天壇
座標: 東経116度24分23.7秒北緯39.88225度 東経116.406583度
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英名 | Temple of Heaven: an Imperial Sacrificial Altar in Beijing | ||
仏名 | Temple du Ciel, autel sacrificiel impérial à Beijing | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (1), (2), (3) | ||
登録年 | 1998年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
地図 | |||
天壇の位置 | |||
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天壇 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 天壇 |
簡体字: | 天坛 |
拼音: | Tiāntán |
注音符号: | ㄊ|ㄢ ㄊㄢˊ |
発音: | ティエンタン |
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天壇(てんだん、簡体字: 天坛、拼音: 、満州語:ᠠᠪᡣᠠᡞ
ᠮᡠᡍᡩᡝᡥᡠᠨ 転写:abkai mukdehun)は中華人民共和国北京市東城区に位置する史跡で、明清代の皇帝が天に対して祭祀(祭天)を行った宗教的な場所(祭壇)である。敷地面積は約273万m2。1998年よりユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。
Contents
概要
1420年、明の永楽帝が建立したとされる。建設当時は天地壇と呼ばれていたが、1534年、天壇と地壇に分離、天壇と呼ばれるようになった。 中華民国(台湾)の台南市にも天壇が存在する。そちらについては中国語版臺灣首廟天壇を参照。
圜丘壇(muheliyen muhun)
皇帝が天を祭るための儀式を執り行う場所である。毎年冬至に豊作を祈る儀式を行い、雨が少ない年は雨乞いを行った。
形は天円地方の宇宙観に則り円形である。また欄干や階段などが陰陽思想でいう最大の陽数である9や、その倍数で構成されている。各壇の直径を合計すると45丈であり、これは単に9の倍数という意味だけでなく、九五之尊[1]という意味も持つ。
天壇では後述する祈年殿が有名であるが、本来的な意味では圜丘殿こそが最も重要な場所である。
皇穹宇(abkai ordo)
皇室の皇に、大空を表す穹と、宇宙の宇という字を書く。圜丘で祭事が行なわれる時、壇の上に置かれる天の神や、歴代の皇帝の位牌をふだん安置しておく所である。
祈年殿(aniya baire deyen)
天壇でもっとも有名とされる建造物の一つで、天安門や紫禁城とともに北京のシンボル的存在とされる。祈年殿では皇帝が正月の上辛五穀豊穣を祈りを捧げた。祈年殿は直径32m、高さ38m、25本の柱に支えられる祭壇で現存する中国最大の祭壇。中国建築史上重要な建造物とされる。木造で宝頂は金メッキがなされている。屋根は瑠璃瓦葺きの三層になっており、明の時代には上から青、黄、緑となっていたが1751年にすべて青色に変えられた。1889年落雷により焼失したが、1896年に再建されている。
- CircularMound.jpg
圜丘壇
- Boveda del cielo pekín 2004.JPG
皇穹宇
- Temple of Heaven Inside.jpg
祈年殿の内部
登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
- (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。