船株式会社 刊(1937年5月発行)
脚注
関連項目
- 滋賀県立びわ湖フローティングスクール - 学習船「うみのこ」の運営主体。
- 太湖汽船