サブウェイ
サブウェイ(英語: SUBWAY)は、アメリカに本社を置くファーストフードチェーン店。サブマリンサンドイッチという長楕円形のサンドイッチを主力商品としており、世界店舗数は2013年1月時点で3万8374店[1]と、マクドナルドの約3万4000店[2]を超える世界最大の飲食店チェーンでもある。
歴史
アメリカ・コネチカット州ブリッジポートでフレッド・デルーカとピーター・バックが1965年に「ピーツ・スーパー・サブマリンズ」(Pete's Super Submarines)として創業を開始し、1974年に現社名に変更された。
現在の本社は同州ミルフォードにあるが、アメリカ国外の展開についてはオランダのアムステルダムに本社を置くSubway International B.V.が統括している[3]。
由来
SUBWAYという名称は、潜水艦型のサブマリンサンドイッチ(SUBMARINE SANDWICH)を客の好み(YOUR WAY)に作ることから。
日本国内での展開
概要
日本ではサントリーホールディングスが子会社として日本サブウェイ株式会社を設立し、1991年にアメリカのSUBWAY社とマスターフランチャイズ契約を締結し、直営店、フランチャイズ加盟店の両輪で展開している。当初はアメリカと全く同じメニューのみを用意していたが、売り上げが伸び悩んだことから後に日本国内限定メニューを用意し、またパン生地についても「欧米人と違い、日本人は唾液が少ない」ことから1999年に国内専用の「しっとり生地」を採用するなどして新規顧客の獲得に成功している[4]。2017年12月現在、日本国内では365店舗を展開している[5]。また、開業当初は全席禁煙だったが1992年には喫煙席を設置し、当時店頭には「喫煙席を設置しました」と堂々と掲示していた。2017年現在でも一部店舗を除いて喫煙席は設置されており、禁煙席とは特に仕切られていないことが多い。なお、喫煙席があるのは日本のみである。
パンの種類は通常メニューで選択できるのはウィート、セサミ、ホワイト、ハニーオーツの4種。2013年11月からは『第5のパン』としてフラットブレッドを投入、限定メニュー先行で、以降通常メニューにも利用できるようにする予定。
2016年3月末でフランチャイズ契約が切れることから、サントリーでは日本サブウェイ株式の65%をサブウェイのオランダ法人に売却した[6]。以後日本国内展開についてはサブウェイ本社の直轄となるが、サントリーも飲料の納入等での関与を続けるため株式の一部保有は続け、出向している経営陣も一部残留していた[7]。しかし2018年3月に残りの株式も全て売却し、サントリーは日本サブウェイの経営から完全に撤退した[8]。
未出店の県
2018年5月13日現在、47都道府県のうちサブウェイが出店していない県は島根県[9]・鳥取県・徳島県・佐賀県・長崎県の5県である。
世界展開
南北アメリカ・ヨーロッパ・アジア・アフリカ・オセアニアにフランチャイズを展開しており、日本においてはSubway International B.V.の完全子会社、日本サブウェイ株式会社が国内展開している(前述)。
関連項目
- サンドイッチ
- クイズノス・サブ
- 中西哲生 - 日本サブウェイにおけるサンドウィッチ親善大使。
- We Can☆47 - 本番組とコラボレーションしたカレースープ『房州ひじきの黒だしカレースープ』を2012年9月20日に発売。
脚注
- ↑ http://www.subway.com/subwayroot/exploreourworld.aspx
- ↑ http://www.aboutmcdonalds.com/mcd/our_company.html
- ↑ Company Overview of Subway International B.V. - Bloomberg Business
- ↑ TBSテレビ『がっちりマンデー!!』2011年10月23日放映
- ↑ http://www.subway.co.jp/shops/
- ↑ サントリーHD、サブウェイ株の65%を欧州本社に売却へ - ロイター・2016年1月21日
- ↑ サントリーHD、日本サブウェイ株65%売却 - 産経ニュース・2016年1月21日
- ↑ サブウェイが4年で170店舗も閉めた理由PRESIDENT Online 2018年5月23日
- ↑ 島根県出雲市のゆめタウン出雲に出店していたが、2013年11月17日に閉店した。跡地には同じアメリカのスターバックスコーヒーが出店している。