サニーマート
株式会社サニーマート(英文商号:SUNNY MART CO.,LTD.)は高知県高知市にある高知県を中心にスーパーマーケット、コンビニエンスストアを展開する総合小売業者。ニチリウグループに加盟している。
概要
スーパーマーケット
スーパーマーケットは2018年5月現在高知県、愛媛県松山市で直営25店舗、フランチャイズ10店舗を展開している[1]。以前は香川県にも店舗を展開していたが、2014年に撤退している。
比較的大型の店舗 (SSM) はサニーアクシス、中型店舗はサニーマート、小型店舗はマルシェおよび毎日屋という業態で運営されている。
コンビニエンスストア
1984年からホットスパーを展開していたが、2001年にはローソンなど他大手チェーンの出店攻勢により顧客を奪われスパーの出店を事実上中止し、スリーエフと提携。直営店およびフランチャイズ店のほとんどをスリーエフへと転換し、2005年に株式会社スリーエフ中四国として分社化した。
スリーエフは2014年10月現在、高知県66店舗、愛媛県14店舗、徳島県1店舗を展開していた[2]。このうち徳島県は海部郡海陽町(旧海南町)の1店舗のみで、サニーマート全体としても唯一の徳島県の店舗であった。なお、2005年8月時点では高知県と徳島県で直営12店舗、フランチャイズ49店舗での運営であった。
2014年12月8日に大手コンビニエンスストアチェーンのローソンとフランチャイズ契約を締結した。2015年2月以降、既存の高知県内のスリーエフは順次ローソンに転換され、3月20日付で完了した[3][4]。それに伴い、2015年4月1日に合弁会社として、株式会社ローソン高知を設立(サニーマートが51%を有する)、高知県内のローソンを担当するエリアフランチャイザーとして、旧スリーエフから転換したローソンと高知県内の既存のローソンをローソン本体から承継して運営している。なお、高知県外の店舗は承継せず、ローソン本社の下でローソンに転換されている。これによりサニーマートは徳島県から完全撤退した。
その他
関連会社がレンタルビデオ店(TSUTAYA)、自動車販売店、ファミリーレストラン(ココス)などを展開している。
沿革
- 1961年(昭和36年)9月 - 高知市鴨部に有限会社主婦の店朝倉鴨田店としてスーパーマーケットを開業[5]。
- 1966年(昭和41年)7月30日 - 高知市桟橋通三丁目95番地に株式会社主婦の店桟橋店を資本金1,000万円で設立[5]。
- 1968年
- 3月26日 - 株式会社主婦の店伊野店を合併し、資本金を1,700万円に増資。
- 3月 - 商号を株式会社主婦の店サニーに変更し[5]、本店を高知市朝倉甲838番地に移転。
- 1971年(昭和46年)5月6日 - 本店を高知市上町一丁目6番14号に移転。
- 1972年(昭和47年)7月27日 - 商号を株式会社サニーマートに変更。
- 1973年(昭和48年)
- 1974年(昭和49年)3月 - 本店を高知市知寄町二丁目1番地8に移転[5]。
- 1982年(昭和57年)2月 - 中央流通センターを開設し、配送センターを移転[5]。
- 1984年(昭和59年) - カスミコンビニエンスネットワーク(現ホットスパーコンビニエンスネットワーク)と四国エリアでの出店契約をし、ホットスパーを展開。
- 1984年(昭和41年) - 書籍販売・レンタルビデオの事業部「ウイル」の前身である「ブックマート書苑」を高知市朝倉に開店。
- 1985年(昭和60年) - 書籍販売・レンタルビデオの「ブックスウイル」の1号店を高知市青柳町に開店。(その後TSUTAYA御座店開店により閉店。)
- 1986年(昭和61年) - ウイル事業部発足。
- 2001年(平成13年)
- 3月 - スパー出店を中止。スリーエフと提携し、直営店の全店、フランチャイズ店のほとんどをスリーエフへと転換。
- TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブとの全面フランチャイズ契約により、屋号を「ブックスウイル」から「TSUTAYA」(愛媛はTSUTAYA WILL)に改名。
- 2003年(平成15年) - ウイル事業部を株式会社サニーマートより分社し、株式会社ウイル設立。
- 2005年(平成17年) - コンビニエンス事業を「株式会社スリーエフ中四国」として分社。
- 2007年(平成19年)2月 - サニーアクシスいの店開店。
- 2010年(平成22年)6月 - 香川県の直営店・サニーマート観音寺店が6月15日をもって閉店。これにより香川県内の店舗は円座店の1店舗のみとなる。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2018年(平成30年)
関連企業
- あさくらセンター - 当会社の大株主
- サニーフーヅ - ココスのフランチャイズ、小僧寿しの四国・兵庫県店舗および回転寿司「寿し一貫」を運営
- 日産サティオ高知
- 四国家電 - ベスト電器のフランチャイズ
- ウィル - TSUTAYA・サブウェイのフランチャイズ。「ブックスウィル」の名称で書籍販売・レンタルビデオ店を運営していた。[12]
- ローソン高知 - ローソンとの合弁、高知県内のローソンエリアフランチャイザー
- サニー不動産
- ダスキンサニーマート
- 高知食糧 - 当会社の発祥母体
名前が類似する店舗についての補足
隣接する愛媛県には当社運営のサニーマートの他、別会社運営のスーパーマーケットサニーマートが存在したが、後者は2014年にサニーTSUBAKIに店名変更を行い、店名の重複は解消された[13]。この他、福岡県などに店舗を置くスーパーマーケットのサニーや神奈川県の京浜急行が経営する京急サニーマートや長野県のサニースーパーチェーンなどとも無関係である。また、広島県福山市で同名のスーパーマーケットを展開していた企業はサニーマートの店舗を閉鎖している。
脚注・出典
- ↑ 最新チラシ - サニーマート
- ↑ スリーエフ「四国撤退」に高知県民衝撃 - Jタウンネット徳島県 2014年10月30日
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 株式会社サニーマートと株式会社ローソンによる合弁会社設立について - 株式会社ローソン 2014年10月28日
- ↑ 4.0 4.1 4.2 【高知県】サニーマートの運営するローソンが2015年2月6日(金)より順次オープン - 株式会社ローソン 2015年1月20日
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 引用エラー: 無効な
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タグです。 「nikkei-commerce-yearbook-1990
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ “Press Release (PDF)”. サニーマート (2015年1月21日). . 2018閲覧.
- ↑ ローソン、愛媛と徳島の「スリーエフ」16店舗を承継 時事通信 2014年12月17日
- ↑ http://www.sunnymart.co.jp/wpsys/wp-content/uploads/2015/03/ローソン高知設立のお知らせ1.pdf 株式会社サニーマート ローソン高知設立のお知らせ
- ↑ “サニーマートの本社完成 働く側の視点重視 高知市山手町”. 高知新聞. (2018年2月18日) . 2018閲覧.
- ↑ 10.0 10.1 “市場イメージの円形売り場、サニーマート 高知市に新店舗”. 日本経済新聞. (2018年5月25日) . 2018閲覧.
- ↑ “高知市でサニーマート山手店が開店 大型店の新設11年ぶり”. 高知新聞. (2018年5月26日) . 2018閲覧.
- ↑ http://www.sunnymart.co.jp/~will/profile/index.htm 株式会社ウイル 会社概要
- ↑ 大規模小売店舗の変更の概要について(サニーTSUBAKI 椿店) - 愛媛県公式サイト 2014年8月5日