石垣食品
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石垣食品(いしがきしょくひん・英: Ishigaki Foods)は、水出し麦茶を最初に開発したことで知られる、日本の食品メーカーである。
その社名は創業者一族に由来しており、石垣島や石垣と名の付く地域との関係は特に無い。
2009年10月[1]及び2011年3月[2]・7月[3][4]には、同業他社との競合に伴って売上高が低迷し、2014年3月期から4期連続で営業損失並びに営業活動におけるキャッシュ・フローがマイナスになるなど[5]経営難に在り、ジャスダックでの株式上場基準である時価総額3億円[6]を下回ったことが有る。
沿革
- 1957年10月10日 石垣敬義[7]により資本金100万円で(食料品の輸出入・製造・販売を業務として)設立される
- 1957年10月 無菌香辛料の開発・製造・販売を開始する
- 1964年 千葉県船橋市に船橋工場を開設する
- 1965年 他社に先駆け[8]て水出し麦茶を開発する[9]
- 1975年 カップ麺用の加薬(乾燥鳴門・乾燥蒲鉾・乾燥油揚げ)の製造を開始する
- 1978年 カップ麺用の加薬(乾燥叉焼)の製造を開始する
- 1979年 インスタントコーヒーの製法特許を出願する スティックコーヒー・スティックレモンティー・スティックミルクティーの開発・製造・販売を開始する
- 1980年 インスタント紅茶の製法特許を出願する
- 1982年 インスタント紅茶を生産を開始する (サントリー等より発売される)
- 1983年 スマイル株式会社を吸収合併し、同社の工場を浮間工場とする
- 1984年 東京都千代田区九段下に本社ビルを購入・移転する
- 1984年 烏龍茶の製造・販売を開始する
- 1985年 株式を日本証券業協会に店頭登録する
- 1986年 千葉県香取郡多古町に成田空港工場を開設する
- 1987年 日清製粉に対して第三者割当増資を行う
- 1989年 浮間工場を廃止して成田空港工場に統合する
- 1991年 中華人民共和国山東省濰坊市青州市に濰坊石垣食品を設立する
- 1993年2月 中華人民共和国山東省青島市に青島石垣食品を設立する
- 2004年 ジャスダック証券取引所に株式公開する
- 2009年1月21日 青島石垣食品を青島中博実業に無償で譲渡する[10]
- 2009年1月 本社ビルを売却する
- 2009年3月 船橋工場を廃止し成田空港工場に統合する
- 2009年7月 本社を東京都千代田区九段北1丁目9番12号(九段下ビル6階)に移転する
- 2010年 神戸物産と高島順(ミホウジャパン代表取締役)に対して第三者割当増資を行う・神戸物産とは業務提携も行う[11][12][13]
- 2012年6月 減資する
- 2013年3月21日 本社を東京都千代田区飯田橋1丁目4番1号(九段ウィズビル6階)に移転する
主な製品
CM出演者
- 江利チエミ(? - 1982年) - 江利の急逝後は、アニメーションが使用されたことも有る。
- 松島トモ子(1982年 - ) - 2011年11月27日にTBS系列で放送されていたテレビ番組『クイズタレント名鑑』で石垣食品の製品のCMを題材にしたクイズが出題された[24]。
- 江利と松島は映画『サザエさん』シリーズで姉妹役(江利がサザエ、松島がワカメ)という間柄だった。
関連項目
外部リンク
注釈・出典
- ↑ “2901wn_211104.pdf” (PDF). 大阪取引所. (2009年11月4日)
- ↑ “JQKAIZENKEIKAKU1103.pdf” (PDF). 石垣食品. (2011年6月9日)
- ↑ “JQKAIZENKEIKAKU1107.pdf” (PDF). 石垣食品. (2011年10月24日)
- ↑ “「上場時価総額」の猶予期間入り銘柄及び監視区分の指定:石垣食品(株)”. 大阪取引所. (2011年8月1日)
- ↑ 当社株式の業績基準に係る猶予期間からの解除に関するお知らせ 石垣食品 2018年6月28日
- ↑ 2011年12月末までの間の上場廃止基準における上場時価総額(月間平均時価総額及び月末時価総額)の基準は、2010年12月20日付の「上場株券に係る時価総額基準等の取扱いの一部変更措置の延長について」に基づいて、5億円から3億円に変更されている。
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「Takayoshi_Ishigaki
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ カゴメ. “第9話”. 麦茶はじめて物語. . 2008-7-4閲覧.
- ↑ ミネラル麦茶の販売を開始する
- ↑ “140120090120067828.pdf” (PDF) (プレスリリース), 石垣食品, (2009年1月20日)
- ↑ “石垣食品、神戸物産と資本・業務提携 経営不振脱却狙う”. 日本食糧新聞社. (2010年6月16日)
- ↑ “189_100614.pdf” (PDF). 神戸物産. (2010年6月14日)
- ↑ “140120100825098003.pdf” (PDF). 神戸物産. (2010年8月25日)
- ↑ 石垣食品. “フジミネラル麦茶のおいしい理由”. . 2008-7-4閲覧.
- ↑ 当該商品は、松島トモ子出演のCMでも知られる、看板商品である。
- ↑ 当該製品は水出し・湯出しに対応したティーバッグタイプで販売されている。原材料の大麦については、2012年2月9日の生産分まではカナダ産を主とし、一部に国内(宮城県)産を使用していたが、それ以降については原材料の全量にカナダ産を使用している。
- ↑ 当該製品は水出し・湯出しに対応したティーバッグタイプで販売されている。原材料の杜仲茶葉については、購入元の中国企業から残留農薬の検査書を提出させて安全性を確認したうえで、国内の自社工場でティーバッグへの加工・包装を行っている。
- ↑ 当該製品は水出し・湯出しに対応したティーバッグ及び三角ティーバッグタイプで販売されている。原材料の牛蒡については、国内(宮城県)産を使用している。
- ↑ “「国産そば茶」発売(石垣食品)”. 日本食糧新聞社. (2009年11月9日)
- ↑ “石垣食品、フジミネラル「水出し煎茶」小函入り、3月22日関東地区皮切りに全国発売”. 日本食糧新聞社. (1993年3月12日)
- ↑ 当該製品は水出し・湯出しに対応したティーバッグタイプで販売されている。原材料の烏龍茶葉については、台湾産を使用している。
- ↑ 販売終了
- ↑ 当該製品の原材料の牛肉については、中国検査検疫局(CIQ)の検査検疫証明書が付いた輸出規格のものだけが使用されている。
- ↑ 出題は4つのCM映像だが、その1つは番組が制作した偽CMでありながら完成度が高いものであった。