ミチェル・エンリケス

提供: miniwiki
移動先:案内検索
この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はエンリケス第二姓(母方の)はタマヨです。
オリンピック
男子 野球
2004 野球
2008 野球
ワールド・ベースボール・クラシック
2006 野球

ミチェル・エンリケス・タマヨMichel Enríquez Tamayo , 1979年2月11日 - )は、キューバ共和国青年の島ヌエバ・ヘローナ出身の野球選手三塁手)。右投げ右打ち。現在は、キューバの国内リーグであるセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルトロンヘロス・デ・イスラ・デ・ラ・フベントゥに所属している。

経歴

金属バット使用最終シーズンとなった1998-1999シーズンに国内リーグのシーズン最多安打記録を更新した。

2001年9月に台湾で開催された第34回IBAFワールドカップキューバ代表に選出された。この大会では衰えたオマール・リナレスからキューバ代表の正三塁手の座を実力で奪い取った。

2004年8月に開催されたアテネオリンピックにおける野球競技のキューバ代表に選出された。この大会でh、正三塁手として全9試合に出場した。

2005年9月に開催された第36回IBAFワールドカップのキューバ代表に選出された。この大会では、打率.500・20打点の好成績を残した。

2006年3月に同年から開催されることとなったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のキューバ代表に選出された[1]。この大会では、8試合に出場したものの、決勝戦日本戦で5打数無安打に終わるなど、大会通して打率.194と全くの期待外れに終わった。

国内リーグでは2005-2006シーズンに5年連続の首位打者だったオスマニー・ウルティアを抑え、初の首位打者を獲得した。

2008年8月に開催された北京オリンピックにおける野球競技のキューバ代表に選出された。全9試合に出場し、決勝戦の対韓国戦では柳賢振から1点差に迫るソロ本塁打を放った。

2009年3月に開催された第2回WBCに選出され[2]2大会連続2度目の選手となった。国内リーグでは2008-2009シーズンに打率.401を記録し、2回目の首位打者を獲得した。

2009年9月の第38回ワールドカップでは対チャイニーズタイペイ戦で手首を直撃する投球を受け、全治2ヶ月の怪我を負った。

2012年11月6日に「侍ジャパンマッチ2012「日本代表 VS キューバ代表」」のキューバ代表が発表され[3]代表入りした[4]。同日、台湾で行われたサンダーシリーズのため来台した[5]。サンダーシリーズ終了後の、14日に来日した[6]

2013年6月12日に現役選手ながらメキシカンリーグカンペチェ・パイレーツでの8月までのプレーが許可されたことが明らかになった[7]

選手としての特徴

外角を右方向に流し打ったりセンター返ししたりする打撃技術が高く、三振も非常に少ない。三塁守備は肩が強い上に反射神経に優れ、打球に対する瞬時の反応を見せている。

詳細情報

年度別打撃成績(2000-01年以降)

[8]

















































O
P
S
2000-2001 IJV 84 387 326 83 115 22 0 19 194 72 2 3 0 3 48 6 10 35 12 .353 .447 .595 1.042
2001-2002 89 393 329 71 127 29 1 16 206 58 1 6 1 1 52 12 10 32 16 .386 .482 .626 1.108
2002-2003 50 233 190 42 77 17 1 7 117 36 2 3 0 7 29 4 7 9 12 .405 .485 .616 1.100
2003-2004 66 293 226 48 87 18 0 7 126 43 0 1 0 5 55 13 7 13 7 .385 .509 .558 1.066
2004-2005 85 376 336 66 114 30 2 10 178 56 0 1 0 1 33 10 6 38 15 .339 .407 .530 .936
2005-2006 71 320 255 77 114 26 0 12 176 58 3 2 0 0 57 16 8 14 6 .447 .559 .690 1.250
2006-2007 66 290 239 45 88 19 1 4 121 37 2 3 0 1 46 18 4 12 9 .368 .476 .506 .982
2007-2008 41 186 140 36 57 14 1 8 97 29 1 0 0 2 40 9 4 10 2 .407 .543 .693 1.236
2008-2009 87 400 299 68 120 37 1 12 195 66 3 1 0 3 89 22 9 15 12 .401 .545 .652 1.197
2009-2010 70 308 241 41 76 20 0 7 117 35 3 3 0 1 59 17 7 17 11 .315 .461 .485 .947
2010-2011 88 376 304 67 122 29 0 13 190 52 4 4 0 5 62 18 4 15 17 .401 .501 .625 1.126
2011-2012 16 68 54 7 15 7 0 2 28 13 0 1 0 0 12 1 2 2 5 .278 .426 .519 .945
通算:12年 797 3562 2885 644 1097 261 7 115 1717 542 21 27 1 29 570 145 76 210 119 .380 .490 .595 1.085
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • キューバで通常用いられる個人通算成績は、プレーオフや選抜リーグなども合算するため、この表の合計とは一致しない

獲得タイトル・表彰

CNS
国際大会
  • 第15回インターコンチネンタルカップ三塁手ベストナイン (2002年)
  • 第35回ワールドカップ三塁手ベストナイン (2003年)
  • 第16回インターコンチネンタルカップ三塁手ベストナイン (2006年)

代表歴

脚注

  1. 2006 Tournament Roster WBC公式サイト (英語) 2015年4月15日閲覧
  2. 2009 Tournament Roster WBC公式サイト (英語) 2015年4月15日閲覧
  3. 侍ジャパンマッチ2012 日本代表メンバー NPB公式サイト (2012年11月6日) 2015年4月15日閲覧
  4. キューバ代表メンバー NPB公式サイト (2012年11月6日) 2015年4月15日閲覧
  5. Cuba arrives for Thunder Series in Taichung and Taoyuan IBAF公式サイト (英語) (2012年11月7日) 2015年4月19日閲覧
  6. キューバ代表来日 MLB関係者も熱視線 スポニチアネックス (2012年11月15日) 2015年4月19日閲覧
  7. Juega Michel Enríquez en la Liga Mexicana de Béisbol” (スペイン語). Cubadebate.cu. . 2013年6月17日閲覧.
  8. Serie_Nacional - キューバ国内リーグのシーズン成績

外部リンク