樺島
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樺島 | |
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面積 | 2.22 km² |
所属国・地域 | 日本(長崎県長崎市) |
樺島(かばしま)は、九州西部の長崎半島の南、天草灘上に位置する島である。全島が長崎県長崎市(2005年(平成17年)1月3日までは西彼杵郡野母崎町)に属していた。
地理
概要
長崎半島とは途中無人島の中之島を経由して架橋された樺島大橋(1986年開通、全長227m)で繋がっている[1]。島は周囲7.5kmで[1]、全体的にに山がちであり、民家は中之島を挟み長崎半島に相対する北部の樺島漁港周辺に集中している。
島内には各所に湧水が多く、船舶に水を補給するための井戸が随所に掘られ、水が豊かであることから「川場島(かわばしま)」→「樺島」と転訛したとされる[1]。その井戸にオオウナギが生息しており、日本における南洋産オオウナギの生息北限地として国の天然記念物に指定されている[1]。
町名は長崎市への編入合併時に旧市内中心部にある樺島町と重複するため旧町名を冠した野母崎樺島町となった。
交通
- 長崎市内より長崎自動車の路線バスが運行されている。
施設
- 長崎市立樺島小学校
名所・観光スポット
- 大鰻生息地
- 樺島灯台 - 1932年(昭和7年)竣工・初点灯、高さ11.8mの白色円形・鉄筋コンクリート造り[2][3]。計画当初は予定地を隣の旧野母村・権現山としていたことから野母崎灯台が正式名称で[2]、1953年(昭和28年)7月に現在の樺島灯台に改称された[4]。島の南端部の高台にあり、周囲は樺島灯台公園として整備されている。
脚注
参考文献
- 『長崎学ハンドブック5 長崎の史跡(街道)』 長崎歴史文化博物館編集・発行、2007-11-30。
- 『新長崎市の史跡探訪1』 新長崎市の史跡探訪塾企画・編集・発行、2008-3。