オーバーストア
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オーバーストア(和製英語:over store)とは、小売店などの商業施設が、ある商圏に対して需要より供給が過剰になるほど出店している状態(いわゆる「店舗過剰」)のこと。
概説
商店街などもともとその地域にあった小売店に加え、全国チェーンのショッピングセンターが出店したり、地方のスーパーマーケットがショッピングセンターを開発したり、コンビニエンスストア・ドラッグストアが出店したりして発生する。地方で起こることが多い。この状態になると、売り場面積当たりの販売額が下がり、小売店側は販売効率を高める必要に迫られる。売り場面積の大きな店舗は、人員削減などにより販売効率を高めることができるが、商店街の商店など小規模な店舗では人員削減のしようがない。そこで、市中の商店街が廃れ、郊外のショッピングセンターのみが生き残るという、都市の郊外化の一因にもなる。また、小売需要の大きい大都市圏近郊部では郊外のショッピングセンター同士によるオーバーストアが発生するケースもあり[1]、この場合撤退によって廃墟化した建物が放置され[2]、治安悪化の原因となることがある。