響け! ユーフォニアム
響け!ユーフォニアム | |
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ジャンル | 吹奏楽、青春 |
漫画:響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(第1期) 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏(第2期) 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機(第3期) | |
原作・原案など | 武田綾乃(原作) アサダニッキ(キャラクター原案) |
作画 | はみ |
出版社 | 宝島社 |
掲載サイト | このマンガがすごい!WEB |
レーベル | このマンガがすごい!comics |
発表期間 | 第1期:2014年11月 - 2015年10月 第2期:2016年1月 - 9月 第3期:2016年10月 - 2017年7月 |
巻数 | 第1期:全3巻 第2期:全2巻 第3期:全2巻 |
話数 | 第1期:全19話 第2期:全16話 第3期:全17話 |
アニメ:響け!ユーフォニアム(第1期) 響け!ユーフォニアム2(第2期) | |
原作 | 武田綾乃 |
監督 | 石原立也 |
シリーズ構成 | 花田十輝 |
キャラクターデザイン | 池田晶子 |
音楽 | 松田彬人 |
アニメーション制作 | 京都アニメーション |
製作 | 「響け!」製作委員会 |
放送局 | TOKYO MXほか[1] |
放送期間 | 第1期:2015年4月[1] - 6月 第2期:2016年10月 - 12月 |
話数 | 第1期:全13話 第2期:全13話 |
映画:リズと青い鳥 | |
監督 | 山田尚子 |
制作 | 京都アニメーション |
封切日 | 2018年4月21日 |
上映時間 | 90分 |
その他 | 映画参照 |
映画:劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~ | |
監督 | 石原立也 |
制作 | 京都アニメーション |
封切日 | 2019年4月19日 |
上映時間 | |
その他 | 映画参照 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 文学・漫画・アニメ |
『響け! ユーフォニアム』(ひびけ ユーフォニアム、Sound! Euphonium)は、武田綾乃による日本の小説シリーズ[2]。宝島社文庫より刊行されている。
展開
第1作『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』は、2012年のデビュー作『今日、きみと息をする。』に次ぐ武田の2作目となる作品で、2013年12月に刊行後、2014年12月にはコミカライズ、2015年4月にテレビアニメ化された[1][3]。
2015年3月より、続編となる『響け! ユーフォニアム 2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏』および『響け! ユーフォニアム3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機』を続けて発刊、シリーズ累計18万部発行のヒット作となる[3]。同年6月には各登場人物のエピソードを書き下ろした短篇集『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話』が刊行された[3]。2014年10月18日から2015年3月15日にかけてウェブサイト上で連載された全10編のショートストーリー「北宇治吹部だより」から、最終回を除く9編に書き下ろし5編を加えた全14編の短編が収録されている[3][4]。
2016年4月には、テレビシリーズ第1期を振り返る劇場版が公開[5]、同年10月からはテレビシリーズ第2期が放送された。また、2017年9月には、テレビシリーズ第2期を振り返る劇場版が公開[6]。
2018年4月21日、スピンオフ・完全新作にあたる長編アニメーション映画『リズと青い鳥』が全国公開[7]。また2019年4月19日には、完全新作映画『劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~』の公開も控えている[8]。詳細は#映画を参照。
概要
著者の武田の出身地である京都府宇治市を舞台に、吹奏楽へ青春を傾ける高校生たちの人間模様が描かれる[3]。練習熱心でなく成績も芳しくなかった架空の公立高校の吹奏楽部員たちが、受験や恋、仲間同士の衝突、親との確執など思春期特有の悩みを抱えつつ、若い新任顧問のもとで吹奏楽コンクールの全国大会出場を目指して奮闘するドラマが軽妙な筆致で展開される[3]。小中学生時代に吹奏楽部へ在籍していた武田は、部活動時代の友人たちや母校である嵯峨野高校の吹奏楽部を取材し、自身の実体験も織り混ぜながら本作の構成を練り上げた[3][9]。京阪宇治駅やあがた祭り、「大吉山」の通称で知られる仏徳山など、宇治市の名所や行事が作品の随所に登場する[3][9]。
第1巻発売後にアニメ化が決定。武田はアニメ1期制作中に2巻と3巻のプロットを作って制作側に送っていたため、これが1期アニメの脇役キャラクターに反映されている。逆に、短編集の男子部員やスピンオフ作『立華高校マーチングバンドへようこそ』の主人公はアニメの影響を強く受けて書いたという[10]。
あらすじ
北宇治高校吹奏楽部へようこそ
物語の舞台となる北宇治高校は10年ほど前まで吹奏楽の強豪校だったが、今ではすっかり落ちぶれている。入学式で聞いた校歌演奏も酷いものだったが、小学生の時から吹奏楽を続けている黄前久美子(おうまえ くみこ)は級友たちの誘いを断れず吹奏楽部へ入部する。ユーフォニアム演奏歴7年の久美子、全国有数の強豪中学出身であるコントラバス奏者の川島緑輝(かわしま さふぁいあ)、人数調整でチューバ担当に回された吹奏楽未経験者の加藤葉月(かとう はづき)のクラスメイト3人は揃って低音パートに配属され、幼馴染の塚本秀一(つかもと しゅういち)はトロンボーンを選択する。
新入生の中には高坂麗奈(こうさか れいな)の姿もあった。中学最後の吹奏楽コンクールで、久美子と麗奈のいた北中学は全国大会出場という部の目標を果たせなかった。悔し涙を流す麗奈に向かって久美子は、本気で全国に行けると思っていたのかと冷めた本音をつい口にしてしまった。しかしそんな毒のある久美子の言動に、麗奈は密かに好感を抱いていた。中学時代は顔見知り程度だった2人は互いに意気投合する。
新しい顧問、滝昇(たき のぼる)が赴任する。全国大会出場を目指すか楽しく過ごす部活動にするか、選択を求められた部員たちは前者を選ぶ。コンクールのメンバー編成を決めるオーディションが行われ、ユーフォニアムでは2年生の中川夏紀(なかがわ なつき)が落とされる。久美子は先輩との軋轢を懸念し動揺するが、夏紀は久美子を気遣う。トランペットパートでは、 コルネットのソロ奏者に1年生の麗奈が選ばれ、先輩たちの反感を買う。贔屓ではないかと勘ぐられた麗奈は激昂する。お互い父親が音楽家同士の麗奈と滝は旧知の仲で、彼に恋愛感情を抱いていることを麗奈は久美子にだけ打ち明ける。
京都府大会前日、3年生の中世古香織(なかせこ かおり)がコルネットソロの再オーディションを願い出る。部員全員の前で香織は高度な演奏を披露するが、高校生離れした麗奈との実力差は歴然だった。自身の判断を問われた香織は、麗奈がソロを吹くべきだと答える。翌日、コンクールの幕が上がり、久美子たちは関西大会進出を果たす。
北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏
練習の最中、去年退部した2年生の傘木希美(かさき のぞみ)が姿を見せる。希美のフルート演奏を聞いた鎧塚みぞれ(よろいづか みぞれ)が突然体調を崩す。吹奏楽部では昨年、希美たちのグループが当時の3年生たちの不真面目さに耐えかね、集団で退部する事件があった。希美は当時、既に部の主力メンバーだった友人のみぞれには退部の話を持ちかけなかった。親友に見捨てられたと感じたみぞれは希美の存在がトラウマとなっていた。唯一のオーボエ奏者であるみぞれの状態維持を優先したい副部長の田中あすか(たなか あすか)は、希美の再入部を拒み続ける。
関西大会の前日、ソロパートの演奏改善に苦しむみぞれを励まそうと希美が部室を訪れ、みぞれが逃げ出す。友人の吉川優子(よしかわ ゆうこ)による説得が奏功し、2人は関係を修復する。みぞれの演奏は見違え、彼女本来の表情豊かな響きを取り戻す。
関西大会から全国大会への出場枠は大阪の強豪3校が毎年独占しているため、順当にいけば今の北宇治高校が全国に進める可能性はほとんどない。本番当日、それでも久美子たちはこれまでで最高の演奏をする。出番を終え、強豪の一角である秀塔大学付属高校の演奏を客席で聴いていた久美子は、彼らが失敗することを願わずにいられない自分に嫌悪感を抱く。そのとき、エスクラリネットのソロ奏者がミスをする。会場を出た久美子は、ミスをした2年生部員が腕にギプスを纏った3年生に泣きながら詫びているのを目にする。北宇治高校は全国大会への出場を決め、部員たちは歓声に包まれる。
北宇治高校吹奏楽部、最大の危機
2学期が訪れ、久美子たちは文化祭や地域の行事をこなしながら全国大会に向けて練習に励む。
ユーフォニアム担当の3年生、田中あすかの母親が職員室を訪れ、娘を退部させるよう迫る。母親は受験への悪影響を口にしつつ、音楽家の元夫と同じ楽器を娘が演奏することに苛立ちを見せる。顧問の滝は本人が望まない退部は認めないと突っぱねるが、あすかは練習を休みがちになる。
久美子の家庭内では姉の麻美子が両親と揉めていた。親の期待に応えて大学へ進学したが、夢だった美容師の道を諦められないという。久美子は姉の姿にあすかを重ねる。久美子は自身の思いをぶつけ、部への復帰を諦めていたあすかを翻意させる。
全国大会の成績は銅賞に終わる。滝は、審査員の進藤正和から預かった伝言と紙片をあすかと久美子に伝える。進藤はあすかの実父である。彼の紙片にはコンクール審査の最低評価を表す "C" の文字が記されていたが、伝言の内容は長年の努力と今日の演奏への賛辞だった。
卒業式の日、あすかを送り出した久美子が麗奈とともに練習へと向かう場面で物語は終わる。
北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話
学業でも演奏でも天才の田中あすかと受験勉強を理由に退部した斎藤葵との級友2人による会話劇や、久美子と秀一、葉月の恋の顛末など全13話の短編を収録する[4]。
北宇治高校の吹奏楽部日誌
冬、新部長の優子と副部長の夏紀から定期演奏会係に任命された久美子は、先輩の鎧塚みぞれとともに定期演奏会の曲目選びに知恵を絞る。部員たちは舞台演出の段取りや演奏の練習に精を出す。
久美子と麗奈は、マーチングの強豪校である立華高校に進学した佐々木梓(ささき あずさ)と再会し、同じ中学の吹奏楽部仲間だった彼女の演奏の上達ぶりに驚く。梓のトロンボーンと麗奈のトランペットのハイレベルなセッションを聞き、自分だけが取り残されたように感じた久美子は2人の演奏の輪に入ることができずその場を去る。しかし、それまで手の届かない存在だと思っていた麗奈に自分も追いつき並び立ちたいという願望を強くした久美子は、秀一からの励ましや先輩たちの後押しも得て、麗奈とともに立華高校との合同演奏会でのソロ奏者に選ばれる。
北宇治高校吹奏楽部、波乱の第2楽章
2年生に進級した久美子は1年生の指導係として新入部員たちの演奏指導や悩み事相談に奮闘する。ユーフォニアム奏者の1年生、久石奏(ひさいし かなで)は八方美人で品行方正だが、自分より演奏の劣る3年生の夏紀に対して辛辣な態度をとる。2人の関係改善を模索する久美子は、彼女のそれが単に周囲から正当に評価されたいという欲求からの言動だと悟る。コンクールのA編成メンバーを選考するオーディションの最中、不自然な演奏ミスをした奏に夏紀が激怒する。夏紀は奏のオーディションをやり直すよう顧問の滝に詰め寄り、わざと先輩にメンバーの座を譲ろうとした彼女を叱責する。ユーフォニアムは奏、久美子、夏紀の3人全員がメンバー入りを果たし、久美子は課題曲のソロ奏者に指名される。
自由曲の第三楽章、みぞれのオーボエソロと希美のフルートが噛み合わない。みぞれは中学以来、親友である希美に見限られたくない一心で部活動を続け、練習に没頭してきた。3年生になった今年、希美が音楽大学を受験すると聞き、みぞれは自分も同じ大学に行きたいと受験対策に勤しむが、実は希美にその気は無い。久美子は2人の関係を案じて希美に真意を質すが、密かにみぞれの才能に嫉妬し複雑な感情を抱えていた彼女は話をはぐらかす。高校生離れした難度の譜面を正確に吹きこなすみぞれに対し、コーチ陣はより高度な演奏表現を要求する。自由曲『リズと青い鳥』は少女と小鳥の物語を題材にした楽曲で、2人がソロを務める第三楽章は主人公の少女が最愛の青い鳥を大空に羽ばたかせるため別離を決意する場面がモチーフになっている。みぞれはその少女の決断に共感できず、どうしても演奏に感情が込められない。木管楽器コーチの新山は、視点を変えて青い鳥の立場で考えてみるよう助言する。みぞれは、大切な相手に望まれたなら自分はどんな辛い選択でも受け入れると思い至る。豹変したみぞれの演奏を聞き、希美が泣き崩れる。その圧倒的な表現力に他の部員たちも追従できず合奏が破綻する。滝はみぞれのソロに合わせて各パートの演奏を修正する。みぞれは、かつて友人のいなかった自分を音楽に誘ってくれた希美に感謝を告げ、音楽の道に進むことを決心する。
北宇治高校吹奏楽部は全国大会出場を逃す。部長の優子は早々に後輩たちの来年のコンクールへ向けた活動計画を発案し、3年生たちも後輩の指導役として最後まで悔いのない活動をするよう呼びかける。トランペットのパートリーダーでもある優子から演奏会でのソロを任された1年生の小日向夢(こひなた ゆめ)は、顎関節症の悪化でコンクール前に奏者を退いた3年生の加部友惠(かべ ともえ)にも助けられ、欠点だった精神面の課題を克服する。
3年生が引退し、部は新体制へと移行する。次期部長となった久美子は部員たちを前に、目標は全国大会金賞と宣言する。
登場楽曲
本作では吹奏楽の演奏シーンに実在の曲および架空の楽曲を登場させている。
- キャント・バイ・ミー・ラヴ
- 劇中、太陽公園で行われる架空の吹奏楽パレード「サンライズフェスティバル」での北宇治高校の演目。
- 錨を上げて
- 劇中では、マーチングを得意とする京都府内の強豪校、立華高校吹奏楽部がサンライズフェスティバルで演奏した。
- 三日月の舞
- 劇中において北宇治高校の吹奏楽コンクール課題曲として登場する架空の楽曲。作曲者は堀川奈美恵という京都府出身の音楽家と設定されている。5曲ある選択課題曲のうち演奏の難度が最も高く、冒頭のトランペットメロディー、中盤のオーボエソロ、後半の低音のメロディーが特徴の曲だと説明されている。
- イーストコーストの風景
- 劇中、北宇治高校の吹奏楽コンクール自由曲として第二楽章「キャッツキル山地」と第三楽章「ニューヨーク」から一部をカットした構成で演奏される。本作1作目の物語終盤、第二楽章の要所となるコルネットのソロ奏者に1年生の麗奈が選ばれ諍いの元となる。
- コパカバーナ
- 劇中、A部門のオーディション落選者からなる北宇治高校B部門も副顧問の指揮のもと府大会金賞の成績をおさめる。
- バレエ音楽《ダフニスとクロエ》第二組曲
- 劇中にて、関西の強豪、秀塔大学附属高校吹奏楽部がコンクール自由曲として演奏する。みぞれや希美、優子たちの所属していた南中学校の2年前のコンクール自由曲としても登場し、全国大会を目指しながら府大会で敗退した過去が描かれる。
- 大阪俗謡による幻想曲
- 劇中では全国大会常連の強豪校、明静工科高校のコンクール自由曲として登場する。
- A列車で行こう
- 劇中、北宇治高校が文化祭および京都駅ビルのコンサートで演奏した楽曲。普段は部長らしからぬ大人しい性格の小笠原晴香が、アドリブの効いたバリトンサックスのソロ演奏で聴衆を沸かせる。
- シング・シング・シング
- 劇中で北宇治高校が文化祭および京都駅ビルのコンサートで演奏した曲目のひとつ。
- 響け!ユーフォニアム
- 劇中、3年生の田中あすかが練習の合間に吹いていた架空の曲。あすかの父が高校時代に作曲したユーフォニアムの練習曲という設定で、物語の最後、久美子は同曲の楽譜が書かれた大学ノートをあすかから譲り受ける。
- きらきら星
- 劇中、北宇治高校吹奏楽部で基礎練習に用いられる平易な楽曲。
- リズと青い鳥
- 「波乱の第二楽章」の作中、テレビCMなどでも流れていた定番の曲という設定で登場する北宇治高校の自由曲。主人公の少女リズと人間の少女に扮した青い鳥の登場する童話をモチーフに、木管の旋律による平穏な日々の光景から始まりウインドマシンによる嵐の描写に移行する第一楽章「ありふれた日々」、ユーフォニアムとトロンボーンのメロディーに続くトランペットソロで少女ふたりの幸福な日々を描いた第二楽章「新しい家族」、その大半を占めるオーボエソロに終盤からフルートソロとのかけ合いが加わる第三楽章「愛ゆえの決断」、力強いメロディーで青い鳥の旅立ちを描いた第四楽章「遠き空へ」という4つの楽章からなる楽曲として描写されている。
- ラリマー
- 「波乱の第二楽章」で北宇治高校が選択した課題曲で、同名の鉱石から着想を得て北海道出身の作曲家が作曲した3分程度の短い楽曲と設定されている。
既刊一覧
- 『響け! ユーフォニアム』
- 『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』、2013年12月19日発行、ISBN 978-4-8002-1747-9
- 『響け! ユーフォニアム2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏』、2015年3月19日発行、ISBN 978-4-8002-3906-8
- 『響け! ユーフォニアム3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機』、2015年4月18日発行、ISBN 978-4-8002-3982-2
- 『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話』、2015年6月8日発行、ISBN 978-4-8002-4119-1
- 『響け! ユーフォニアム 北宇治高校の吹奏楽部日誌』、2016年10月6日発行、ISBN 978-4-8002-6226-4
- 『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編』、2017年9月9日発行、ISBN 978-4-8002-7489-2
- 『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編』、2017年10月19日発行、ISBN 978-4-8002-7491-5
- 『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話』、2018年4月19日発行、ISBN 978-4-8002-8301-6
- 『響け! ユーフォニアムシリーズ 立華高校マーチングバンドへようこそ』
- 前編、2016年8月18日発行、ISBN 978-4-8002-5872-4
- 後編、2016年9月20日発行、ISBN 978-4-8002-5874-8
漫画
第1期『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』は、『このマンガがすごい!WEB』(宝島社)にて2014年11月から2015年10月まで配信された。作画ははみ。はみ自身も京都に住んでいたことがあり、学生時代には吹奏楽部でトロンボーンを担当していた[11]。原作表紙イラストを描いたアサダニッキがキャラクター原案としてクレジットされている[12]。全19話構成で原作小説第1巻と同じく京都大会出場までの物語を描いたものである。最終話のラストページで、原作小説第2巻のコミカライズ企画が進行中であることが発表された。
第2期『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏』は2016年1月15日から9月16日まで配信され、第3期『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機』は2016年10月21日から2017年7月21日まで配信された。
- 武田綾乃(原作)・アサダニッキ(キャラクター原案)・はみ(作画) 『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』 宝島社〈このマンガがすごい!comics〉、全3巻
- 2015年4月3日発売、ISBN 978-4-8002-3968-6
- 2015年6月3日発売、ISBN 978-4-8002-4183-2
- 2015年11月12日発売、ISBN 978-4-8002-4891-6
- 武田綾乃(原作)・アサダニッキ(キャラクター原案)・はみ(作画) 『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏』 宝島社〈このマンガがすごい!comics〉、全2巻
- 2016年9月8日発売、ISBN 978-4-8002-6020-8
- 2016年10月11日発売、ISBN 978-4-8002-6024-6
- 武田綾乃(原作)・アサダニッキ(キャラクター原案)・はみ(作画) 『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機』 宝島社〈このマンガがすごい!comics〉、全2巻
- 2017年7月20日発売、ISBN 978-4-8002-7443-4
- 2017年8月26日発売、ISBN 978-4-8002-7612-4
テレビアニメ
スタッフ[13] | |
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原作 | 武田綾乃 |
監督 | 石原立也 (劇場版第2作では総監督) 小川太一(劇場版第2作) |
シリーズ構成・脚本[14] | 花田十輝 |
キャラクターデザイン | 池田晶子 |
シリーズ演出 | 山田尚子 |
美術監督 | 篠原睦雄 |
色彩設定 | 竹田明代 |
楽器設定・楽器作監 | 高橋博行 |
撮影監督 | 高尾一也 |
音響監督 | 鶴岡陽太 |
音楽 | 松田彬人 |
音楽制作協力 | 洗足学園音楽大学 |
演奏協力 | フレッシュマン・ウインド・ アンサンブル |
音楽監修 | 大和田雅洋 |
アニメーション制作 | 京都アニメーション |
アニメーション制作協力 | アニメーションDo |
製作 | 「響け!」製作委員会 |
『響け! ユーフォニアム』のタイトルで京都アニメーション制作により、2015年4月より6月まで[15]TOKYO MX・KBS京都・サンテレビ・テレビ愛知・BS11ほかにて放送された[1][16]。
2016年4月23日に第1期を振り返る『劇場版 響け! ユーフォニアム ~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』が松竹の配給により公開された。興行収入は2億2300万円[17]。
同年10月より12月まで第2期『響け! ユーフォニアム2』が放送された[18]。
2017年9月30日に第2期を久美子とあすかを軸に、新規カットを交え再構成した『劇場版 響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~』が公開された[19][20]。興行収入は1億3400万円[21]。
2018年、2019年には、完全新作となる映画2作が順次公開される[22][8]。詳細は#映画を参照。
製作
監督は『涼宮ハルヒの憂鬱』、『中二病でも恋がしたい!』などの作品を手掛けた石原立也[16]。さらに『けいおん!』や『たまこラブストーリー』などの監督として受賞歴のある山田尚子がシリーズ演出を担当した[16]。シリーズ演出という山田の役回りについて石原は、監督の参謀役と表現している[23]。
絵コンテ・演出を山田が担当した1話や石原の担当回である2話など、初期の話数ではコミカルな演出も目立っていたが、作品全体としてはリアルな青春ドラマとしてシリアス寄りの作風に仕上がっている[23]。制作開始当時、監督の石原や脚本の花田十輝がよりコミカルな作風も視野に入れていたのに対して、音響監督の鶴岡陽太は当初からリアリティ重視の演出を志向しており、石原は本作の方向性を見定めたのは最初のアフレコ時だったと述べている[24]。脚本の花田は第5話から第8話の時点でシナリオ執筆の方針が定まったと語っている[24]。
脚本・シリーズ構成
第1期では、小説シリーズ第1作『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』を原作として、短篇集『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話』より一部のエピソードが本編に織り込まれるなど、アニメオリジナルの要素を含んだ全13話のストーリーが展開される。
第2期では、小説シリーズ第2作『響け! ユーフォニアム2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏』と第3作『響け! ユーフォニアム3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機』を原作としており、第1期同様に全13話のストーリーが展開される。
第1期は、アニメ1話あたり原作30ページ程度のペースで、全体として尺にゆとりを持たせたストーリー構成となっている[24]。全話の脚本とシリーズ構成を担当した花田は当初から、劇中で吹奏楽部の顧問が赴任して部活動が本格的に始動するまでに2話を費やすなど、近年のアニメ脚本としては比較的スローペースの構成案を提案していた[24]。監督の石原も同じ意向を持っていたため、この基本プランがそのまま採用される形となった[24]。
原作では主人公たちの所属する吹奏楽部の部員数は81人とされているが、テレビアニメでは64人に変更された[25]。原作に登場しない人物を含め全ての部員に名前とキャラクターが設定されており、花田は全員に登場機会を割り振りながら脚本を執筆した[24]。
舞台設定
原作は京都府宇治市が主な舞台となっており、関東出身の主人公など一部の登場人物を除いて作中の台詞に宇治訛りの京都弁が使われているが[3]、テレビアニメでは標準語に変更されている。
監督である石原の認識としては本作の舞台設定はあくまで架空のものというスタンスであるが、本作の製作にあたっては監督をはじめ主要スタッフが実際の吹奏楽コンクール会場や宇治川、仏徳山(大吉山)ほか実在の舞台地に赴いて現地取材を実施し、脚色や作画に反映している[26]。主人公である久美子の通学シーンは原作の描写に沿って、自宅の最寄り駅である京阪宇治駅から友人の葉月が乗降する黄檗駅を経て六地蔵駅までの電車通学という設定で描かれる[27]。主人公たちが通う北宇治高校の所在地については原作者の大まかなイメージに基づいており、学校の最寄り駅は原作には登場しないが、京阪宇治線の黄檗駅から中書島駅間で通学路に茶畑の描写があることなどから六地蔵駅をアニメ用の設定として採用した[27]。本作の制作プロダクションである京都アニメーションの主要スタジオはこれら主な舞台地の近隣に位置しており、作画用の資料写真が不足した際には容易に現地へ赴き撮影することができたため、ロケーションとしては好都合だったと石原は述べている[27]。
映像・作画
吹奏楽部のメンバー全員を含む登場人物のデザインを池田晶子が担当した[28]。監督である石原のオーダーに合わせ、各キャラクターは全体的に可愛らしさを重視したデザインとなっている[28]。本作に限らず、池田が作成するキャラクター表には池田自身がイメージした各キャラクターの簡単な性格付けやプロフィール設定が書き添えられ、作画スタッフがキャラクターの芝居を描く際の参考として用いられている[28]。
キャラクターデザインの作業に着手した段階では原作小説の既刊が第1作のみしかなく、ライトノベルのような挿絵イラストの類も挿入されていないため、当初はアサダニッキによる第1作の表紙装丁イラスト1点のみを唯一のビジュアル資料として主要キャラクターの検討が進められた[28]。数ある登場人物のうち、石原が安心感のある可愛いさと評する小笠原晴香部長のデザインがいち早く仕上がった[28]。劇中で吹奏楽部のマドンナと称される中世古香織も目元にほくろを入れたデザインをシリーズ演出の山田が気に入り、比較的早い段階で決定した[28]。主要キャラクターのうち加藤葉月と川島緑輝については、アニメ用のオリジナル設定としてそれぞれツインテールとくせ毛のロングヘアーに髪型を変更する方向でデザインの調整を進めていたが、最終段階で原作の描写に沿った短い髪型へと方針を転換した[28]。作中で長身の美人として描写される田中あすか副部長については、池田の念頭にはより大人びた路線の選択肢もあったが、石原の方針に沿って可愛さに振ったデザインが採られた[28]。副顧問の松本美知恵はアサダがアニメ用に新規イラストを描き起こし、そのイメージをベースにデザインを行った[28]。顧問の滝昇はシリーズ演出の山田からの具体的な要求に沿って、若者らしくない地味な眼鏡、コンクール演奏時の正装とは落差のある普段の風貌、柔らかい質感の髪、柔和な表情といった要素を取り入れたデザインが採用された[28]。
石原はこれまでに刊行されたアサダの漫画作品を全て揃え、本作のキャラクター作画の方向性を探る参考とした[28]。シリアスな描写の多い本作でも一部のコミカルなシーンではギャグ漫画風のキャラクターの崩し顔を使用しているが、アサダの画風に倣って頭身を大きく変えない作画を基本としている[28]。
美術監督の篠原睦雄は、女性キャラクターが多数を占める作画との対比を意図して、全体的にコントラストを強調した力強さのある背景美術の描き方を採用した[27]。空の色は微かに緑がかった色合いを出している[27]。屋内のカットでは蛍光灯などによる室内の光源を弱め、窓からの自然光がより強調されている[27]。石原が好んで用いる演出手法として、逆光を利用した構図を多用している[27]。
音響・音楽
劇中に登場する演奏シーンの音源は洗足学園音楽大学の1年生で編成されたバンド、フレッシュマン・ウインド・アンサンブルが担当した[29]。並以下の高校の吹奏楽部がドラマを重ねながら上達してゆく過程を音響面でも表現するため、各場面に合わせて意図的にクオリティを下げた演奏を再現しながら音源の収録が行われた[29]。第1話での高校吹奏楽部の演奏シーンでは、吹奏楽に詳しくない視聴者にも演奏クオリティの低さが明瞭に分かるよう、意図的に収録した演奏ミスやテンポのずれた演奏を強調するなどの編集加工が加えられている[29]。
作中に登場するオリジナルの楽曲と劇伴の作曲は松田彬人が担当している[29]。頻出する吹奏楽演奏シーンの楽器音との混同を避けるため、本作の劇伴は管楽器を使用せずに作られている[29]。劇伴の使用シーン自体も絞り込まれており、音響面の演出傾向としては全体的に静かな作品に仕上がっている[29]。
各演奏シーンで使われる楽曲は原作とは異なる。テレビアニメ1期では劇中のマーチングイベントでの演目がビートルズの「キャント・バイ・ミー・ラヴ」からイエロー・マジック・オーケストラの「ライディーン」に変更され[30]、第5話で本番の演奏シーンが描かれるまでは同曲を視聴者に聞かせないという演出上の意図により、本番までの練習シーンでは同曲を演奏する描写を避けるよう脚色されている[24]。主人公たちのコンクール課題曲として原作に登場する架空の楽曲『三日月の舞』がアニメでは自由曲という設定に変更されており[31]、原作での自由曲『イースト・コーストの風景』のコルネットソロ奏者の人選をめぐるエピソードは、アニメでは『三日月の舞』のトランペットソロを巡る騒動に置き換えられている。上級生の中で最も演奏の上手い3年生部員と超高校級の新入部員がトランペット演奏の優劣を決めるという当該エピソードの演奏録音では、それぞれ大学生とプロの奏者を起用して劇中での実力者同士の力量差を実演奏の音色の違いで直接表現した[29]。 2期では、文化祭の演奏曲はフィンガー5の「学園天国」と大滝詠一の「君は天然色」、駅ビルコンサートの曲はTHE SQUAREの「宝島」に変更された。
なお、第1期の第1話において、テレビ時代劇『暴れん坊将軍』のテーマ曲(作曲は菊池俊輔)を吹奏楽にアレンジしたものが劇中曲として使用されているが、話の都合上、劇中では下手に演奏された音源しか使用されていない。しかし、「指導を受けて上達した」という想定で上手に演奏された音源も録音されており、本作のサウンドトラック・アルバム『おもいでミュージック』には両方とも収録されている。
評価・反響
本作のアニメ化は吹奏楽経験者にはおおむね好評だった。エキサイトレビューではホルン経験者のライターが「Twitterを見ると、吹奏楽部経験者たちが悶絶していた」「あるあるすぎる」とリアルな描写を解説[32]、管楽器専門誌『楽器族。ブラストライブ』はTwitterで「経験者にはドンピシャで納得できる台詞や演出がテンポよく決まる。これは凄いアニメだ。」と絶賛[33]。一方、Newtypeアニメアワード2014-2015中間結果発表では作品賞(TV作品)で14位[34]、最終結果でも10位以内に入ることはできなかった[35]。しかし、吹奏楽部ではマイナー楽器の代名詞だったユーフォニアムを第一希望にする人も増えており、人気楽器の仲間入りをした[36]。
第20回文化庁メディア芸術祭では、『劇場版 響け! ユーフォニアム ~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』がアニメーション部門・審査委員会推薦作品に選出される[37]。
『劇場版 響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~』を鑑賞した指揮者の下野竜也は、演奏シーンのリアルさに驚き、「ひと昔前なら楽器の持ち方が変だったり、演奏と絵が微妙にずれるアニメもあったけど、この映画は全ての奏者の指使いが音と見事に一致していました。そういう感動は『トムとジェリー』のピアノ演奏以来です。」と感想を述べた[38]。
登場人物
アニメ公式サイトで紹介されたキャラクターのみ記載。
- 黄前 久美子(おうまえ くみこ)
- 声 - 黒沢ともよ
- 本作の主人公。北宇治高校1年生で、担当楽器はユーフォニアム。姉の影響で小4からユーフォニアムを始めている[39]。
- 加藤 葉月(かとう はづき)
- 声 - 朝井彩加
- 1年生。担当楽器はチューバ。久美子と同じクラスで後ろの席。
- 川島 緑輝(かわしま さふぁいあ)
- 声 - 豊田萌絵
- 1年生で久美子や葉月と同じクラス。担当楽器はコントラバス。前向きな性格。自分の名前を気に入っておらず、「みどり」と自称しており、久美子や葉月にもそう呼んでもらっている。吹奏楽の名門「聖女中等学院」の吹奏楽部でコントラバス担当だった[40]。
- 高坂 麗奈(こうさか れいな)
- 声 - 安済知佳
- 1年生。担当楽器はトランペット。部活の他に専門の教室でレッスンを受けている[41]。父親はプロのトランペット奏者[42]。
- 塚本 秀一(つかもと しゅういち)
- 声 - 石谷春貴
- 1年生。担当楽器はトロンボーン。久美子とは幼なじみ。中学生時代にも吹奏楽部に所属しており、ホルンを担当[41]。
- 後藤 卓也(ごとう たくや)
- 声 - 津田健次郎
- 2年生。担当楽器はチューバ。黒縁の眼鏡をかけた大柄で寡黙な男子生徒。中一の冬に陸上部をやめて吹奏楽部に入った[43]。
- 長瀬 梨子(ながせ りこ)
- 声 - 小堀幸
- 2年生。担当楽器はチューバ。後藤と付き合っている[44]。
- 中川 夏紀(なかがわ なつき)
- 声 - 藤村鼓乃美
- 2年生。担当楽器はユーフォニアム。髪型はポニーテール[45]。「やる気のない部員」の一人。
- 吉川 優子(よしかわ ゆうこ)
- 声 - 山岡ゆり
- 2年生。担当楽器はトランペット。頭頂部に大きなリボンをつけている。大量退部事件で仲裁に入ろうとした香織を見て彼女を慕うようになった[46]。
- 田中 あすか(たなか あすか)
- 声 - 寿美菜子
- 3年生。担当楽器はユーフォニアム。副部長兼低音パートリーダー。マーチングバンドではドラムメジャーも担当。171センチメートル[47]の長身にロングヘアに赤縁の眼鏡をかけている。明るく飄々とした性格で、特にユーフォニアムについては語りだすと止まらなくなる。
- 小笠原 晴香(おがさわら はるか)
- 声 - 早見沙織
- 3年生。担当楽器はバリトンサックス。吹奏楽部部長兼サックスパートリーダー。髪型はゴムで縛ったおさげ髪。
- 中世古 香織(なかせこ かおり)
- 声 - 茅原実里
- 3年生。トランペットパートリーダー。穏やかな性格で練習熱心だが一度もソロパートを担当したことがない[46]。
- 斎藤 葵(さいとう あおい)
- 声 - 日笠陽子
- 3年生。担当楽器はテナーサックス。久美子とは幼なじみで、2人だけの時は「葵ちゃん」と呼ばれる。
- 鎧塚 みぞれ(よろいづか みぞれ)
- 声 - 種﨑敦美
- 2年生。オーボエ担当。南中出身。無口でおとなしいが同じ中学で吹奏楽部だった優子と仲がいい。
- 傘木 希美(かさき のぞみ)
- 声 - 東山奈央
- 2年生。フルート担当だったが昨年の大量退部事件で吹奏楽部を退部している。吹奏楽の強豪「南中」で部長を務めていた。
- 滝 昇(たき のぼる)
- 声 - 櫻井孝宏
- 北宇治高校に赴任してきた音楽教師で吹奏楽部顧問。整った容姿で柔らかい物腰だが、部活での指導は厳しく、歯に衣を着せない物言いから「粘着イケメン悪魔」とあだ名されている[48]。父親も10年前北宇治高校吹奏楽部の指導者だった[49]。
- 松本 美知恵(まつもと みちえ)
- 声 - 久川綾
- 久美子たち1年3組の担任で、吹奏楽部の副顧問。生徒に対する態度は厳しい。
- 橋本 真博(はしもと まさひろ)
- 声 - 中村悠一
- 瀧の大学時代からの同期の友人。パーカッションのプロで、夏休みの間、北宇治高校吹奏楽部の臨時コーチを務める。
- 新山 聡美(にいやま さとみ)
- 声 - 桑島法子
- 瀧の大学時代からの友人であり後輩。専門はフルート。北宇治の合宿で木管パート指導を務める。
- 黄前 麻美子(おうまえ まみこ)
- 声 - 沼倉愛美
- 久美子の姉。大学3年生。元吹奏楽部でトロンボーン奏者だったが、大学受験のため辞めている[43]。久美子にマウスピースの使い方を教えた[40]。久美子にちょっかいを出しては追い返されている。将来の夢は美容師。
主題歌
- 第1期
-
- オープニングテーマ「DREAM SOLISTER」(第2話 - 第12話、番外編)
- 作詞 - 唐沢美帆 / 作曲・編曲 - 加藤裕介 / 歌 - TRUE
- エンディングテーマ「トゥッティ!」(第1話 - 第7話、第9話 - 第12話、番外編)
- 作詞・作曲 - ZAQ / 編曲 - 高田暁 / 歌 - 北宇治カルテット[黄前久美子(黒沢ともよ)・加藤葉月(朝井彩加)・川島緑輝(豊田萌絵)・高坂麗奈(安済知佳)]
- メモリアルエンディングテーマ「DREAM SOLISTER (Wind Orchestra Ver.)」(第13話)
- 作曲 - 加藤裕介 / 編曲 - 松田彬人
- 挿入歌「SAKURAコンチェルト」(ドラマCDトラック11)
- 作詞 - 唐沢美帆 / 作曲・編曲 - 高田暁 / 歌 - TRUE
- 劇場版
-
- 主題歌「DREAM SOLISTER Movie.ver」
- 作詞 - 唐沢美帆 / 作曲 - 加藤裕介 / 編曲 - 松田彬人 / 歌 - TRUE
- 第2期
-
- オープニングテーマ「サウンドスケープ」(第1話 - 第13話)
- 作詞 - 唐沢美帆 / 作曲 - 渡辺拓也 / 編曲 - EFFY / 歌 - TRUE
- エンディングテーマ「ヴィヴァーチェ!」(第1話 - 第8話、第10話 - 第12話)
- 作詞・作曲 - ZAQ / 編曲 - 高田暁 / 歌 - 北宇治カルテット[黄前久美子(黒沢ともよ)・加藤葉月(朝井彩加)・川島緑輝(豊田萌絵)・高坂麗奈(安済知佳)]
- メモリアルエンディングテーマ「響け!ユーフォニアム(Last Ver.)」(第13話)
- 作曲・編曲 - 進藤正和(松田彬人)
放送局
BD / DVD
第1期は各巻に映像特典としてショートエピソード「吹奏楽部の日常 その(1)~(7)」を収録している[50]。
第2期は各巻に映像特典として未放送ショートムービーを収録している[51]。
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
第1期 | ||||
1 | 2015年6月17日 | 第一回・第二回 | PCXE-50531 | PCBE-54861 |
2 | 2015年7月15日 | 第三回・第四回 | PCXE-50532 | PCBE-54862 |
3 | 2015年8月19日 | 第五回・第六回 | PCXE-50533 | PCBE-54863 |
4 | 2015年9月16日 | 第七回・第八回 | PCXE-50534 | PCBE-54864 |
5 | 2015年10月21日 | 第九回・第十回 | PCXE-50535 | PCBE-54865 |
6 | 2015年11月18日 | 第十一回・第十二回 | PCXE-50536 | PCBE-54866 |
7 | 2015年12月16日 | 最終回・番外編 | PCXE-50537 | PCBE-54867 |
劇場版 | 2016年9月7日 | 劇場版 | PCXE-50649 | PCBE-55335 |
第2期 | ||||
1 | 2016年12月21日 | 第一回 | PCXE-50711 | PCBE-55531 |
2 | 2017年1月18日 | 第二回・第三回 | PCXE-50712 | PCBE-55532 |
3 | 2017年2月15日 | 第四回・第五回 | PCXE-50713 | PCBE-55533 |
4 | 2017年3月15日 | 第六回・第七回 | PCXE-50714 | PCBE-55534 |
5 | 2017年4月19日 | 第八回・第九回 | PCXE-50715 | PCBE-55535 |
6 | 2017年5月17日 | 第十回・第十一回 | PCXE-50716 | PCBE-55536 |
7 | 2017年6月21日 | 第十二回・最終回 | PCXE-50717 | PCBE-55537 |
CD
発売日 | タイトル | アーティスト | 備考 |
---|---|---|---|
2015年4月22日 | DREAM SOLISTER | TRUE | 第1期オープニングテーマ |
2015年5月13日 | トゥッティ! | 北宇治カルテット | 第1期エンディングテーマ |
2015年7月1日 | キャラクターソング Vol.1 黄前久美子 | 黄前久美子(黒沢ともよ) | |
2015年7月8日 | おもいでミュージック | 松田彬人 | 第1期サウンドトラック |
2015年7月8日 | キャラクターソング Vol.2 加藤葉月 | 加藤葉月(朝井彩加) | |
2015年7月15日 | キャラクターソング Vol.3 川島緑輝 | 川島緑輝(豊田萌絵) | |
2015年7月22日 | キャラクターソング Vol.4 高坂麗奈 | 高坂麗奈(安済知佳) | |
2015年8月19日 | TVアニメ『響け!ユーフォニアム』ドラマCD | ドラマCD | |
2015年8月19日 | 響け!ユーフォラジオ | ラジオCD | |
2016年4月27日 | Reflection of youthful music | 松田彬人 | 劇場版サウンドトラック |
2016年10月12日 | サウンドスケープ | TRUE | 第2期オープニングテーマ |
2016年11月2日 | ヴィヴァーチェ! | 北宇治カルテット | 第2期エンディングテーマ |
2017年1月11日 | おんがくエンドレス | 松田彬人 | 第2期サウンドトラック |
Webラジオ
- 響け!ユーフォラジオ2~久美子と麗奈の特別になりたいラジオ!~
- 響け!ユーフォラジオ2~葉月と緑輝のラジオ!緑ですー!ありがとー!~
- 響け!ユーフォラジオ2
- 2016年10月3日から2017年6月12日まで音泉にて配信。
各話リスト
第1期
話数 | タイトル | 絵コンテ [53] | 演出 [53] | 作画監督 [53] |
---|---|---|---|---|
第一回 | ようこそハイスクール | 山田尚子 | 秋竹斉一 | |
中学校の吹奏楽コンクール予選。主人公・黄前久美子は「ダメ金」(上位大会に出場できない金賞)の結果に悔し泣きする高坂麗奈に対し、思ったことを直ぐに口にしてしまう性格[54]から不用意な言葉をかけ、彼女を激怒させてしまう。心機一転、予(かね)てからの憧れだったセーラー服を着ることや、中学校からの知り合いが少ないのを理由[55][54]に、北宇治高校に入学した久美子は、新入生を歓迎する吹奏楽部の演奏を耳にして、そのレベルの低さに落胆する。その後、同じクラスの加藤葉月や川島緑輝に誘われ、見学に訪れた吹奏楽部で麗奈と再会[55]。久美子は、彼女との関係や吹奏楽部の現状に悩んで入部をためらう。しかし早々とマウスピースを買ってしまったマイペースで真っ直ぐな性格をしている葉月[55]や、明るく無邪気で一途な緑輝[54]を見て、流されやすい性格の久美子は[56]、吹奏楽部への入部を決意する。 | ||||
第二回 | よろしくユーフォニアム | 石原立也 | 引山佳代 | |
久美子は麗奈との和解を模索するものの、なかなかきっかけがつかめない。吹奏楽部には、同じ中学だった塚本秀一[57]や幼なじみの斎藤葵の姿もあった。新入部員の担当楽器決めで、コントラバス経験者の緑輝は自身の熱望とコンバス不在の部の実情が合致したことでコンバス担当に決定、葉月は副部長の田中あすかにまるめ込まれチューバ担当に決定[58]、久美子はトロンボーンを希望していたものの、ユーフォニアム(ユーフォ)経験者であることがばれ、しぶしぶユーフォ担当になる。トランペット希望の麗奈は音出しだけでその実力と素質で先輩たちを驚かせる。そして北宇治高校吹奏楽部の面々の前に新たな顧問の教師滝昇が着任。滝は着任早々部員たちに楽しい部活にするか、全国を目指すために厳しい部活の内容にするかの決断を部員たちに迫る[58]。部員たちは戸惑いながらも、部の目標は「全国大会を目指す」ことに決定した。 | ||||
第三回 | はじめてアンサンブル | 山村卓也 | 池田和美 | |
新入生を交え楽器別のパート練習に本格的に入った吹奏楽部[58]。しかし久美子は、パートによって練習に対する温度差があることに気づく。はじめて滝の前で合奏した「海兵隊」は、案の定ひどい出来であった。滝はパート練習ができておらず指導以前の問題であると温和な口調で厳しく指摘。来週の合奏でまともなレベルになっていなければマーチングイベント「サンライズフェスティバル(サンフェス)」には出場させないと言い渡す[58]。久美子たちは秀一から、去年「やる気のある1年生(現2年生)」が大量退部したため、2年生が少なく不真面目な練習態度につながっていると聞かされる[58]。滝のやり方に一部の部員が猛反発、このため翌日は練習自体が中止になってしまう。なすすべない久美子たちに聞こえてきたのは麗奈が一人トランペットで奏でる「新世界より」だった。 | ||||
第四回 | うたうよソルフェージュ | 石原立也、山田尚子 | 雪村愛 | 植野千世子 |
部員からの不満を受けて開かれたパートリーダー会議で、来週の合奏後サンフェス出場許可が下りなければ正式に抗議すると決定する。だが音楽室にやってきた滝は穏やかな態度で部員たちに徹底した練習指導を行う。グラウンドでの走りこみ、呼吸法、正確なチューニング、音にあわせて声を出すソルフェージュ。今まで経験したことのない厳しさに泣き出す者、反発する者。秀一が久美子に滝の指導力をぼやいていると通りがかった麗奈が激しい口調で滝をかばう[59]。翌日麗奈は久美子を呼び出し昨日の暴言を謝る。久美子もうろたえながら麗奈のトランペットで元気が出たと伝え、わだかまりが少し解けたと感じる。部員たちの滝への不満は団結力へと変わり[59]、全パートが熱心に練習に取り組む。そして2回目の合奏。滝はその上達ぶりをほめ、サンフェスの練習メニューを配布する。 | ||||
第五回 | ただいまフェスティバル | 三好一郎 | 丸木宣明 | |
サンフェスを1週間後に控え吹奏楽部は練習の日々[59]。「海兵隊」合奏以後、部員たちに「頑張れば良くなる」という空気が生まれ、練習でも自ら延長を申し出るほどになった。そして迎えたサンフェス当日。プログラムでは、北宇治高校は強豪校の立華高校と洛秋高校に挟まれており、部員たちの緊張は一気に高まる。久美子は会場で立華高校に進学した旧友佐々木梓と再会[59]。彼女から麗奈が立華からの推薦を蹴り北宇治高校に入学したことを知る。立華の見事な演奏にどよめく観客、ますます緊張する北宇治の部員たち。それを鎮めたのは麗奈のルール違反のトランペット一声だった。滝に促され、北宇治高校吹奏楽部は堂々たる演奏を披露、会場の観客の注目を集めた。 | ||||
第六回 | きらきらチューバ | 河浪栄作 | 引山佳代 | |
サンフェスも無事成功し、コンクールの練習がスタート。滝はオーディションで出場メンバーを決めると宣言[60]。上級生から順にメンバーを決める慣例の否定に部員から反発の声もあったが、実力があればいいという正論にはかなわない。初心者の葉月は受かるのは無理とあきらめていたが、あすかに叱咤激励され、重いチューバを持ち帰ってまで練習に打ち込む。中学時代テニス部で挫折していた葉月はチューバだけはうまくなりたいと思うようになっていた。さらに久美子と緑輝と共に練習のモチベーションを見つけようと同じチューバ担当の後藤卓也や長瀬梨子に相談するが、答えは見つからない。低音パートチームで話し合っているうち、葉月は基礎練習ばかりで一度も合奏したことがないのに気がつく。久美子と緑輝は葉月に3人で合奏を行うことを提案。「きらきら星」を合奏した葉月は「めっちゃ楽しい!」と笑顔を見せた[60]。 | ||||
第七回 | なきむしサクソフォン | 武本康弘 | 西屋太志 | |
ある日久美子は、葵が受験勉強のため退部するという話を耳にする。秀一は先輩に聞いた話として昨年の部員退部騒動に関係があるのではないかという。合奏練習中、滝から練習不足を指摘された葵は「部活やめます。今のままでは志望校に行けないから。」と言って音楽室を出る[61]。葵は、引き止めにきた部長の小笠原晴香に、高校受験に失敗したため大学受験に力を入れなければならず、さらに退部騒動を止められなかった自分が全国を目指すことはできないと吐露。部長になったものの未熟さゆえ、そのことにコンプレックスがある晴香[61]はショックで翌日学校を欠席する。久美子たちは2年生の中川夏紀から、去年練習を求める1年生を3年生が無視し続け大量退部に至った話を聞く。晴香の見舞いに訪れた吹奏楽部のマドンナ・中世古香織[61]は「晴香が部長を引き受けてくれたから今の部がある」と励ます[61]。次の日出席してきた晴香のもと吹奏楽部はさらに練習に励む。 | ||||
第八回 | おまつりトライアングル | 藤田春香 | 秋竹斉一 | |
葉月は久美子と緑輝に秀一に好意を抱いていることを打ち明ける。緑輝は「あがた祭り」に誘って告白することを提案。祭りの日が近づき吹奏楽部員たちも浮き足だっていた[62]。秀一に祭りに誘われた久美子は葉月と三角関係になるのを避けるため、とっさに通りがかった麗奈の手をつかんで「この子と行くことにしてて」と言ってしまう。いつもどおり部活が終わり、部員たちは思い思いに祭りに出かける。久美子は麗奈の指示どおりユーフォを背負って待ち合わせ場所へ。麗奈と大吉山に登る。「特別になりたい。だからトランペットをやってる。」と語る麗奈の魅力に圧倒される久美子。頂上の展望台についた二人はトランペットとユーフォで合奏[62]。一方秀一を誘い出すことに成功した葉月は自分の思いを打ち明けるが振られてしまう。あきらめて明るく別れた葉月だったが、心配して待っていた緑輝の前で号泣する。 | ||||
第九回 | おねがいオーディション | 北之原孝將 | 瀬崎利恵 | |
葉月の失恋に責任を感じる緑輝は練習に身が入らず、低音パートリーダーのあすかをいらだたせる[62]。葉月に説得され緑輝はようやく元気を取り戻す。トランペットパートの中世古香織は高校最終学年であるためソロパートの練習に余念がなかった。そして、オーディション当日、久美子はやる気のなさそうだった2年生の中川夏紀[60][63]のユーフォの上達ぶりに驚き、あらためて部全体が本気でコンクールを目指しているのだと気づく。オーディションは音楽室に一人ずつ呼ばれて行われた。後日の結果発表で、久美子のいる低音パートは初心者の葉月と夏紀の2人以外は全員合格[62]。トランペットのソロパートは1年生の麗奈に決定し、部内に衝撃が走る[57][62]。 | ||||
第十回 | まっすぐトランペット | 山村卓也 | 池田和美、秋竹斉一 | |
久美子の中学時代の苦い記憶。それはコンクールメンバーに選ばれたことで先輩から「あんたがいなければコンクールで吹けたのに」と言われたことだった。放課後、夏紀は久美子を呼び出し、やる気になれたことを感謝して久美子の楽譜に応援メッセージを書く。夏紀の心遣いに涙しようやく気持ちがほぐれる久美子。一方、香織を慕う2年生の吉川優子は香織がソロをはずされたことに納得できず[57]、部員全員の前で滝と麗奈が以前から知り合いだったこと、贔屓(ひいき)をしたのではないかと滝を問い詰める[63]。部内で滝に対する不信感が高まる[63]。麗奈は滝を慕って北宇治に進学したと久美子に打ち明ける。事態打開のため、滝は公開で再オーディションを行うと発表、希望者を募る。手を挙げたのは香織だった[63]。 | ||||
第十一回 | おかえりオーディション | 雪村愛 | 植野千世子 | |
再オーディションに向けて練習する香織と麗奈。しかしその実力差は優子にも明らかだった。思いつめた優子は麗奈を呼び出し自分のせいにしていいから香織にソロを譲ってやってほしいと懇願するが、ストイックな性格の麗奈[54]はきっぱり拒絶する。練習のため借りたホールで行われた再オーディション[63]。孤立する不安をもらした麗奈に、絶対味方になると誓う久美子[63]。ステージ上で全力を尽くした演奏を披露した香織だが、麗奈はそれをはるかに上回っていた。滝からソロを吹きたいかと問われた香織は「高坂さんが吹くべきだと思います」と答える[63]。客席では優子が泣き崩れていた。 | ||||
第十二回 | わたしのユーフォニアム | 三好一郎 | 丸木宣明 | |
再オーディションも終わり、吹奏楽部はコンクールに向けて最後の追い込みに入る。滝は「三日月の舞」でユーフォ担当のあすかと久美子に別のフレーズを吹くよう指示。あすかは難なく吹いてみせるが久美子はうまく吹けない。滝からできるようになるかと聞かれ「できます」と答えた久美子[64]。しかし後日の練習では、滝はそのフレーズをあすか一人で吹くように指示する[64]。帰り道「うまくなりたい」と叫び悔し泣きする久美子は中学時代の大会で悔し涙を流していた麗奈の気持ちをようやく理解する[64]。学校に忘れた携帯を取りに戻った久美子は鍵を開けてくれた滝から、できていないフレーズを関西大会に向けて練習しておくように言われ、さらに「できます」と言った自分の言葉を信じていると聞き、やる気を取り戻す。 | ||||
最終回 | さよならコンクール | 山田尚子 | 河浪栄作 | 引山佳代、秋竹斉一、瀬崎利恵 |
京都府吹奏楽コンクール当日、オーディション落選組は手作りのお守りをレギュラー部員に配り激励する[64]。緊張の中、迎えた本番のステージ。「全国へ行きたい」の思いを胸に演奏する久美子たち。結果は金賞[64]。そして関西大会出場校は。笑顔の集合写真で物語は幕を閉じる。 | ||||
番外編(未放送) | かけだすモナカ | 小川太一 | 西屋太志 | |
DVD&Blu-ray第7巻に収録されているオーディション落選組の視点からのストーリー。 |
第2期
話数 | タイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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第一回 | まなつのファンファーレ | 石原立也 | 石原立也、藤田春香 | 秋竹斉一、岡村公平、角田有希 |
北宇治高校吹奏楽部は京都府大会で金賞受賞し、念願の関西大会出場を決める。学校に戻った部員たちに滝から練習スケジュールが配られ、3日間の合宿も発表される。翌朝麗奈と朝練に登校した久美子は一人オーボエを練習する鎧塚みぞれを見る。合奏練習で滝はパーカッションのプロ橋本真博を指導者として紹介する。低音パートの練習中、夏紀が去年退部した傘木希美を連れてくる。復帰したいと頭を下げる希美をあすかは練習中だからと追い返す。それから希美は毎日あすかを訪ね復帰の許可が欲しいと願うが、あすかははぐらかし続け、ついに「復帰には反対。この部にプラスにならないから。」と言い渡す。優子から希美の部活復帰を聞いたみぞれは顔をくもらせる。練習後、忘れ物を取りに戻った久美子は気分を悪くして座り込んでいるみぞれを発見する。そこへフルートの音が聞こえてくるがみぞれは「聞きたくない」と立ち去る。フルートを吹いていたのは希美だった。その後、久美子は麗奈に誘われ花火大会に出かける。事情を聞いた麗奈はあすかの判断に賛同し、全国大会出場の決意を新たにする。 | ||||
第二回 | とまどいフルート | 武本康弘 | 石立太一 | 丸木宣明 |
合宿前のお盆休み、吹奏楽部の練習も休みとなり、久美子たちはプールで休日を過ごす。久美子は希美を見かけて声をかけ、なぜ部に復帰するのにあすかに頼んでいるのか訊ねる。希美は退部するとき引き留めてくれたのがあすかであり、関西大会出場で何か手伝いをしたいからと話す。また退部前にみぞれに声をかけなかったのは、部で唯一のオーボエでコンクールメンバーだったからという理由だった。あすかに拒絶される意味がわからないと涙ぐむ希美に、久美子はあすかに理由を聞いてくると約束する。翌日2泊3日の合宿がスタート。滝は木管の指導者新山聡美を紹介、親し気な様子に麗奈は呆然。その夜、夏紀は去年3年生ともめていた希美に退部を後押しするようなことを言ってしまったため、希美復帰を手伝うのは罪滅ぼしと久美子に打ち明ける。一人スマホゲームで遊ぶみぞれは、久美子に「コンクールは嫌い」と言い、部活を続ける理由を聞かれると「もう何もわからない」と答える。翌朝、久美子は意を決してあすかに話したいことがあると声をかける。 | ||||
第三回 | なやめるノクターン | 山村卓也 | 池田和美 | |
合宿2日目、ハードな練習が続く。夕食後、久美子はようやくあすかから希美の復帰を拒む理由を聞く。それは「みぞれは希美の顔を見ただけで気持ち悪くなるほどのトラウマがある」という希美本人に伝えづらいものだった。滝と新山の仲が気になる麗奈は新山が既婚者と知って安堵する。橋本は滝が5年前妻と死別していることをうっかり久美子に漏らしてしまう。その夜、眠れず外に出た久美子は、夏紀が優子を問い詰めているのを見る。みぞれの事情を知る優子は答えず、久美子にも口止めする。翌朝、久美子は一人無心にユーフォを吹くあすかを見てその曲に心惹かれる。 | ||||
第四回 | めざめるオーボエ | 小川太一 | 植野千世子、丸木宣明 | |
合宿も終わり、関西大会まで10日を切った吹奏楽部。久美子は希美に真実を話せずにいた。翌日、希美は関西大会が終わるまで吹奏楽部に顔を出さないと夏紀に話したあと、廊下で練習しているみぞれに声をかける。みぞれは血相を変えて逃げ出すが、優子は希美を引き留め、久美子と2人でみぞれを探す。久美子は離れた教室の教卓の下で震えているみぞれを発見。みぞれは、孤独な自分にとって唯一の友達が希美だったのに、退部を知らされなかったことがショックだったこと、部活を続けているのは楽器だけが自分と希美とを繋ぐものだからと打ち明ける。そこへやってきた優子は、自分もみぞれの友達であること、関西大会出場はみぞれも嬉しくなかったかと強い口調で説得、みぞれを引きずり出す。教室にオーボエを持った希美が入ってくる。ようやくみぞれは希美に自分に黙って退部した理由を尋ねる。希美と和解したみぞれのオーボエは生き生きとした演奏になった。話を聞いたあすかは、みぞれは狡い性格と笑ったあと、真剣な顔で「全国行こうね」とつぶやく。 | ||||
第五回 | きせきのハーモニー | 三好一郎、石原立也 | 三好一郎 | 明見裕子、角田有希 |
関西大会前日、最後の練習が終了。橋本と新山は部員たちに別れの挨拶と激励の言葉を贈る。部員全員が関西大会の先にある全国大会出場を強く願っていた。大会当日、本番前の練習で副部長のあすかは、指導してくれた滝への感謝の言葉と全国大会に出場したいという強い決意を述べ、部員を鼓舞する。出場校の演奏終了後の結果発表で北宇治は金賞受賞、そして全国大会出場3校のうちの1校に選ばれ、部員たちは喜びの涙を流す。久美子からコンクールはまだ嫌いかときかれたみぞれは「たった今好きになった」と笑顔で答えた。 | ||||
第六回 | あめふりコンダクター | 河浪栄作 | 門脇未来 | |
文化祭で、吹奏楽部はあすかの指揮で演奏を披露。その夜上陸した台風の影響で翌日は休校となる。久美子の姉の麻美子は突然大学を辞めると言い出し、父親の健太郎(声 - 中博史)と口論になる。久美子は麻美子を詰問するがいたたまれなくなり、暴風雨の中外出。花屋で花束を買う滝と遭遇し、滝の車で家まで送ってもらう。車中、滝は亡き妻が滝の父親が指導する北宇治吹奏楽部で全国大会に出場したこと、病気になってからも顧問になって北宇治を全国で金賞に導くことを願っていたことを話す。翌朝登校した久美子は、緑輝の話で、滝が買った花の名が「イタリアンホワイト」、花言葉は「あなたを思い続けます」だと知る。 | ||||
第七回 | えきびるコンサート | 藤田春香 | 岡村公平、西屋太志 | |
吹奏楽部は京都駅ビルのコンサートに出演が決定、夏紀や葉月も参加することになる。久美子は職員室で、あすかの母親の明美(声 - 渡辺久美子)が受験勉強のため娘を退部させると訴えているのを見る。滝は本人の意思でない限り退部届は受け取らないと答え、明美は逆上するが、あすかは部活を休んで母親を連れ帰る。部員たちが動揺する中、翌日あすかは部活に顔を出し、低音パートチームは安堵する。しかし部長の晴香らには何も話そうとしなかった。それから1週間あすかは部活を休む。教頭が退部届を受け取ったという噂で、部員たちは合奏練習にも集中を欠くようになり滝に厳しく注意される。晴香は部員たちの前で、今まであすかに頼りすぎていたこと、今度はあすかを支えるためいつでも部活に戻ってこられるようにしたいので自分についてきてほしいと呼びかける。また滝から提案されたバリサクのソロを引き受ける。コンサートの日、出演直前にあすかが現れ、演奏に参加する。晴香も見事ソロを務めた。 | ||||
第八回 | かぜひきラプソディー | 北之原孝將 | 角田有希 | |
麻美子は両親に大学を辞めて美容師になりたいと訴える。以前から美容師志望で本当はトロンボーンも続けたかったと言うが、健太郎は金は出さないと一蹴する。久しぶりに部活に顔を出したあすかは、来週久美子に家に来るよう約束するが、その後部活の欠席が続く。風邪をひいた久美子は練習を中断して帰宅、翌日学校を休む。ユーフォ二人が欠けたため、滝は夏紀を合奏練習に入れる。久美子の見舞いに来た麗奈はユーフォのCDを持参。二人で聞いていると、麻美子が「聞きたくない」と止めにくる。久美子は吹奏楽が嫌いなら続けたかったというのはずるいと声を荒らげる。外出した麻美子は久美子の見舞いにきた秀一と出会い、一度北宇治の演奏を聞いてほしいと言われる。滝はあすかが今週末までに部活を続ける確証が得られないなら、全国には夏紀に出てもらうと発表する。 | ||||
第九回 | ひびけ!ユーフォニアム | 石立太一 | 高瀬亜貴子 | |
夏紀と香織はあすかを部活に戻すことを画策、久美子に協力を求める。久美子があすかの家を訪ねる約束の日、香織は久美子にあすかの母お気に入りの菓子折りを持たせる。久美子はあすかと下校、家に案内され、事情を聞く。あすかの父親は著名なユーフォ奏者「進藤正和」で、あすかが2歳のとき離婚。あすかが小1のころ自宅にユーフォと作曲ノートが届く。あすかはそれをきっかけにユーフォを始めたが母親はこれに反対。成績が悪くなったらやめるという条件で続けていた。自分が吹ければ良いと周囲を気にしなかったが、全国大会の審査員に進藤の名を見つけてから、演奏を聞いてほしいと大会出場に意欲的になっていた。バチがあたったと笑うあすかに、久美子はあすかの音が好きなこと、合宿の朝吹いていた曲をまた聞きたいと訴える。その曲は進藤のノートにあったものだった。あすかは久美子と川辺に行き、ユーフォでその曲を聞かせる。 | ||||
第十回 | ほうかごオブリガート | 山村卓也 | 池田和美 | |
久美子からあすかの部活復帰は難しいと聞いて部員たちは落胆する。麻美子は久美子に、後悔も失敗も受け止めて自分の道を行きたいと語り、全国大会を見に行くと約束して家を出る。晴香と香織は部活に復帰するようあすかを説得するが、あすかは踏ん切りはついていると答え、復帰を断る。それを聞いた久美子は昼休みあすかを呼び出し、みんなが戻るのを待っていると伝えるが、あすかはみんなの本音はわからないと切り返す。久美子は、自分はあすかと一緒にコンクールに出たい、あきらめないでほしいと泣き叫ぶ。翌日あすかは部活に復帰。全国模試30位以内という結果を出し母親を説得したのだった。 | ||||
第十一回 | はつこいトランペット | 藤田春香 | 小川太一 | 植野千世子 |
久美子は最近麗奈から避けられていることに気付く。思い切って声をかけてみるが、麗奈はさっさと帰ってしまう。その夜、久美子は麗奈に呼び出され、大吉山に登る。麗奈は、滝に亡妻がいたことと久美子がそれを知っていたことを橋本から聞いたと話し、なぜ教えてくれなかったのかと久美子をなじる。幼いころから滝に魅かれていた麗奈は、亡妻のことを知ってから動揺し、練習にも集中を欠くようになる。練習が終わり、音楽室の鍵を返しに職員室に行った麗奈は、滝に「奥さんはどんな人だったんですか」と尋ねる。滝から亡き妻への思いを聞いた麗奈は、前よりも力強い音を奏でるようになった。大会を間近に控えたある日の早朝、麗奈は久美子を誘い滝の妻の墓参りに行く。麗奈は墓前で、金賞を取って滝の夢を叶えると誓う。 | ||||
第十二回 | さいごのコンクール | 三好一郎、山田尚子 | 三好一郎 | 明見裕子、丸子達就 |
全国大会前日、吹奏楽部は現地入りして会場近くの施設に泊まる。その夜眠れず部屋を出た久美子は、秀一から渡しそびれたという誕生日プレゼントをもらう。それはイタリアンホワイトの飾りがついたヘアピンで緑輝が勧めたものだった。翌日、部員たちは金賞目指して舞台に立つ。結果発表の前に指揮者賞贈呈があり、北宇治は声掛けを決めていないとあせるが、麗奈は一人立ち上がり、舞台上の滝に向かって「先生好きです!」と叫ぶ。結果、北宇治は銅賞に終わった。麗奈は声をかけてきた滝に再び「好きです」と言うが「教師冥利に尽きます」と流される。滝はあすかに、審査員の進藤正和からの「よくここまで続けてきたね。美しい音色だったよ。」との伝言を伝え、あすかは素直に喜ぶ。久美子は会場から帰る麻美子を見つけ、「お姉ちゃんがいたからユーフォを好きになれたよ」と叫ぶ。 | ||||
最終回 | はるさきエピローグ | 石原立也、山田尚子、河浪栄作 | 西屋太志 | |
3年生が引退した吹奏楽部では部長に優子、副部長に夏紀が就任、新たなスタートを切る。2月に行われた卒部式には久しぶりに3年生が集まり、最後の演奏を披露。1、2年生による『三日月の舞』も演奏された。卒業式の日、部員たちが3年生との別れを惜しむ中、久美子はあすかの姿を探す。雪がちらつく中、久美子はようやくあすかを見つけ、最初はあすかを苦手だと思っていたが今は大好きなこと、もっとあすかのユーフォを聞きたいと涙ぐみながら伝える。あすかは父の作曲ノートを「後輩に聞かせてあげて」と差し出し、笑顔で立ち去る。ノートを開いた久美子はあすかが吹いていた曲のタイトルが『響け!ユーフォニアム』であることを知る。麗奈に呼ばれ、久美子はノートを胸に合奏練習に向かうのだった。 |
映像特典
巻 | タイトル[50] | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 |
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1 | 吹奏楽部の日常 その(1) | 楽器をお掃除だフォ! | 田中敦子 | 石原立也 | 丸木宣明 | |
2 | 吹奏楽部の日常 その(2) | こんなあだ名は嫌だチュー! | 石原立也 | 石原立也 山田尚子 |
瀬崎利恵 | |
3 | 吹奏楽部の日常 その(3) | 吹奏楽部男子の日常だボーン! | 石原立也 | 秋竹斉一 | ||
4 | 吹奏楽部の日常 その(4) | チューバ君は王子様なのバス! | 山田尚子 | 瀬崎利恵 | ||
5 | 吹奏楽部の日常 その(5) | 毎日は危険がいっぱいだフォ! | 石原立也 | 瀬崎利恵 秋竹斉一 | ||
6 | 吹奏楽部の日常 その(6) | 滝先生の秘密だフォ! | 石原立也 | 河浪栄作 | 瀬崎利恵 | |
7 | 吹奏楽部の日常 その(7) | 移調楽器って何だチュー! | 瀬崎利恵 丸木宣明 |
巻 | タイトル[51] | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 |
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1 | 花火大会キッスへようこそ! | 田中敦子 | 石原立也 | 北之原孝將 | 瀬崎利恵 明見裕子 |
2 | プールへようこそ! | 西屋太志 | |||
3 | メイド服へようこそ! | 瀬崎利恵 | |||
4 | バトル文化祭へようこそ! | 北之原孝將 | 池田晶子 | ||
5 | フライング滝へようこそ! | ||||
6 | 画伯へようこそ! | ||||
7 | 安眠へようこそ! |
朝日放送 水曜アニメ〈水もん〉 第1部 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
響け!ユーフォニアム2
|
映画
テンプレート:公開前の映画 前述のテレビシリーズの総集編映画のほか(#テレビアニメ節を参照)、完全新作映画が2018年と2019年に計2作品公開される。制作は京都アニメーション。
リズと青い鳥
リズと青い鳥 | |
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Liz and the Blue Bird | |
監督 | 山田尚子 |
脚本 | 吉田玲子 |
原作 | 武田綾乃(宝島社文庫刊) |
出演者 |
種崎敦美 東山奈央 本田望結 藤村鼓乃美 山岡ゆり 杉浦しおり 黒沢ともよ 朝井彩加 豊田萌絵 安済知佳 桑島法子 中村悠一 櫻井孝宏 |
音楽 | 牛尾憲輔 |
主題歌 | Homecomings「Songbirds」 |
制作会社 | 京都アニメーション |
製作会社 | 「響け!」製作委員会 |
配給 | 松竹 |
公開 | 2018年4月21日 |
上映時間 | 90分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
映像外部リンク | |
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16px 『リズと青い鳥』本予告 |
『リズと青い鳥』は、2018年4月21日に公開された日本の長編アニメーション映画。高校の吹奏楽部でオーボエを担当する鎧塚みぞれと、フルートを担当する傘木希美を主人公に、卒業を控えた高校3年生の二人が「高校最後のコンクール」に挑む青春模様を描く[65][66]。
監督は『映画けいおん!』『たまこラブストーリー』『映画 聲の形』などを手がけ受賞歴もある山田尚子が担当する[6]。
本作は『響け!ユーフォニアム』の続編でありスピンオフという位置付けではあるが、"1本の独立した映画"としても成立するよう制作されている[67][68]。
公開までの経緯は以下の通り。
登場人物(リズと青い鳥)
- 鎧塚 みぞれ(よろいづか みぞれ)
- 声 - 種崎敦美[75]
- 本作の主人公で高校3年生。吹奏楽部ではオーボエを担当。
- 傘木 希美(かさき のぞみ)
- 声 - 東山奈央[75]
- 本作の主人公で高校3年生。吹奏楽部ではフルートを担当。
- “リズ” / “少女”
- 声 - 本田望結[76]
- 劇中に登場する絵本『リズと青い鳥』の登場人物。
- 中川 夏紀 (なかがわ なつき)
- 声 - 藤村鼓乃美[75]
- 3年生で副部長。ユーフォニアム担当。
- 吉川 優子 (よしかわ ゆうこ)
- 声 - 山岡ゆり[75]
- 3年生で部長。トランペット担当。
- 剣崎 梨々花 (けんざき りりか)
- 声 - 杉浦しおり[75]
- 1年生。オーボエ担当。
- 黄前 久美子 (おおまえ くみこ)
- 声 - 黒沢ともよ
- 2年生。ユーフォニアム担当。
- 加藤 葉月 (かとう はづき)
- 声 - 朝井彩加
- 2年生。チューバ担当。
- 川島 緑輝 (かわしま さふぁいあ)
- 声 - 豊田萌絵
- 2年生。コントラバス担当。
- 高坂 麗奈 (こうさか れいな)
- 声 - 安済知佳
- 2年生。トランペット担当。
スタッフ(リズと青い鳥)
- 原作 - 武田綾乃(宝島社文庫『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』)
- 監督 - 山田尚子
- 脚本 - 吉田玲子
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 西屋太志
- 絵コンテ - 山田尚子
- 演出 - 石原立也、武本康弘、山田尚子、小川太一、澤真平
- 美術監督 - 篠原睦雄
- 色彩設計 - 石田奈央美
- 楽器設定 - 髙橋博行
- 撮影監督 - 髙尾一也
- 3D監督 - 梅津哲郎
- 音響監督 - 鶴岡陽太
- 音楽 - 牛尾憲輔
- 音楽制作 - ランティス
- 音楽制作協力 - 洗足学園音楽大学
- 音楽監修 - 大和田雅洋
- 監修 - 石原立也
- 配給 - 松竹
- アニメーション制作 - 京都アニメーション
- 製作 - 『響け!』製作委員会(京都アニメーション、ポニーキャニオン、バンダイナムコアーツ、楽音舎)
主題歌(リズと青い鳥)
- 「Songbirds」
- 歌 - Homecomings
- 楽曲に込めた思いとして、「"箱庭"での日々やそこに差す西日、箱庭から出て行く季節を意識し、みぞれと希美という、近づいたり離れたりしながら同じ時を過ごす"ふたつの線"を描いた」と述べている。また「京都アニメーションのスタジオ近くを散歩し、そこにある大きな川と小さな橋、そのすぐそばを走る電車、ショッピングモールの立体駐車場、大きな夕日、坂をのぼっていく商店街といった当たり前の風景がとても綺麗で、楽曲を作る上でも大事な要素になった」と語っている[80]。
評価(リズと青い鳥)
毎日新聞は「テレビ版を知らずとも、みずみずしい映像世界に魅了される逸品」「山田監督は多感な少女たちの内なる思いをセリフに頼らず、2人が歩く足元のクローズアップ、髪を払う仕草、視線の交錯とすれ違いなどの繊細な描写で表現」「そこに息づくひそやかなスリルに目を奪われ、切実な感情に胸を打たれずにいられない。そして青春音楽ドラマの定型を破ったこの映画、最後に少女たちが見いだす友情の真理も感動的だ。」と絶賛した[81]。また、産経新聞では 「実写映画に近いカメラアングルなど、作品へのこだわりと熱量を随所に感じる」「独占欲にも似た友情。友人への羨望と、自分への失望。壊れやすい砂糖菓子のような繊細な作風は、合わない人には合わないと思うが、"これは私の話だ"などと心に強く響く人もいる。」とし、4つ星の評価を与えている[82]。
IGN Japanは「日本のアニメのフォーマットにて、記号的なアニメ表現や感情移入表現をほぼ使わないように切り詰めることで繊細な感情表現を実現した一作」「これまで記号的なアニメ表現を避けながら制作されたケースは実写的なアプローチや作画追及的なアプローチだが、感情表現はないがしろにされてきた。それらと比較すると本作の沈黙の奥にある感情表現は例外であり、一見に値する。」と評した[83]。
受賞(リズと青い鳥)
受賞とノミネート | |||||
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賞・映画祭 | カテゴリ | 対象 | 結果 | ||
第23回サテライト賞[84] | 作品賞 (アニメーション・ミックスメディア部門) |
Liz and the Blue Bird | 未決定 | ||
第73回毎日映画コンクール[85] | アニメーション映画賞・大藤信郎賞 | リズと青い鳥 | 未決定 | ||
第43回報知映画賞[86] | アニメ作品賞 | リズと青い鳥 | ノミネート |
タイアップ・イベント(リズと青い鳥)
- 京阪電車
- 2018年4月12日、「京阪電車×響け!ユーフォニアム2018」の一環として、MOVIX京都にて映画本編の先行試写会を行う[87][90]
- 東京メトロ
- 2018年4月14日、「東京メトロサンクスイベント」と題し、一ツ橋ホールにて映画本編の先行試写会を行う[91][92]。
- 京都府赤十字血液センター
- 若年層世代への更なる献血啓発を目的とし、京都府赤十字血液センターはタイアップ企画を発表。2018年4月21日の公開日より、京都府内の献血会場で献血に行った希望者を対象にオリジナル記念品を贈呈する[93][94]。
劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~
劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~ | |
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監督 | 石原立也 |
制作会社 | 京都アニメーション |
公開 | 2019年4月19日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
2年生に進級した久美子たちの物語を、完全新作の映画として制作[69][6][95]。
監督はシリーズ通して監督を務めてきた石原立也が担当する[6]。
公開までの経緯は以下の通り。
スタッフ(映画第2作)
イベント
- スペシャルトークイベント~宇治でお祭りフェスティバル~
- 2015年6月6日に宇治市文化センター・小ホールにて初開催。出演キャストによるトークショー等が行われた。
- スペシャルトークイベント~今年も!宇治でお祭りフェスティバル~
- 2016年6月4日に宇治市文化センター・大ホールにて開催。
- 公式吹奏楽コンサート~北宇治高校吹奏楽部 第1回定期演奏会~
- 2016年10月1日・2日の2日間に渡り、宇治市文化センターにて初開催。同年11月20日には神奈川県民ホールでも昼公演・夜公演の全2回開催された[96]。
- テレビシリーズにて、実際の演奏を担当している洗足学園音楽大学のフレッシュマン・ウィンド・アンサンブルによる、シリーズ楽曲が演奏されるコンサート[97]。
- 『響け!ユーフォニアム2』スペシャルイベント
- 2017年3月12日にメルパルクホールにて開催。昼の部・夜の部の全2公演[98]。
- スペシャルトークイベント~1・2年生合同!宇治でお祭りフェスティバル~
- 2017年6月4日に宇治市文化センター・大ホールにて開催。
- 公式吹奏楽コンサート~北宇治高校吹奏楽部 第2回定期演奏会~
- 2017年10月22日にロームシアター京都にて、昼公演・夜公演の全2公演が行われた。
- スペシャルトークイベント『響け!ユーフォニアム』4回目だよ!宇治でお祭りフェスティバル
- 2018年6月3日に宇治市文化センター・大ホールにて開催。
- 公式吹奏楽コンサート~北宇治高校吹奏楽部 第3回定期演奏会~
- 2018年9月30日に横須賀芸術劇場にて昼公演、同年11月4日には宇治市文化センター・大ホールで昼公演・夜公演が行われた。横須賀での夜公演は台風のため延期され追加された昼公演とともに2018年12月24日に開催予定。
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 “「響け! ユーフォニアム」コミカライズ1巻、TVアニメ開始間近の吹奏楽ドラマ”. コミックナタリー (2015年4月3日). . 2015閲覧.
- ↑ “STAFF/CAST”. TVアニメ『響け!ユーフォニアム2』公式サイト. . 2016閲覧.
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8 “宇治に光、吹奏楽部小説がヒット…同大4年武田さん作”. 読売新聞 (2015年5月27日). . 2015閲覧.
- ↑ 4.0 4.1 武田綾乃『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話』宝島社、2015年、pp.3, 270。 “あらすじ・新刊情報”. 宝島社特設サイト「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ」. 宝島社. . 2015閲覧.
- ↑ “『劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』公式サイト” (2015年12月2日). . 2015閲覧.
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 “「響け!ユーフォニアム」劇場版第2弾が2017年9月30日公開&完全新作映画2本が2018年に公開されることが明らかに”. GIGAZINE. (2017年6月4日) . 2017閲覧.
- ↑ “山田尚子新作は「ユーフォ」スピンオフ 少女2人の最後の青春”. buzzfeed. (2017年12月15日) . 2017閲覧.
- ↑ 8.0 8.1 8.2 “「劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~」の公開日が2019年4月19日に決定!新ビジュアル&特報解禁!前売券情報も公開に!”. PONYCANYON NEWS. (2018年9月28日) . 2018-12-1閲覧.
- ↑ 9.0 9.1 “宇治舞台に吹奏楽部の青春描く 同大生で作家の武田さん”. 京都新聞 (2014年1月6日). . 2015閲覧.
- ↑ “「響け!ユーフォニアム」監督・石原立也×原作・武田綾乃対談(2/4)”. コミックナタリー (2016年12月5日). . 2016閲覧.
- ↑ はみ『このマンガがすごい!comics 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』第1巻あとがき
- ↑ “吹奏楽部の青春描く「響け! ユーフォニアム」はみ作画でマンガ化”. コミックナタリー (2014年12月3日). . 2015閲覧.
- ↑ “STAFF/CAST”. TVアニメ 「響け!ユーフォニアム」 公式ホームページ. . 2015閲覧.
- ↑ “STORY”. TVアニメ 「響け!ユーフォニアム」 公式ホームページ. . 2016閲覧.
- ↑ “「響け!ユーフォニアム2」 強豪ひしめく関西大会に”. 毎日新聞. (2015年10月4日) . 2016閲覧.
- ↑ 16.0 16.1 16.2 成馬零一「『響け! ユーフォニアム』とは?」『CD Journal』2015年8月号、音楽出版社、p.7。 “アサダニッキ装画の小説「響け! ユーフォニアム」京アニ制作でアニメ化”. コミックナタリー (2014年12月28日). . 2015閲覧.
- ↑ 『キネマ旬報 2017年3月下旬号』p.66
- ↑ “2期直前「響け!ユーフォニアム」を本日一挙放送、声優出演の特番も”. コミックナタリー (2015年10月2日). . 2016閲覧.
- ↑ “『響け!ユーフォニアム』の劇場版舞台挨拶で、来年の完全新作映画情報が解禁!”. ニュースウォーカー (2017年9月30日). . 2017閲覧.
- ↑ “『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』特報”. YouTube (2017年6月4日). . 2017閲覧.
- ↑ 『キネマ旬報』2018年3月下旬 映画業界決算特別号 p.46
- ↑ “『響け!ユーフォニアム』劇場版特別告知”. YouTube (2017年6月4日). . 2017閲覧.
- ↑ 23.0 23.1 『響け! ユーフォニアム』(ブルーレイ版)第1巻、第1話スタッフコメンタリー(石原立也、山田尚子)。
- ↑ 24.0 24.1 24.2 24.3 24.4 24.5 24.6 『響け! ユーフォニアム』(ブルーレイ版)第1巻、第2話スタッフコメンタリー(石原立也、花田十輝)。
- ↑ 『響け! ユーフォニアム』(ブルーレイ版)第1巻、第2話スタッフコメンタリー、同ブックレット p.7。
- ↑ 『響け! ユーフォニアム』(ブルーレイ版)第1巻、第2話スタッフコメンタリー。同 第2巻、第4話スタッフコメンタリー。
- ↑ 27.0 27.1 27.2 27.3 27.4 27.5 27.6 『響け! ユーフォニアム』(ブルーレイ版)第2巻、第4話スタッフコメンタリー(石原立也、篠原睦雄)。
- ↑ 28.00 28.01 28.02 28.03 28.04 28.05 28.06 28.07 28.08 28.09 28.10 28.11 『響け! ユーフォニアム』(ブルーレイ版)第2巻、第3話スタッフコメンタリー(石原立也、池田晶子)。
- ↑ 29.0 29.1 29.2 29.3 29.4 29.5 29.6 成馬零一「スタッフ座談会で読み解く『響け! ユーフォニアム』」『CD Journal』2015年8月号、音楽出版社、pp.8-9。
- ↑ 『響け! ユーフォニアム』(ブルーレイ版)第3巻、第5話スタッフコメンタリー(山田尚子、斎藤滋)。
- ↑ 『響け! ユーフォニアム』(ブルーレイ版)第3巻ブックレット、p.12。
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- ↑ 第9話。Blu-ray Disc/DVD 第5巻収録。
- ↑ 40.0 40.1 第1話。Blu-ray Disc/DVD 第1巻収録。
- ↑ 41.0 41.1 第2話。Blu-ray Disc/DVD 第1巻収録。
- ↑ 第10話。Blu-ray Disc/DVD 第5巻収録。
- ↑ 43.0 43.1 第4話。Blu-ray Disc/DVD 第2巻収録。
- ↑ 第8話。Blu-ray Disc/DVD 第4巻収録。
- ↑ 原作小説では短髪(第1巻121頁参照)。漫画版でも小説の設定をふまえ短髪。
- ↑ 46.0 46.1 第11話。Blu-ray Disc/DVD 第6巻収録。
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- ↑ 第6話。Blu-ray Disc/DVD 第3巻収録。
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<references>
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- 『メガミマガジン』2015年06月号、学研パブリッシング、2015年、 ASIN B00TXHNE2W、. 2015閲覧.
- 『メガミマガジン』2015年05月号、学研パブリッシング、2015年、 ASIN B00T3C718K、. 2015閲覧.
- 『メガミマガジン』2015年08月号、学研パブリッシング、2015年、 ASIN B00XVHUI74、. 2015閲覧.
外部リンク
- 原作
- 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ - 宝島社特設サイト
- 漫画「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ」 - このマンガがすごい!WEB
- テレビアニメ
- TVアニメ「響け!ユーフォニアム」公式サイト
- TVアニメ『響け!ユーフォニアム2』公式サイト
- 『劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』公式サイト
- 『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』公式サイト
- 『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』公式サイト
- 映画
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