橋本駅 (福岡県)

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橋本駅 (はしもとえき)は、福岡県福岡市西区橋本二丁目[1]にある、福岡市地下鉄七隈線。駐輪場が無料なのは福岡市地下鉄の駅としては数少なく、七隈線の終着駅として遠方からの集客に考慮している。駅番号はN01。

駅のシンボルマークは空港線・箱崎線のシンボルマークをデザインした西島伊三雄が2001年に死去したため、それ以前に描かれていた原案を元に、息子で同じくグラフィックデザイナーの西島雅幸が完成させた。かつて橋本に「紅葉八幡宮」があったことにちなみ、この地から臨む飯盛山にモミジを組み合わせデザインした[2]。駅識別カラーは   DIC-121(系統色名:あざやかな黄赤)で、薬院大通駅金山駅と共通[3]

歴史

駅構造

単式1面1線と島式1面2線の複合3線ホームを持つ地下駅。単式ホームは降車専用。

のりば
1・2 Subway FukuokaNanakuma.svg 七隈線 福大前六本松薬院天神南方面
3 降車専用ホーム

各階の面積は地上371平方メートル、地下1階4,359平方メートル、地下2階4,841平方メートル[1]。屋根のラウンドフォルムは(当駅のシンボルマークにもなっている)飯盛山の山並みをイメージしてデザインされた[1]。利用者の目に止まる箇所に使用される「個性化壁」は、岩肌のような[1]青緑色の粘板岩(ストリーキーベルデ、400mm×400mm×厚14mm)を採用[4]

利用状況

2016年(平成28年)度の1日平均乗車人員4,182人である[5]

開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。

年度 1日平均
乗車人員
2004年(平成16年)[6] 2,326
2005年(平成17年) 1,602
2006年(平成18年) 1,900
2007年(平成19年) 2,059
2008年(平成20年) 2,110
2009年(平成21年) 2,401
2010年(平成22年) 2,529
2011年(平成23年) 3,415
2012年(平成24年) 3,497
2013年(平成25年) 3,776
2014年(平成26年) 3,919
2015年(平成27年) 4,041
2016年(平成28年) 4,182

駅周辺

駅の南東すぐの地上に、七隈線の車両基地(橋本車両基地)が置かれている。駅前には国道202号バイパス(福岡外環状道路)が通っているが、駅周辺は開業時から都市計画法上の市街化調整区域となっており民家や田畑が広がっている。

駅から直線距離約200m先には壱岐団地、駅から直線距離500m先には室住団地や有田団地があり、また駅から直線距離300m先にはミスターマックス、その先にはエディオングッデイが、さらにその近くにはイオン福重店[7]がある。ただし駅周辺のバス停留所・一般車などの乗降場などの駅前整備は充実しており、今後、駅前周辺道路の整備と併せて、現在は途上であるが、発展が期待されている。また、駅東側の農業用地跡には大型商業施設(木の葉モール橋本)が2011年4月15日に開店した[8][9]

ファイル:Hashimoto sta rotari.JPG
駅前ロータリー(2010年12月24日撮影)
ファイル:Hashimoto-station2.JPG
橋本駅(駐輪場近くの入口)(2007年12月16日撮影)

周辺施設

路線バス

現行路線

特記以外西鉄バス。駅横のロータリーより発車。なお、ロータリーの脇の道路南側には、木の葉モール橋本前バス停が置かれ、こちらも利用可能。(路線は2017年10月1日現在(太字は終点停留所))

橋本駅バス停

  • 行先番号1番:橋本駅→野方→橋本→新室見→姪浜駅南口医療センター場内
  • 行先番号1番:橋本駅→橋本→新室見→姪浜駅南口
  • 行先番号1番:橋本駅→藤ヶ丘団地→羽根戸→金武営業所
  • 行先番号1-4番:橋本駅→外環状線→白十字病院→車両基地東→姪浜駅南口
  • 行先番号1-6番:橋本駅→野方→生松台→ウエストヒルズ→白十字病院→大町団地口→姪浜駅南口

木の葉モール橋本前バス停

北向き
  • 行先番号208番:木の葉モール橋本前→野方
  • 行先番号501番:木の葉モール橋本前→都市高速→天神→(警固町・六本松方面)
  • 行先番号外環2番(快速):木の葉モール橋本前→外環状道路→マリノアシティ福岡→能古渡船場
南向き
  • 行先番号208番:木の葉モール橋本前→講倫館高校前→原→六本松→天神→那の津四丁目
  • 行先番号208番:木の葉モール橋本前→講倫館高校前→原→六本松→天神→(都市高速経由野方方面)
  • 行先番号208番:木の葉モール橋本前→講倫館高校前→原→六本松→天神→キャナルシティ博多前→博多駅
  • 行先番号501番:木の葉モール橋本前→次郎丸→四箇田団地→西入部五丁目→金武営業所
  • 行先番号外環2番:木の葉モール橋本前→外環状道路→福大前→長住→桧原営業所

廃止路線

橋本駅循環バス:社会実験で2012年1月28日までの試行運行であった路線。上記のバスとは別の乗り場から発着していた。運賃は200円均一で、西鉄が運行していたが、西鉄の発行する定期券の利用は不可であった[10]

  • 無番・ルートA:壱岐団地方面循環(反時計回りのみ)
  • 無番・ルートB:野方三丁目方面循環(時計回りのみ)

その後、一部ルート改変のうえ、2013年12月1日より2014年5月31日まで再び運行した[11]

  • 無番・橋本駅前→野方(営業所)→生松台入口→野方台→藤ヶ丘団地→野方(営業所)→橋本駅前

姪浜フィーダー線:1-2番は2017年6月10日改正で一部経路変更の上、1-6番へ改番した。

  • 行先番号1-2番:橋本駅→野方→生松台→ウエストヒルズ→宮の前団地→福重→姪浜駅南口
  • 行先番号なし:橋本駅→野方(時刻表上は1-2番になっている便もあるが、実際は無番。)

橋本車両基地

ファイル:Hukuoka-city-hashimoto-car-base.jpg
橋本車両基地(2009年8月13日撮影)

橋本駅の南東すぐ、駅と同じく橋本2丁目にある[12]。車両は駅から折り返して車両基地に入る。基地内は立ち入り禁止だが、フェンス越しに、構内線路設備や多数の車両を見ることができる。定期的に、車輌基地祭(車輌基地開放)が行われる。延べ面積は17,800平方メートル[12]

構内での検修車両入換用として、15t蓄電池機関車及び6t軌陸式車両移動機(いずれもトモエ電機工業(現・新トモエ電機工業)製)が配置されている[13]

隣の駅

Fukuoka City Subway Logo.svg.png 福岡市交通局
Subway FukuokaNanakuma.svg 七隈線
橋本駅 (N01) - 次郎丸駅 (N02)

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、134頁。
  2. 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、72頁。
  3. 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、81頁。
  4. 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、68頁。
  5. 駅別乗車人員の推移(年度別1日平均) (PDF) - 福岡市交通局
  6. 2005年2月3日開業。開業日から同年3月31日までの計57日間を集計したデータ。
  7. 旧:福重アピロスダイエー福重店
  8. 木の葉モール橋本Webサイト
  9. 橋本土地区画整理事業 (PDF)
  10. 『橋本駅循環バス』を期間限定で運行します (PDF)
  11. 「地域と公共交通を結ぶ新たな循環バス 橋本駅循環ミニバス 」西日本鉄道株式会社広報室 2013年11月15日発表
  12. 12.0 12.1 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、139頁。
  13. 新トモエ電機工業公式サイト掲載の導入事例の記事による(2011年9月28日閲覧)。

参考文献

  • 福岡市交通局監修、地下鉄3号線JVグループ編著『公共交通機関のユニバーサルデザイン 福岡市営地下鉄七隈線トータルデザイン10年の記録』日本デザイン協会(発行)・セプト(発売)、2005年。

外部リンク

Fukuoka City Subway Logo.svg.png 福岡市地下鉄 七隈線 Subway FukuokaNanakuma.svg
橋本 - 次郎丸 - 賀茂 - 野芥 - 梅林 - 福大前 - 七隈 - 金山 - 茶山 - 別府 - 六本松 - 桜坂 - 薬院大通 - 薬院 - 渡辺通 - 天神南
2020年度開業予定区間: 天神南 - キャナルシティ(仮称) - 博多