香蘭女子短期大学
提供: miniwiki
香蘭女子短期大学 | |
---|---|
大学設置 | 1958年 |
創立 | 1935年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人山内学園 |
本部所在地 | 福岡県福岡市南区横手1-2-1 |
学部 |
ライフプランニング学科 旧:家政科[1] 旧:秘書科[1] 旧:国際教養科[1] ファッション総合学科 第一部 第二部[2] 保育学科 食物栄養学科 |
ウェブサイト | 香蘭女子短期大学公式サイト |
香蘭女子短期大学(こうらんじょしたんきだいがく、英語: Koran Women's Junior College)
東京都にある学校法人香蘭女学校や北海道江別市にあった札幌香蘭女子短期大学とのつながりはない。
Contents
概観
大学全体
- 香蘭女子短期大学は、福岡県福岡市南区内にある日本の私立短期大学。学校法人山内学園により1958年に設置された。当初は被服科のみの単科短大だったが、順次学科の増設がなされ、最大で5学科まで発展していったが、現在は学科の再編により4学科(2学科分が吸収され、1学科が増設)となる。
建学の精神(校訓・理念・学是)
- 香蘭女子短期大学における建学の精神は「創意・自立・敬愛」となっている。
教育および研究
- 香蘭女子短期大学は、旧来のドレスメーカー学校を母体として設置されていることから、ファッション教育には力を入れており、集大成として学生による卒業ファッションショーが催される。
- ライフプランニング総合学科は、旧来の家政科に加えて秘書科・国際教養科を吸収した形で設置されたので、「食文化」・「生活文化」・「国際文化」・「インテリア」・「ビジネス」・「情報」など多彩な科目から学生の任意で履修していくいわゆる「ビッフェ」方式となっている。
- 保育学科では、附属幼稚園での教育実習も取り入れられている。
- 食物栄養学科では、世界の食文化を学ぶことをねらいにハワイでの研修制度がある。
学風および特色
- 香蘭女子短期大学は2005年、財団法人短期大学基準協会による第三者評価の結果、「適格」であると認証されている。
- 若年者就職基礎能力修得支援事業が取り入れられている。
- 学生の上履きは、純白またはピンクのナースサンダルが原則となっていたが、2008年度入学生からは、自由となっている。
沿革
- 1935年 山内良子によりレディース香蘭女学院が創設される。
- 1958年 香蘭女子短期大学開学。被服科を設置(在学者数:女83[3])。山内良子が学長に就任。
- 1961年 近藤百合子が2代目学長に就任。
- 1963年 家政科を増設(在学者数:女109[4])
- 1965年 学科を増設。
- 1968年 家政科を専攻分離。
- 家政専攻
- 食物栄養専攻
- 1975年 10月9日をもって被服科第二部を正式廃止[6]。
- 1980年 坂根嘉子が3代目学長に就任。
- 1983年 秘書科を増設(在学者数:女108[7])
- 1986年 岩井龍也が4代目学長に就任。
- 1987年 国際教養科を増設(在学者数:女105[8])
- 1990年 岡村二郎が5代目学長に就任。
- 2000年 坂根康秀が6代目学長に就任。
- 2003年 家政科家政専攻、秘書科、国際教養科を改組転換し、ライフプランニング総合学科設置。同年、同合学科の「フィールド&ユニット制」カリキュラムが、特色ある大学教育支援プログラムに選ばれている。被服科を被服学科に改称。
- 2004年 3月31日をもって秘書科、国際教養科、家政科家政専攻廃止[6]。
- 2008年 被服学科をファッション総合学科に改称。
基礎データ
所在地
- 福岡県福岡市南区横手1-2-1
交通アクセス
象徴
- 香蘭女子短期大学には、短大設立50周年を記念としたシンボルマークがある。2009年度の入学案内にそのマークが記されている。
教育および研究
組織
学科
- ライフプランニング総合学科
- ファッション総合学科
- 食物栄養学科
- 保育学科
学科の変遷
- 被服科
- 第一部
- 第二部[2]
- 家政科
- 家政専攻[1]→専攻課程を廃して家政科とする→ライフプランニング総合学科
- 食物栄養専攻→専攻課程を廃して食物栄養コースとする→食物栄養学科
- 保育科→保育学科
- 秘書科[1]→ライフプランニング総合学科
- 国際教養科[1]→ライフプランニング総合学科
専攻科
- なし
別科
- 家政専修
取得資格について
- 保育士資格と幼稚園教諭二種免許状が保育学科にて取得できる。
- 栄養士資格が食物栄養学科にて取得できる。
- 1998年度以前の入学生まで、中学校教諭二種免許状(家庭)・(保健)の認可も受けていた。
- 旧・被服科
- 旧・家政科
附属機関
- 図書館:所蔵数はおよそ90,000冊となっている。
教育
- 特色ある大学教育支援プログラム
- 「ユニット方式による総合学科のカリキュラム」において2003年度に採択されている。
- 社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム
- 「社会人学び直し講座」において2007年度に採択されている。
- 戦略的大学連携支援事業
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
学園祭
- 香蘭女子短期大学の学園祭は「香蘭祭」と呼ばれ、とりわけファッションショーや「高校生おしゃれコンテスト」といったファッションイベントが名物となっている。学外の男女も参加している。2008年は11月1日・2日に行われ、おぎやはぎによるお笑いライブも催された。
大学関係者と組織
大学関係者一覧
大学関係者
- 山内良子:初代学長
- 坂根康秀:現学長
出身者
- 古野弥生:1960年(昭和35年)ミス・ユニバース日本代表(香蘭女学院高等部出身)
- 船崎恵視:女子バレーボール選手
施設
キャンパス内
- 1号館
- 3号館
- 5号館
- 6号館
- 7号館:図書館がある。
- 8号館
- 学生駐車場
- クラブハウス
- アスレチックジムほか
キャンパス周辺
寮
- 香蘭女子短期大学には「那珂川寮」・「高木寮」・「三宅寮」と称した学生寮がある。「那珂川寮」と「三宅寮」が那珂川を隔てた北側に、「高木寮」が西鉄天神大牟田線を挟んだ東側にある。
対外関係
他大学との協定
アメリカ
オーストラリア
韓国
系列校
社会との関わり
- 地域公開講座を行っている。
卒業後の進路について
就職について
- 被服学科:ギャラリードポップ・イトキン・月星化成・井筒屋・レナウン・ナルミヤ・インターナショナル・ハニーズ・オンワード樫山ほか[10]
- 食物栄養学科(家政科食物栄養コース含む):専門職として保育園や学校、病院など多彩な方面へ就職している。日清医療食品・魚国総本社・シダックス・エームサービス・富士産業・栄食メディックス・レオック西日本・昭和イーティング・ニチベイなどがある[10]。
- 保育学科:保育士として保育園を初めとした児童福祉施設への就職者が多い傾向にある。幼稚園への就職者は少なめだが、香蘭女子短期大学附属幼稚園への就職者もいる[10]。
- ライフプランニング総合学科(旧来の家政科・秘書科・国際教養科含む):ライフプランニング総合学科は、多種多様な学生のニーズや関心に対応する学科として5年前に創設された学科であり、就職先もこうした学科の特長を反映して多岐にわたっている[11]。
編入学・進学実績
- 被服学科:
- 家政科およびライフプランニング総合学科:福岡大学・福岡国際大学ほか[10]
- 保育学科:徳島文理大学ほか[10]
- 秘書科:久留米大学ほか[10]
- 国際教養科:九州産業大学ほか[10]
- 食物栄養学科:
附属学校
- 香蘭女子短期大学附属香蘭幼稚園:博多南線を挟んだ向側にある。
- 香蘭女子短期大学附属那珂川第一幼稚園
- 香蘭女子短期大学附属那珂川第二幼稚園
関連項目
参考文献
- 『全国学校総覧』
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『香蘭女子短期大学』:入学案内小冊子
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 学生募集は2002年度入学生まで。2004年3月31日付けで正式廃止。
- ↑ 2.0 2.1 学生募集は1973年度入学生まで。1975年10月9日付けで正式廃止。
- ↑ 昭和34年度版『全国学校総覧』(以下『総覧』と略す。)26頁より。
- ↑ 昭和39年度版『総覧』34頁より。
- ↑ 5.0 5.1 昭和41年度版『総覧』39頁より。
- ↑ 6.0 6.1 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』182-183頁より。
- ↑ 昭和59年度版『総覧』61頁より。
- ↑ 昭和63年度版『総覧』72頁より。
- ↑ 本学ほか福岡大学・日本赤十字九州国際看護大学
- ↑ 10.0 10.1 10.2 10.3 10.4 10.5 10.6 『MY CHOICE ちゃんと、自分で選んでいく 2001 大学案内 香蘭女子短期大学』より
- ↑ 11.0 11.1 『香蘭女子短期大学 大学案内2011』より。
公式サイト
この項目は、ウィキプロジェクト 大学のテンプレートを使用しています。