レプソル
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レプソル S.A.[1](Repsol S.A., BMAD: REP)は、スペインの石油とガスの複合多国籍企業である。28カ国に活動拠点を持ち、従業員数は世界各地で4万人を超える。
事業内容
スペインに5カ所、アルゼンチンに3カ所、ペルーに1カ所の計9カ所の製油所を持ち、日産120万バレル以上の精製能力を有する。また、アルゼンチンの他の製油所やブラジルの2つの製油所とも協力関係にある。
ヨーロッパや中南米を中心に6,900カ所以上の販売拠点ネットワークを持ち、石油製品の販売を行なっている。液化天然ガス(LPG)では年間300万トン程の販売実績があり、世界第3位の企業となっている。
化学工業分野においては、レプソルはスペインに2カ所、アルゼンチンに3カ所の計5カ所のコンビナートを稼働させている。ヨーロッパ南部とメルコスールの各国が主な市場となっている。
財務指標
2004年12月31日現在の資本としては、額面1ユーロの株式が1,220,863,463株発行されており、マドリード、ニューヨーク(ティッカーシンボル:REP)、ブエノスアイレスの各証券取引所で公開されている。レプソルはスペイン株式市場の最も重要な取引指標であるIBEX 35の中の1社となっている。
経営者
2004年10月、アルフォンソ・コルティナ (Alfonso Cortina)の辞任を受けて、代表がアントニオ・ブルファウ (Antonio Brufau Niubo)に代わった。
歴史
- 1948: カルタヘナにおいてREPESA社が設立される。
- 1981: INH (Instituto Nacional de Hidrocarburos) 設立。
- 1986: レプソルグループ創設(INHが唯一の株主)。
- 1989: INHはレプソルの民営化を始める。レプソルはスペインとニューヨーク証券取引所に上場した。
- 1991: Gas Natural社設立。
- 1997: INHはレプソルの民営化の過程を完了した。
- 1998: YPFの購入提案。
- 1999: レプソルによるYPFの買収。
- 2007: エンリケ・エスケナシが支配するアルゼンチン企業のピーターセン・グループによる14.9%の購買。
- 2008年11月: ルクオイルはレプソルYPF株の約30%の取得を希望した。
- 2009: キューバ領内での掘削に関する協定を結ぶ。
- 2010: イランで100億ドルと見積もられた投資の約定書に署名[2]。
- 2012: アルゼンチンとレプソルYPFはレプソルのアルゼンチンにおけるYPF設備の国有化で争う[3]。
- 2012: アルゼンチンによるYPFの接収[4]
モータースポーツ
フアン・ベラルデなどスペイン出身の選手をスポンサードしている他、ホンダ・レーシングと共にレプソル・ホンダチームを運営し、MotoGPに参戦している。
モータースポーツでは白地に赤、黄、青(もしくは黒)を組み合わせたレプソルカラーを使用する。
参照
- ↑ "Repsol cambia el nombre tras expropiacion en Argentina", El Nuevo Herald, 2012-05-31
- ↑ “GAO-10-515R Iran’s Oil, Gas, and Petrochemical Sectors (PDF)”. United States Government Accountability Office (2010年3月23日). . 20 May 2010閲覧.
- ↑ Repsol seeks $10.5bn for YPF seizure - ウェイバックマシン(2012年4月18日アーカイブ分) - Financial Times
- ↑ “Argentine Official Gazette Publishes Law 660, YPF Expropriation Now Official”. BrightWire
関連項目
外部リンク
- 公式ウェブサイト (スペイン語)(英語)