大化改新 (テレビドラマ)
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『大化改新』(たいかのかいしん)は、2005年1月に放送された、NHK製作の「古代史ドラマスペシャル」第2作である。BShiで1月1日 22:00 - 23:14に前編を放送し、1月2日 22:00 - 23:14に後編を放送した。また同じ内容のものを総合テレビで1月3日 19:00 - 20:45に前編、21:00 - 22:15に後編を放送した。視聴率は8.9%。
概要
大化の改新前後の時代を舞台とする。V6の岡田准一演じる中臣鎌足(のちの藤原鎌足)を主人公にし、大化の改新で敵対する蘇我入鹿とは、学僧・旻の元で共に学んだ親友であったという設定で描く。
皇極天皇を山背大兄王暗殺の黒幕としたり、鎌足の出身地については常陸説を採用したりと、学界の定説に拘らない展開となっている。
出演
- 中臣鎌足(岡田准一、少年時代・中村陽介):主人公。両親を早くになくし叔父に育てられた。
- 蘇我入鹿(渡部篤郎):鎌足の親友。独裁権力を握り鎌足と敵対するようになる。
- 車持与志古(くるまもちのよしこ。木村佳乃):鎌足の幼馴染。後に妻となる。
- 山背大兄王(山口祐一郎):政治傾向として外国と手を結ぼうとする宝皇女・入鹿一派の政策に反対し、日本独自の路線でいくべきだと主張している。入鹿により滅ぼされる。
- 中大兄皇子(小栗旬):宝皇女の息子。後の天智天皇。
- 蘇我石川麻呂(伊武雅刀):入鹿の叔父で蘇我分家の当主。野心家。鎌足と手を組む。
- 蘇我日向(山口馬木也):石川麻呂の弟。
- 中臣国子(なかとみのくにこ。大杉漣):鎌足の叔父である神官。育ての親。
- 軽皇子(吹越満):宝皇女の弟。野心家の風見鶏。後の孝徳天皇。
- 宝皇女(高島礼子):文字通りの女帝。入鹿をはじめとする臣下を巧みに利用し実権を握る。中大兄皇子の母。
- 舒明帝(螢雪次朗):宝皇女の夫。
- 蘇我毛人(原田芳雄):入鹿の父。入鹿と手を組んだ宝皇女に実権を奪われる。
- 南淵請安(仲代達矢):鎌足・中大兄皇子の師。入鹿により処刑される。
- 旻(国田栄弥):鎌足・入鹿の師。
- 中臣真人(森島響己→青木卓人→清水大河):鎌足の息子。
- 弥気(平澤洋爾):鎌足の父。
- 土師娑婆連(稲森誠)
- 海犬養勝麻呂(長田融季)
- 佐伯子麻呂(小谷幸弘)
- 葛城稚犬養網田(安田善紀)
- 強頚(六平直政)
- 漢直(大八木淳史)
- 船恵尺(呉汝俊)
- 巨勢徳太(伊藤敏八)
- 田目連(芝本正)
- 高表仁(張春祥):唐の使者。
- 新羅の使者(東康平)
- 高句麗の使者(池波三太郎)
- 百済の使者(藤本幸弘)
スタッフ
関連項目
- 聖徳太子 (テレビドラマ) - NHK大阪放送局制作古代ドラマ第1弾
- 大仏開眼 (テレビドラマ) - NHK大阪放送局制作古代ドラマ第3弾