鹿部町
提供: miniwiki
鹿部町(しかべちょう)は、北海道渡島総合振興局中部にある町。
町名の由来はアイヌ語の「シケルペ」(キハダのあるところの意)から。 [1]
一時期、野生の鷹の多さから「鷹待(たかまち)」と呼ばれ、鷹が幕府への献上品とされた時期もあった。
Contents
地理
渡島管内中部、渡島半島北東部に位置する。駒ヶ岳の南東部に位置し、しばしば噴火による降灰を受ける。沿岸部を国道278号が通る。
- 山:駒ヶ岳(1,131m)
- 河川:折戸川、鹿部川、本別川
- 湖沼:
隣接している自治体
人口
鹿部町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
沿革
- 1666年(寛文6年):津軽の伊藤源五郎が、温泉で傷をいやす鹿を発見。鹿部温泉を設置したという伝承がある。
- 1879年(明治12年):鹿部村戸長役場が開設。
- 1906年(明治39年)4月1日: 北海道二級町村制の施行により、茅部郡鹿部村となる。
- 1979年(昭和54年):鹿部村開基100周年。
- 1983年(昭和58年)12月1日: 町制施行、鹿部町となる。
- 1990年(平成2年):鹿部公園を創設。
経済
漁業が盛んで、町内に大小3つの漁港を持つ。
海産物としては、通年でタコ、鰈、ホッケが水揚げされる他、サクラマス、昆布、ナマコなどの漁も盛んで、特に冬場は主産業となっているタラコの原料スケソウダラ漁と、ホタテの水揚げが浜を賑わす。また、中心となる鹿部川には、放流した鮭が遡上する。
温泉も多く、道内でも珍しい間歇泉を利用した間歇泉公園には足湯の施設もあり、町内の旅館のほとんどが温泉旅館である。さらに、秀麗駒ヶ岳を望む「鹿部カントリークラブ」(大和ハウスグループ運営。隣接する「Royal Hotelみなみ北海道鹿部」も同グループ)と「大沼国際カントリークラブ」の両ゴルフコースは、大変人気もあり、道南圏一円より利用がある。
漁業
- 本別漁港
- 鹿部漁港
- 出来澗漁港
漁協
- 鹿部漁業協同組合
郵便局
- 鹿部郵便局(集配局)
宅配便
公共機関
警察
- 森警察署鹿部駐在所
教育
- 中学校
- 鹿部
- 小学校
- 鹿部
交通
鉄道
バス
- 函館バス
- 営業所 : 鹿部出張所
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 鹿部温泉
- 道の駅しかべ間歇泉公園
- 鹿部湧水園(現在・閉鎖中)
- 三味線滝
- 鳥羽一郎歌碑「北斗船」
- 鹿部飛行場
祭事
- しかべ海と温泉のまつり&花火大会
出身の有名人
- 盛田幸妃 野球解説者、元プロ野球投手
関連項目
- 2005年(平成17年)8月27日 うみのほたるという、ほとんど鹿部でロケをした北海道テレビ放送(HTB)制作のHTBスペシャルドラマが放送された。
- 道南有数の漁師町であり、町内には漁業研修所がある。
脚注
- ↑ 『北の大地、そこに生きる人々の歴史と文化、漫画「ゴールデンカムイ」今こそ知りたいアイヌ 時空旅人別冊』110頁
外部リンク
茅部郡森町 | ||||
亀田郡七飯町 | 北 | |||
西 鹿部町 東 | ||||
南 | ||||
函館市 |
典拠レコード: