新日鐵住金鹿島製鐵所
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新日鐵住金鹿島製鉄所(しんにってつすみきん かしませいてつしょ)は、茨城県鹿嶋市にある新日鐵住金の製鉄所(銑鋼一貫製鉄所)である。
概要
1968年に住友金属工業鹿島製鉄所として高炉と熱延工場の操業を開始。鹿島港に面した鹿島臨海工業地帯に位置し、敷地面積は約1000万m²(東京ドーム220個分)で、敷地の中には港があり、大型船が出入りしていて、従業員数は3000人。1983年に和歌山製鉄所から大量配転され、粗鋼年産800万t体制の主力製鉄所となり現在に至る。
製鉄所構内には新日鐵住金ステンレス鹿島製造所、シーケム鹿島工場、日鉄住金鋼管鹿島事業所、エア・ウォーター鹿島工場、中央電気工業鹿島工場といった新日鐵住金グループ企業や関連企業の製造拠点が立地している。
スポーツを通じた地域交流も盛んであり、サッカー部(住友金属工業蹴球団)は現在の鹿島アントラーズへと発展した。日本サッカーリーグ時代から、この工場敷地内にある「新日鉄住金(住友金属)鹿島製鉄所総合グラウンド陸上競技場」[1]を試合会場に使用し、Jリーグ発足後はトップチームの練習、並びに下部組織(ユース)の練習・試合会場などに利用されている。
生産品
沿革
- 1968年(昭和43年)12月1日‐住友金属工業鹿島製鉄所として操業開始。
- 1969年(昭和44年) - ホットストリップミル設置。
- 1971年(昭和46年)1月 - 第一高炉火入れ。
- 1973年(昭和48年)3月 - 第二高炉火入れ。
- 1974年(昭和49年) - 大径溶接鋼管設備設置。
- 1976年(昭和51年)9月 - 第三高炉火入れ。
- 1983年(昭和58年)3月 - 和歌山製鉄所から大量配転。
- 1994年(平成6年)6月 - 鹿島ステンレス鋼板製造所を統合。
- 2003年(平成15年)10月 - ステンレス鋼部門を新日鐵住金ステンレス鹿島製造所として分離。
- 2004年(平成16年)9月 - 第一高炉を建て替え、新第一高炉火入れ。
- 2006年(平成18年)12月 - 第3溶融亜鉛めっき鋼板設備稼働。
- 2007年(平成19年)6月 - 住友金属鹿島火力発電所の操業開始。
- 2012年(平成24年)10月 - 新日鐵住金鹿島製鉄所に改称。
火力発電所
"「新日鐵住金鹿島火力発電所」"
敷地内に新日鐵住金鹿島火力発電所(出力50万7千kW)を併設し、IPP事業も行っている。
なお、この発電所は、東日本大震災直後から稼働を停止し、設備の一部も損傷したが、震災から15日後の3月26日に火力発電所を復旧させ、発電した47万5千キロワット (=475Mw;茨城県全世帯の電力需要を賄う規模)すべてを東京電力に供給した。
アクセス
- 高速バス
- 鉄道
- 自動車
- 東関東自動車道潮来インターチェンジより20分
関連項目
脚注
外部リンク