仁川国際空港
仁川国際空港 | |
---|---|
各種表記 | |
ハングル: | 인천국제공항 |
漢字: | 仁川國際空港 |
発音: | インチョンクッチェゴンハン |
日本語読み: | じんせんこくさいくうこう |
英語表記: | Incheon International Airport |
仁川国際空港(インチョンこくさいくうこう、韓国語: 인천국제공항)は、大韓民国仁川広域市中区にある国際空港である。永宗島と龍遊島の間にあった干潟を埋め立て、2001年3月29日開港した。大韓航空及びアシアナ航空のハブ空港でもある。
開港と同時に、ソウル特別市の金浦国際空港を発着していた国際線が全て当空港に移転した。ソウルへの国際線空港として機能していることから、ソウル市外に所在しながら飛行機の行先では単に「ソウル」と案内されることが多い。現在、3本の滑走路が供用中である。
詳しい内容は後述するが、日本行き国際線は成田国際空港・東京国際空港・関西国際空港・中部国際空港・新千歳空港・福岡空港・那覇空港といった主要空港だけではなく、日本各地の地方空港と当空港を結ぶ便が多数就航している。このため、日本の地方空港から当空港の国際線各都市への乗り継ぎ空港として、よく利用されている[1]。また、韓国国内線は国際線乗り継ぎ専用便として、釜山・大邱の各路線がある(過去には、一般の国内線も運航されていたが、乗り継ぎ専用便に転換、もしくは廃止されている)。また、遅延等の理由により深夜に済州を出発し、金浦空港に着陸できなかった場合の代替空港となっている。
Contents
概要
位置
大韓民国仁川広域市中区空港路424番通り47。仁川市街沖、永宗島と龍遊島の中間に位置する埋立造成地。
広さ
- 空港用地 1,170ha
- 内訳
- 第1旅客ターミナル 50ha
- 第2旅客ターミナル 38ha
- 貨物ターミナル 13ha
- 国際業務団地 17ha
- 空港新都市 218ha
歴史
- 1992年
- 2月 首都圏新空港建設基本計画確定
- 11月 空港用地造成工事着工
- 1994年
- 7月 全長約13.4km の南北防潮堤竣工
- 1996年
- 3月 新空港名称確定「仁川国際空港」
- 5月23日 旅客ターミナル建設工事着工
- 12月 滑走路建設工事着工
- 1999年
- 2月1日 仁川国際空港公社設立
- 2000年
- 2001年
- 2007年
- 2008年
- 2010年
- 12月29日 空港鉄道がソウル駅まで延伸
- 2013年
- 9月26日 第2ターミナル着工[2]
- 2014年
- 6月30日 交通センターにKTXが乗り入れる。
- 2016年
- 2月3日 仁川空港磁気浮上鉄道が開業、交通センターに乗り入れる。
- 2018年
- 1月18日 第2旅客ターミナル 開業[3]
施設
第1旅客ターミナル
第1旅客ターミナルはイギリスの建築家テリー・ファレルの設計で、地上4階・地下2階建て、面積50ha、東西1.6km、南北150m、高さ33m、総工費は 1兆3,816億ウォンとなっている。外観は空気と水の力学的な流れ、大型船舶の帆をイメージした柔軟なリズム感、そして安全性をイメージする芸術的造形美を取り込んで設計されている。また建物内部は経済・科学技術の発展をイメージし、最先端の設備を備えたインテリジェントビルである。
第1交通センター
仁川国際空港1ターミナル駅と短期駐車場、商業施設が設置されている。駅には空港鉄道と仁川空港磁気浮上鉄道が乗り入れている。地上2階、地下5階建てで、床面積は25ha。航空機の翼や鳥を象徴するような屋根構造をイメージし、人々の安全を祈る韓国伝統の鶴の思いを込めて設計されている。また地に足を着けた飛行体をイメージしたこの建物は、空と地上を結ぶ意味が込められ、飛行機の運航の安全を祈願する意味を込めて設計されている。第1旅客ターミナルビルまで徒歩5分ほどと離れているため、無料の電動カートのサービスがある[4]。
第2旅客ターミナル
2013年9月26日に着工[2]し、2018年2月開催の平昌オリンピックを見据えて、2018年1月18日に開業した[3][5][6]。第1旅客ターミナルの北側2.4kmの場所に位置し、地上5階、地下2階建、延べ面積384,000平方メートル、年間旅客処理能力1,800万人[7]、搭乗橋は37ヶ所設置される[8]。開業後は、年間旅客処理能力が4,400万人から6,200万人に増加する見込みである[9]。
第2旅客ターミナルは、スカイチームの大韓航空、デルタ航空、エールフランス、KLMオランダ航空が利用している[10]。
既存の搭乗棟との間には、シャトルトレイン(スターライン)が建設された[11]。第2ターミナルへのアクセス道路(11.2km)、各ターミナル間の連絡道路(11.0km)も建設された[12]。第2交通センターも併設され[13]、空港鉄道の仁川国際空港2ターミナル駅が2018年1月13日に開業[14]、バスターミナル、短期駐車場(2,600台)が設置される。
コンコース(搭乗棟)
第1旅客ターミナルの北側に分館として「コンコース」(搭乗棟)が建設され、2008年5月27日より供用が開始された。地下を通る「シャトルトレイン」という新交通システムで、各旅客ターミナルとの間を約1分で連絡する。
第1旅客ターミナルと、第2旅客ターミナルの間で国際線の乗り継ぎがある場合、コンコースでシャトルトレインを乗り継ぐことで、ターミナル間の移動ができる。
就航航空会社と就航都市
国内線
航空会社 | 就航地 | ターミナル |
---|---|---|
大韓航空 | 釜山(国際線乗継専用便)、大邱(国際線乗継専用便) | 2 |
アシアナ航空 | 釜山(国際線乗継専用便) | 1 |
国際線
航空会社 | 目的地 | ターミナル |
---|---|---|
大韓航空 | 日本 東京/羽田、東京/成田、大阪/関西、名古屋/中部、福岡、札幌/新千歳、函館(運休中)、青森、秋田(運休中)、新潟、小松、岡山、大分(季節運航便)、鹿児島、沖縄/那覇[15]
中国 北京/首都、上海/浦東、広州、大連、青島、天津、西安、長沙、昆明、牡丹江、済南、瀋陽、深圳、武漢、威海、廈門、延吉、鄭州、黄山、南寧、合肥、香港 アジア 台北/桃園、ウランバートル、マニラ、セブ、ハノイ、ホーチミンシティ、ダナン、ニャチャン、バンコク/スワンナプーム、プーケット、チェンマイ、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、デンパサール、プノンペン、ヤンゴン、デリー[16]、ムンバイ、カトマンズ、コロンボ、マレ 中東 ドバイ、イスタンブール、テルアビブ 西欧 パリ/ドゴール、ロンドン/ヒースロー、フランクフルト、アムステルダム、ミラノ、ローマ、ウィーン、マドリッド、バルセロナ[17]、チューリッヒ 旧ソ連・東欧 モスクワ/シェレメーチエヴォ、サンクトペテルブルク(季節運航便)、イルクーツク、ウラジオストク、プラハ、ザグレブ(2018年9月1日より就航予定)[18]、タシュケント 北アメリカ ニューヨーク/ケネディ、ワシントンD.C.、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴ、トロント、バンクーバー、アトランタ、ダラス/フォートワース、ヒューストン、ラスベガス、シアトル、ホノルル オセアニア シドニー、ブリスベン、オークランド、コロール、グアム、ナンディ |
2 |
アシアナ航空 | 日本 東京/羽田、東京/成田、大阪/関西、名古屋/中部、福岡、札幌/新千歳[19]、旭川(季節運航便)、仙台、福島(運休中)、茨城(運休中)、松山(運休中[20])、熊本(運休中[21])、宮崎、沖縄/那覇
中国 北京/首都、上海/浦東、長沙、長春、重慶、大連、広州、桂林、杭州、ハルビン、黄山、南京、青島、瀋陽、深圳、天津、西安、延吉、煙台、黄山、済南、塩城 アジア 台北/桃園、香港、マニラ、セブ、クラーク、ハノイ、ホーチミンシティ、ダナン、バンコク/スワンナプーム、プーケット、シンガポール、ジャカルタ、プノンペン、デリー 西ヨーロッパ ロンドン/ヒースロー、パリ/ドゴール、フランクフルト、ローマ[22]、ヴェネツィア[23]、バルセロナ(2018年8月30日より就航予定)[24] 旧ソ連・東欧 ハバロフスク、ユジノサハリンスク、アルマトイ、アスタナ、タシュケント、イスタンブール 北アメリカ ニューヨーク/ケネディ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴ、シアトル、ホノルル オセアニア シドニー、コロール、サイパン |
1 |
チェジュ航空 | 日本 東京/成田、大阪/関西、名古屋/中部、福岡、沖縄/那覇、松山[25]、鹿児島[26]
アジア 青島、威海、石家荘、三亜、ジャムス、煙台[27] 、台北/桃園[28]、高雄、香港、マカオ、マニラ、セブ、バンコク/スワンナプーム、コタキナバル[29]、グアム、サイパン、ホーチミンシティ[30]、ハノイ、ダナン、ニャチャン、ヴィエンチャン[31] オセアニア グアム、サイパン |
1 |
ジンエアー | 日本 東京/成田[33]、大阪/関西、福岡、札幌/新千歳、北九州[34][35]、長崎(運休中[36])、沖縄/那覇
アジア 台北/桃園[37]、香港、マカオ、バンコク/スワンナプーム、コタキナバル、セブ、クラーク、ヴィエンチャン、ダナン 北アメリカ ホノルル |
1 |
エアソウル | 日本 東京/成田[40]、大阪/関西[41]、札幌/新千歳(季節運航便、2018年7月20日より8月17日まで運航予定)[42]、富山(季節運航便)[43][44][45]、静岡[43][44]、米子[43][44]、広島[43][44]、山口宇部(季節運航便)、高松[43][44]、長崎[43]、熊本
アジア 香港、コタキナバル、シェムリアップ[44]、カリボ[46]、ダナン(2018年5月18日より就航予定)[47] オセアニア グアム |
1 |
ティーウェイ航空 | 日本 東京/成田[48]、大阪/関西、名古屋/中部(2018年5月31日より7月20日まで運航予定、2018年10月3日より運航再開予定)[49]、福岡、札幌/新千歳、佐賀、大分、沖縄/那覇、熊本[50]
アジア 青島、済南、三亜、温州、マカオ、バンコク/スワンナプーム、ホーチミンシティ、ダナン、ヴィエンチャン、高雄[51]、台中[51] |
1 |
イースター航空 | 日本 東京/成田、大阪/関西、福岡[53]、沖縄/那覇、札幌/新千歳、鹿児島、宮崎、茨城(2018年7月31日より就航予定)[54] | 1 |
Peach Aviation | 東京/羽田、大阪/関西、沖縄/那覇 | 1 |
中国国際航空 | 北京/首都、上海/浦東、天津、青島、成都、重慶、杭州、延吉 | 1 |
中国東方航空 | 上海/浦東、南京、青島、長沙、昆明、武漢、塩城、煙台、三亜 | 1 |
中国南方航空 | 北京/首都、上海/浦東、広州、大連、長沙、ハルビン、瀋陽、延吉、牡丹江、長春、武漢 | 1 |
上海航空 | 上海/浦東 | 1 |
山東航空 | 青島、済南、煙台 | 1 |
深圳航空 | 深圳 | 1 |
厦門航空 | 厦門 | 1 |
天津航空 | 天津 | 1 |
四川航空 | 成都 | 1 |
春秋航空 | 上海/浦東、石家荘 | 1 |
キャセイパシフィック航空 | 香港、台北/桃園 | 1 |
香港航空 | 香港[56] | 1 |
香港エクスプレス航空 | 香港 | 1 |
マカオの旗 マカオ航空 | マカオ | 1 |
チャイナエアライン | 台北/桃園、高雄 | 1 |
エバー航空 | 台北/桃園、高雄、台中 | 1 |
MIATモンゴル航空 | ウランバートル | 1 |
ベトナム航空 | ハノイ、ホーチミンシティ、ダナン、ニャチャン[57] | 1 |
ベトジェットエア | ハノイ、ホーチミンシティ、ダナン、ハイフォン、ニャチャン[58] | 1 |
タイ国際航空 | 香港、台北/桃園、バンコク/スワンナプーム | 1 |
オリエント・タイ航空 | バンコク/ドンムアン | 1 |
タイ・エアアジア X | バンコク/ドンムアン | 1 |
ジェットアジア・エアウェイズ | バンコク/スワンナプーム | 1 |
アジア・アトランティック・エアラインズ | バンコク/スワンナプーム、プーケット | 1 |
フィリピン航空 | マニラ、セブ、カリボ | 1 |
PAL エクスプレス | タグビララン[59] | 1 |
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] セブパシフィック航空 | マニラ、セブ、カリボ[60] | 1 |
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] エアアジア・フィリピン | マニラ、セブ、カリボ | 1 |
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] パン・パシフィック・エアラインズ | カリボ[61] | 1 |
シンガポール航空 | シンガポール、ロサンゼルス(2018年11月30日をもって運休予定)[62] | 1 |
スクート | 台北/桃園、シンガポール | 1 |
マレーシア航空 | クアラルンプール | 1 |
エアアジア X | クアラルンプール | 1 |
ガルーダ・インドネシア航空 | ジャカルタ、デンパサール | 1 |
エア・インディア | 香港、デリー | 1 |
ラオス国営航空 | ヴィエンチャン | 1 |
ミャンマー国際航空 | ヤンゴン | 1 |
ユナイテッド航空 | サンフランシスコ | 1 |
デルタ航空 | デトロイト、シアトル、アトランタ[63] | 2 |
アメリカン航空 | ダラス/フォートワース | 1 |
ハワイアン航空 | ホノルル | 1 |
エア・カナダ | バンクーバー、トロント | 1 |
アエロメヒコ航空 | メキシコシティ[64] | 1 |
ターキッシュ エアラインズ | イスタンブール | 1 |
エミレーツ航空 | ドバイ | 1 |
エティハド航空 | アブダビ | 1 |
カタール航空 | ドーハ | 1 |
エア・アスタナ | アルマトイ、アスタナ | 1 |
ウズベキスタン航空 | タシュケント | 1 |
エチオピア航空 | アディスアベバ、東京/成田[65] | 1 |
エールフランス | パリ/シャルル・ド・ゴール | 2 |
ブリティッシュ・エアウェイズ | ロンドン/ヒースロー | 1 |
アエロフロート・ロシア航空 | モスクワ/シェレメーチエヴォ | 1 |
オーロラ航空 | ユジノサハリンスク、ウラジオストク、ハバロフスク | 1 |
S7航空 | ウラジオストク、イルクーツク、ノヴォシビルスク | 1 |
ヤクーツク航空 | ヤクーツク、ウラン・ウデ | 1 |
フィンエアー | ヘルシンキ | 1 |
KLMオランダ航空 | アムステルダム | 2 |
ルフトハンザドイツ航空 | フランクフルト、ミュンヘン | 1 |
チェコ航空 | プラハ | 1 |
アリタリア-イタリア航空 | ローマ | 1 |
LOTポーランド航空 | ワルシャワ[66] | 1 |
貨物便
- 大韓航空カーゴ
- アシアナ航空カーゴ
- エア・インチョン
- アトラス航空
- フェデックス・エクスプレス
- カリッタエア
- ポーラーエアカーゴ
- ユナイテッド・パーセル・サービス
- ヴォルガ・ドニエプル航空
- ANA Cargo
運航はエアージャパン - 日本貨物航空
- エア・ホンコン
- キャセイパシフィック・カーゴ
- カーゴルックス航空
- 中国国際貨運航空
- 中国貨運航空
- 中国郵政航空
など
就航都市
東アジア
- 韓国 : 釜山、済州、大邱
- 日本 : 東京/成田、東京/羽田、大阪/関西、名古屋/中部、福岡、札幌/新千歳、旭川(夏季運航便)、函館(運休中)、青森、秋田(運休中)、仙台、福島(運休中)、茨城(2018年7月31日より運航再開予定)[54]、新潟、富山(季節運航)、小松、静岡、米子、岡山、広島、山口宇部(季節運航)、高松、松山、北九州、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄/那覇
- 中国 : 北京/首都、上海/浦東、広州、大連、瀋陽、長春、西安、ハルビン、延吉、牡丹江、青島、天津、南京、厦門、杭州、昆明、済南、煙台、深圳、合肥、成都、重慶、三亜、桂林、南昌、武漢、長沙、鄭州、威海、石家荘、中衛、黄山、南寧、塩城
- 香港 : 香港
- マカオの旗 マカオ : マカオ
- 台湾 : 台北/桃園、高雄、台中
- モンゴル : ウランバートル
東南アジア
- フィリピン : マニラ、セブ、クラーク、カリボ、ラギンディガン、タグビララン[59]
- ベトナム : ハノイ、ホーチミンシティ、ダナン、ニャチャン、ハイフォン
- タイ : バンコク/スワンナプーム、バンコク/ドンムアン、プーケット、チェンマイ
- マレーシア : クアラルンプール、コタキナバル
- シンガポール : シンガポール
- インドネシア : ジャカルタ、デンパサール
- カンボジア : プノンペン、シェムリアップ
- ラオス : ヴィエンチャン
- ミャンマー : ヤンゴン
南アジア
西アジア
中央アジア
北アジア
西ヨーロッパ
- イギリス : ロンドン/ヒースロー
- フランス : パリ/シャルル・ド・ゴール
- オランダ : アムステルダム
南ヨーロッパ
中央ヨーロッパ
- ドイツ : フランクフルト、ミュンヘン
- オーストリア : ウィーン
- スイス : チューリッヒ
- チェコ : プラハ
- クロアチア : ザグレブ(2018年9月1日より就航予定)[18]
- ポーランド : ワルシャワ
北ヨーロッパ
東ヨーロッパ
北米
- アメリカ合衆国 : ワシントンD.C.、ニューヨーク/ケネディ、シカゴ、アトランタ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ダラス・フォートワース、デトロイト、ラスベガス、アンカレッジ(夏季運航便)、ヒューストン
- カナダ : トロント、バンクーバー
- メキシコ : メキシコシティ[67]
オセアニア・太平洋
- 北マリアナ諸島 : サイパン
- グアム : グアム
- パラオ : コロール
- オーストラリア : シドニー、ブリスベン、ケアンズ(季節運航)
- ニュージーランド : オークランド
- アメリカ合衆国 : ホノルル(KE1便とKE2便は、東京/成田経由便)
- フィジー : ナンディ
アフリカ
アクセス
最新情報、詳細は 空港公式サイト を参照のこと。
各旅客ターミナルの間は、無料循環バスが運行されている(所要時間15分)。
空港鉄道
最新情報、詳細は、公式サイトを参照のこと。
- 空港連絡鉄道である仁川国際空港鉄道 (A'REX)により、ソウル駅と結ばれている。
- 直通列車:ソウル駅まで43分ノンストップ、運賃9,000ウォン。(仁川空港1ターミナル駅基準)
- 一般列車:ソウル駅まで58分で各駅停車、運賃4,150ウォン。金浦空港駅まで37分。(仁川空港1ターミナル駅基準)
- 2014年には、KTXが片乗り入れを開始し、大田駅や、釜山駅、木浦駅まで直通していたが、慢性的な需要不足を理由に、冬季パラリンピック終了後以降運休しており、廃止も検討されている。
- 第1旅客ターミナル 45番ブース案内センター及び交通センター地下1階でトラベルセンターを運営しており、乗車券のセットなどの限定商品を発売している。
バス
- 高級リムジンバス
ソウル都心の主要地域や有名ホテル、主な地方都市を結んでいる。3列シートで座席も広く、最近は地上波デジタル放送受信設備も備えたバスで運行される。これと同等の車両を使った都市間高速バスを優等バス(우등버스)と呼んでいるため、このバスについてもそう呼ぶ場合がある。
運行会社
ほか
- 一般リムジンバス
ソウル都心の主要地域や、地方都市を結んでいる。4列シートの一般的な高速バスで運行される。スーツケースなどの大きな荷物の扱いは、高級リムジンバスと同様に預ける場合もあるが、車内にスーツケース置き場が備えられている路線もある。
運行会社
ほか
- その他
第2旅客ターミナル開業に伴い、市内方面は第2旅客ターミナル - 第1旅客ターミナルの順に、空港方面は第1旅客ターミナル - 第2旅客ターミナルの順(KALリムジンのみ、市内方面は第1旅客ターミナル - 第2旅客ターミナルの順に、空港方面は第2旅客ターミナル - 第1旅客ターミナル)に停車する[69]。
タクシー
最新情報、詳細は空港公式サイトを参照のこと。
中型タクシー、大型タクシー、模範タクシーが利用できる[70]。
評価
カナダのモントリオールに本部を置く国際空港評議会(ACI)が選出する2004年-2013年の「空港ランキング」総合評価部門で連続して「世界最優秀空港賞」を受賞中(2014年5月現在)。イギリスの航空調査会社スカイトラックス社によるランキングでも2009年度・2012年度に1位になるなど、国際的に高い評価を得ている。また国際貨物量で2006年、成田国際空港を抜いて世界2位になった。[71]
拡張計画
2009年より、航空需要の増加に対応し、ハブ空港としての強化を進めるために拡張工事が進められている[72]。約5兆ウォンを投じて、新ターミナルと関連施設が建設された。
搭乗棟増設計画
管制塔周辺には最大4棟の搭乗棟を建設しうる広大な用地が確保されていた。2008年5月、1棟が供用を開始した。建設用地の一部は駐機場として暫定利用されており、誘導路の分岐部は一部完成している。しかし、このあと計画が変更され、第2ターミナル(仮称)が建設されることとなった。残り搭乗棟1棟分の用地については明確な計画が立っていない。
2013年9月26日、第2ターミナルの着工式が行われた。場所は、現在の搭乗棟北側で、2018年の平昌五輪前の2017年末の完成を目指している。
旅客ターミナルとは「スターライン」という無人交通システム(4両)で連絡している。搭乗棟の間に誘導路があるため地下式となっている。最も遠い搭乗棟までを最短8分で結ぶ計画であったが前述の計画変更により、在来のターミナル(第1ターミナル)と搭乗棟Aのまま終結するようになった。搭乗棟Aと新ターミナル(第2ターミナル)の間では新しい無人交通システム(1両)を作り、搭乗棟A駅に乗り継ぎ施設を設置する案を検討している。[73]
最終計画には空港貨物ターミナル駅付近にLCC向け第3旅客ターミナルを新設する計画などが含まれている。
滑走路拡張計画
現在、滑走路は東側の2本と西側の1本が供用中であるが、これと同規模の滑走路を西側にもう一つ設ける予定である。このためターミナルビルディング西側には広大な滑走路用地が確保されている。さらに、現在暫定的にゴルフ場となっている空港西側の用地は、第5滑走路を建設できるよう確保されているスペースとなっている。最終的には5本の滑走路を有する計画となっている。
不祥事
事件
- 2016年1月29日 - 1階の男子トイレでブタンガスのボンベ1本、ライター用のボンベ1本、及び500mlのミネラルウォーター1本がテープで貼り付けられた紙製の箱が見つかり、アラビア語で「お前らに送る最後の警告だ。神が処罰する」と書かれたメモが残されていた。メモはプリンターで印字されていたほか文法が不正確で、警察は犯人が自動翻訳機を使った可能性もあるとみて、テロ組織の犯行に見せかけた可能性も視野に入れて捜査している[75]。
画像
|
脚注
- ↑ “大臣会見 前原大臣会見要旨” (プレスリリース), 国土交通省, (2009年10月13日) . 2012閲覧.
- ↑ 2.0 2.1 第2ターミナルは26日に鍬入れ…仁川空港、第2の跳躍の羽をつける - 東亜日報 2013年9月23日
- ↑ 3.0 3.1 第2ターミナルがオープン 仁川国際空港 - KBS World Radio 2018年1月18日
- ↑ 仁川空港から乗る - 韓国観光公社
- ↑ 仁川空港の第2ターミナル 来年1月開業=平昌五輪前に - 朝鮮日報 2017年11月5日
- ↑ 仁川空港、乗継利便性アピール-7月から日本語ガイドも - トラベルビジョン 2015年4月19日
- ↑ 제2여객터미널 (第2旅客ターミナル) - 仁川空港公社
- ↑ 여객/화물계류장 (旅客/貨物係留場) - 仁川空港公社
- ↑ 「アジアのハブ」4カ国争い…仁川空港、第2ターミナル建設開始 - 中央日報 2013年9月23日
- ↑ 仁川空港第2ターミナルで再跳躍、北京の新空港引き離す - 中央日報 2017年3月29日
- ↑ IAT - IIAC
- ↑ Access and Connecting Road - IIAC
- ↑ T2 전면시설 (T2 前面施設) - 仁川空港公社
- ↑ 연결철도 (連結鉄道) - 仁川空港公社 2016年3月19日閲覧
- ↑ 大韓航空、5月5日から那覇/仁川線に就航へ 777-200でデイリー運航 FlyTeam 2016年3月30日付
- ↑ 大韓航空、12月1日から仁川/デリー線に新規就航へ A330で週5便 FlyTeam 2016年7月11日付
- ↑ 大韓航空、バルセロナへ新規就航 アメリカ4都市行きでは増便 Traicy 2016年11月27日閲覧
- ↑ 18.0 18.1 大韓航空、ザグレブ就航 アジアとクロアチアを結ぶ初の定期便 Traicy 2018年6月7日付
- ↑ アシアナ航空、7月1日から新千歳/仁川線に新規就航 デイリー運航 FlyTeam 2016年4月13日閲覧
- ↑ アシアナ航空、1995年に開設した松山空港初の国際線 松山/仁川線を運休 FlyTeam 2016年7月19日閲覧
- ↑ 熊本空港、10月30日以降の国際線で仁川、香港線は引き続き運休 FlyTeam 2016年10月28日
- ↑ アシアナ航空、6月末から仁川/ローマ線に就航 週3便 FlyTeam 2015年3月25日閲覧
- ↑ 23.0 23.1 アシアナ航空、ソウル/仁川~ヴェネツィア線に来年5月1日就航 日本から往復5万円 Traicy 2017年12月24日
- ↑ アシアナ航空、2018年8月末から仁川/バルセロナ線に就航 777で週4便 FlyTeam 2017年11月27日
- ↑ チェジュ航空、松山〜ソウル/仁川線開設 11月2日から週3便 Traicy 2017年8月21日付
- ↑ チェジュ航空、2018年1月に鹿児島/仁川線を開設 737で週3便 FlyTeam 2017年12月1日付
- ↑ チェジュ航空、4月から仁川/煙台線の運航を再開 737でデイリー運航 FlyTeam 2018年3月20日付
- ↑ Jeju Air Plans Seoul – Taipei Operation from May 2016 AIRLINE ROUTE 2016年3月4日付
- ↑ チェジュ航空、仁川/コタキナバル線を737-800でデイリー運航 FlyTeam 2016年8月21日付
- ↑ チェジュ航空、12月から仁川/ホーチミン線を運航再開 737で1日1便 FlyTeam 2017年11月27日付
- ↑ チェジュ航空、10月下旬から仁川/ヴィエンチャン線に就航 デイリー運航 FlyTeam 2017年10月6日付
- ↑ チェジュ航空、ソウル/仁川〜ウラジオストク線就航 9月29日より週4便 Traicy 2017年8月10日付
- ↑ ジンエアー、7月1日から成田/ソウル・仁川線に就航 1日2往復便 FlyTeam 2016年5月2日付
- ↑ ジンエアー、10月末から北九州空港に乗入れ 釜山・仁川線を開設へ FlyTeam 2016年9月8日付
- ↑ ジンエアー、北九州/釜山線の就航日を10月末から12月1日に変更 FlyTeam 2016年9月28日付
- ↑ 長崎)ジンエアーのソウル便、運休へ 10月25日から 朝日新聞 2015年9月26日付
- ↑ ジンエアー、3月24日から仁川/台北・桃園線に新規就航 デイリー運航 FlyTeam 2016年2月29日付
- ↑ ジンエアー、6月から仁川/サイパン線に就航 デイリー運航 FlyTeam 2016年3月23日付
- ↑ ジンエアー、12月から仁川/ケアンズ線に就航 週2便で2カ月間 FlyTeam 2016年7月6日付
- ↑ エアソウル、東京/成田〜ソウル/仁川線開設 10月31日から毎日1便 Traicy 2017年6月23日
- ↑ エアソウル、9月中旬から関西/仁川線に就航 デイリー運航を予定 FlyTeam 2017年6月19日
- ↑ エアソウル、7月と8月に新千歳/仁川線で季節便 A321で週2便 FlyTeam 2018年4月23日
- ↑ 43.0 43.1 43.2 43.3 43.4 43.5 エアソウル、10月7日から新路線含め日本7路線に就航へ アシアナから移管 FlyTeam 2016年7月15日付
- ↑ 44.0 44.1 44.2 44.3 44.4 44.5 アシアナ航空、10月から日本5路線を運休 エアソウルに路線移管 FlyTeam 2016年8月24日付
- ↑ タイムテーブル エアソウル
- ↑ エアソウル、12月22日から仁川/カリボ線を開設 A321で週4便 FlyTeam 2017年10月30日
- ↑ エアソウル、5月中旬から仁川/ダナン線に就航 A321でデイリー運航 FlyTeam 2018年4月30日
- ↑ 韓国のLCC、t’way(ティーウェイ)航空が3月27日より成田=ソウル(仁川)線に新規就航します!成田国際空港株式会社 2016年2月4日
- ↑ ティーウェイ航空、5月末から名古屋/仁川線に就航 デイリー運航 FlyTeam 2018年4月20日付
- ↑ 熊本/仁川線、ティーウェイ航空が新規就航 エアソウルのチャーターに続き FlyTeam 2017年4月7日付
- ↑ 51.0 51.1 ティーウェイ航空、12月に仁川発着の台中、高雄線に就航 各週4便 FlyTeam 2017年11月16日付
- ↑ ティーウェイ航空、仁川/サイパン線に就航 737-800でデイリー運航 FlyTeam 2017年1月4日付
- ↑ イースター航空、7月20日から福岡/ソウル・仁川線でデイリー運航 FlyTeam 2016年6月6日
- ↑ 54.0 54.1 イースター航空、7月末に茨城/仁川線を開設 737で週3便 FlyTeam 2018年6月6日
- ↑ EastarJet Adds Seoul Incheon – Taipei Taoyuan Service from late-March 2016 AIRLINE ROUTE 2016年1月29日付
- ↑ 香港航空、12月16日から香港/ソウル・仁川線に就航 デイリー運航 FlyTeam 2016年9月26日
- ↑ ベトナム航空、2018夏は韓国路線を拡大 ニャチャン/仁川線に新規就航FlyTeam 2018年2月1日
- ↑ ベトジェットエア、ニャチャン/仁川線に週5便で就航 韓国6路線目FlyTeam 2017年12月13日
- ↑ 59.0 59.1 フィリピン航空、タグビララン発着の仁川、セブ線に就航 デイリー運航 FlyTeam 2017年6月26日付
- ↑ セブパシフィック航空、カリボ/仁川線の直行便を就航 10月1日から FlyTeam 2016年8月2日付
- ↑ パン・パシフィック・エアラインズ、カリボ発着の韓国2路線で就航・増便 FlyTeam 2017年11月27日付
- ↑ シンガポール航空、ロサンゼルス直行便開設 ソウル/仁川経由は運休 Traicy 2018年7月11日付
- ↑ デルタ航空と大韓航空、共同事業の実施で合意 太平洋路線で競争促進 Traicy 2017年3月29日付
- ↑ アエロメヒコ航空、メキシコシティ〜ソウル/仁川線を開設 5月27日から週4便 Traicy 2017年1月31日付
- ↑ エチオピア航空、2018年6月2日から成田/アディスアベバ線を仁川経由に Fly Team 2017年11月14日付
- ↑ LOTポーランド航空、10月からワルシャワ /仁川線に就航 週3便 FlyTeam 2016年6月29日付
- ↑ Aeromexico Announces Seoul, South Korea as Its New Destination in Asia
- ↑ 循環バス - 仁川国際空港
- ↑ 仁川空港第2旅客ターミナルOPEN関連運行案内 - KALリムジン
- ↑ タクシー - 韓国観光公社
- ↑ 産経新聞2009年5月1日
- ↑ Incheon Airport 3rd Phase Project - 仁川国際空港公社
- ↑ 仁川空港3期拡張工事ホームページ > 無人運送システム参照。
- ↑ “仁川空港のセキュリティーは穴だらけ?「人災」に懸念”. 聯合ニュース. (2016年1月31日15時28分) . 2016閲覧.
- ↑ “仁川空港で不審物発見 指紋分析進める=韓国捜査当局”. 聯合ニュース. (2016年1月31日15時34分) . 2016閲覧.
関連項目
- 韓国都心空港
- 仁川国際空港高速道路
- 仁川国際空港鉄道
- エアシティー - この空港を背景として撮影した韓国のドラマ