九州産業大学

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九州産業大学
大学設置/創立 1960年
学校種別 私立
設置者 学校法人中村産業学園
本部所在地 福岡県福岡市東区松香台2-3-1
学部 国際文化学部
経済学部
商学部
経営学部
理工学部
生命科学部
建築都市工学部
芸術学部
造形短期大学部
研究科 国際文化研究科
経済・ビジネス研究科
情報科学研究科
工学研究科
芸術研究科
ウェブサイト 九州産業大学公式サイト
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九州産業大学(きゅうしゅうさんぎょうだいがく、英語: Kyushu Sangyo University

福岡県福岡市東区松香台2-3-1に本部を置く日本私立大学

1960年に設置。大学の略称は産大(さんだい)がよく使われるが、全国の他の「産業大学」と区別するため「九産」(きゅうさん)、「九産大」が使用されることも多い。

概観

大学全体

文系・理工系・芸術系の8学部20学科、大学院5研究科/博士前期課程12専攻・博士後期課程6専攻を有する大学

建学の理想

産学一如

  • 産業と大学は車の両輪のように一体となって時々の社会のニーズを満たすべきである。

建学の理念

  • 市民的自覚と中道精神の振興
  • 実践的な学風の確立

特徴

  • 2002年に常設の美術館を設置。2013年10月に佐賀大学が美術館を開館するまで九州で唯一の大学美術館であった。
  • 硬式野球部が、2005年11月に行われた明治神宮野球大会で初の全国制覇。九州の大学としては1999年九州共立大学以来2校目。
  • 講義の出席管理に、ICチップ埋蔵式学生証を用いた認識システムを導入している(FeliCaポートを用いる)。
  • 2008年から九州産業大学スポーツフェスタとして「中学生硬式野球大会、ジュニアサッカー大会、空手道大会、少年剣道大会、ソフトテニスクリニック、スポーツ講演会」を開催している。
  • 2008年9月から「K's Life(学生教育支援・事務情報システム)」の稼動を開始。学生への教育支援や、学生生活に必要な情報をリアルタイムに入手できるようICTを活用したシステム。
  • 大学ランキング2017年版 (AERAムック)採用ランキングによると、九州産業大学は自衛官10位である。

沿革

  • 1960年(昭和35年)1月 学校法人中村英数学園の設立及び九州商科大学設置認可
  • 1960年(昭和35年)4月 九州商科大学商学部商学科の単科大学として、学舎を福岡市長浜2丁目及び1丁目、運動場を同市大字唐ノ原琵琶橋にて開学
  • 1962年(昭和37年)4月 商学部産業経営学科増設
  • 1963年(昭和38年)1月 設置者を学校法人中村英数学園より学校法人中村産業学園に、大学名を九州商科大学より九州産業大学と改称
  • 1963年(昭和38年)4月 工学部(機械工学科、電気工学科、工業化学科)設置、商学部経済学科増設
  • 1964年(昭和39年)1月 商学部第二部(経済学科、商学科)設置、工学部(土木工学科、建築学科)増設
  • 1966年(昭和41年)4月 芸術学部(美術学科、デザイン学科、写真学科)設置
  • 1968年(昭和43年)4月 経営学部産業経営学科設置
  • 1972年(昭和47年)4月 芸術専攻科(美術専攻、デザイン専攻、写真専攻)設置
  • 1973年(昭和48年)4月 大学院工学研究科修士課程(機械工学専攻、電気工学専攻、工業化学専攻、土木工学専攻)設置
  • 1974年(昭和49年)4月 大学院芸術研究科修士課程(美術専攻、デザイン専攻、写真専攻)設置
  • 1975年(昭和50年)4月 大学院経済学研究科修士課程(経済学専攻)設置、工学研究科修士課程(建築学専攻)増設
  • 1981年(昭和56年)4月 経営学部国際経営学科増設
  • 1993年(平成5年)4月 経済学部経済学科<昼夜開講制>設置
  • 1994年(平成6年)4月 国際文化学部(国際文化学科、地域文化学科)設置、大学院経営学研究科修士課程(経営専攻)<昼夜開講制>設置
  • 1996年(平成8年)4月 大学院商学研究科修士課程(商学専攻)<昼夜開講制>設置、大学院工学研究科博士後期課程(生産システム工学専攻、社会開発・環境システム工学専攻)<昼夜開講制>増設
  • 1997年(平成9年)4月 大学院経営学研究科博士後期課程(経営専攻)<昼夜開講制>増設
  • 1998年(平成10年)4月 大学院国際文化研究科博士課程(国際文化専攻)<昼夜開講制>設置、大学院商学研究科博士後期課程(商学専攻)<昼夜開講制>増設
  • 1999年(平成11年)4月 商学部第一部観光産業学科、商学部第二部観光産業学科増設、大学院経済学研究科博士後期課程(経済学専攻)<昼夜開講制>増設、大学院芸術研究科博士後期課程(造形表現専攻)<昼夜開講制>増設
  • 2002年(平成14年)4月 情報科学部(社会情報システム学科、知能情報学科)設置、芸術学部芸術工芸学科増設
  • 2004年(平成16年)4月 工学部バイオロボティクス学科増設、工学部工業化学科を物質生命化学科へ土木工学科を都市基盤デザイン工学科へ名称変更、国際文化学部臨床心理学科増設、大学院情報科学研究科博士前期課程・博士後期課程(情報科学専攻)<昼夜開講制>設置、大学院国際文化研究科博士課程[5年一貫制](国際文化専攻)<昼夜開講制>を大学院国際文化研究科博士前期課程・博士後期課程(国際文化専攻)<昼夜開講制>に改組、大学院経済学研究科、商学研究科、経営学研究科、工学研究科、芸術研究科の修士課程を博士前期課程へ課程名称の変更
  • 2007年(平成19年)4月 工学部電気工学科を電気情報工学科へ名称変更
  • 2008年(平成20年)4月 国際文化学部地域文化学科を日本文化学科へ、芸術学部写真学科を写真映像学科へ名称変更
  • 2009年(平成21年)4月 大学院経済・ビジネス研究科博士前期課程(経済学専攻、現代ビジネス専攻)・博士後期課程(経済・ビジネス専攻)<昼夜開講制>設置、情報科学部情報科学科設置
  • 2010年(平成22年)4月 工学部住居・インテリア設計学科増設
  • 2011年(平成23年)4月 大学院工学研究科博士前期課程・博士後期課程(産業技術デザイン専攻)<昼夜開講制>設置
  • 2016年(平成28年)4月 芸術学部の学科を再編し、従来の美術学科、写真映像学科、デザイン学科を芸術表現学科、写真映像メディア学科、ビジュアルデザイン学科へ改称の上、新たに生活環境デザイン学科、ソーシャルデザイン学科を新設。
  • 2017年(平成29年)4月 工学部、情報科学部を再編し、新たに、生命科学部、理工学部、そして、西日本初となる、建築都市工学部を新設[1]。また、九州造形短期大学を統合し、新たに造形短期大学部を設置[2]
  • 2018年(平成30年)4月 商学部、経営学部、国際文化学部を再編し、新たに(新)商学部、地域共創学部、(新)国際文化学部、人間科学部を新設。[3]。経済学部の昼間主、夜間主コースを統合

教育および研究

学部

  • 経済学部
    • 経済学科(昼間主コース・夜間主コース)
  • 国際文化学部 (~2017年4月入学まで)(現行)
    • 国際文化学科
    • 日本文化学科
    • 臨床心理学科
  • 商学部 (~2017年4月入学まで)(現行)
    • 商学科(第一部・第二部)
    • 観光産業学科
  • 経営学部 (~2017年4月入学まで)(現行)
    • 国際経営学科
    • 産業経営学科
  • 国際文化学部 2018年4月入学〜
    • 国際文化学科
    • 日本文化学科
  • 商学部 2018年4月入学〜(新設)
    • 経営流通学科(企業経営コース、ファイナンスコース、会計コース、マーケティングコース、国際ビジネスコース、社会情報コース)
  • 地域共創学部 2018年4月入学〜(新設)
    • 地域づくり学科(昼夜開講制)(地域政策・行政コース、地域プロデュースコース、地域教養コース)
    • 観光学科(グローバル・ツーリズムコース、地域・観光デザインコース、ホスピタリティ・マネジメントコース)
  • 人間科学部 2018年4月入学〜(新設)
    • 臨床心理学科
    • 子ども教育学科
    • スポーツ健康学科
  • 理工学部 2017年4月入学〜
  • 情報科学部 (~2016年4月入学まで)
    • 情報科学科(情報技術応用コース、情報科学総合コース(JABEE対応))(社会情報システム学科、知能情報学科を統合)
  • 建築都市工学部 2017年4月入学〜
    • 建築学科
    • 住居・インテリア学科
    • 都市デザイン学科
  • 生命科学部 2017年4月入学〜
    • 応用化学コース
    • 生命科学コース
    • 食品科学コース
  • 工学部 (~2016年4月入学まで)
    • バイオロボティクス学科(バイオロボティクス先進工学コース(JABEE対応)、基盤コース)
    • 機械工学科(応用機械コース(JABEE対応)、機械コース)
    • 電気情報工学科(電気コース、電子コース、情報コース)なお、各コースにはJABEE対応の総合コースも含まれている
    • 物質生命化学科(物質生命化学応用コース(JABEE対応)、一般コース)
    • 都市基盤デザイン工学科(都市基盤デザイン工学応用コース(JABEE対応)、一般コース)
    • 建築学科(建築総合コース(JABEE対応)、基本コース)
    • 住居・インテリア設計学科[4]
  • 芸術学部 2016年4月入学〜
  • 芸術学部 〜2015年4月入学まで
    • 美術学科(洋画コース、日本画コース、造形・彫刻コース、金属工芸コース、陶芸コース、染織工芸コース)
    • デザイン学科(ビジュアルデザインコース、人間環境デザインコース)
    • 写真映像学科(写真表現コース、映像メディアコース)
  • 造形短期大学部 2017年4月入学〜
    • 造形芸術学科
      • グラフィックデザイン系
      • マンガ・イラスト・フィギュア系
      • ゲーム・メディアデザイン系
      • アニメーション・映像系
      • インテリア・プロダクト・雑貨系
      • 陶芸系
      • ファッション・テキスタイル系
      • アート書道系
      • 写真系
      • 絵画・立体造形系

大学院

博士前期課程および博士後期課程

  • 国際文化研究科
    • 国際文化専攻
  • 経済・ビジネス研究科
    • 経済学専攻(博士前期課程)
    • 現代ビジネス専攻(博士前期課程)
    • 経済・ビジネス専攻(博士後期課程)
  • 情報科学研究科
    • 情報科学専攻
  • 工学研究科
    • 機械工学専攻(博士前期課程)
    • 電気工学専攻(博士前期課程)
    • 工業化学専攻(博士前期課程)
    • 土木工学専攻(博士前期課程)
    • 建築学専攻(博士前期課程)
    • 生産システム工学専攻(博士後期課程)
    • 社会開発・環境・システム工学専攻(博士後期課程)
  • 芸術研究科
    • 造形表現専攻(博士前期課程)
    • 造形表現専攻(博士後期課程)

研究

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業

  • 「北部九州の窯業に着目した文化的景観の形成と保全に関する研究」(2012年)

私立大学学術研究高度化推進事業

  • 学術フロンティア推進事業
    • 高齢者医療・機械福祉工学における医工学連携共同研究
    • 人間ー環境系の媒体としての景観プロセスに関する学際的研究

文部科学省21世紀COEプログラム

「柿右衛門様式陶芸研究センタープログラム」が、学術フロンティア推進拠点として「医療・福祉の、医学と工学の共同拠点」(東大、九大などと共同採択)、「人間と環境を考えるプロセス研究」(単独採択)が採択される。

教育

  • 全学共通英語教育は文部科学省の平成19年度『特色ある大学英語教育プログラム(特色GP)』に採択された。
  • 『2005-2006オデッセイスクールオブザイヤーMicrosoftOfficeSpecialist大学・短期大学部門準グランプリ』を受賞(全国約200校の大学・短大の中で、MOS試験数が第2位)。
  • 工学部、情報科学部では社会の要求水準を満たしている技術者教育プログラムとしてJABEE日本技術者教育認定機構)の認定を受けたカリキュラムが組まれている。2007年には情報科学部においては「情報および情報関連分野」の認定を受け[5]、また2009年には工学部において「化学および化学関連分野」「機械および機械関連分野」「土木および土木関連分野」「建築学および建築学関連分野」の認定を受けている[6]

学生生活

サークル活動・課外活動

約100団体のサークル、愛好会がある。

学内イベント

  • 学文祭(5月下旬から6月初旬)

学術文化系サークルが日頃行っている活動の成果を発表する場。

  • 香椎祭(11月初旬)

九州産業大学の学園祭。60店舗以上の模擬店やライブ、講演会をはじめとするイベント、展示がある。

キャンパス

松香台キャンパス

  • 使用学部:全学部
  • 使用研究科:全研究科

交通アクセス

大学関係者と組織

大学関係者一覧

教育研究施設・福利厚生・その他

  • 九州産業大学美術館 - 九州の大学で唯一の美術館がある。
  • 図書館
  • キャリア支援センター
  • 総合情報基盤センター
  • 柿右衛門様式窯
  • 語学教育研究センター
  • 健康・スポーツ科学センター
  • 総合機器センター
  • 産業経営研究所
  • 臨床心理センター
  • 学術研究推進機構
  • 国際交流センター
  • 基礎教育センター
  • 学生食堂・レストランが5ヶ所、食品売店が3ヶ所、カフェが2ヶ所、書籍(丸善)・文具(丸善)・パソコン関連商品の売店がそれぞれ1ヶ所ずつある。
  • 九州国立博物館の会員校であるので、学生および職員は平常展を無料で観覧できる。また、特別展を団体料金で観覧できる。

対外関係

系列校

他大学との協定

附属学校

九州産業大学を設置する学校法人中村産業学園は附属学校を設置していない。別法人による系属校#系列校にまとめた。

エリア放送

エリア放送地上一般放送局の免許 [5] を取得し [6]、 KSUエリア放送局[7] としてワンセグ放送を実施している。

構内に地上一般放送局1局が設置されている [8]

免許人 局名 呼出符号 物理チャンネル 周波数 空中線電力 ERP 業務区域
学校法人中村産業学園
九州産業大学
九産大エリア放送 JOXZ0AA-AREA 45ch 665.142857MHz 760μW 2.1mW 九州産業大学キャンパス内

脚注

  1. [1] - 九州産業大学公式ホームページ内
  2. [2] - 九州造形短期大学公式ホームページ内
  3. [3] - 九州産業大学公式ホームページ内
  4. 放送大学 平成28年度 単位互換案内
  5. 予備免許の取得は九州総合通信局管内初(九州初のホワイトスペースを活用したエリア限定の地上一般放送局に予備免許 九州総合通信局 報道資料 平成24年7月23日(国立国会図書館のアーカイブ:2012年8月1日収集))であったが、免許の取得は九州テンが先行。
  6. 免許取得状況 エリア放送開発委員会(Internet Archiveのアーカイブ:2014年2月2日収集)
  7. KSUエリア放送局の運用 KSUプロジェクト型教育
  8. 九州におけるエリア放送を行う地上一般放送局の免許状況の詳細 九州総合通信局

外部リンク

座標: 北緯33度40分11.4秒 東経130度26分41.5秒 テンプレート:学校法人中村産業学園