渡辺俊幸
渡辺 俊幸 | |
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生誕 | 1955年2月3日(69歳) |
出身地 | 日本 愛知県 |
学歴 |
青山学院高等部 青山学院大学中退 バークリー音楽大学 |
ジャンル | アニメ、テレビドラマ、映画 |
職業 | 作曲家、編曲家 |
共同作業者 |
赤い鳥 さだまさし |
渡辺 俊幸(わたなべ としゆき、1955年2月3日 - )は、日本の作曲家、編曲家、指揮者、音楽プロデューサー。洗足学園音楽大学(音楽・音響デザインコース統括責任者)教授、日本音楽著作権協会(JASRAC)理事。父は同じく作曲家の渡辺宙明、娘は芸術家アイドルのマコ・プリンシパル。
略歴
愛知県名古屋市生まれ。青山学院高等部在学中に、矢野顕子らと共にジャズバンドを結成するが、矢野の中退と共に解散。青山学院大学入学と同時に赤い鳥にドラマーとして参加し、大学生ながらプロ活動を始める。当時の芸名は渡辺としゆき。赤い鳥解散後は、短期間、グループ「ハミングバード」を結成し活動した。その後、フォーク・デュオ、グレープのサポート・ミュージシャンを経て、ソロ・デビューしたさだまさし専属の音楽プロデューサー及び編曲家として活動。
1979年米国に留学し、バークリー音楽大学にてクラシックおよびジャズの現代的な作・編曲技法を修業し、また、ボストン音楽院にて指揮法を学ぶ。さらに、ロスアンジェルスに赴き、作・編曲家アルバート・ハリス(Albert Harris、1916年2月13日ロンドン生 - 2005年2月14日オークランド没)の下でハリウッド・スタイルの管弦楽法と映画のための作曲技法を学ぶ。
帰国後は、引き続きさだまさし専属のミュージカル・プロデューサー及びアレンジャーを務める一方で、作曲家として数多くの映画、テレビドラマ、アニメーションなどの音楽を担当。また、作・編曲のみならず2003年8月にオーケストラ・アンサンブル金沢のポップス・ディレクターに就任したことをきっかけとして、近年はポップス・オーケストラの指揮活動も積極的に行っている。
未来の音楽家の育成にも力を注いでおり、洗足学園音楽大学教授として、映画音楽やポップスなどの商業音楽に特化した作曲、編曲のための技法を学ぶためのカリキュラムを構築している。2010年より音楽音響デザインコースの統括責任者・教授に就任。2011年、平原綾香「おひさま〜大切なあなたへ」(NHK連続テレビ小説「おひさま」主題歌)にて第53回日本レコード大賞編曲賞を受賞した。
作品
純音楽
- 交響的幻想曲「能登」(2003年)
- ファンファーレ・フォー・ザ・セレブレーション(2003年)
- Essay for Drums and Small Orchestra(2006年)
- 祝典序曲 輝ける勇者たち(2008年)
- パーカッションのための協奏曲(2011年)
- 生まれくる命への祈り(2013年)
テレビアニメ、OVA
- 銀河漂流バイファム(1983年)
- 昭和アホ草紙あかぬけ一番!(1985年)
- ボスコアドベンチャー(1986年)
- 機甲戦記ドラグナー[1](1987年)
- アイドル伝説えり子(1989年)
- ピーターパンの冒険(1989年)
- ふくやま劇場 なつのひみつ (1990年)
- 三つ目がとおる(1990年)
- 太陽の勇者ファイバード(1991年)
- ふぁんたじあ(1993年)
- 平成イヌ物語バウ(1993年)[2]
- 無責任艦長タイラー(OVAシリーズ)(1995年)
- 銀河漂流バイファム13(1998年)
- デビルマンレディー(1998年)
- ゼノ かぎりなき愛に(1999年)
- 破邪巨星Gダンガイオー(2001年)
- アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル(2004年)
- 宇宙兄弟(2012年)
- 銀河機攻隊 マジェスティックプリンス(2013年)
- 新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION(2018年)
報道番組
- NHKニュース
- 正午(2009年4月 - )
- 18時(2009年4月 - )
- NHKニュース7(5代目:2009年4月 - 2011年5月)
- FNNスーパーニュース(2011年4月 - 2012年3月)
特撮番組
- 救急戦隊ゴーゴーファイブ(1999年)
テレビドラマ
- オレゴンから愛(1984年)(テーマ曲はさだまさし)
- たけしくん、ハイ!(1985年)
- ノンちゃんの夢(1988年)
- 七人の女弁護士(1991年)
- 雲霧仁左衛門(1991年)
- 同窓会(1993年)
- かりん(1993年-1994年)
- 大地の子(1995年)
- 忠臣蔵(1996年)
- 毛利元就(1997年)
- 隠密奉行朝比奈(1998年、1999年)
- 一絃の琴(2000年)
- 利家とまつ〜加賀百万石物語〜(2002年)
- 夢みる葡萄〜本を読む女〜(2003年)
- 虹のかなた(2004年)
- 優しい時間(2005年)
- ハルとナツ 届かなかった手紙(2005年)
- 名奉行!大岡越前(2005年、2006年)
- がきんちょ〜リターン・キッズ〜(2006年)
- 家族〜妻の不在・夫の存在〜(2006年)
- どんど晴れ(2007年)
- お・ばんざい!(2007年)
- 海峡(2007年)(テーマ曲はさだまさし「かささぎ」)
- 落日燃ゆ(2009年)
- 遥かなる絆(2009年)
- 八日目の蝉(2010年)
- モリのアサガオ(2010年)
- おひさま(2011年)
- 花嫁の父(2012年)
- 浪花少年探偵団(2012年)
- 第二楽章(2013年)
- かすてぃら(2013年)
- あさきゆめみし 〜八百屋お七異聞(2013年)
- 木曽オリオン(2014年)
- わが家(2015年)
- かぶき者 慶次(2015年)
- ちゃんぽん食べたか(2015年)
映画
- 細雪(1983年、大川新之助と共同)
- レッスン〜Lesson(1994年)
- モスラ(1996年)
- モスラ2 海底の大決戦(1997年)
- モスラ3 キングギドラ来襲(1998年)
- サトラレ(2001年)
- 解夏(2004年)
- UDON(2006年)
- 天国はまだ遠く(2008年)
- ぼくとママの黄色い自転車(2009年)
- 瞬 またたき(2010年)
- カルテット!(2011年)
- 宇宙兄弟#0(2014年)
- おかあさんの木(2015年)
- 劇場版マジェスティックプリンス-覚醒の遺伝子-(2016年)
- 家族の日(2016年)
- 劇場版 マジンガーZ / INFINITY(2018年1月13日公開)
その他
- カーテン・コール(1985年) - 高田みづえのラスト・シングル「チャイナ・ライツ(China Lights)」のB面曲で、編曲を担当(作詞・作曲はさだまさし)。
- オウバードフォース(1996年) - プレイステーション用戦略シミュレーションゲーム
- オウバードフォースアフター(1998年) - プレイステーション用戦略シミュレーションゲーム
- 2005年日本国際博覧会(愛知万博)テーマ曲「愛・未来」ほか、万博の開・閉会式で使用されたフェスティバルファンファーレ・祝典曲など
- 超神ネイガーイメージソング「超神ネイガー ~正義ノ稲穂~」(作詞:高橋大、歌:水木一郎)
- 「風の環の歌」(作詞:湯川れい子、歌:ヤドランカ、武藤順九の彫刻「風の環」にちなむ)