国道463号
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国道463号(こくどう463ごう)は、埼玉県越谷市の神明町交差点から同県南部を東西に横断して同県入間市の河原町交差点に至る一般国道である。埼玉県内で完結する唯一の国道である。
Contents
概要
埼玉県越谷市からさいたま市浦和区までの区間、および所沢市から入間市までの区間は、現道とバイパスが並行している。現道、バイパスともに終点の入間市から国道299号に直通する形となっており、飯能市方面に連続している。
北浦和駅入口(埼玉県さいたま市浦和区)交差点 - 西新井町交差点(所沢市)間は、約17 kmにわたるケヤキ並木が続いており、読売新聞社選定の「新・日本街路樹100景」(1994年)のひとつに選定されている[1]。このケヤキ並木は、1973年に排気ガスの浄化を目的に植えられたもので、特に所沢市東新井町から西新井町にかけての3km余りの区間は「緑のトンネル」となっている[2]。「日本一のけやき並木」と題した解説板が北浦和駅入口交差点付近、下大久保交差点(さいたま市桜区)付近、熊野神社東交差点(所沢市)付近にそれぞれ設置されている。
路線データ
- 起点:埼玉県越谷市神明町 神明町交差点
- 終点:埼玉県入間市河原町 河原町交差点
- 主な経由地:さいたま市、富士見市、新座市、所沢市
- 総延長 : 63.9 km(埼玉県 34.8 km、さいたま市 29.1 km)重用延長を含む。[3][注釈 1]
- 重用延長 : 5.6 km(埼玉県 3.7 km、さいたま市 1.9 km)[3][注釈 1]
- 未供用延長 : なし[3][注釈 1]
- 実延長 : 58.3 km(埼玉県 31.0 km、さいたま市 27.3 km)[3][注釈 1]
- 指定区間:さいたま市浦和区 県庁前交差点 - 北浦和駅入口交差点(国道17号との重複区間)
歴史
- 1993年4月1日 - 埼玉県主要地方道1号浦和越谷線・2号浦和所沢線・7号入間所沢線を一般国道化。新浦和橋有料道路供用開始。
- 1996年 - 新見沼大橋有料道路供用開始。
- 2001年 - 越谷浦和バイパス全線開通。
- 2003年5月6日 - 新浦和橋有料道路の管理がさいたま市に移管され、通行料無料となる。
路線状況
通称
- 越谷街道[4](神明町交差点 - さいたま市浦和区 仲町交差点)
- 旧中山道(仲町交差点 - さいたま市浦和区 浦和駅西口交差点)
- 県庁通り(浦和駅西口交差点 - 県庁前交差点)[5][6]
- 中山道(県庁前交差点 - 北浦和駅入口交差点)
- 埼大通り(浦和所沢バイパスのさいたま市内での通称)
- 行政道路(所沢市・入間市)[7][8]
地元では中山道(国道17号と重複)は「17号」と呼ばれることが多く、旧中山道が「中山道」と呼ばれることがある[9]ので注意が必要である。
バイパス
重複区間
- 埼玉県道105号さいたま鳩ヶ谷線(さいたま市緑区 大門上交差点 - 大門小学校入口交差点)
- 埼玉県道65号さいたま幸手線(さいたま市浦和区 仲町交差点 - 浦和駅西口交差点)
- 国道17号(さいたま市浦和区 県庁前交差点 - 北浦和駅入口交差点)
- 埼玉県道215号宗岡さいたま線(さいたま市桜区 埼大前交差点 - 志木市 羽根倉橋(西)交差点)
- 国道254号(富士見市 下南畑交差点 - 新座市 英IC)
- 埼玉県道179号所沢青梅線(所沢市 金山町交差点 - 大六天交差点)
有料道路
- 新見沼大橋有料道路(さいたま市緑区、越谷浦和バイパス)
道路管理事務所
脚注
注釈
出典
- ↑ 浅井建爾 『道と路がわかる辞典』 日本実業出版社、2001-11-10、初版。ISBN 4-534-03315-X。
- ↑ “日本一長いケヤキ並木 所沢に新緑のトンネル、初夏の訪れ告げる”. 埼玉新聞. (2016年5月15日). オリジナルの2016年11月30日時点によるアーカイブ。 . 2016閲覧.
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. p. 26. . 2017閲覧.
- ↑ なお越谷街道(旧道)や463バイパス、浦和駅東口に出る道もすべて大渋滞です。谷中信人(さいたま市議会議員・公明党所属)公式Facebook2013年10月5日投稿
- ↑ 市報さいたま2014年7月号7頁 (PDF) さいたま市
- ↑ アクセス埼玉会館
- ↑ 行政道路所沢市
- ↑ 『入間市史 通史編』945頁(入間市 1994年)
- ↑ 「埼玉県道213号曲本さいたま線」、「埼玉県道65号さいたま幸手線」、「埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線」を参照。