十日町市
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十日町市(とおかまちし)
新潟県南部,信濃川中流域にある市。1954年十日町と中条村,川治村,六箇村の 3村が合体して市制。同年吉田村,1955年下条村,1962年水沢村をそれぞれ編入。2005年川西町,中里村,松代町,松之山町と合体。中心市街地は十日町盆地の中心に位置し,江戸時代初期は高田領に属したが,中期以降会津藩の預領となり,陣屋町として繁栄した。古くから手機 (てばた) が発達し,麻織物の集散地としても発展,江戸時代中頃織物に改善が加えられて小千谷縮となった。十日町明石縮,お召など高級絹織物の全国有数の産地。中小の工場のほか賃機による生産も多い。米の産地として知られ,信濃川の支流渋海川流域では棚田が開かれている。また養鯉業も行なわれる。冬季の豪雪地の一つで,ほんやらどう,雪祭の行事は有名。市街地には雪国特有の雁木もみられる。市域の一部は上信越高原国立公園,直峰松之山大池県立自然公園に属する。JR飯山線,国道117号線,353号線,403号線などが通る。
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