大鵬薬品工業
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大鵬薬品工業株式会社(たいほうやくひんこうぎょう、TAIHO Phamaceutical Co., Ltd.)とは、日本の製薬会社。2009年1月から東京証券取引所1部上場の大塚ホールディングス傘下の事業会社となっている。
社名は大相撲の横綱・大鵬幸喜の名前にちなんだものではなく、荘子の「逍遙遊篇」の鵬について書かれた一説に由来する(ただし、大鵬幸喜の四股名も当社と同じく荘子の「逍遙遊篇」の鵬について書かれた一説を由来としている。また、本社の大代表の電話番号は横綱の語呂合わせ4527となっている)。
親会社の大塚HD同様、読売新聞グループ本社や日本テレビ放送網を筆頭とする読売グループとの関係が深い。チオビタドリンクの会社として有名である。
概要
1963年(昭和38年)6月、大塚グループと、日本主要卸業者49社の出資により設立された。開発系の医薬ベンチャーとして知られており、「フトラフール」、「ユーエフティ」、「ティーエスワン」などの医家向けの抗がん剤においてトップシェアを誇っている。このほか、「チオビタドリンク」や「ソルマック」などの一般向けのヘルスケア品の製造・販売も行っている。
セロハンテープで知られるニチバンの要請により資本参加し、現在法人で筆頭株主である。また、1974年に経営破綻した近江兄弟社の再建を成功させている。
沿革
- 1963年 - 設立
- 1964年 - 栄養ドリンク剤「チオビタ・ドリンク」発売
- 1974年 -
- 薬専部門新設
- 抗悪性腫瘍剤「フトラフール注・カプセル」発売
- 1975年 - 「チオビタ・ドリンク」の広告展開を開始
- 1976年 - ニチバンと業務提携し、資本参加
- 1978年 -
- 抗体化成工業と業務提携し、資本参加
- 抗悪性腫瘍剤「フトラフールズポ・ズポS」
- 1979年 - 液体胃腸薬「ソルマック」発売
- 1980年 - 抗悪性腫瘍剤「フトラフールE顆粒」発売
- 1981年 - 抗悪性腫瘍剤「フトラフールEカプセル・E錠・ズポN」発売
- 1982年 - ミニドリンク剤「チオビタゴールド」発売
- 1984年 - 抗悪性腫瘍剤「ユーエフティー」、「フトラフールEズポ・EズポS」発売
- 1985年 - 解熱鎮痛薬「ペレタック顆粒」発売
- 1986年 -
- 本社を現在地(東京都千代田区神田錦町1-27)に移転
- 液体胃腸薬「ソルマックS」発売
- 1988年 - 抗悪性腫瘍剤「ユーエフティー」に細粒タイプ(ユーエフティ細粒)を追加
- 1989年 - 社名表記を「大塚グループ・大鵬薬品工業」から「大鵬薬品」に変更
- 1990年 -
- 心泉医薬の株式を取得し、資本参加
- 水虫薬「ポリカイン」発売
- 1992年 -
- 心泉医薬の商号を岡山大鵬薬品に変更
- 抗悪性腫瘍剤「ユーエフティーE顆粒」発売
- 1993年 -
- 尿失禁治療薬「バップフォー」発売
- 輸液製品の販売を大塚製薬へ移行
- 会社マーク・社名ロゴを変更
- 1995年 -
- 大鵬ファインケミカルを吸収合併
- 「チオビタドリンク2000」発売
- 1997年 - 会社マークを前仕様に戻す
- 1999年 - 抗悪性腫瘍剤「ティーエスワンカプセル20・25」を発売
- 2000年 - 鎮痛消炎薬「ザハップ」、健胃消化剤「ソルマック胃腸液」、水虫薬「新ポリカイン」を発売
- 2001年 - 頻尿・尿モレの為の生薬製剤「ハルンケア内服液」を発売
- 2002年
- 創業40周年を記念し、社史を刊行
- 健胃消化剤「ソルマックS胃腸液」、ドリンク剤「チオビタドリンク1000」を発売
- 2003年 - フィルムタイプのトローチ剤「ペレックストローチ」、液体胃腸薬「ソルマックEX」発売
- 2004年12月 - 外用鎮痛消炎薬「ゼノール」の販売権を取得。2005年4月に当社の製品として4アイテム(エクサムSX・チックE・しっぷぴたっと・しっぷ温感)を発売。
- 2005年4月 - 国内製薬会社初のTRUSTe認証を取得
- 2006年 - 外用鎮痛消炎薬「ゼノールエクサムFX」、頻尿・尿モレ用薬「ハルンケアゼリー」、健胃消化剤「ソルマックゴールド胃腸液」を発売
- 2007年 - 外用鎮痛消炎薬「ゼノールエクサム液ゲル」、生薬製剤「扁鵲(へんせき)」を発売
- 2008年9月 - 乾燥性皮膚治療薬「ウレパールプラス」シリーズの販売を譲受、リニューアル発売
- 2009年
- 1月 - 大塚ホールディングスの完全子会社となる
- 6月 - 抗悪性腫瘍剤「ティーエスワン配合顆粒T20・T25」を発売
- 8月 -
- 10月 - フェルビナク配合温感テープ剤「ゼノールテープ35温」発売
- 11月 - 液体胃腸薬「ソルマックEX2」を発売
- 2010年6月 - 医薬品ドリンク剤「チオビタドリンクアイビタス」発売
- 2011年5月 - 外用鎮痛消炎薬「ザハップフェルビナクS」発売
- 2014年3月 - アステラス製薬株式会社から醗酵創薬研究に関する資産(醗酵ライブラリー、設備・機器、ITシステム)などを譲り受ける。
- 2015年6月 - 指定医薬部外品ミニドリンク剤「チオビタゴールドα」発売
- 2016年4月 - 香港で「Tiovita 3000(中国名:速健能3000)」を発売[1]。
テレビCM出演者
現在
過去
- チオビタドリンク
- 大山勝巳
- 菅原文太(『ダイナマイトどんどん』とのタイアップ)
- 北島三郎
- 山本譲二
- 近藤正臣
- 細川茂樹
- 葉月里緒菜
- 大地康雄
- 氷川きよし
- 高島礼子
- 長島正興
- 菅野美穂
- 平山浩行
- KONISHIKI
- TAUPOU
- チオビタドリンク2000
- ソルマック
提供番組
現在
過去
- 水曜ロードショー(日本テレビ)
- 全日本プロレス中継(日本テレビ)
- NNNニュースプラス1(日本テレビ・土曜日)
- マジカル頭脳パワー!!(日本テレビ)
- ズームイン!!SUPER→ZIP!(日本テレビ 途中で降板。番組は引き続き継続中)
- NNN日曜夕刊→NNNニュースプラス1サンデー→THE独占サンデー→真相報道 バンキシャ!(同上。ここまではNNN日曜夕方のニュース・報道番組。2011年3月末で提供を降板。番組は継続中)→スター☆ドラフト会議(同上。2011年4月スタートの火曜22時台。)
- 月曜ロードショー(TBS)
- ザ・ロードショー(同上)
- 火曜ロードショー(同上)
- 火曜ビッグシアター(同上)
- 水曜ロードショー(同上)
- 情報スペースJ(同上)
- 木曜座(同上)
- TBS木曜10時枠の連続ドラマ(同上)
- 知っとこ!(毎日放送制作・TBS系列)
- 世界バリバリ★バリュー(MBS制作・TBS系列)
- ジャングルTV 〜タモリの法則〜(TBS系列)
- 志村けんのだいじょうぶだぁ(フジテレビ)
- フジテレビ水曜夜8時枠時代劇(同上)
- はねるのトびら (同上)
- 火曜ワイドスペシャル(同上)
- ザ・ベストハウス123→ホンマでっか!?TV(同上)
- 土曜ワイド劇場(テレビ朝日・前枠30秒提供、番組開始~1989年3月までされていたが、そのときは「大塚製薬」名義だった。但し、時期によってはアース製薬同様提クレ表示する事があった。その後復帰し、大鵬薬品工業・アース製薬は番組提供枠に残留したが、2010年3月末で降板。現在はアース製薬のみ。)
- サンデープロジェクト(同上)
- サンデーフロントライン(同上)
- 報道ステーション SUNDAY(同上)
- ビデオあなたが主役(同上)
関連項目
- 大塚製薬工場 - 「ウレパールプラス」・「新ポリカイン」の製造販売元
脚注
- ↑ “チオビタシリーズを海外で展開 香港で「Tiovita 3000」発売 “忙しい香港の皆さまをサポート”” (プレスリリース), 大鵬薬品工業株式会社, (2016年4月11日) . 2016閲覧.