ゆりかもめ (鉄道会社)
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株式会社ゆりかもめ(英: Yurikamome Inc.)は、東京都内で鉄道事業および軌道事業(新交通システム)を営む株式会社。東京臨海ホールディングスの子会社で、東京都も出資する第三セクター方式の企業である。
1988年(昭和63年)設立時の商号は東京臨海新交通株式会社だったが、1998年(平成10年)4月1日に運営路線の愛称名を商号とした。運営路線の詳細については、正式名称である「ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線」の項を参照されたい。
Contents
歴史
- 1988年(昭和63年)
- 1995年(平成7年)11月1日 - 新橋(仮駅舎) - 有明間開業。
- 1998年(平成10年)
- 2001年(平成13年)3月22日 - 新橋駅(本設駅舎)開業。
- 2002年(平成14年)11月2日 - 汐留駅開業。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 3月18日 - PASMOを導入。Suicaと相互利用可。
- 8月1日 - 臨海3セクの持株会社、東京臨海ホールディングスの子会社となる。東京都が引き続き0.1%の株式を持つため、完全子会社とはならない。
- 2013年(平成25年)3月23日 - 交通系ICカード全国相互利用サービス開始によりゆりかもめでTOICA、ICOCAなども利用可能となる。
路線
- U 東京臨海新交通臨海線 新橋 - 豊洲 (14.7 km)
車両
側方案内式の新交通システム車両で、軽量ステンレス製車体。編成番号の19・20・29・30・49・50は欠番。ゴムタイヤを履いている。電気方式は三相交流600V。ATO、ATCなどの保安装置のバックアップにより無人運転されるが、荒天時や研修の時期に有人運転される場合もある。なお、7000系の4次車以降は1-3次車と制御方式が異なり7200系として区別されるが、外観に大きな違いはない。ただし7200系のうち2005年製のものはカラーリングが異なるなど、製造年度による細かな違いがある。
現有車両
- 7200系 - 6両編成8本(48両)が在籍。VVVFインバータ制御。
- 7300系 - 6両編成18本(108両)を導入し[2][3][4]、7000系を置き換えた。2014年1月18日に営業運転を開始した[3]。
- Yurikamome 7200 series set 21 20060327.jpg
7200系(7000系4次車)
- Yurikamome7300wiki.jpg
7300系
過去の車両
- Model 7000-First of Yurikamome.JPG
7000系1次車
導入予定の車両
- 7500系 - 7200系置き換えのために2018年から2020年にかけて導入される予定[5]。
運賃
大人普通旅客運賃(小児半額・ICカードの場合は1円未満切り捨て、切符購入の場合は10円未満切り上げ)。2014年4月1日改定[6]。9km以上は券売機で切符を購入したほうが安くなる。
キロ程 | 運賃(円) | |
---|---|---|
ICカード | 切符購入 | |
初乗り2km | 185 | 190 |
3 - 5 | 247 | 250 |
6 - 8 | 319 | 320 |
9 - 15 | 381 | 380 |
企画乗車券
- ゆりかもめ全線が1日乗り降り自由となる「ゆりかもめ一日乗車券」が各駅の券売機で発売されている。価格は大人820円、小児410円。
マスコットキャラクター「ゆりも」
ゆりもは、株式会社ゆりかもめが東京臨海新交通臨海線の開業10周年及び2006年の有明駅 - 豊洲駅間開業を記念して2005年に登場させたキャラクターである。
路線愛称の由来になった東京都の都鳥「ユリカモメ」をモチーフに、胸にゆりかもめのシンボルマークが描かれている。
脚注
- ↑ 『鉄道ジャーナル』第32巻第7号、鉄道ジャーナル社、1998年7月、 98-99頁。
- ↑ “ゆりかもめ新型車両デビュー! (PDF)”. ゆりかもめ (2013年3月15日). 2013年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
- ↑ 3.0 3.1 ゆりかもめ、新型車両7300系の営業運転開始…両開きドアとロングシート採用 - レスポンス、2014年1月19日
- ↑ 新交通ゆりかもめ向け全自動無人運転車両(AGT)48両発注 2020年に向けて導入 - 三菱重工
- ↑ ゆりかもめ は新型車両を導入します(ゆりかもめホームページ)2018年3月29日閲覧。
- ↑ 消費税率引き上げに伴う運賃改定についてのお知らせ (PDF) - ゆりかもめ
外部リンク