伊豆諸島開発
提供: miniwiki
伊豆諸島開発株式会社(いずしょとうかいはつ)は、日本の海運会社。東海汽船の関連会社で伊豆諸島、小笠原諸島で貨客船を運航している。
概要
1971年5月24日、伊豆諸島の航路改善を目的として、関係8町村(大島町、利島村、新島村、神津村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ヶ島村)および東海汽船が折半出資により設立され、八丈島 - 青ヶ島航路、三宅島 - 御蔵島航路も運航を開始した[1]。
父島 - 母島航路は、1975年8月に小笠原海上運輸が航路免許を受けて就航を計画していたが、経済情勢の変化などにより就航を断念したため、島民の要請を受けて伊豆諸島開発が1976年6月1日から運航を開始した[1]。
航路
現在の航路
過去の航路
船舶
- 弥栄丸
- 貨物船改造の貨客船、父島 - 母島航路開設にあたり就航。
- 第二弥栄丸
- 218総トン、貨物船改造の貨客船、父島 - 母島航路開設にあたり就航。開設時は週3往復(年間144往復)
- 2代目就航後は、第二ははじま丸となり、予備船として運用。
- 1979年2月竣工、下田船渠建造、302総トン、全長44.5m、型幅7.8m、型深3.5m、1,800馬力×1基1軸、航海速力14.6ノット、旅客定員92名
- 還住丸
- 1991年10月進水、119総トン
- 1991年5月31日竣工、三菱重工業下関造船所建造、490総トン、全長56.65m、型幅9.0m、満載喫水3.4m、3,000馬力×1基1軸、航海速力16ノット、旅客定員168名
- ゆり丸
- 第二ははじま丸の代船として建造、当初から伊豆諸島航路共通予備船として建造された。
- 1998年2月25日竣工、469総トン、全長62m、2,000馬力、航海速力13.5ノット、旅客定員(沿海)115名(近海)40名
- 2013年12月6日竣工、460総トン、全長62m、2,000馬力×2基、航海速力17ノット、旅客定員50名
- おがさわら丸 (3代)の就航に合わせて2代目の代船として就航。
- 2016年6月竣工、2016年7月就航、渡辺造船所建造、499総トン、全長65.2m、型幅12.0m、満載喫水3.4m、2,200馬力×2基、航海速力16.5ノット、旅客定員200名