ヤフオク!
ヤフオク!は、Yahoo! JAPANが提供するインターネットオークションサービス。旧名称はYahoo!オークション(ヤフー オークション)。「ヤフオク」の名称は元々「Yahoo!オークション」の略称としてユーザー間を中心に呼称されていた非公式の名称だった用語がそのまま正式名称として用いられるようになった。本項目では世界の『Yahoo!オークション』に付いても説明する。
概要
1998年9月14日、Yahoo!オークションは、アメリカ合衆国向けにYahoo!のサービス拡張の一環として開始された。
1999年9月28日、日本向けのYahoo!オークションがYahoo! JAPANにより開始された。2008年12月13日には、出品されている商品の総数は2,000万件を超え[1] [2]、他のインターネットオークションサービスを大きく引き離している。[3]日本ではYahoo! JAPANの利用者が多く、[4][5][6]出品者・入札者双方が集まりやすい。また、他のネットオークションに比べて(2005年6月の1日あたりの平均落札率は36%[7])。
米国向けYahoo!オークションのシェアは0.2パーセントまで低下し[8]、2007年6月16日に米国およびカナダでのYahoo!オークションを終了した[9]。また、同月にはイギリス向け及びアイルランド向けのサービスも終了している。
以下では、特記しない限り、日本向けのYahoo!オークション(ヤフオク!)について説明する。
利用方法
利用のための手続
2013年10月7日16:00JST以後、これまで有料のプレミアム会員登録でないと利用できなかった「5,000円以上の入札」や値下げ交渉が「無料のYahoo!Japan IDでも可能」となった(自動車、オートバイ、ボートなどの車体や重機類、不動産など公的手続きが必要な商品については従来通りプレミアム会員への有料登録が必要)。
オークションの出品利用料も、これまで「月10個以内は無料、それ以上、および10個以内でもボート類(セイリングボート、水上ボートなど)や、オートバイなどの特定商品は有料」とされていたのを一律無料とした。(従来通り、出品にはYahoo!プレミアム会員登録が必要)
また、商品未着お見舞い制度(商品代金送金をしながら商品が届かない、入金が確認できないなど)を5,000円未満の入札にも適用したほか、悪質な高い値段をつけたり、購入する目的もないのに入札金を入力して商品をだまし取ろうとするなどの「いたずら入札」によるトラブルを撲滅するため、「入札時の本人確認認証制限」「入札者評価制限(「悪い評価」の多い落札者の入札拒否)」導入等の改善がなされた。[10]
- Yahoo! JAPAN IDを取得したのち、オークションサービスのユーザー登録および電子メールアドレスの確認手続きをすると、出品者への質問、違反商品の申告、ウォッチリストへの追加と、特定カテゴリをのぞく入札ができる。
- 出品を行う場合は、上記に加え、(1) Yahoo!プレミアム会員登録(有料)が必要。落札手数料などの支払いのためのクレジットカード又は指定銀行(ジャパンネット銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行・楽天銀行。なおソフトバンクグループの携帯電話会社・ソフトバンクモバイルが運営するSoftbank、Y!mobile[11]との契約者向けにも、Yahoo!サービス利用開始手続きでのひも付けをしたうえで、Yahoo!プレミアムを利用できるサービス(ソフトバンクまとめて支払い、ワイモバイル・Enjoyパック・Yahoo!ウォレット。過去にはスマホとくするパック、Yahoo!プレミアム for Soft Bank(フィーチャーフォンヴァージョンは2015年12月で新規募集終了))があり、この場合は利用者のスマートフォン引き落とし口座から会費が引き落とされるため、上記の指定銀行・金融機関でなくてもよい)登録を行い、また (2)モバイル確認または本人確認(佐川急便「受取人確認サポート」[12])の手続きを行う。
これらが完了するとYahoo!オークションの出品ができる[13]。
利用料金(過去の制度)
- Yahoo!プレミアム会員登録(有料)が完了すると、5,000円以上での入札、特定カテゴリでの入札と、出品、値下げ交渉ができた。
なお、Yahoo!プレミアム会費は2001年5月28日よりの月額294円(消費税込)から2008年12月1日に月額346円(消費税込)へ値上げし[14]、2012年10月から399円に値上げした。[15]そして、2016年3月からは498円に値上げした。[16]
また、2007年8月7日16時JST以降(無料キャンペーンの終了後)、無料のYahoo! JAPAN ID取得およびオークションユーザー登録の手続きが済んでいれば、「出品は不可」かつ「入札金額が5,000円未満の入札」できるように改正された(プレミアム会員登録が済んでいれば入札の制限がなく、ほとんどの商品の出品が可能になる)。
取引方法
2018年3月1日、商品代金の支払い方法がYahoo!かんたん決済のみとなり、終了後に落札者へ振込先の口座を知らせる(Yahoo!かんたん決済を介さず、直接の振込先の口座を知らせる)のも禁止になった(オークションストアとの取引・一部例外となるカテゴリは対象外)。
過去の支払い方法や発送方法などの取引の条件は、出品者が出品時に設定することができ、落札後に出品者と落札者との間で決定されるが、主に以下の何らかの方法が選択される(ただし、オークションストアでの出品や、一部の取引は異なる場合がある)。なお、オークションストアの場合には、別途消費税を徴収することも認められている(消費税を含めた総額表示が義務づけられていない[17]ため、別途加算する必要がある)。
- 支払方法
- Yahoo!かんたん決済のみ(クレジットカード(Tポイントとの併用可)・インターネットバンキング・ジャパンネット銀行支払い・コンビニ支払い・Yahoo!マネー/預金払い)
- その他の過去に利用できた支払方法
- 出品者が指定する金融機関への振込(都市銀行・地方銀行・信用金庫・ゆうちょ銀行など)
- 代金引換(宅配便や郵便。)
- 切手や商品券
- (Yahoo!ネットバンキングは、2012年8月を持ってサービスを終了した。)
- 発送
- 郵便・メール便・Yahoo!ゆうパック・宅配便・手渡しなど
匿名サービス
2007年 - 2011年、匿名取引ができるエスクロー(仲介)サービス「受け取り後決済サービス [18]」が存在した。利用料や登録料は一切かからず、ーーまた、住所などの開示が不要な匿名(開示・半開示も可能である)での取引が利用できる。匿名の場合、落札者の宛先は、JPエクスプレス(ペリカン便)の場合は送付先を担当する営業所名、ヤマト運輸(宅急便)の場合は送付先の市区町村名まで表示される[19]取引などは以下の流れで行われる[20]。
- 出品については、ジャパンネット銀行の口座が必要で、Yahoo!ネットバンキングと、Yahoo!ネットバンキング決済連携サービスに登録が必要である。なお、このYahoo!ネットバンキング決済連携サービスを利用すれば、ジャパンネット銀行の口座管理手数料が無料になっていた[21]。
- 落札については、ジャパンネット銀行の口座+Yahoo!ネットバンキングの利用の場合、振込無料で口座を開示する必要がない。通常の振込方法も利用できるが、口座の開示や金融機関の所定の手数料が必要になる。
- 受取については、ヤマト運輸の場合、コンビニ(セブン-イレブン)で24時間受取が可能である[23]。JPエクスプレスの場合は、Yahoo!ポイントが貰える[24]。
- 一部のカテゴリの出品については、トラブル防止のため受取後決済サービスなどを利用しないと出品できない[25]。
過去に行われていた利用方法
サービス開始当初はユーザ登録さえすれば、無料でなおかつ本人確認も行わず利用できたため、オークション詐欺が多発する事態になった。その後、本人確認作業の導入により、出品をするためにはオークションの利用登録以外にプレミアム会員登録(有料)をする形に変更された。遅れて、住所確認の手続きが追加導入された。
2006年10月 - 2007年8月7日の間に限り利用料の無料キャンペーンを行っていたため、その間に限り入札・落札についてはプレミアム会員登録と住所確認の手続きは済ませなくとも利用することができた。
歴史
1999年
日本向けYahoo!オークションは、1999年9月28日にサービスを開始した。
日本向けでは楽天市場などが先行してインターネットオークションサービスを行っていたが、Yahoo!オークションは無料で利用できるという点で、また、最大手のeBayが日本語・日本向けローカライズ参入していなかったこともあって、利用者数を増やしシェアを急速に広げ、ほぼ独占状態となった。この当時のシステムは、ユーザ登録の際に本人確認を行っていなかったため、出品者によるオークション詐欺などの犯罪行為や不正行為が容易であるという欠点があった。
2000年
早くも犯罪や不正が懸念されたことから、2000年9月に専門会社と提携することによるエスクローサービスを開始した[26]。2001年の最盛期には5社から選択できるようになっていたが、手続きが煩雑だったことなどから敬遠され、その後撤退したサービスも相次いだ。
2001年
2001年5月28日には、犯罪防止のための本人確認の意味合いを兼ねて、サービスが有料化され、出品・入札・落札にかかわらずサービス利用のための本人確認費用(オークション参加料)[27]が毎月課金されることとなった[28]。この有料化には多くの利用者が批判的であり、出品数や入札数が一時的に激減したが、その後、大幅に増加した。Yahoo! JAPANによれば、いたずら出品、違法出品やトラブルが減少したとされるが[29]、同時に「タイムマシン」などのジョーク出品もほぼ消滅した。
この有料化と同時に、Yahoo! JAPANは、詐欺に遭った利用者に対して被害額を最高50万円までを補償する「オークション補償制度」を導入[28]。その後、Yahoo! JAPANは「自己責任」を強調しモラルハザードを防ぐためという理由で、補償額を被害額の80%までとするとともに、1度補償を受けた場合には、その後1年間は一切補償しない制度に改めた(なお、この他にも細かい規制があるほか、制度の改正が頻繁に行われる)[30]。
2002年
2002年4月には1回の出品につき10円が「出品システム利用料」として、また、2002年5月には商品が落札された際に、その落札額の3%(後に5%[31]。自動車車体など一部のカテゴリはそれに応じた金額)が「落札システム利用料」として徴収されるようになった。すなわち、商品の出品自体に対して課金が発生するようになった。
このような料金制度の導入の目的について、Yahoo! JAPANはインフラの整備、広告やいたずら目的の出品の抑制、出品者と入札者との間の不公平感の是正などを挙げている[32]。しかし、ネットオークション世界最大手のeBayが2002年3月いっぱいで日本向けから撤退した直後の導入であり、独占的な立場を利用した値上げではないかとの指摘も多くなされた。この料金制度の導入により、オークションへの総出品数は同年3月の約420万件から6月には約230万件と半減したが、平均落札額や落札率は上昇した。これについて、Yahoo! JAPANは当時、ユーザにとって不要な出品が減少したと分析している[33][34]。
2004年
2004年4月、Yahoo! JAPANは消費税法の改正(消費税を含む総額表示の義務化)に伴い、落札代金および送料以外の料金を出品者が落札者に対して求める行為を禁止した。出品料や落札システム利用料などは出品者側に負担が発生する仕組みであるが、これを消費税のように落札者側に負担させる手法が広く行われていた。Yahoo! JAPANはこれに不満を抱く落札者から苦情が多く寄せられていたとして、この法改正に合わせる形で禁止に踏み切ったが、オークションストアに限り、落札代金に消費税を上乗せして求めることは認められている[35]。
2004年7月1日には、オークション詐欺などのトラブル防止を目的として新規出品者(新規出品者であってもYahoo! BBユーザーやオークションストアのユーザーについては除外)に対する住所確認制度を導入した。住所確認用の情報を配達記録郵便で送付し、それをWeb上で認証させ、住所確認を行うというシステムで、1年に3回までは登録・変更は無料で行うことが可能だが、4回目以降は1回につき525円(税別500円)が課金される[36]。
2006年
Yahoo! JAPANが誕生してから10周年を迎えた2006年には、10周年記念企画として各種無料キャンペーンを展開した。その第一弾として、4月19日からオークションストアの出品物への入札・落札について実質的に無料開放(プレミアム会員登録をせずとも、Yahoo! JAPAN IDのみで利用可能)[37]。続いて第二弾として、6月21日からYahoo! JAPAN IDを取得して3年以上経過しているユーザーとYahoo! BB利用者については、オークションストアの制限を撤廃し一般出品物への入札・落札の無料化を実施した(Yahoo! BBユーザーのみ、出品についても無料化)[38]。
その後の2006年10月11日には、オークション被害の大半は出品者が原因となって発生するものとして、先の無料キャンペーンで掛けられていたID別の制限を撤廃、入札・落札の完全無料化および利用登録の簡略化を実施し、プレミアム会員登録をしなくとも入札および落札ができるキャンペーンを開始した[39](ただし、不動産や自動車の車体など公的な手続きを要する、特定カテゴリの商品についてはこのキャンペーンは適用されない)。これには利用者を増やす狙いがあったが、一方で不正入札や不正落札が増え、一部で混乱を招いた。なお、このキャンペーンは当初2007年6月20日正午までの期限付きであったが、後に2007年8月7日16時までに延長された。
2007年
5月9日には個人情報の保護と取引の安全性向上の理由により、電子メールを用いることなく出品者と落札者間の連絡を行う「取引ナビ」機能を追加[40][41]。その後しばらくは取引ナビと従来のメールアドレス表示が共存する状態となったが、メールアドレスの表示は同年7月4日に終了し、以降は取引ナビに一本化された[42]。従来は、オークション終了後の取引の連絡を電子メールで行うシステムであったため、見ず知らずの相手にメールアドレスを公開することが強制されていたが、取引ナビへの移行はこの問題を解決するものであった。しかし取引ナビは投稿回数の制限(各人15回ずつ)があり、一定期間後は見ることができなくなることや、ファイルが添付できないなど、電子メールでの取引に比較し制限が多くなった。
10周年記念企画の無料キャンペーン終了後(2007年8月7日16時)、Yahoo! JAPANはオークション利用条件を変更した。無料キャンペーン時の条件をほぼ踏襲しているものの、無料会員については、「入札の上限額が一律5,000円未満まで」という新しい条件が付け加えられた。5,000円以上の入札については、プレミアム会員登録をしているユーザー、Yahoo! BBユーザー、Ezwebのモバイルオークション会員のみとなった(これら以外であってもソフトバンクモバイル端末からアクセスした場合には可能となるが、不動産や自動車の車体などの特定カテゴリへの入札はできない)。なお、出品についてはプレミアム会員登録をしているユーザーのみが行える[43]。
12月4日、eBayがYahoo!オークションとの提携を発表。
Yahoo!オークションでは常にオークション詐欺が大きな問題となっており、2005年までは本人確認、有料化、システム利用料の導入等にもかかわらず、被害は悪化の一途をたどった。しかし、2007年には最悪だった2005年に比べ被害額が1割程度に減少したとされる[44]。
2008年
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2009年
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2010年
2011年
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2012年
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2013年
- 3月27日、従来の略称としても用いられていた「ヤフオク!」を正式に採用[47]。
- 6月上旬、検索ページのデザインが若干変化した。
- 10月7日、「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」出店料など無料化、Yahoo! JAPANがEC事業改革 を発表。同時に一般ユーザーの入札上限額が廃止され、一般ユーザーでもほとんどの商品で5,000円以上の入札・落札が可能となった[48]。
2014年
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2015年
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2016年
- 1月15日、Yahoo!かんたん決済の手数料が無料化となり、これに伴い落札システム利用料を値上げをした[49]。
- 5月26日、電子マネーのYahoo!マネーで取引が使用可能になった[50]。
- 6月23日、即決価格でプレミアム登録不要で出品できる「ワンプライス出品」機能がリリースされる。ただしヤフオク!アプリ限定だった。
- 10月19日、落札者以外の商品名とリンク先が表示されない(閲覧できない)よう改善された(「ログイン中のID」と「落札者のID」が一致する場合のみ表示され、「非ログイン」または「IDが不一致」の場合は表示されない[51])。
2017年
- 2月2日、「ワンプライス出品」機能を正式サービスにした「フリマモード」がリリースされる。これによりパソコンのヤフオクなどすべてのデバイスで利用できるようになった[52]。
- 11月8日、問題となっているチケットの高額転売の禁止を発表。
2018年
- 3月1日、商品代金の支払い方法が「Yahoo!かんたん決済」のみとなり、従来の「銀行口座を指定した、直接の振込」による支払いが禁止された。ただし、一部例外もある(オークションストアなど)[53]。
- 3月19日、Yahoo!プレミアム登録不要、ヤフオク!アプリ限定で、オークション出品を利用できるようになった。しかし、Yahoo!プレミアム登録なしのオークション出品には、オークション終了日時や落札システム利用料など機能や特典に差がある[54]。
- 10月16日、ヤフオク!で全国一律料金の配送サービスが提供された。出品時に送料を出品者負担にし、配送方法を「ヤフネコ!パック(ネコポス、宅急便コンパクト、宅急便)」、「ゆうパック(おてがる版)」、「ゆうパケット(おてがる版)」のいずれかに指定する事で可能となる。[55]
- 11月12日、従来スマホアプリのみだった「Yahoo!プレミアム」に会員登録をしていない状態での出品が、パソコンやスマートフォンのWebブラウザからも行えるようになる。しかし、Yahoo!プレミアム登録なしのオークション出品は、落札システム手数料が8.64%から10%に増額される他、付帯サービスにも差がある。[56]
問題点
インターネットオークションは登場当初から種々の問題を抱えてきたサービスでもある。日本ではインターネットオークションのシェアの大半をヤフオク!が占めていることもあり、問題の多くもヤフオク!で起こっている。
ヤフオク!に対しては、このような問題への有効な解決策が導入されることがあまりないとの批判がある。主な批判としては以下のものがある。
- 問題のある商品の取引への対応
- コンサートやスポーツ、同人誌即売会などの各種イベントにおいては、開催者はチケットの出品や転売、譲渡の禁止を明文化しているが、これらの注意に従わず出品されるケースが多く、大半で出品を取り消される前に落札される(チケットそのものの単純な所持や、本来の目的に則した使用自体は法律で禁止されていないため)。なお、過去には、2002年・2006年に開催されたFIFAワールドカップのチケットの出品が全面的に禁止され、ヤフオク!も全面的に協力したことがあるが、それ以外のイベントにおいては、チケットの出品に具体的な禁止事項を設けておらず、ほとんどが黙認された状態となっていたが、高額転売に反対する意見広告が掲出されたことをきっかけに、2017年11月8日、ヤフオク!はチケットの転売禁止を正式に発表して、高額転売の根絶を目指す[57]。
集団訴訟
2005年には、こうした犯罪行為が頻発する原因は「Yahoo!オークションのシステムに問題・欠陥があるため」として、主にヤフオク!で詐欺に遭った被害者が中心となって結成された原告団により、集団訴訟を起こされた[58]。
官公庁オークション
テンプレート:節サブスタブ 税金(国税、地方税など)を滞納した納税義務者から金品(不動産、自動車、美術品など)を没収し、それらを国税庁・都道府県・市町村がインターネット公売、公有財産売却を行っており、その落札額をもって税金に割り当てるオークションを開催している[59]。公売、国税徴収法の頁を参照。
脚注
- ↑ ヤフオクの同時出品数、2000万件突破 - ITmedia News(2008.12.16)
- ↑ ヤフオクの1日あたりの総出品数が初めて2,000万件を突破 - japan.internet.com(2008.12.16)
- ↑ 出品数推移 - オークファン(随時更新)
- ↑ Yahoo! Attracts More than Half of All Searches Conducted in Japan in January 2009 - comScore(2009.03.10)
- ↑ 国内における職場からのポータル利用者数、GoogleがYahoo! JAPANに迫る(2010.08.18)
- ↑ 最も利用する検索サービス、Yahoo! JAPANが55.3%、前年から5.1ポイント増(2011.08.05)
- ↑ Yahoo! JAPAN - 2005年6月 月次報告
- ↑ 米ヤフーと日本ヤフー 事実上全く別の会社だった(2007.05.09)
- ↑ Yahoo! US and Canada Auctions sites are retiring on June 16, 2007!(リンク切れ、英語)
- ↑ ヤフオク!0円宣言
- ↑ 法人上は2015年4月にソフトバンクがワイモバイルを合併してソフトバンクに統合されているが、ブランドは並列を継続している(ワイモバイルは実質「格安スマホ」と同等扱い)。
- ↑ ただし、沖縄・離島等、一部利用できない地域がある。また、障害者手帳等、一部利用できない本人確認書類がある。
- ↑ http://special.auctions.yahoo.co.jp/html/guide/sell/flow1.html
- ↑ Yahoo!プレミアム会員費価格改定のお知らせ
- ↑ 「Yahoo!プレミアム会員費」改定について
- ↑ 特典充実と会員費改定のお知らせ(2016/1/5) - お知らせ - Yahoo!プレミアム
- ↑ 消費税法改正にかかわる対応とガイドライン変更のお知らせ(3月1日) (2006.03.01 Yahoo!オークションお知らせ)
- ↑ ・「受け取り後決済サービス」終了のお知らせ(2011.6 Yahoo! JAPAN)
・Yahoo!オークション - 受け取り後決済サービス(Yahoo! JAPAN、2011.4現在のインターネットアーカイブ) - ↑ Yahoo!ネットバンキング - 受け取り後決済サービス - 送り状のサンプル
- ↑ Yahoo!ネットバンキング - 受け取り後決済サービスガイド
- ↑ ジャパンネット銀行-Japan Net Bank|口座維持手数料|(2010.12現在のアーカイブ、ジャパンネット銀行)
- ↑ Yahoo!オークション - 受け取り後決済サービス - どうして安心なの?
- ↑ Yahoo!オークション - 受け取り後決済サービス - どうして便利なの?
- ↑ Yahoo!ネットバンキング - ペリカン便で受け取ってポイントをもらおう!
- ↑ Yahoo!オークション - 出品にあたっての注意
- ↑ 「Yahoo!オークション」にエスクローサービスを導入 Yahoo! JAPANプレスリリース、2000年9月26日
- ↑ 2007年8月時点の料金は月額294円(税込)。出品・入札・落札が全くない月でも課金している。
- ↑ 28.0 28.1 Yahoo!オークション、有料化は5月28日朝から - ITmedia
- ↑ Yahoo!オークション、新たに「システム利用料」課金へ マイコミジャーナル、2002年3月4日
- ↑ ヤフー別所氏「補償制度や本人確認があっても自己防衛を」~通販研究会 - ITmedia
- ↑ Yahoo!オークション、落札システム利用料を3%から5%に値上げ - ITmedia
- ↑ 「Yahoo!オークション」にシステム利用料を導入~出品者への従量課金を開始 INTERNET Watch、2002年3月1日]
- ↑ ヤフー、2002年度第1四半期は増収増益、ADSL、オークションが貢献 マイコミジャーナル、2002年7月22日]
- ↑ 大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」 ヤフーオークションの有料化は成功したのか? PC Watch、2002年8月12日
- ↑ Yahoo!オークション、システム利用料を落札者に負担させることを禁止 - ITmedia
- ↑ Yahoo!オークション、配達記録郵便による出品者の住所確認制度を導入 - ITMedia 2004/06/01
- ↑ 参加無料キャンペーンのお知らせ(2006年4月19日) - Yahoo!オークション
- ↑ Yahoo!オークション、本日より参加無料キャンペーンを実施 - Yahoo! JAPAN プレスリリース
- ↑ ヤフオク、入札無料化を検討 - ITmedia
- ↑ 出品者と落札者、メアド知らせずやりとり ヤフオクに新機能 - ITmedia
- ↑ 取引ナビリリースのお知らせ(2007年5月9日) - Yahoo! JAPAN
- ↑ メールアドレス表示終了のお知らせ(2007年7月4日) - Yahoo! JAPAN
- ↑ ご利用条件が変更になりました(2007年8月7日) Yahoo!オークション
- ↑ オークション詐欺が激減 一方でID売買横行も ITmedia News、2008年1月7日
- ↑ 「ヤフオク」アプリ for iPhoneリリース - Yahoo!オークションスタッフブログ - Yahoo!オークション
- ↑ 「ヤフオク」アプリ for Androidリリース - Yahoo!オークションスタッフブログ - Yahoo!オークション
- ↑ 「ヤフオク!」に正式改名はアリ? - R25
- ↑ “「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」出店料など無料化、ヤフーがEC事業改革”. INTERNET Watch. (2013年10月7日) . 2013閲覧.
- ↑ Yahoo!かんたん決済手数料および落札システム利用料の改定について -お知らせ - ヤフオク!、2000年9月26日
- ↑ Y「Yahoo!ウォレット」の新しい決済機能「預金払い」と「Yahoo!マネー」を本日より提供開始新規登録と利用で最大1,500円相当をプレゼントするキャンペーンを開催 / プレスルーム - ヤフー株式会社、2016年5月26日
- ↑ 評価ページの表示変更について
- ↑ ヤフオク!、すぐに売れる買える「フリマ」機能を導入 - プレスルーム - ヤフー株式会社、2017年2月2日
- ↑ 【重要】安心安全なヤフオク!実現に向けたYahoo!かんたん決済の仕様変更について(再掲) -お知らせ - ヤフオク!、2018年1月16日
- ↑ - Yahoo!プレミアム登録済みのみなさまへ
- ↑ - ヤフオク!、全国一律料金の配送サービスを10月16日から提供
- ↑ - ヤフオク!、月額無料でPCのWebブラウザーからも出品可能に
- ↑ ヤフオク!ガイドライン細則 B.出品禁止物→18. 転売する目的で入手したと当社が判断するチケット
- ↑ ヤフオク詐欺被害で572人が集団提訴 - ITmedia
- ↑ Yahoo!オークション - 官公庁オークション(インターネット公売、公有財産売却)
関連項目
外部リンク