大久保駅 (東京都)
大久保駅(おおくぼえき)は、東京都新宿区百人町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。駅番号はJB 09。JR東日本ステーションサービスが受託する業務委託駅。
当駅には、緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみが停車する。また、特定都区市内制度における「東京都区内」に属する。
奥羽本線の大久保駅あるいは山陽本線の大久保駅と区別するため、当駅発着の切符には「(中)大久保」と印字される(特定都区市内制度適用となるものを除く)。
歴史
- 1895年(明治28年)5月5日:甲武鉄道の駅として開業。旅客および貨物の取り扱いを開始。
- 1906年(明治39年)10月1日:甲武鉄道の国有化により官設鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により中央東線(1911年から中央本線)の所属となる。
- 1931年(昭和6年)
- 3月:高架化工事完成。
- 9月11日:貨物の取扱を廃止。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道発足。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
駅構造
島式ホーム1面2線の高架駅である。出入口は北口と南口の2か所。
北口には指定席券売機が設置されており、指定席特急券などを購入することができる(北口にあったみどりの窓口は現在は閉鎖されている)。
なお、南口は、2014年2月16日の駅遠隔操作システム導入に伴い、無人化された。
かつて中野方に折返し用の引上線が設けられていたことがあった。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 中央・総武線(各駅停車) | 西行 | 中野・三鷹・高尾方面 |
2 | 東行 | 新宿・東京・千葉方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
現地では上記のように案内されているが、武蔵小金井・立川・八王子・高尾方面および東京駅までの直通は早朝・深夜のみであり、それ以外の時間帯は中野駅や新宿駅で中央線快速への乗換が必要となる。
- Okubostationplatforms-nov15-2014.jpg
ホーム(2014年11月)
利用状況
2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員は27,404人であった。
近年の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1992年(平成 | 4年)29,266 | [* 1] |
1993年(平成 | 5年)28,353 | [* 2] |
1994年(平成 | 6年)27,142 | [* 3] |
1995年(平成 | 7年)26,571 | [* 4] |
1996年(平成 | 8年)26,474 | [* 5] |
1997年(平成 | 9年)25,828 | [* 6] |
1998年(平成10年) | 25,693 | [* 7] |
1999年(平成11年) | 25,331 | [* 8] |
2000年(平成12年) | [JR 1]25,558 | [* 9] |
2001年(平成13年) | [JR 2]25,486 | [* 10] |
2002年(平成14年) | [JR 3]25,660 | [* 11] |
2003年(平成15年) | [JR 4]25,261 | [* 12] |
2004年(平成16年) | [JR 5]24,289 | [* 13] |
2005年(平成17年) | [JR 6]23,991 | [* 14] |
2006年(平成18年) | [JR 7]24,043 | [* 15] |
2007年(平成19年) | [JR 8]24,373 | [* 16] |
2008年(平成20年) | [JR 9]24,587 | [* 17] |
2009年(平成21年) | [JR 10]24,087 | [* 18] |
2010年(平成22年) | [JR 11]24,343 | [* 19] |
2011年(平成23年) | [JR 12]23,997 | [* 20] |
2012年(平成24年) | [JR 13]24,387 | [* 21] |
2013年(平成25年) | [JR 14]24,775 | [* 22] |
2014年(平成26年) | [JR 15]24,739 | [* 23] |
2015年(平成27年) | [JR 16]25,755 | [* 24] |
2016年(平成28年) | [JR 17]26,420 | [* 25] |
2017年(平成29年) | [JR 18]27,404 |
駅周辺
駅近辺は、韓国・朝鮮料理やタイ料理などのアジア料理店や、定食店などが多い。また、周辺には、専門学校が多く立地する。
駅西側の小滝橋通り沿いは、隣の新宿駅までラーメン店の激戦区となっている。
北口からは新大久保駅まで東へ約300mほどである。しかし、東隣の新宿駅で山手線に乗り換えられるので、接続駅としての機能はない。地元住民などが目的地に応じて駅を使い分けている。なお、ダイヤ乱れなど長時間運転見合わせになった時は同駅へ迂回乗車の案内がされる。
南口のすぐそばにある壁画は、近くに所在する日本電子専門学校の有志一同により数年ごとに描かれている。この壁画の製作には過去にゲームクリエイターを経て漫画家になる井上淳哉も参加していたが、その時に描いた壁画は1998年頃に今の壁画の下に塗り潰されてしまっている。
ジャッキー・チェン主演の映画『新宿インシデント』のラストの銃撃戦で南口コンコースが登場しており、実際にロケが実施された。
- ATOS導入前、当駅での発車放送で駆け込み乗車の禁止に関する放送が流れていた。
- 日本電子専門学校
- 関東ITソフトウェア健保会館
- ハンドレッドサーカスイーストタワー
- 大久保通り(東京都道433号)
- 新宿区役所柏木特別出張所
- 新宿区柏木地域センター
- 新宿区立北新宿図書館
- 新宿区北新宿生涯学習館
- 東京法務局新宿出張所
- 新宿税務署
- 地域医療機能推進機構東京山手メディカルセンター(旧:社会保険中央総合病院)
- 地域医療機能推進機構東京山手メディカルセンター附属看護専門学校(旧:社会保険中央看護専門学校)
- 北新宿三郵便局
- に ら 大久保店む
バス路線
隣の駅
脚注
記事本文
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ↑ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
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- ↑ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
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