志免町
志免町(しめまち)は、福岡県福岡市近郊の町。福岡都市圏の一部である。
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地理
福岡市東部に位置する。町域の南部と西部に丘陵地帯があるものの、概ね平坦である。ほぼ全域が市街地化されている。面積は吉富町に次いで県下では2番目に狭い。
人口密度は2012年4月1日現在、全国の町村の中では最も高い[1]。福岡県内では春日市に次いで第2位、更には鉄道路線の存在しない市町村の中でも沖縄県浦添市に次いで第2位である。
隣接する自治体・行政区
地名
- 志免
- 田富
別府(2010年消滅)御手洗(2010年消滅)- 南里
- 吉原
- 桜丘1丁目~5丁目(1979年、吉原より発足)
- 石橋台(1983年、志免より発足)
- 田富1丁目~4丁目(1999年、田富より発足)
- 志免東1丁目~4丁目(2000年、吉原より発足)
- 東公園台1丁目~2丁目(2000年、志免より発足)
- 松ヶ丘(2000年、志免より発足)
- 志免1丁目~4丁目(2001年、志免より発足)
- 志免中央1丁目~4丁目(2002年、志免より発足)
- 片峰1丁目~4丁目(2003年、志免より発足)
- 片峰中央1丁目~4丁目(2003年、志免より発足)
- 坂瀬(2004年、志免より発足)
- 向ヶ丘1丁目~2丁目(2004年、志免より発足)
- 南里1丁目~7丁目(2005年、南里より発足)
- 王子1丁目~4丁目(2006年、南里より発足)
- 別府東1丁目~3丁目(2007年、別府より発足)
- 別府西1丁目~3丁目(2008年、別府より発足)
- 別府1丁目~4丁目(2009年、別府より発足)
- 別府北1丁目~4丁目(2010年、別府より発足)
- 御手洗1丁目~2丁目(2010年、御手洗より発足)
歴史
隣町である宇美町にある宇美八幡宮の注連縄(しめなわ)が張られた土地であることから、志免の地名となった説がある。
近現代
- 1889年(明治22年)4月1日 - 市町村制度発足により、田富村・吉原村・志免村・南里村・別府村・御手洗村が合併し、志免村が発足。
- 1939年(昭和14年)4月17日 - 志免村が町制施行。志免町となる。
歴代町長
- 南里辰己(1999年5月1日 - 2015年4月30日)4期
行政
町長
- 世利良末(1期目)
- 任期:2019年4月30日
町議会
- 定数:14人
- 任期:2019年4月30日
消防
- 粕屋南部消防本部
- 南部消防署
警察
産業
糟屋郡南部一帯に広がる糟屋炭田と呼ばれる炭田地域の中心部にあたり、かつては町内に数か所の炭鉱を有し、石炭産業で栄えたが、エネルギー革命の影響で1964年に国鉄志免炭鉱が閉山したのを最後に町内から炭鉱がなくなった。町のシンボルともいえる炭鉱跡地の立坑櫓(志免鉱業所竪坑櫓)とボタ山は、かなりの土地を占有しているため、長年その利用方は議論されているが、撤去に莫大な費用がかかることと、土地が3町(志免町・須恵町・粕屋町)にまたがっている事などから、未だ手付かずのままである。現在は福岡市に隣接していることと、適度に安い地価から、ベッドタウンとして住宅が多数建設され、人口が増加している。
地域
人口
志免町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育
高等学校
- 町内に高等学校はない。
中学校
- 志免町立志免中学校
- 志免町立志免東中学校
小学校
- 志免町立志免中央小学校
- 志免町立志免東小学校
- 志免町立志免南小学校
- 志免町立志免西小学校
交通
空港
町内にはないが、町中心部から福岡空港まで2km程度。
鉄道路線
かつては国鉄勝田線が町内を通っていたが、国鉄再建法により特定地方交通線に指定され、1985年4月1日に廃線となり、現在町内に鉄道路線はない。最寄の駅は、JR香椎線の須恵駅・須恵中央駅・新原駅や篠栗線(福北ゆたか線)の柚須駅、及び福岡市地下鉄の福岡空港駅などだが、町内から博多駅、天神への直通バス路線も通じているため、博多駅を利用する町民も多い。
バス路線
- 西日本鉄道(西鉄バス)
- 町内から隣接するすべての市町へ運行している。
- 他に田川〜飯塚〜福岡空港〜博多駅を結ぶ西鉄バス筑豊の急行バスが町内の北本町(きたほんまち)バス停に停車する。
- 福祉巡回バス
- 無料。町内各地を6コース、それぞれ1日2往復運行。月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)と年末年始、秋の町内会敬老行事期間(3日間)は運休する。
道路
高速道路
- 町内にはなし。最寄りインターチェンジは九州自動車道福岡ICまたは太宰府IC(ただし、ETC搭載車両は須恵スマートインターチェンジから出入り可能)。
主要地方道
一般県道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
志免町出身の有名人
脚注
外部リンク