なんだろう
なんだろう | |
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BS日テレのキャラクター | |
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初登場 | 映画『紅の豚』(1992年) |
作者 | 宮崎駿 |
詳細情報 | |
種族 | 動物 |
性別 | 不明 |
配偶者 | 不明 |
国籍 | 日本 |
なんだろうは、日本テレビで、開局40周年を迎えた1992年8月から使われているマスコットキャラクターである。日本テレビの開局40周年を記念して制作された。豚がモチーフである(しっぽは、アナログテレビ放送における本局の物理チャンネル、ならびに地上デジタルテレビジョン放送におけるリモコンキーIDの「4」を模っている)。
概要
デザインをしたのは、スタジオジブリの映画監督の宮崎駿である。そのため、『紅の豚』の冒頭部分でも登場している。宮崎によれば、このキャラクターは「性別もない架空の生き物で、しいて言うなら、だれの心の中にもいる、好奇心や夢といったもののシンボル」[1] だという。
当初、このマスコットキャラクターは、当時のキャッチフレーズである「みんなのなかに、私はいます。」のキャラクターとして、1年間という期間限定での起用にする予定だった。しかし、あまりにも人気が出たため、正式に現在のマスコットキャラクターとなった。2013年まで、日テレの社旗としても使用された。
このマスコットキャラクターのぬいぐるみは、当時の日本テレビの人気番組のセットに必ず置かれていた。そのため、日本全国にその姿が知れ渡るようになった。一時期読売ジャイアンツの選手が東京ドームで行われる主催試合でホームランを打つと、ジャビットとなんだろうのぬいぐるみがプレゼントされていた。
また、2004年から2013年までは、日本テレビの関連会社のアール・エフ・ラジオ日本でも、このマスコットキャラクターが使われていた。企業ロゴとしてのなんだろうは2003年から配色が変更された(黒の縁+緑 → 金の縁のみ。BS日テレは2008年3月末までは、1992年7月登場時の「黒の縁+緑」のまま変更されていなかった)。
デジタル放送受信機の放送局表示アイコンにもなんだろうが使われており、地上デジタル、BSデジタル「BS日テレ」、110度CSデジタルの「CS日本番組ガイド」(CS2 147ch。2010年2月末で放送終了)のいずれのチャンネルも「金の縁」のなんだろうを使用していた。BSデジタルの受信機表示アイコンは2008年3月までは「黒の縁+緑」のなんだろうを使用していた。
モチーフは前述の通り豚であるが、スタジオジブリが製作したCM用アニメーションの一つに、なんだろうが回転する途中で正面を向き、ピンク色の大きな鼻を見せるものがあった。これは明らかに豚にしか見えないため、日本テレビ側がNGを出し、実際にCMで使用されることはなかった。ただし、そのバージョンを含めた数パターンがDVD「ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート」に収録されている。
バラエティ番組『進め!電波少年』の企画で、松村邦洋が「なんだろう」を「木村嘉夫(きむら・よしお)」に改名しようとしたが、失敗に終わった。なお、「木村嘉夫」は後に『雷波少年』などに出演したロバ、ロシナンテの本名として使用された。
2008年元旦から、日本テレビ制作番組のエンドクレジットに「なんだろう」は表示されなくなった。これは同局が創立55周年に伴うキャンペーンロゴ(『日テレ55』)を使用するようになったためである。以後、日テレEVENTインフォメーション、ならびに前述にあった地上デジタル放送、BSデジタル放送「BS日テレ」、110度CSデジタル放送「CS日本番組ガイド」(CS2 147ch)の受信機表示アイコンで表示されるだけになった。55周年記念が終わったため、2009年3月30日より、エンドクレジットに「なんだろう」表示が復活した。
2013年元旦より、日本テレビ創立60周年記念に伴うキャンペーンロゴ(『0テレ Go! Next 60』)への差し替えにより、再びエンドクレジットに表示されなくなった(CS放送とBS日テレの一部番組を含む)。チャンネル名の日テレG+、日テレNEWS24、日テレプラスは2003年から使用している従来のロゴを継続使用している。
日本テレビの地上デジタル放送では、2008年5月19日よりウォーターマークに日テレロゴとともになんだろうが表示され、日本テレビが放送中に限り(CMおよび各種速報テロップ表示時をのぞく)、なんだろうが常に見られるようになっていたが、上記のロゴ変更に伴い、2013年1月13日の放送開始時よりウォーターマークからも姿を消す事となった。同時に受信機表示アイコンも「なんだろう」から「0テレ」に変更された為、現在地上波放送でなんだろうの姿を見る事はできない(2013年12月までは、日本テレビの放送で唯一ロゴの差し替えが行われていなかった『鳩の休日』とテストパターンとして流れるカラーバー画面のみで見る事ができた)。
BS日テレでは2013年まではウォーターマークも「なんだろう」が表示され、BS放送においてはCM中を除いて「なんだろう」が常に見られるようになっていたものの、2014年1月1日から「BS0テレ」表記のロゴに変更されたため、その後は受信機表示アイコンでしか「なんだろう」は確認できなかったが、同年4月1日からは受信機表示アイコンも新ロゴに変更されている。
以上のことから、2014年4月以降、テレビ画面上で「なんだろう」はほとんど見かけなくなり、事実上日本テレビのマスコットキャラクターは「ダベア」が役割を担っている。ただし「なんだろう」の使用を終了するという事ではなく、今後も日本テレビのキャラクターとして継続して使用するとの事[2]。2014年7月19日公開のスタジオジブリ作品『思い出のマーニー』(監督米林宏昌)の宣伝ポスターの右下には、日テレの新ロゴでなく「なんだろう」が黒の縁のみで小さく表記されている。
脚注
- ↑ なんだろう物語(日本テレビ)
- ↑ BS4chan (2014年1月7日). “「なんだろう」は、BS日テレのロゴマークからは外れましたが・・・。”. BS日テレ. Twitter. . 2014閲覧.
関連項目
- テレビ関連のマスコットキャラクター一覧
- 目玉マーク(フジテレビジョン・産業経済新聞社・ニッポン放送他フジ・メディア・ホールディングス及びフジサンケイグループ各社のシンボルマーク)
- ジ~ン(TBSテレビ・TBSラジオ・日音他東京放送ホールディングスグループ各社のシンボルマーク)
他の日本テレビのキャラクター
日本テレビ製作番組のキャラクター
- WINちゃん(『WIN』『THE独占サンデー』)
- とよチュン(同上。同局アナウンサーの豊田順子がモデル)
- 川上犬シン(『THE・独占サンデー』『THE・サンデー』。アトランタ・ブレーブスの投手・川上憲伸がモデル)
- ズーミン(『ズームイン!!SUPER』⇒『ズームイン!!サタデー』。当時同局アナウンサーだった羽鳥慎一がモデル)
- チャーミン(同上。西尾由佳理がモデル)
- クマ(名称不詳、同上。小熊美香がモデル)
- サタボー(『ズームイン!!サタデー』。藤井貴彦がモデル)
- そらジロー(『NNNニュースリアルタイム』⇒『news every.』他、同局番組の天気予報)
- くもジロー(同上)
- ぽつリン(同上)
- ワンセグジロー(日本テレビのワンセグキャラクター)
- オハナ(『Oha!4 NEWS LIVE』※現在は廃止)
- おはよんマン(正式名称ではなく通称、同上、現在も継続)
- ZIP!くん(『ZIP!』)
- フェルナンデスくん(『ヒルナンデス!』)
- フィル・アンデスくん(同上)
- にんに君(『火曜サプライズ』)
外部リンク
- なんだろう物語 - 閉鎖。(2013年7月27日時点のアーカイブ)
- 日本テレビ新ブランドマーク
- テンプレート:日本テレビ放送網