大塚ホールディングス
大塚ホールディングス株式会社(おおつかホールディングス、Otsuka Holdings Co.,Ltd.)は、大塚製薬をはじめとする「大塚グループ」の持株会社である。
Contents
概説
持株会社制導入前の大塚グループは、事業会社各社が相互に株式を持ち合い、全体を統括する親会社はなかった。しかし、2008年になり、グループとしての経営を強化するため、大塚製薬が株式移転により親会社として同社を設立し、他のグループ各社も同社の傘下に収まることで、持株会社制をとるようになった。2010年12月15日には、東京証券取引所第一部に上場。
2012年時点での日本の医薬品企業(製薬メーカー)での売上高は4位、世界の医薬品企業の売上高順位では20位である。武田薬品工業(世界14位)・アステラス製薬(同18位)・第一三共(同19位)・エーザイ(同25位)と共に国内5大医薬品メーカーのひとつである[1]。
グループ共通の理念は「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」。コーポレートシンボルは2007年6月から導入されている大塚製薬のコーポレートシンボルを継承している。
登記上の本店所在地は東京都千代田区神田司町二丁目9番地だが、実際の本社オフィスである東京本部は品川グランドセントラルタワー(東京都港区港南二丁目16番4号)にある。
沿革
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 2011年
- 2014年
- 6月27日 - 2013年11月13日に発表されていた決算日(事業年度の末日)を海外の連結子会社に合わせて3月31日から12月31日に変更することが定時株主総会で承認される。なお、第7期は経過期間として、同年4月1日から同年12月31日までの9ヶ月決算となる。
- 12月2日 - 子会社の大塚製薬を通じてアバニア ファーマシューティカルズを約35億3900万ドルで買収[2]。2015年1月13日に連結子会社化する。
- 2017年
- 2018年
主な国内グループ会社
太字は主要事業会社
- 大塚製薬株式会社(完全子会社)
- 株式会社大塚製薬工場(完全子会社)
- 大鵬薬品工業株式会社(完全子会社)
- 岡山大鵬薬品株式会社
- 大塚倉庫株式会社(完全子会社)
- 大塚化学株式会社(完全子会社)
- 大塚メディカルデバイス株式会社(完全子会社)
- 大塚ウエルネスベンディング株式会社(大塚製薬と大塚食品との合弁会社)
- 持分法適用会社
大塚HDの大株主である大塚エステート有限会社(本店:大塚化学本社内)、大塚アセット株式会社(本店:徳島県鳴門市)は大塚家の資産管理会社のためグループ会社には含まれない。
また、アース製薬株式会社は完全子会社として株式会社バスクリンや白元アース株式会社を傘下に持っているが、これら2社については当社のグループ会社としてはカウントされていない。
脚注
- ↑ 医薬品企業の医薬品売上高ランキング2012年版
- ↑ “アバニア高額買収に賭ける大塚HD・・・「小さく買って大きく育てる」方向転換か”. (2014年12月28日) . 2015閲覧.
- ↑ “会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ” (プレスリリース), (2017年11月14日) . 2018閲覧.