登坂淳一

提供: miniwiki
移動先:案内検索

登坂 淳一(とさか じゅんいち、1971年[1]6月10日[2] - )は、日本フリーアナウンサーホリプロ所属。元NHKアナウンサー[3][4]

人物

東京都出身。私立保善高等学校法政大学経済学部卒業後[2]1997年4月にNHK入局[1]。2018年1月11日付で鹿児島放送局を最後にNHKを退局。

嗜好・挿話

  • 和歌山放送局を皮切りに、大阪放送局、地元東京に戻り、NHK放送センター・アナウンス室、札幌放送局、大阪放送局、鹿児島放送局のアナウンサーとして歴任。大阪放送局までは報道・情報番組を、鹿児島放送局では放送全般とデスクを担当していた。
  • 2006年12月、35歳の頃、それまで使用していた白髪染めを中止。理由は美容師から髪の傷みを指摘されたことと、「自然体でいこう」と決めたため[5]。以降、短期間で急に白髪が増えたように見えたことが、視聴者に驚きをもって受け止められ、インターネット上で話題になり、日本国外のメディアでも取り上げられた[6]。本人は白髪について、和歌山局在籍中の1998年7月(27歳時)に起こった和歌山毒物カレー事件の取材を担当し、非常に多忙でストレスも感じていたところ、自分でも驚くほど増えていったと述べている[5]
  • 愛称は「麿」(まろ)で、NHK広報局は2011年3月16日、震災応援で登坂が全国ニュースに出演したことを受けてTwitter公式アカウントで「まろ…」とツイートした[7]。他にも、2014年に大阪放送局への異動が決まってからは、大阪放送局Twitterが「麿」の表現を度々使用している[8]
  • 2010年3月に札幌放送局に異動となった際に、同局は「NHK北海道が変わります」をキャッチフレーズに、笑顔の登坂の大写しに「新NHK」のコピーを冠したポスターを制作し、札幌市営地下鉄大通駅構内に多数掲示するなどのプロモーションを行った。NHK札幌放送局のホームページは、ポスターと同じ登坂の笑顔がアップで現れ、他のさまざまな表情が次々と移り変わる特別仕様となり、一アナウンサーを前面に押し出すというNHKらしからぬ演出や、それまでニュースリーダーとしてほとんど見せることのなかった登坂のやわらかい表情の意外性が話題を呼んだ[9]。札幌局舎の外壁には、3つの表情を並べた大きな垂幕も掲げられた。同時期に東京への異動が決まった森田美由紀に替わるビッグネームを、との要請があっての抜擢だったといい[10]、森田がメインキャスターを務めていた夕方のローカルニュース番組まるごとニュース北海道」の後番組「ネットワークニュース北海道」のキャスターを担当。道内向けのローカルニュースを伝えると共に、北海道各地へ取材に出かけ体当たりリポートをこなしたり、生中継リポーターが出題するクイズに挑戦したりして、東京では一切見ることができなかった個性的なキャラクターも見ることができた。10月に、ネットワークニュース北海道でカーリング競技をリポート。本橋麻里選手らに手ほどきを受けるとその面白さにはまったといい、その後の「アナブロ」で、練習風景や、初心者ながら他アナウンサーらとチームを組んで大会に出場した様子などが数回にわたって放送されている。
  • 2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けて、NHKのニュース放送に特別体制が敷かれた。登坂は応援要員として駆り出され、2011年3月16日午前11時、東京のスタジオから全国に向けてテレビニュースを伝え始めた。それから4月2日までの期間、ローテーションに組み込まれ、主に11時台、14時台、17時台で42回にわたって全国ニュースを担当した。ネット上で歓迎の声が上がったことを受けて、ネット媒体では記事が書かれた[11][12]
  • 2012年度には、NHK札幌が北海道大学(春期)及び北海学園大学(秋期)の協力を得て制作したミニドラマ「スマイルデイズ」[13]に演者として出演。様々な扮装をし、各話ごとに違う役柄に挑んだ[14]。2012年度のNHK北海道キャンペーンサイトでも、カーリングの魅力を述べている[15]
  • 2014年4月に、大阪放送局へ異動し、「かんさい熱視線」を担当[16][17]。2014年8月の広島市の土砂災害では、広島放送局に応援で派遣され災害情報を中心にローカルニュースを担当した。2014年12月16日の『わが心の大阪メロディー』では、連続テレビ小説マッサン』の収録スタジオリポート[18](事前収録)、およびくいだおれ太郎(声・桂吉弥)と共に生中継を担当した[18]。また、2015年1月10日に行われた『連続テレビ小説マッサン ファンミーティング』では、進行役を務めた[19]。この模様は関西ローカルで1月31日に先行放送、2月8日に全国放送で総合テレビにて放送された[19]
  • 2018年1月11日付で鹿児島放送局を最後にNHKを退職[20]し、地元である東京に戻る。同時に、同月15日にフジテレビにて、4月2日から放送される『プライムニュース イブニング[補足 1]のキャスターを担当予定と発表され[3][4]フリーアナウンサーに転身する予定だったが、その直後に発売された『週刊文春』2月1日号で登坂がNHK札幌放送局在職時に新人の女性キャスターに対し、トイレまで追いかけ身体を触るなどのセクハラ、後輩アナウンサーに対するパワハラを起こしたとスキャンダルが報じられると出演辞退を申し出て[21]、民放デビューは幻のものとなった。

NHK退局後

2018年4月15日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』にコメンテーターとして、『プライムニュース イブニング』キャスター出演辞退の経緯、セクハラパワハラスキャンダルなどの真意を語った。これが、事実上民放初のテレビ出演となった。その後も、民放各局のバラエティー番組に多数ゲスト出演している。

現在の出演番組

テレビ東京 人生を諦める技術

フジテレビジョン系列 痛快TV スカッとジャパン 「公私混同が激しい歯科医」 歯科医役

過去の出演番組

NHK時代

和歌山放送局

大阪放送局

放送センター[22]

札幌放送局

  • ネットワークニュース北海道(平日 18:10 - 18:59、メインキャスター)
  • つながる@きたカフェ(平日 11:30 - 11:54、道内ニュース担当、基本的に週替わりのシフトで出演)
  • ネットワークニュース845→北海道845(平日 20:45 - 21:00、基本的に週替わりのシフトで出演)

大阪放送局

鹿児島放送局

デスク業務担当が主だったため、すべてシフト勤務での出演

フリー転向後

脚注

補足

  1. 2018年4月から昼・夕方・夜のニュース番組のブランドを「プライムニュース」に統一するため[3]。登坂が担当する予定だったのは『みんなのニュース』後継に相当する時間帯。

出典

  1. 1.0 1.1 [みんなの質問箱]NHK昼のニュース担当の登坂淳一アナウンサーについてほか, 読売新聞東京夕刊2006.10.26, 17頁
  2. 2.0 2.1 BKアナウンサー 登坂淳一
  3. 3.0 3.1 3.2 NHKの麿、登坂淳一アナ フジ「プライムニュース」メインキャスターに転身 - デイリースポーツ 2018年1月16日
  4. 4.0 4.1 “麿”登坂アナ、NHK退社しホリプロ入り…4月からフジ「プライムニュース」でキャスター - スポーツ報知 2018年1月16日
  5. 5.0 5.1 連載(21)NHKの顔が北海道でも人気に/登坂淳一アナ northstyle 2010年5月18日
  6. この3カ月間急に老け込んだ登坂アナ - 中央日報・2007年8月10日
  7. まろ…NHK広報局の当該ツイート twitter.com 2011年3月16日
  8. 登坂麿アナがマッサンのHPでコーナー?NHK大阪放送局の当該ツイート twitter.com 2014年9月8日
  9. NHKニュースの登坂アナ 札幌転勤でアイドル扱い J-CASTニュース 2010年3月24日
  10. 北海道新聞 2010年3月13日
  11. 癒やされる「マロ」の声って!? NHK、あのアナ復活 - zakzak 2011年3月17日閲覧
  12. 白髪増えた麿さま NHK登坂アナ応援終了で札幌復帰 J-CASTニュース 2011年4月5日
  13. NHK北海道 ドラマ「SMILE DAYS」 - PRODUCTION NOTE 2012年6月28日閲覧
  14. NHK北海道 ドラマ「SMILE DAYS」 - CAST 2012年6月28日閲覧
  15. NHK北海道 いっしょにつくろう未来 - 2012年7月15日閲覧
  16. Twitter / nhk_osaka_JOBK ボイスマンでおまっ(NHK大阪)2014年3月7日閲覧
  17. NHK札幌「麿」こと登坂アナ、大阪局に 北海道ファン「札幌から去る…」と大ショック (J-CASTニュース) 2014年3月7日
  18. 18.0 18.1 わが心の大阪メロディー|2014/12/16(火)放送”. TVでた蔵. ワイヤーアクション. . 2015閲覧.
  19. 19.0 19.1 「マッサン」ファンミーティング|2015/02/08(日)放送”. TVでた蔵. ワイヤーアクション. . 2015閲覧.
  20. 登坂淳一アナが退職、フリーに フジのニュース番組司会内定? NHKの“麿””. 産経ニュース. 産経デジタル (2018年1月11日). . 2018閲覧.
  21. 元NHK・登坂アナ、フジテレビ新ニュース番組の出演辞退 スポーツ報知 2018年1月26日発行、同日閲覧。
  22. 2005年4月から2010年3月まで、正午のNHKニュースと、午前11時・午後1時・午後6時の定時ニュースを担当。緊急報道・皇室関連などの特設ニュースや選挙、政治関連特番のキャスターも務めた。

外部リンク


テンプレート:Ana-stub