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平群町(へぐりちょう)は、奈良県西北部に位置する生駒郡の町。
Contents
地理
西は生駒山地・信貴山、東は矢田丘陵に囲まれた山間の小平野である。竜田川が南流して大和川に注ぐ。
人口
平群町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
奈良県統計
- 2007年10月1日現在 : 20,059人
- 人口増加率(2002年→2007年) : -2.2%
歴史
古代の大和国平群郡平群郷の地である。古代豪族・平群氏の本拠地であり、平群神社、平群坐紀氏神社、平群石床神社などの延喜式内社が鎮座するのをはじめ、古墳64基が散在する。
中世後期には、しばしば大和国を動かす中心地となる。1536年(天文5年)に木沢長政が信貴山城を築城、後に大和に入った松永久秀もこれを補修して居城とし、大和攻略の拠点とした。久秀の滅亡後は城は廃城とされている。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、平群郡西向村・櫟原村・椣原村・上庄村・梨本村・吉新村・三里村・白石畑村・平等寺村・下垣内村・鳴川村・福貴村・福貴畑村・久安寺村・信貴畑村・椹原村・越木塚村・若井村・西宮村・椿井村の区域をもって明治村(めいじむら)が発足。
- 1896年(明治29年)9月1日 - 平群郡明治村が改称して平群村(へぐりむら)となる。
- 1897年(明治30年)4月1日 - 平群郡平群村の所属郡が生駒郡に変更。
- 1970年(昭和45年)12月1日 - 町章を制定[1]。
- 1971年(昭和46年)2月1日 - 平群村が町制施行して平群町となる。
町域の変遷
明治22年 | 明治29年 | 昭和46年 | 現在 |
---|---|---|---|
奈良県 | |||
平群郡 | 生駒郡 | ||
明治村 | 平群村 | 平群町 |
隣接する自治体
奈良県
大阪府
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
寺院
墳墓
城跡
大型公園
宿泊施設
行政
- 町長:岩崎 万勉
- 町議会:議員定数12名
なお、衆議院議員選挙の選挙区は「奈良県第2区」、奈良県議会議員選挙の選挙区は「生駒郡選挙区」(定数:3)となっている[2]。
経済
金融機関
- 平群支店(下垣内)
- 平群北支店(緑ケ丘二丁目)
その他、平群町役場内およびディアーズコープたつたがわ店内にATMが設置されている。
- 龍田川支店(椿井)
- 平群支店(吉新一丁目)
農業協同組合
- 平群支店(吉新四丁目) - JAバンクのATMも設置
- 椿井営農経済センター(椿井)
その他、Aコープハートフルへぐり店内(福貴)にJAバンクATMが設置されている。
日本郵政グループ
(※2014年6月現在)
- 平群郵便局(吉新二丁目)
- 平群緑ケ丘郵便局(緑ケ丘一丁目)
- 平群西宮郵便局(西宮)
各郵便局にはゆうちょ銀行のATMが設置されており、平群郵便局ではホリデーサービスを実施。
平群町内の郵便番号は「636-09xx」で、集配業務は王寺郵便局(北葛城郡王寺町王寺)が担当している。
教育
幼稚園
- 平群幼稚園(吉新三丁目)
小学校
- 町立平群小学校(吉新二丁目) 2014年4月1日開校 - 校舎は旧平群東小学校のものを使用。
- 町立平群北小学校(緑ヶ丘一丁目)
- 町立平群南小学校(椿井)
- 平群東小学校(吉新二丁目) 2014年3月廃校
- 平群西小学校(福貴) 2014年3月廃校
中学校
- 町立平群中学校(福貴)
交通機関
鉄道
路線バス
- エヌシーバス
- 平群町コミュニティバス
道路
- 国道168号 - 道の駅大和路へぐり
- 奈良県道194号椿井王寺線
- 奈良県道250号平群信貴山線
- 信貴生駒スカイライン
町出身の有名人
- 平群広成 - 平群氏の一人。古代の豪族。唐に渡る途中で漂流し、チャンパ王国まで流されたが、苦難の果てに帰国に成功した。
- 島清興(通称左近、安土桃山時代の武将)
- 都築龍太(元プロサッカー選手GK、さいたま市議会議員、町立平群中学校出身)
- 喜多隆志(元プロ野球選手)
- 三代澤康司(朝日放送アナウンサー)
- 東樋口護(京都大学工学部元准教授、公立鳥取環境大学教授、町立平群中学校出身)
- 東樋口徹(画家、平群町生まれ、育ちは京都市)
- 山本元喜(自転車ロードレース選手)
参考文献
- 『図典 日本の市町村章』 小学館辞典編集部、小学館、2007-01-10、初版第1刷。ISBN 4095263113。
脚注
外部リンク
- 平群町役場公式サイト
- オープンストリートマップには、平群町に関連する地理データがあります。