栄村
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栄村(さかえむら)は、長野県北東部(北信地方)に位置する村。下水内郡に属する。
Contents
地理
長野県の最北東部で新潟県との県境に位置する。日本有数の豪雪地帯であり、特別豪雪地帯の指定を受けている。その美しい景観から、「にほんのさと100選」に選ばれている。村を流れる千曲川は、県境で呼称が「信濃川」に変わり、日本海へ注ぐ。
中心部にある森宮野原駅では、1945年2月12日に7.85mの積雪を記録しており、構内と駅前には、JR日本最高積雪地点を示す標柱が立てられている。
長野県最北端の地点(北緯37度01分49秒)は、栄村と飯山市との境界未定地域に位置している[1]。
地域
村内は一部を除き長野県の民放テレビの全局が映らず、新潟県の民放テレビを視聴している地域が多かった。そのこともあり、2010年秋にケーブルテレビ(栄村ケーブルテレビ)が整備され、長野県の民放テレビ全局が視聴可能となった。
隣接している自治体
歴史
栄村は越後国・上野国との国境に位置し、戦国期には北信国衆は越後国上杉氏と甲斐国武田氏・相模国後北条氏の抗争に翻弄される。特に武田・上杉間では北信を巡り川中島の戦いを繰り広げた。村域の国衆では志久見郷の市河氏が武田方に属し、武田氏の滅亡後は天正壬午の乱において上杉氏に属し、江戸時代には上杉家臣となっている。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 下水内郡水内村・下高井郡堺村が合併して発足。
- 2011年(平成23年)3月12日 - 長野県北部地震で震度6強、その後も2度の余震で震度6弱を観測。住宅33棟が全壊、169棟が半壊し、村の足であるJR飯山線や国道117号などが不通になるなど壊滅的な被害を受けた。総人口の90%にあたる住民2000人以上が避難し、地震発生から5か月後、避難生活中に死亡した高齢者3人がこの地震による災害関連死と認定された。その後も同年9月21日の台風15号で大雨となり、2012年2月には平成24年豪雪により地震で通行止めとなっていた橋が積雪で崩落する等被害が発生した。
人口
栄村(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
行政
歴代首長
- 石沢清一(1956年11月 - 1964年11月)
- 市川和雄(1964年11月 - 1976年11月)
- 広瀬豊勝(1976年11月 - 1988年4月)
- 高橋彦芳(1988年5月15日 - 2008年5月14日)
- 補助金に頼らない田直し事業[2]や、山間部に「下駄履きヘルパー」[3]を派遣する事業が実施されるなど、過疎地に合わせた政策を展開。政府による一律基準の補助金を受け続けた場合、「補助金はあくまでも補助であるため、当地の財政は破綻する」と考え、独自の政策を掲げ村政運営をしてきた。なお良質の米が取れる地域であったことも幸いした。
- 島田茂樹(2008年5月15日 - 2016年5月14日)
教育
- 栄村立栄小学校
- 栄村立栄小学校秋山分校
- 栄村立栄中学校
交通
鉄道路線
路線バス
道路
- 国道
- 県道
- 全長36.2km
- 長野県道407号長瀬横倉停車場線
- 長野県道408号箕作飯山線
- 長野県道502号奥志賀公園栄線(冬季一部閉鎖)
- 長野県道507号秋山郷森宮野原停車場線
- (新潟県道577号結東上郷宮野原線から村に接続)
- 村道
- 全長314.6km
名所・旧跡・観光地
- 名所
- 旧跡
- 温泉
名産
脚注
関連項目
外部リンク
典拠レコード: