「足羽山」の版間の差分
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Contents
概要
福井平野の中心にある独立した小山で、多数の古墳群がある。足羽川の南岸、福井市中心市街地から見て南西の郊外にあり、アクセスが容易な緑地として市民の憩いの場となっている。散策や夜景を楽しむ人も多い。
山上は足羽山公園[1]として整備され、桜の名所となっている。足羽川・足羽山公園として日本さくら名所100選に指定されている。桜のほかアジサイも有名で、福井市はクラウドファンディングによる寄付で植栽を拡大している[2]。
また「ふくい歴史百景」[3]にも選定されている。1583年の豊臣秀吉の北ノ庄城(柴田勝家)攻めの際、秀吉は足羽山上、天魔が池付近に陣取ったと伝えられている。
足羽山と呼ばれるようになったのは、明治期以降のことで、江戸時代は、木田山、愛宕山と呼ばれた[4]。福井藩の触書[5]から、すでに18世紀前半には大勢の遊山客で賑わっていたことがわかる。さらに19世紀に入ると北東側から登山道である愛宕坂には、楊弓屋や田楽屋がたち並んでいたという[6]。
ミニ動物園[7] 、フィールドアスレチック、継体天皇像、通年営業の数軒の茶店などもある。また、福井県内をエリアとする放送局の送信所も置かれている。1953年に足羽山公園に開館した福井市立郷土歴史博物館は、2004年3月に市中心部の宝永3丁目へ移転した。 松原 足羽山の西側部分にはかつて火葬場があったが、1999年に同市安田町に新火葬場(福井市聖苑)が完成したため解体され、旧火葬場の周辺は市営墓地となった。
墓地周辺には石切場があり、青みがかった火山礫凝灰岩「笏谷石(しゃくだにいし)」が産出した。2005年8月、市営墓地の一部が深さ30m程も陥没、崩壊する事故があり、笏谷石の採石場の跡が地下に広く分布し、これがおりからの大雨によって陥没したものと見られている。
山頂及び山麓の施設
放送施設
地上デジタルテレビ放送送信設備
リモコンキーID | 放送局名 | コールサイン | チャンネル | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | NHK 福井総合 |
JOFG-DTV | 19 | 1kW | 8.3kW | 福井県 | 約16万2000世帯 |
2 | NHK 福井Eテレ |
JOFC-DTV | 21 | 8.1kW | 全国放送 | ||
7 | FBC 福井放送 |
JOPR-DTV | 20 | 8.3kW | 福井県 | ||
8 | FTB 福井テレビ ジョン放送 |
JOFI-DTV | 22 | 9.4kW |
なお、FTBはフジテレビ系がメインのため、これに合わせて「8」を選択した(隣接府県で在福井局とリモコンキーIDが重なる放送局は、「1」のNHK総合テレビジョンと東海テレビ放送(フジテレビ系列)、「2」のNHK教育テレビジョン(全国共通)「8」の関西テレビ放送・石川テレビ放送(ともにフジテレビ系列)と岐阜放送(ぎふチャン。独立局)のみ)。
地上アナログテレビ放送送信設備(廃止)
放送局名 | コールサイン | チャンネル | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|---|
NHK 福井Eテレ |
JOFC-TV | 3ch | 映像3kW/音声750W | 映像17kW/音声4.2kW | 全国放送 | 約15万3000世帯 |
NHK 福井総合 |
JOFG-TV | 9ch | 映像16kW/音声4kW | 福井県 | ||
FBC 福井放送 |
JOPR-TV | 11ch | 映像18kW/音声4.5kW | 約15万世帯 | ||
FTB 福井テレビ ジョン放送 |
JOFI-TV | 39ch | 映像10kW/音声2.5kW | 映像105kW/音声27kW | - |
- アナログテレビは各事業者単独で設置していた。
FMラジオ放送送信設備
周波数(MHz) | 放送局名 | コールサイン等 | 空中線電力 | 実効輻射電力 | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|---|
76.1 | FM福井 福井エフエム放送 |
JOLU-FM[9] | 1kW[9][10][11] | 4.4kW[9] | 福井県 | - |
83.4 | NHK 福井FM |
JOFG-FM[12][10] | 5kW[12][10] | |||
94.6 | FBC 福井放送 |
(FBCあすわFM) | 4.1kW[11] | 18万2000世帯 (申請による)[11] | ||
77.3 | Radioあいらんど 福井街角放送 |
JOZZ5AI-FM[13] | 20W[13] | 46W[13] | - | - |
- NHK-FMは1965年2月5日に実用化試験局(モノラル)ならび実験局(ステレオ)として運用開始になり、1969年3月1日に本放送を開始した[12]。
- RadioあいらんどはコミュニティFM局。送信所は市自然史博物館屋上で、エリアは福井市、。
- 福井放送はFM補完中継局として、。2016年12月22日予備免許交付。2017年2月1日より試験電波発射。2017年4月1日放送開始[14][11][15]。
マルチメディア放送送信設備
周波数 | 放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 放送区域 | 放送区域 内世帯数 |
開局日 |
---|---|---|---|---|---|---|
214.714286MHz (VHF11chに相当する周波数帯) |
Jモバ 福井MMH |
7.5kW | 41kW | 福井県あわら市、坂井市の全域、並びに福井県福井市、 勝山市、鯖江市、越前市、吉田郡永平寺町、南条郡南越前町、 丹生郡越前町及び石川県加賀市の各一部 |
約19万世帯 | 2013年9月30日[16][17] |
- FBCの電波塔(アナログ放送用)を使用。
アクセス
- 愛宕坂側(階段)
- 百坂側(階段)
- 京福バス「左内公園口」バス停留所下車
- 不動山口・藤島神社口側(車両は、藤島神社からは足羽山臨時交番まで登り一方通行となる)
- 福井鉄道福武線 商工会議所前駅下車
- 京福バス「不動山口」バス停留所下車
- 南側(車両は下り一方通行)
- 京福バス「おさごえ民家園」バス停留所下車
- みどり図書館・西部緑道側(車両は通行不可)
- 京福バス「門前北」・「みどり図書館前」バス停留所下車
- 笏谷神社口側
- コミュニティバスすまいる西ルート(照手・足羽方面)「足羽5丁目」バス停留所下車
- 京福バス「明里三差路」バス停留所下車
- 運正寺坂側(車両は下り一方通行)
- コミュニティバスすまいる西ルート(照手・足羽方面)「足羽1丁目」バス停留所下車
脚注
- ↑ 足羽山公園の歴史
- ↑ クラウドファンディングによる足羽山公園アジサイ植栽が完了しました!(平成29年度分)福井市(2018年5月13日閲覧)
- ↑ 足羽山 - ふくい歴史百景 - 福井県
- ↑ 『日本歴史地名体系 第18巻』(福井県の地名)、1981年、p.264
- ↑ 『福井市史』通史編では、1722年(享保7)7月の触書「愛宕山遊山夥敷有之候由ニ付御〆り之事」を紹介している。この触書では、愛宕山に大勢の遊山客が訪れ、口論や酔狂にかかわる事件が危惧されたため、町人どもは遊山を慎むよう命じていた。福井市編『福井市史 通史編2』、2008年、pp. - 。典拠となっている資料は「諸事御用留抜書下書」松平文庫(福井県立図書館保管)。
- ↑ 「足羽参記」『越前国名蹟考』松見文庫、1980年、pp.316-317
- ↑ 足羽山公園遊園地の施設案内
- ↑ 福井市自然史博物館HP
- ↑ 9.0 9.1 9.2 無線局免許状等情報(福井エフエム放送(総務省)
- ↑ 10.0 10.1 10.2 無線局免許状等情報(NHK-FM(総務省)
- ↑ 11.0 11.1 11.2 11.3 総務省|北陸総合通信局|福井放送のFM補完中継局に予備免許
- ↑ 12.0 12.1 12.2 NHK年鑑2016(NHK放送文化研究所) (PDF)
- ↑ 13.0 13.1 13.2 無線局免許状等情報(福井街角放送(総務省)
- ↑ FBCラジオの「ワイドFM」4月スタート予定~きょうから試験電波(FBCニュース)
- ↑ 総務省|北陸総合通信局|福井放送のラジオの難聴を大幅改善
- ↑ マルチメディア放送の福井中継局に予備免許 - 総務省北陸総合通信局・2013年5月20日プレスリリース
- ↑ モバキャスサービスの提供状況 - ジャパンモバイルキャスティング
関連項目
- 福井AMラジオ送信所
- 福井大学 - 合格電報の題材に足羽山を用いていた。
外部リンク
- 足羽山と周辺エリアのポータルサイト 足羽山へ行こう - 福井市 商工労働部 おもてなし観光推進課