野母崎町
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のもざきちょう 野母崎町 | |
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廃止日 | 2005年1月4日 |
廃止理由 |
編入合併 香焼町、伊王島町、高島町、野母崎町、三和町、外海町 → 長崎市 |
現在の自治体 | 長崎市 |
廃止時点のデータ | |
地方 | 九州地方 |
都道府県 | 長崎県 |
郡 | 西彼杵郡 |
団体コード | 42304-1 |
面積 | 20.93km2 |
総人口 |
7,420人 (推計人口、2005年1月1日) |
隣接自治体 | 西彼杵郡三和町 |
外部リンク | 野母崎町(アーカイブ版) |
座標 |
北緯32度34分52.9秒 東経129度45分34.5秒 |
2005年1月4日に西彼杵郡香焼町、伊王島町、高島町、三和町、外海町と共に長崎市に編入された。
本項では、現在の長崎市の一地区としての野母崎(のもざき)についても記述する。野母崎地区(長崎市役所野母崎地域センター[1]管内)の人口は5,262人(2018年2月末日現在、住民基本台帳)。
Contents
地理
長崎半島の南端に位置する。
- 山:権現山、遠見山、殿隠山、二ノ岳、弁天山、堂山、城山
- 島嶼:樺島、田ノ子島、三ツ瀬
- 河川:黒浜川、新川、猪焼川、球磨川
- 港湾:脇岬港、古里港、野母漁港、樺島漁港
- 海域:樺島水道
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、西彼杵郡のうち後の町域にあたる高浜村、野母村、脇岬村、樺島村がそれぞれ単独村制にて成立する。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 高浜村の一部(本村名・以下宿名・黒浜名・南越名)[2]と野母村、脇岬村、樺島村が合併し町制施行。野母崎町が発足。
- 2005年(平成17年)1月4日 - 長崎市に編入し、野母崎町は自治体として消滅。
町名
野母崎町発足時に大字の新設や行政区名称末尾の「名」の文字の削除が行われた。2005年の長崎市編入と同時に町名設置を実施し、旧大字・行政区を引き継ぎ「町」を末尾に付してそのまま町名とする(但し、樺島のみ改称している)。[3]
1889年4月1日-1955年3月31日 | 1955年4月1日-2005年1月3日 | 2005年1月4日- | 現在 | ||||
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自治体名 | 名 | 自治体名 | 大字 | 名 | 自治体名 | 町名 | |
高浜村 | 以下宿名 | 野母崎町 | - | 以下宿 | 長崎市 | 以下宿町 | 以下宿町 |
黒浜名 | 黒浜 | 黒浜町 | 黒浜町 | ||||
本村名 | 高浜 | 高浜町 | 高浜町 | ||||
南越名 | 南越 | 南越町 | 南越町 | ||||
野母村 | -[* 1] | 野母 | - | 野母町 | 野母町 | ||
樺島村 | -[* 1] | 樺島 | - | 野母崎樺島町 | 野母崎樺島町 | ||
脇岬村 | -[* 1] | 脇岬 | - | 脇岬町 | 脇岬町 |
現在の町名
- 以下宿町(いがやど)
- 自治会: 以下宿
- 地区の北東部。西は五島灘に面する。国道499号が通る過疎の農漁業兼業地区。海岸線は変化に富み、海食景観の中に夫婦岩がある。
- 黒浜町(くろはま)
- 自治会: 黒浜
- 地区の北西部。西は五島灘に面する。奇岩怪石の海岸は自然の景勝地で、海岸沿いを国道499号が通る。農漁業兼業地区。
- 高浜町(たかはま)
- 自治会: 北野々串、南野々串、越地、毛首、大野、長野、山明、浦の迫、蔭平、浜添、古里
- 地区の中西部。西は五島灘に面する。国道499号が通る。農漁業兼業地区。平坦地で、花卉栽培もおこなう。高浜海水浴場がある。旧高浜地区の中心。
- 南越町(なんごし)
- 自治会: 南越、高浜出口
- 地区の南西部。西は五島灘に面する。海岸沿いを国道499号が通る。過疎の農漁業兼業地区。高浜地区の西端、野母地区に接する地区で、規模は比較的小さい。
- 野母町(のも)
- 自治会: 野母出口、深浦1~3、北田、東端、東端5、野母四分団、馬場、角、寺山、田町、迫、向、釜ヶ浦1~3
- 地区の南西部。長崎半島の南端で、東が脇岬・高浜(南越町)に接するほかは、五島灘・天草灘に囲まれる。野母崎地区の中心部で国道499号が通る。沿岸漁業基地としての役割も持つ。市役所野母崎地域センター、野母崎小学校、野母崎中学校長崎大学薬学部薬草植物園などの施設が並ぶ。陸繋島状になっており、首の部分に住宅などが密集する。島の部分は権現山という山になっており、権現山自然公園として展望台が整備されている。
- 野母崎樺島町(のもざきかばしま)
- 自治会: 京崎町、喜儘町、仲ノ町、広浦町、宮の下、三軒屋町、熊野町、水ノ浦町、金比羅町、弁天町、江が浜町、浜ノ町、口ノ町、水崎町
- 2005年まで「樺島」だったが、長崎市中心部に樺島町があるため、「野母崎」をつけた。半島の先に浮かぶ樺島1島で1町。脇岬町との間に樺島大橋がかかり、本土と結ばれている。南東は天草灘を隔てて天草・苓北町をのぞみ、北東は橘湾を隔てて島原半島をのぞむ。漁業地区で、沿岸漁業の基地となっている。町北部の漁港沿いに集落が密集する。国天然記念物オオウナギ生息地がある。特産品としてカラスミがある。
- 脇岬町(わきみさき)
- 自治会: 井上、下揚、諸町、片新町、山下、松原、木場
- 地区の東部。東西に長い町域を持つ。西部が地区の中心部で、漁港や、脇岬海水浴場があり、人口も比較的多い。中央部の井上(いかみ)地区に長崎県亜熱帯植物園がある。東部の木場地区は旧町境を挟んで三和町側にある木場(川原木場)と同名のため、岬木場とも呼ばれる。木場は野母崎町発足後に旧高浜小学校区に編入されたため、脇岬町であるが高浜地区とみなされる。国道499号の終点で、脇岬の中心部から木場を経由し三和方面へ向かう県道34号が町を縦断する。
教育
- 中学校
- 小学校
2010年4月より上記4校の小学校が統合され、野母崎小学校となる。
交通
鉄道なし
路線バス
長崎バスと長崎市コミュニティバスが走っている。長崎市街から樺島までは毎時3本程度運行されており、利用しやすい。
道路
姉妹都市
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所・旧跡・観光スポット
祭事・催事
- のもざき伊勢えびまつり
- ペーロン大会
- 野母浦祭り
- 八幡神社まつり
- 祇園祭
- のもざき水仙まつり
- 千燈籠
参考文献
- 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 42 長崎県』1987年 ISBN 9784040014203
脚注
関連項目
外部リンク
- 野母崎町ホームページ(国立国会図書館インターネット資料収集保存事業)
- 長崎地域合併協議会(国立国会図書館インターネット資料収集保存事業)