ラルフ・ローレン
ラルフ・ローレン(Ralph Lauren, 1939年10月14日 - )、本名ラルフ・ルーベン・リフシッツ(Ralph Rueben Lifshitz)は、アメリカ合衆国ニューヨーク出身のファッションデザイナー、また彼が設立したファッションブランドである。
企業としてのラルフ・ローレンは、特に高級スーツやポロシャツなどのメンズウェアでその名を知られ、ブルックス・ブラザーズと並ぶアメリカン・トラディショナル(アメトラ)の代表的存在とされている。 通称:ラルフ、ポロ。
オリンピックアメリカ合衆国代表のユニフォームも複数の大会で手掛けている。ジュエリー、時計部門は、リシュモングループの傘下にある。
Contents
経歴
1939年、ニューヨークのブロンクス区に、ベラルーシ系アシュケナージ・ユダヤ人の移民で家屋塗装業を営むフランク・リフシッツ (Frank Lifshitz) とフレイドル・コトラー (Fraydl Kotlar) の間に生まれた。
ニューヨーク市立大学バルーク校にて2年間ビジネスを学ぶが中退。1962年から1964年までアメリカ陸軍に入隊。除隊後の1968年、リッキー・ロービアと結婚した。ファッション学校に通わず、セールスマンとしてブルックス・ブラザーズで働いた後、1967年にノーマン・ヒルトンの財政的支援のもと、ネクタイ店を開業し自身のブランド「ポロ」(Polo) を含むネクタイを販売した。後にこのブランドをヒルトンから購入している。ローレンのファッション王国はその後、10億ドルのビジネスに成長することとなる。
1971年から婦人服も手がけ始めた。1977年のアメリカ映画『アニー・ホール』で、主演のウディ・アレンとダイアン・キートンが彼の服を着たことで「アニー・ホール・ルック」と称され一世を風靡した。
1986年には、パリにアメリカ人デザイナー初の路面店をオープン。1990年代中頃、ポロ・ラルフ・ローレンは公開企業となり、シンボルであるRLの下でニューヨーク証券取引所に上場された。
1992年、アメリカのファッションデザイナー協議会で、オードリー・ヘップバーンから功労賞を受賞。
1999年、ラルフ・ローレンが手掛ける初のレストラン「RL Restaurant」をシカゴにオープン。
2006年3月30日、東京・表参道にアジアのフラッグシップストアとなる「ラルフ ローレン表参道(RALPH LAUREN Omotesando)」をオープン。白壁で造られた佇まいから、ブランドファンの間では「ホワイトハウス」の愛称で親しまれるようになった。後に銀座にも路面店を開店。
2007年時点で、ラルフ・ローレンはアメリカ国内に35か所以上のブティックを持っており、そのうち23か所ではラルフローレン・パープル・レーベルを扱っている。
2009年4月、日本でラルフローレンブランドを展開していた4社が統合され、「ラルフローレン株式会社」が設立される。
同年、広告に起用したモデルの写真に過剰なデジタル修正を施していたことが話題となり、これについて、「女性の体型についての歪んだイメージで写真を修正したことに責任を感じている」との旨の謝罪を行った[1]。問題となった専属モデルはフィリッパ・ハミルトンで、「太りすぎている」との理由からラルフ・ローレンから解雇されていたことも明らかとなっている。
2010年、パリのサンジェルマンデプレにあるラルフ・ローレンショップ内に、レストラン「Ralph's」をオープン。
2012年9月29日、「DENIM & SUPPLY」が原宿のキャットストリートに日本初(世界では2番目)となるフラッグシップストアをオープン。
2013年11月14日、「ラルフ ローレン表参道」に併設されていた「RUGBY RALPH LAUREN CAT STREET」の跡地に、「RRL」の日本初となるフラッグシップストア「RRL表参道」がオープン。
2014年9月、高級ブティックが軒を連ねるニューヨークの5番街に、「POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)」レーベル初のフラッグシップストア「POLO RALPH LAUREN Flag Ship Store(2015年までの名称:Polo by Ralph Lauren Flag Ship Store)」がオープン。その2Fには、ラルフ・ローレンが手掛ける初のカフェ「Ralph's Coffee」も同時オープンした。
2014年9月30日、中国での初のラルフ・ローレンのフラッグシップストアを、香港・コーズウェイベイにあるショッピングセンター「ザ・リーガーデンズ」内にオープン。
2015年1月9日、ニューヨーク5番街の「Polo by Ralph Lauren Flag Ship Store」に隣接した場所に、レストランBar「THE POLO BAR」をオープン。1階がバー、地下1階がレストラン。看板メニューは「POLO BARバーガー」。
2015年、クリストファー・ピーターソン最高財務責任者 兼 副社長が、グローバル・ブランド・プレジデントに昇格。
2015年11月、創業者のラルフ・ローレンがCEO(最高経営責任者)を退任し、H&M及びオールド・ネイビー出身のステファン・ラーソンが新CEOに就任。これにより、ラルフ・ローレンは代表取締役会長 兼 チーフクリエイティブオフィサーとなる。
2016年6月、米ラルフ・ローレン社は1億8,000万〜2億2,000万ドル(181億〜222億円)の経費節減を図るために、大規模な事業再編を実施。正社員の8%に当たる約1,000人をリストラし、更に米国内の約50店舗を閉鎖することを発表。
2016年9月、「POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)」が、ロンドンのリージェントストリートにヨーロッパ初のフラッグシップストアをオープン。
2016年度の英国ファッション協会主催「Fashion Awards(ファッション・アワード)」にて、Outstanding Achievement Award(功労賞)を、会長のラルフ・ローレンが受賞。
2017年2月2日、CEOのステファン・ラーソンが在籍わずか1年半で、同年5月1日付で退任することを発表。創業者であるラルフ・ローレンとの間にクリエイティブ面での対立があったことを説明した。ラーソンは退社に伴い、退職金1,000万ドル(約11億2,800万円)を受け取るほか、向こう2年間、医療保険の給付を受けることも発表された。
2017年2月16日、 EXILEのAKIRAが、アジア人初となるラルフ・ローレンのアンバサダーに就任。AKIRAがラルフの服を愛用していることを知ったラルフ・ローレン会長が、直々にAKIRAを指名した。
2017年4月4日、米ラルフ・ローレン社は前年に続き、人員削減やオフィスの見直しなどを進めて年間1億4千万ドル(約155億円)の経費削減を見込んで、インターネット販売の方を強化するため、ニューヨーク・マンハッタンの中心地「5番街」にあるフラッグシップ路面店を同月15日に閉鎖すると発表。米国を代表する名門ブランドの5番街からの撤退は、米国内で大きく報じられて話題を呼んだ。5番街には、低価格なファストファッションブランドの路面店が次々に現れたことが原因で、価格の高いラルフ・ローレンは業績不振が続いていた。
2017年7月17日付で、新プレジデント 兼 CEOに、元「P&G」でブランド事業に25年間携わった経験を持つPatrice Louvetが就任。
2017年7月23日、原宿キャットストリートの「DENIM & SUPPLY」のフラッグシップストアが閉店。そして跡地に、「POLO RALPH LAUREN CAT STREET」が同年9月8日にオープン。さらに9月12日には代官山、9月15日には神戸と心斎橋にもPOLO RALPH LAURENの路面店をオープン。
人物
ローレン自身は、デザイン画を描くことが苦手だと明かしており、自分はデザイナーではなく自分の持つコンセプトをデザイナーへ提案する人、コンセプターであると称している。
ブランドとしてのラルフ・ローレン
主なロゴマークの種類
- ポロポニー (別名:ポロプレイヤー、プレイヤーロゴ。略称:PP。1971年に初登場)
- スモールポニー (小さい通常サイズのポロプレイヤーロゴ)
- ミドルポニー (中間サイズのポロプレイヤーロゴで、普及されている数は少ない)
- ビッグポニー
- ダブルポニー
- 別名:2連ポニー。ポニーが2頭並んだ大きめのロゴ。2000年代の末期に初登場
- トリプルポニー
- 別名:3連ポニー。ポニーが3頭並んだ大きめのロゴで、単色ではなくカラフルな刺繍が基本パターンだが、単色のものもある。2000年代の末期に初登場。
- マルチポニー
- 単色ではなく複数の色の糸で縫われたカラフルなポロプレイヤーロゴ。また、単色かカラフルかは問わず、複数のポロプレイヤーロゴが等間隔に散りばめられたデザインもマルチポニーと呼ばれる。
- ミドルポニーとビッグポニーは、2005年にラルフ・ローレンがテニスのUSオープンの公式ユニホームに採用された際に初登場。 また、日本のラルフ・ローレン正規店で販売している商品は、アメリカからの並行輸入品に比べて品質管理、検品基準が非常に厳しく、このポニーロゴの刺繍一つだけでもチェック項目が十数個も存在する。
- POLO BEAR
- クッキーパッチ (円形ロゴ)
- CREST
- UNI BADGE (ユニバーサルバッジの略称。1980年代半ばから後半。PONYロゴ版とRLロゴ版の2種)
- CHIEF HEAD (インディアンの酋長の横顔)
- POLO K-SWISS
- SKI MAN (通称:SUICIDE SKI)
- WING FOOT (通称:P WING。赤版と青版の2種)
- SCRIBBLE
- スクリプトロゴ
- CIRCLE P (POLO SPORTにて展開)
- SPORT P (POLO SPORTにて展開)
- POLICE BADGE (POLO SPORTにて展開)
- TIGER (猛虎の顔。POLO SPORTとPOLO RALPH LAURENにて展開)
- Ralph's Coffee
偽物・模倣ブランドによる問題点
ラルフ・ローレンの商品だと偽った偽物も普及しており、特にビッグポニーロゴの商品に多く見られる。 そういうものは、ポニーの刺繍や、刺繍の裏側が雑であったりする。 また、タグ部分に「ポロ ラルフ ローレン(株)」、「ラルフ・ローレン・ジャパン」、「オンワード樫山」、「ナイガイ」、「インパクト21」、「パートナー21」、「アクティ21」、「市田株式会社」、CHAPS RALPH LAURENの場合には、「全紳連(全日本紳士服工業組合連合会)」、「日登美株式会社」、「トレンザ株式会社」といった日本の代理店名が表記されていれば正規品だと判断できる材料になるが、中には代理店名までタグにコピー表記してある悪質な偽物も存在する。但しその場合は代理店名のみの表記であり、住所や電話番号まではタグに表記されていない。
偽物以外にも、ラルフ・ローレンの商品に"似せた"模倣ブランドも数多く存在する。 最も代表的な例として、ポニーのマークを使用した安価なブランド「Polo Club」が、ラルフ・ローレンのPOLOシリーズの一つだと混同されがちだが、全くの別ブランドであり、ラルフ・ローレンとは一切関係が無い。 同様に、「U.S. POLO ASSN. (USPA、United States Polo Association)」も、やはりラルフローレンとは関係が無い。
偽物の販売店に対する摘発も世界各国で行われており、国や時期によっては一斉検挙活動も実施されている。
LO LIFE
ロー・ライフ。「Lauren Life」を意味し、ラルフ・ローレンの衣類を熱狂的に愛好し、全身の95%以上をラルフでコーディネートする集団の通称。正式名は「The Lo-Lifes」。ブルックリン区のSt John’s地域の住人による「United Shoplifters Association」(通称:Polo U.S.A.、別名:Polo Cliques)と、Marcus Garvey Villageというアパートの住人による「Ralphie's Kids」(別名:Get Money Crew)と呼ばれたブルックリンの2つの窃盗集団が1つになり、1988年に発足。創設者はRack-Lo。 ラルフ・ローレンを「流行り」ではなく「生活」の一部としており、レアなアイテムの披露会、交換会、ベストドレッサー選考会などを行っている。体にポニーロゴやLO LIFEロゴなどのタトゥーを入れている者も居る。彼らが所有するアイテムの多くは、1980年代~1990年代前半のアメリカにて、高額なラルフ・ローレンの商品を買えなかった若者たちが店舗で万引きを繰り返していた当時に入手されたものである。現在ではPOLOにインスパイアされたデザインを施した、LO LIFEブランドのオリジナルアパレル商品も販売している。
こうした愛好家集団が誕生する程にラルフ・ローレンの人気が高まったのは、バルセロナオリンピックが大きなきっかけとなっている。バルセロナ五輪を翌年に控えた1991年から、ラルフ・ローレンは若きデザイナー、マイケル・タピアを採用。マイケルのセンスによって、スポーティーでカラフルなデザインが多数発表された。「POLO USA」、「POLO K-SWISS」、「WING FOOT(P WING)」、「POLO STADIUM 1992」、「SNOW BEACH」、「ALPINE」、「KAYAK」、「CLIMB」、「SKI 92」、「RIVIERA ITALIA」、「Cycle(RACING)」、「POLO HI TECH」、「RL-92(POLO 1992)」、「FL-92」、「RL-93(POLO 1993。通称:クサ)」、「RL-67」、「US-POLO」、「TIGER」(猛虎の顔)、「RL 2000」など。マイケルによるPOPなデザインは他のブランドにも影響を及ぼし、トミー・ヒルフィガー、ノーティカなどが踏襲した。中でもトミー・ヒルフィガーは最も影響を受け、マイケルと同じカラーリングを多数模倣した。 この他、「FL 90」、「RPL-91」、「クッキーパッチ」(円形のワッペンや刺繍。1980年代後半に登場)、「CHIEF HEAD」(インディアンの酋長の横顔)、「POLO BEAR」なども含めて「VINTAGE POLO」(通称:ヴィンポロ)と呼ばれ、当時のアイテムはプレミア化している。
2005年公開の映画『JUST FOR KICKS』にも、LO LIFEのアメリカ白人男性が出演している他、ニューヨークのヒップホップクルー「Timeless Truth」の面々もLO LIFEを売りにしている。 また、日本にもLO LIFEの支部があり、アメリカからラルフ・ローレンのアイテムを持ち帰って来て活動している。
ブランドライン、シリーズ
メンズ & レディース (現行)
- Blue Label (ブルー レーベル)
- POLO RALPH LAUREN (ポロ ラルフ ローレン。2015年までの旧表記:Polo by Ralph Lauren)
- ポニーのロゴマークで知られる、最も普及されて主軸となっている定番ライン。 布タグに「Polo by」の部分が表記されていなものもあるが、その場合は「Ralph」と「Lauren」の文字の間にポニーロゴがある。この他、「by」だけが無く、「Polo (ポニーロゴ) Ralph Lauren」という文字順のタグも存在する。また、Blue Labelシリーズでもボーイズサイズのものの中には、布タグの色が緑色のものがある。 2015年より全ての布タグのデザインが変わり、従来の紺色地に白文字のデザインから、薄いブルー地に黄色の大文字で「POLO RALPH LAUREN」と表記されるようになった。
- POLO RALPH LAUREN (ポロ ラルフ ローレン。2015年までの旧表記:Polo by Ralph Lauren)
- CLUB MONACO (クラブ モナコ)
- 1985年に登場。
- RRL (ダブル アール エル)
- 通称:ダブルアール。POLO COUNTRYの後継ラインとして1993年に登場。ヴィンテージ感を追求したライン。誕生のきっかけは、ヴィンテージマニアとしても有名なラルフ・ローレンが、ヨーロッパでリーバイスのヴィンテージものを買おうとしたが、既に日本人バイヤーによって買い占められていた。これを残念に思ったラルフ・ローレンは、「それならば自分自身でヴィンテージスタイルを作ろう」と決意し、RRLラインをスタートさせた。 RRLのネーミングは、コロラド州に所有する「RRL牧場」(ラルフ・ローレンと、妻・リッキーの頭文字を取って名付けられた牧場)をそのまま使用した。 日本へも1994年に上陸し、多くのファンを獲得して大流行となる。しかしラルフ・ローレンが描いていたコンセプトとは大きくかけ離れ、服の作りが大きかったことと、価格帯も低かったために、アメリカでも日本でもオーバーサイズのストリートファッションとして着られるようになっていた。これを不服に思ったラルフ・ローレンは、1998年秋より生産中止の処置を取る。しかしその後、ヨーロッパと日本の強い要望に応え、2001年に復活を果たした。復活後のRRLはサイズ感が小さくなり、価格帯も高額に設定された。ただし、復活前の第一期RRLの方が、布タグの両脇に星が3つずつ並んでいるため「三ツ星タグ」と呼ばれ、古着業界では価値が高い。 2005年にニューヨークにて待望のオンリーショップ、2006年には東京・表参道に誕生したラルフ・ローレンのフラッグシップストア「ラルフ ローレン表参道」内に「RRLギャラリー」が登場。 更に2013年11月14日には、ラルフ ローレン表参道に併設されていた「RUGBY RALPH LAUREN CAT STREET」の跡地に、RRLの日本初となるフラッグシップストア「RRL表参道」がオープンした。生産数に限りがあるものや、作りが細かいものが多く、コレクターを魅了している。
- RLX GOLF (アール エル エックス ゴルフ)
- RLXのゴルフ用セカンドライン。但しライン名はRLX GOLFでも、衣服に付いているロゴや布タグ表記は「RLX」のみ。
- PINK PONY (ピンク ポニー)
- 2000年に、がん治療・がん研究のための基金として立ち上げられたラインで、ピンク色のポニーロゴがトレードマーク。毎年10月1日に全世界のRALPH LAURENがチャリティーイベントを開催する。日本では、千代田区永田町の「ラルフローレン株式会社」の本社から丸の内までの距離を、PINK PONYのTシャツを着た上でウォーキングが行われる。
- RALPH LAUREN VINTAGE (ラルフ ローレン ヴィンテージ)
- PERSONALIZATION (パーソナライゼーション)
- ラルフローレンの衣類、食器、寝具、フレグランスなどに、イニシャルを入れたりなどのカスタムオーダーが出来るライン。
- POLO DENIM (ポロ デニム)
- 2017年9月に登場したデニムライン。
メンズオンリー (現行)
- POLO GOLF (ポロ ゴルフ)
- Polo by Ralph LaurenやPOLO SPORTのゴルフ用サブライン。1994年に日本に初上陸。
- Purple Label (パープル レーベル)
- 1994年に登場。Black Labelよりも更に上級に位置する富裕層向けの"最上級ファーストライン"で、全てイタリア製。最高級のファブリック(布地)を使用。布タグが紫色で、表記は「Ralph Lauren」、「Purple Label」の2種。
- BIG & TALL
- ビッグサイズ専門のライン。
レディースオンリー (現行)
- LAUREN (ローレン)
- 1971年に登場。
- LAUREN PETITE (ローレン ペティート)
- ローレンのセカンドラン。ローレンよりも少し小さめな作り。
- RALPH LAUREN GOLF (ラルフ ローレン ゴルフ)
- 1998年に登場。POLO GOLFのレディースライン。但し日本における同ラインではメンズのアイテムも展開されている。
- RALPH LAUREN TENNIS (ラルフ ローレン テニス)
- RLX TENNIS (アール エル エックス テニス)
- RLXのテニス用セカンドライン。
- Ralph Lauren Blue Label (ラルフ ローレン ブルー レーベル)
- 2002年に登場。
- RALPH LAUREN COLLECTION (ラルフ ローレン コレクション)
- レディースの最上級ファーストライン。Purple Labelのレディースラインに当たり、同じく全てイタリア製で布タグの色も紫色。
キッズ (現行)
- RALPH LAUREN BOYS (ラルフ ローレン ボーイズ)
- TODDLER (トドラー。2~7歳が対象)
- SCHOOL (スクール。8~20歳が対象)
- POLO SPORT (ポロ スポーツ。2~20歳が対象)
- RALPH LAUREN GIRLS (ラルフ ローレン ガールズ)
- TODDLER (トドラー。2~6歳が対象)
- SCHOOL (スクール。7~16歳が対象)
終了したメンズ & レディース
- Black Label (ブラック レーベル)
- 富裕層向けの高級ライン。但しPurple Labelよりは下位に当たる。モダンでイタリアンテイスト。布タグが黒色で表記は「RALPH LAUREN」のみ。しかし2つのラグジュアリーライン(Purple LabelとBlack Label)の類似性が顧客の中で混乱を招いていることを鑑みて、2015年にBlack Labelは、メンズがPurple Label、レディースがRALPH LAUREN COLLECTIONに統合されて終了した。
- RALPH LAUREN DENIM (ラルフ ローレン デニム)
- Black Labelのデニムラインとして2011年秋に登場。
- POLO JEANS COMPANY (ポロ ジーンズ カンパニー)
- RLX (アール エル エックス)
- RUGBY (ラグビー)
- AMERICAN LIVING (アメリカン リビング)
- POLO SPORT (ポロ スポーツ)
- 通称:ポロスポ。1993年にデザイナーのマイケル・タピア(Michael Tapia)の手によってメンズとキッズのラインとして誕生。1998年にRLX(メンズ&レディース)に統合されて一旦終了。しかしこのわずか5年の間にリリースされたポロスポのアイテムは、そのPOPなデザイン性から非常に人気があり、ブランドライン終了後も古着業界にて需要が高く、2015年秋に復活した。これに伴い、今度はRLX(メンズ&レディース)の方がPOLO SPORTに逆統合されて終了。 しかし、かつてのPOLO SPORTにはロゴマークが複数あり、その中でもアメリカ国旗マーク付きのロゴデザインが非常に人気が高かったが、復活後のPOLO SPORTは国旗マークが無い方のデザインを採用してしまったため、かつての人気を得ることが出来ずに業績不振にあえぎ、2016年秋冬モデルを最後に、復活からわずか1年で再終了。以降は売れ残り品のみの販売となった。 なお、「POLO SPORT」の名称で安定した人気を持つ香水があるが、これはあくまでも香水の品種としての名称なので、アパレルのPOLO SPORTラインが終了しても香水だけは継続販売している。
- THE POLOTECH™ SHIRT (ザ ポロテック シャツ)
- テニスの全米オープン用に2014年8月に登場。心拍数などのデータをクラウド上に転送できるセンサー付きのハイテクTシャツ。その後、POLO SPORTラインにて販売開始。但しこのシャツはラルフ・ローレンの自社開発技術ではなく、カナダ、モントリオールに本社を構えるベンチャー企業、OMsignal社の技術提供によって制作されたものであった。
- DENIM & SUPPLY (デニム アンド サプライ)
終了したメンズオンリー
- Polo Western (ポロ ウェスタン)
- POLO COUNTRYに引き継いで終了。
- POLO COUNTRY (ポロ カントリー)
- POLO SPORTSMANシリーズ (ポロ スポーツマン)
- ラルフ・ローレンが展開していたアウトドアライン。Polo by Ralph Lauren、POLO COUNTRY、POLO SPORT内にて展開され、鹿、魚、熊、鳥、犬、ルアーマンなどの絵柄が使用された。
- BLAIRE、BLAKE、YARMOUTH、WHITFIELD、RL WORKSHIRT
- いずれも1980年代後半〜1990年代前半にPolo by Ralph Laurenラインで展開されていた長袖ボタンシャツシリーズの型番。
- CALDWELL、VINTAGE CALDWELL、CLAYTON、BONNARD、ADAMS、ANDY CAMP、VINTAGE CAMP、CAMBRIDGEなど
- いずれも1980年代後半〜1990年代前半にPolo by Ralph Laurenラインで展開されていた半袖アロハシャツシリーズの型番。CALDWELLシリーズのみ、アロハだけでなく無地なシャツもあり、ポニーロゴが胸ではなく右下の裾に縫われている(一部、左下の裾に縫われているものや、ポニーロゴ自体が無いものもある)。
- The Big Shirt(ザ ビッグ シャツ)、および、The Big Oxford(ザ ビッグ オックスフォード)
- 1980年代後半〜1990年代前半にPolo by Ralph Laurenラインで展開されていたシャツシリーズ。The Big Shirtシリーズではポロシャツとデニムシャツ、The Big Oxfordシリーズではオックスフォードシャツを販売していた。大きめなサイズのルーズなシルエットがストリートで人気を博し、「ビッグポロ」という通称で親しまれた。 いずれも左胸に胸ポケットが付いているため、本来は左胸に縫われるはずのスモールポニーロゴは、右脇腹の一番下の裾部分にさり気なく刺繍されていた。(胸ポケットが付いていないものもあり、その場合は通常通り左胸にスモールポニーロゴが縫われている)
- The Big Chino (ザ ビッグ チノ)
- 通称:ビッグチノ。1980年代後半〜1990年代前半にPolo by Ralph Laurenラインで展開されていた、太めのシルエットのチノパンシリーズ。
- POLO HI TECH (ポロ ハイ テック)
- バルセロナオリンピックの開催を機に、1992年~1993年にかけて、Polo by Ralph LaurenとPOLO COUNTRYラインのコレクションとして発表。POLO SPORTラインに似たテイストを持っていた。
- Wing Foot (ウィング フット)
- 別名:P WING。1992年に、バルセロナオリンピックのアメリカチームの公式ユニフォームとして登場。Polo by Ralph Laurenラインの一部。「P」の文字の上に羽が生えた裸足の絵が重なっているデザイン。
- POLO TENNIS (ポロ テニス)
- Polo by Ralph Laurenのテニス用サブライン。
- RL 2000 (アールエル トゥーサウザンド)
- 最初はPOLO SPORTラインにて「POLO 2000」のロゴで登場。その後、「RL 2000」のロゴに変わり、Polo by Ralph LaurenラインとPOLO SPORTラインにて展開。
- CHAPS RALPH LAUREN (チャップス ラルフ ローレン)
- ラルフ・ローレンの低価格な大衆向けディフュージョン・メンズラインとして1978年に登場。ターゲットは18歳~44歳の男性。当初は「RUGBY RALPH LAUREN」の名前でスタートする予定だったが、土壇場でRUGBYの名称に使用権の問題が発生。やむなく「CHAPS RALPH LAUREN」に変更して立ち上げられた。しかし、やがて縫製工場との間で縫製代をめぐって争いが生じ、それが原因で赤字となっていた。当時、CHAPSの社長はラルフ・ローレンではなかったが、この事態に気付いたラルフ・ローレンは問題を起こしていた社員たちを即解雇。信頼していたCHAPSの社長も退いていった。 その後、CHAPSはブランド自体は存続しているものの、ラルフとの関係はライセンス契約となり、ラルフ・ローレンの社外ブランドという扱いになった。やがてそのライセンス契約も終了してブランド名がただの「CHAPS」となり、ラルフとの関係は無くなった。 尚、ラルフ・ローレンが当初使用したかった「RUGBY」の名称はその後、使用権の問題を解決し、2004年10月に改めて立ち上げられた。
終了したレディースオンリー
- Ralph Lauren WESTERN WEAR (ラルフ ローレン ウェスタン ウェア)
- Polo Westernのレディースライン。RALPH LAUREN COUNTRYに引き継いで終了。
- RALPH LAUREN COUNTRY (ラルフ ローレン カントリー)
- POLO COUNTRYのレディース版で、カントリー調のクラシックライン。1993年にRRLに引き継いで終了した。
- POLO SPORT SPORTSWOMAN (ポロ スポーツ スポーツウーマン)
- POLO SPORTのレディースライン。当初のライン名は、「RALPH LAUREN SPORT」 → 「RALPH LAUREN POLO SPORT」だった。
- Ralph RL Lauren (ラルフ アールエル ローレン)
- RALPH LAUREN (ラルフ ローレン)
- Blue Labelの「POLO RALPH LAUREN」がまだ「Polo by Ralph Lauren」名義だった時代のレディースライン。ライン名にPoloの文字が入っていないため、商品にもポニーのロゴマークが入っていないものが多い。
- THE SKINNY POLO (ザ スキニー ポロ)
- Ralph Laurenラインで展開されていたレディースのスリムフィットのポロシャツシリーズ。こちらは全てにポニーロゴが使用されている。
- RALPH (ラルフ)
- 1999年にレディースライン「LAUREN」のセカンドラインとして登場。
- LRL LAUREN JEANS COMPANY (エルアールエル ローレン ジーンズ カンパニー)
- POLO JEANS COMPANYのレディースラインであり、LAUREN PETITEのサブライン。
- L-RL LAUREN ACTIVE (エルアールエル ローレン アクティブ)
- LRL LAUREN JEANS COMPANYの後継ライン。
終了したキッズ
- POLO BOYS (ポロ ボーイズ)
- 1978年に登場した男児向けライン。
- POLO SPORT (ポロ スポーツ)
- 少女用の「RALPH LAUREN GIRLS」内のライン。2~16歳が対象だった。 少年用のPOLO SPORTは存続。
ベビー
- Ralph Lauren (ラルフ ローレン。0~24ヶ月の幼児が対象)
ホーム
家具、雑貨、生活用品など。
- RALPH LAUREN Home (ラルフ ローレン ホーム。1983年に登場)
出典
関連事項
- スティーブ・マックイーン - ラルフ・ローレン会長がマックイーンのファンで、ショップの店内にはマックイーンの白黒写真が額縁入りで飾られている。ネット上に拡散されている「マックイーンがラルフの服を愛用していた」という説は誤報。
- ジョニー・デップ - ヴィンテージの愛好家で、ファッションのどこかに一つはRRLの服が含まれていると言われる程のRRLコレクター。
- 清水圭 - ジョニー・デップと同様にRRLの愛好家として知られている。
- 中村繁之 - 大のラルフ・ローレン愛好家で、ビッグポニーのポロシャツを中心に多数のアイテムを所有している。
- ボーイスカウト - 制服のデザインを行い、寄贈した。
- ニューバランス - ラルフ・ローレンが趣味のランニング時にニューバランスのスニーカーを愛用。
- インパクト二十一 - 日本市場で販売、卸を担当していた企業。
- ウィンブルドン選手権 - 2006年から2010年までユニフォームを手がける。
- 北京オリンピック - アメリカ合衆国選手団の公式ウェアをデザイン。
外部リンク
- Ralph Lauren (英語)
- ラルフローレン Official Online Site (日本語)
- World Of Ralph Lauren (日本語)