2000年代
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千年紀: | 3千年紀 |
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世紀: | 20世紀 - 21世紀 - 22世紀 |
十年紀: | 1970年代 1980年代 1990年代 - 2000年代 - 2010年代 2020年代 2030年代 |
年: | 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 |
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2000年代(にせんねんだい)
- 西暦(グレゴリオ暦)2000年から2009年までの10年間を指す十年紀。本項で詳述する。
- 西暦2000年から2099年までの100年間を指す。21世紀とほぼ同じ意味であるが、開始と終了の年が1年ずれている。
- 西暦2000年から2999年までの1000年間を指す。3千年紀とほぼ同じ意味であるが、開始と終了の年が1年ずれている。
20世紀と21世紀に跨がる大きな区切りの年代であり[注 1]、21世紀初頭において、00年代(ぜろぜろねんだい)や0(ゼロ)年代(ぜろねんだい)と呼称されることもある。この項目では、国際的な視点に基づいた2000年代について記載する。
できごと
2000年
"「2000年」"
- 1月1日 - コンピュータの2000年問題の発生が注目されたが、大きな問題などは起こらずに無事年越しを迎えた。
- 6月13日〜6月15日 - 平壌で朝鮮半島分断後初の南北首脳会談が開かれる。
- 7月25日 - エールフランスのコンコルド機、パリで離陸直後に墜落、死者114人。
- 11月7日 - アメリカ大統領選挙、ジョージ・ウォーカー・ブッシュが当選。
- 九州・沖縄サミット
- シドニーオリンピック開催。高橋尚子が女子マラソンで初の金メダルを獲得する。
2001年
"「2001年」"
- 1月1日 - 3千年紀・21世紀が始まる。
- 4月1日 - 異性同士の結婚と全く同じ権利を保障する、世界初の同性結婚法がオランダで施行された。
- 9月11日 - アメリカ同時多発テロ事件発生。
- 10月7日 - アメリカ合衆国、イギリスを始めとした連合諸国がアフガニスタンのターリバーン政権に対して空爆(アフガニスタン侵攻)。
- 11月17日 - iPod発売。
2002年
"「2002年」"
- 1月1日 - EU域内12カ国、通貨をユーロに統合。
- 2月8日〜2月24日 - ソルトレイクシティオリンピック開催。2000年代最初の冬季オリンピック。
- 4月24日 - 瀋陽総領事館北朝鮮人亡命者駆け込み事件が起こる。
- 5月20日 - 東ティモール独立。
- 5月31日〜6月30日 - FIFAワールドカップ・日韓大会が開催。2000年代最初のFIFAワールドカップ。
- 9月17日 - 初の日朝首脳会談。10月15日に拉致被害者5名が日本へ帰国。
- 9月20日 - スイスと東ティモールが国連に加盟。
- 10月 - バリ島爆弾テロ事件、モスクワ劇場占拠事件など、多数の死者を出したテロが相次ぐ。
2003年
"「2003年」"
- 2月1日 - スペースシャトル・コロンビア号が地球へ帰還の際に空中分解。
- 3月20日 - イラク戦争開戦。サッダーム・フセイン政権崩壊。
- 7月26日 - イラク復興特措法が成立。
- 11月18日 - マイケル・ジャクソンが性的虐待の容疑で逮捕される。2005年6月13日、性的虐待疑惑のすべての件に関して無罪評決が下る。
- 12月14日 - サッダーム・フセイン大統領が、米軍により拘束される。
- アメリカ・カナダ東部の広い地域で大規模な停電、約5000万人に影響。
- SARSがアジアを中心に世界的に大流行。
- イラク北部で、日本人外交官2人とイラク人計3人が銃撃され死亡する。
2004年
"「2004年」"
- 3月11日 - マドリード列車爆破テロ事件が起こり、スペインで政権交代。
- 8月13日〜29日 - アテネオリンピック開催。
- 9月17日〜28日 - アテネパラリンピック開催。
- 10月1日 - メジャーリーグでシアトルマリナーズのイチローが84年ぶりに年間最多安打262の新記録を樹立。
- 12月 - 北朝鮮拉致被害者で曽我ひとみの夫チャールズ・ジェンキンスが日本へ帰国来日。
- 12月26日 - スマトラ島沖地震発生。インド洋周辺各国に津波の大被害。死者・行方不明者約30万人。
2005年
"「2005年」"
- 1月20日 - ジョージ・W・ブッシュが2期目のアメリカ合衆国大統領に就任。
- 3月25日 - 9月25日 - 愛・地球博開催。
- 4月2日 - ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が死去。
- 7月7日 - ロンドン同時爆破事件。
- 7月26日 - 日本人宇宙飛行士野口聡一が搭乗したスペースシャトル「ディスカバリー」の打ち上げに成功。
- 8月29日 - ハリケーン・カトリーナがアメリカ南部を襲う。
- 10月8日 - パキスタンでマグニチュード7.6の地震が発生。
- 10月27日 - パリ郊外暴動事件。
- 11月16日 - 中国で鳥インフルエンザ感染者が死亡したと発表。中国で感染による死者は初めて。
2006年
"「2006年」"
- 2月10日〜2月26日 - トリノオリンピック開催。
- 3月13日〜3月20日 - 第1回ワールド・ベースボール・クラシック開催。
- 2006 FIFAワールドカップ開幕。
- 7月5日 - 北朝鮮がテポドン2号の発射実験。
- 10月9日 - 北朝鮮が初の地下核実験実施。
- 12月21日 - トルクメニスタンのサパルムラト・ニヤゾフ大統領が死去。
- 12月30日 - イラクのサッダーム・フセイン元大統領死刑執行。
2007年
"「2007年」"
2008年
"「2008年」"
- 2月9日〜11月15日 - 世界各地で第34回主要国首脳会議が開催。
- 2月10日 - ソウルの崇礼門が放火により焼失。
- 3月10日〜4月26日 - チベット暴動が起こる。
- 4月27日 - ミャンマーにサイクロン・ナルギスが発生。
- 5月12日 - 中華人民共和国で四川大地震が起こる。
- 5月28日 - ネパールで王制が廃止される
- 8月8日 - 北京オリンピック・北京パラリンピック開催。
- 9月15日 - リーマン・ショック
- 10月11日 - 米政府が北朝鮮のテロ支援国家指定を解除。
- 11月14日〜11月15日 - 第1回20か国・地域首脳会合(G20)が開催。
2009年
"「2009年」"
- 1月20日 - バラク・オバマ、第44代アメリカ合衆国大統領に就任。
- 2月17日 - アメリカ合衆国でアナログテレビ放送の停波が始まる。
- 3月24日 - 第2回ワールド・ベースボール・クラシックが開催。
- 5月23日 - 大韓民国の盧武鉉前大統領が自宅の敷地内の崖から転落死する。
- 6月25日 - 歌手のマイケル・ジャクソンが死去。
- 8月18日 - 大韓民国の金大中元大統領が死去。
- メキシコから世界各国に新型インフルエンザが大流行する(2009年新型インフルエンザの世界的流行)。
- ウイグル騒乱が起こる。
世相
社会
- BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)諸国をはじめとする新興国の台頭。資源価格の高騰に伴い、ロシア、中東などの資源国が台頭した。
- 一方、アメリカのサブプライムローン問題を発端に世界中の金融機関で信用収縮の連鎖が勃発、リーマンショック以降の世界同時不況を招き、先進国を中心に市場の収縮が起こった。これにより日米欧のプレゼンスが低下。経済発展著しい中国・インドが大国として台頭しつつある。
- 中国、経済成長に伴い公害や食の安全の問題が深刻化。
- アメリカ同時多発テロをはじめ、イスラーム過激派によるテロが多発。
- イラク戦争をはじめとする同時多発テロ以降のアメリカ合衆国の単独行動主義は、世界中で反米感情を引き起こす要因となった。
- 反米感情を背景にラテンアメリカでは左派政権が次々誕生し、地域統合の機運が高まった。
- ベトナムは海外からの投資が好調で、高度経済成長が始まる。インドネシアでは2000年代前半、タイでは2000年代中頃から政治的な混乱が多発した。
- 旧東側の中欧諸国やバルト三国のEU加盟以降、これらの国へ生産拠点を移す動きが活発化し、中東欧諸国と西欧諸国との一体性が強まる。一方、冷戦時にこの地域で影響力を発揮してきたロシアとの摩擦も顕在化。
- 資源価格高騰と地球温暖化の社会問題化に伴い、欧州諸国を中心に太陽光発電・風力発電など再生可能エネルギーの利用が本格化。原子力発電も見直された。
- 2001年にオランダで世界初の同性結婚が認められると、その後はヨーロッパの各地(主に北欧および西欧)や北米、南米、オセアニア、南アフリカ共和国でも同性結婚およびそれに準ずるパートナーシップ制度容認の流れが広がった。
- 欧米、韓国、日本など世界各国でインターネットを利用した犯罪やコンピュータセキュリティが深刻な社会問題となった。
文化
- パーソナルコンピュータや携帯電話がコモディティ化し、発展途上国にもインターネットの利用が広がる。
- インターネットではWikipedia、MySpace、Facebook、YouTube、Twitterなどの新メディアが現れ、人々のライフスタイルを変えた。
- 先進国ではデジタルオーディオプレーヤー、スマートフォンなどインターネットの利用を前提としたデジタル家電製品が大ヒットし、新しいデジタルライフスタイルが浸透していく。
- テレビゲーム市場では2000年代の前半(第六世代)にソニー・コンピュータエンタテインメント (SCEI) の「PlayStation 2」が前世代機に引き続いて市場をリードしていたが、後半(第七世代)になると任天堂の「Wii」が一歩リードしさらにマイクロソフトの「Xbox 360」、SCEIの「PlayStation 2」もそれに続く形で三つ巴の様相を呈した。一方、携帯型ゲームでは任天堂の「ゲームボーイアドバンス」や「ニンテンドーDS」シリーズが世界的に覇権を握っている。
人物
アメリカ合衆国とヨーロッパ
政治
- ベネディクトゥス16世(1927年 - )
- シルヴィオ・ベルルスコーニ(1936年 - )
- ルドルフ・ジュリアーニ(1944年 - )
- ジョージ・ウォーカー・ブッシュ(1946年 - )
- ゴードン・ブラウン(1951年 - )
- トニー・ブレア(1953年 - )
- アンゲラ・メルケル(1954年 - )
- ニコラ・サルコジ(1955年 - )
- バラク・オバマ(1961年 - )
思想と哲学
- アントニオ・ネグリ(1933年 - )
- エルネスト・ラクラウ(1935年 - )
- シャンタル・ムフ(1943年 - )
- ジョセフ・ユージン・スティグリッツ(1943年 - )
- ナンシー・フレイザー(1947年 - )
- マーサ・ヌスバウム(1947年 - )
- デイヴィッド・ライアン(1948年 - )
- トニー・ジャット(1948年 - 2010年)
- ドゥルシラ・コーネル(1950年 - )
- エマニュエル・トッド(1951年 - )
- ポール・クルーグマン(1953年 - )
- スティーブン・ピンカー(1954年 - )
- マイケル・ハート(1960年 - )
- デイビッド・チャーマーズ(1966年 - )
文学
- ドリス・レッシング(1919年 - 2013年)
- ヴィンフリート・ゲオルク・ゼーバルト(1944年 - 2001年)
- トム・クランシー(1947年 - )
- シャンタル・トマ(1948年 - )
- パスカル・キニャール(1948年 - )
- スティーグ・ラーソン(1954年 - 2004年)
- ライオネル・シュライヴァー(1957年 - )
- フィリップ・クローデル(1962年 – )
- ダン・ブラウン(1964年 - )
- ジョナサン・リテル(1967年 – )
- ジョナサン・サフラン・フォア(1977年 - )
芸術
- レベッカ・ホルン(1944年 - )
- ダニエル・リベスキンド(1946年 - )
- マルレーネ・デュマス(1953年 - )
- アンドレアス・グルスキー(1955年 - )
- アンディー・ゴールズワージー(1956年 - )
- ジュリアン・オピー(1958年 - )
- ロン・ミュエク(1958年 - )
- グレイソン・ペリー(1960年 - )
- トーマス・デマンド(1964年 - )
- マーク・クイン(1964年 - )
- オラファー・エリアソン(1967年 - )
- ヴォルフガング・ティルマンス(1968年 - )
- マーティン・クリード(1968年 - )
- バンクシー(生年月日未公表)
ファッション
映画とエンターテイナー
- モーガン・フリーマン(1937年 - )
- ミヒャエル・ハネケ(1942年 - )
- ペドロ・アルモドバル(1951年 - )
- ジャン・ピエール・ジュネ(1953年 - )
- ロン・ハワード(1954年 - )
- ラース・フォン・トリアー(1956年 - )
- アキ・カウリスマキ(1957年 - )
- ティム・バートン(1958年 - )
- ショーン・ペン(1960年 - )
- ジョージ・クルーニー(1961年 - )
- スティーブン・ソダーバーグ(1963年 - )
- ミシェル・ゴンドリー(1963年 - )
- ジョニー・デップ(1963年 - )
- ラッセル・クロウ(1964年 - )
- フランソワ・オゾン(1967年 - )
- ニコール・キッドマン(1967年 - )
- フィリップ・シーモア・ホフマン(1967年 - 2014年)
- クリストファー・ノーラン(1970年 - )
- ヒラリー・スワンク(1974年 - )
- シャーリーズ・セロン(1975年 - )
- ヒース・レジャー(1979年 - 2008年)
科学と技術
ロシアと旧ソ連諸国
- ウラジーミル・プーチン(1952年 - )
- ヴィクトル・ユシチェンコ(1954年 - )
- ユーリヤ・ティモシェンコ(1960年 - )
- ドミートリー・メドヴェージェフ(1965年 - )
- グリゴリー・ペレルマン(1966年 - )
- ミヘイル・サアカシュヴィリ(1967年 - )
ラテンアメリカ
サハラ以南のアフリカ
中央・西アジア
- オルハン・パムク(1952年 - )
- ウサーマ・ビン・ラーディン(1957年 - 2011年)
- モフセン・マフマルバフ(1957年 - )
- ムハンマド・オマル(1959年? - 2013年)
中国
- 黄菊(1938年 - 2007年)
- 曽慶紅(1939年 - )
- 呉邦国(1941年 - )
- 胡錦濤(1942年 - )
- 温家宝(1942年 - )
- 陳良宇(1946年 - )
- 蔡國強(1957年 - )
- 艾未未(1957年 - )
台湾
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
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