色麻町
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色麻町(しかまちょう)は、宮城県北西部加美郡に属し、「河童のふるさと」をキャッチフレーズとする町である。大崎地方に属する。
Contents
地理
宮城県北西部に位置する町である。町の西側は奥羽山脈の山岳地帯であり、東側は大崎平野にかかる。
歴史
- 霊亀元年(715年)5月 関東地方で大規模な大地震があり、相模・上総・常陸・上野・武蔵・下野の富民千戸(約二〜三万人)を陸奥国北部に移し黒川以北十郡(牡鹿、小田、新田、長岡、志太、玉造、富田、色麻、賀美、黒川)を設ける。これは、いわゆる柵戸で、キヘ・キベ・キノヘなどと読み、古代、東北辺境開拓のために、城柵周辺に配置されて、城柵の設けに守られながら開拓に従事するとともに、非常のことがあれば、自らも兵に協力して防衛にも当たった武装開拓移民であった。(『続日本紀』元明紀[1])
- 奈良時代の天平9年(737年) 『続日本紀』に色麻柵の記述がある[2]。
- 1889年(明治22年)4月1日 市町村制施行により、色麻村が発足。
- 1978年(昭和53年)4月1日 町制施行。
- 2003年(平成15年)4月1日に中新田町・小野田町・宮崎町と4町合併し、加美市となる予定であったが、色麻町は直前に合併不参加の姿勢を見せ、その結果、中新田町・小野田町・宮崎町の3町が合併し、加美町が発足。色麻町はそのまま色麻町として残った。
行政
- 町長:早坂利悦
経済
産業
農業が中心。米作が中心であるが、転作作物としてえごまが栽培されている。
郵便局
当町の集配業務は加美町の中新田郵便局が担当している。
- 色麻郵便局
- 王城寺原郵便局
- 陸前清水簡易郵便局
- 切付簡易郵便局
姉妹都市・提携都市
国内
地域
人口
色麻町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育
高校
中学校
- 色麻町立色麻学園色麻中学校
小学校
- 色麻町立色麻学園色麻小学校
隣接している自治体・行政区
宮城県
交通
鉄道
現在、町内に鉄道路線は無い。昔は仙台鉄道が走り、停車駅もあった。
バス
道路
- 一般国道
- 都道府県道
- 町内を走る県道:宮城県道148号本町大衡線、宮城県道156号小野田三本木線
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
祭り
- おかっぱ様のお祭り
イベント
- かっぱのふるさと祭り
- 町民秋まつり
- シャクヤク祭り
出身有名人
その他
- 町の南部に陸上自衛隊王城寺原演習場がある。
- 町のテーマソングは「カッパブギ色麻」である。
- 2016年1月の町議会選挙で当選した田中一寿は16回目の当選で、これは地方議会としては最多記録である[3]。
- 有線放送電話を2016年現在でも行っており、色麻町有線放送農業協同組合が通信事業者として行っている。町の広報にも、町の部局の有線番号も併記される。
脚注
注釈
出典
- ↑ 『国史大系. 第2巻 続日本紀』 - 国立国会図書館デジタルコレクション、51コマ。
- ↑ 『国史大系. 第2巻 続日本紀』 - 国立国会図書館デジタルコレクション、109コマ。
- ↑ 「87歳現職、町議選で16選…在任55年9か月」 YOMIURI ONLINE 2016年01月24日 22時21分
参考文献
- 『続日本紀』
関連項目
外部リンク
- 色麻町 - (公式サイト)
典拠レコード: