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JUKI株式会社(ジューキ、英称:JUKI CORPORATION)は、東京都多摩市に本社を置く日本の製造業である。
主力事業の工業用ミシンのシェアは世界1位。世界中の有名アパレルブランドで使われている。
日本以外にもアメリカ、ヨーロッパ、アジア、中国にグループ企業を展開する。 呼称はアルファベットのJUKIを用いている。
概説
創設は1938年12月。太平洋戦争中に陸軍が使用する九二式重機関銃および九九式短小銃を生産するために東京重機製造工業組合として設立され、1943年に東京重機工業株式会社に改称。戦後に武器製造は中止し、使用していた工作機械を活用しミシンを作り始めた。[1]。
1947年に家庭用ミシンを発売。その性能が高く評価され通産大臣賞を受賞。1950年の第一回お年玉付郵便はがきの特等賞品に採用され、その後1952年から1955年まで連続して特等賞品に採用されている。[2]。
1953年に工業用ミシン事業に参入。同時に世界への輸出も推進し、現在ではアメリカ、ヨーロッパ、アジア、中国にグループ企業を展開し、180カ国で使用されている。
1969年に「自動糸切り機構」を開発し、この機構を採用したミシンを発売。このミシンが縫製工場に革命を起こし、生産性を大幅に向上させた。現在のファストファッションに代表される安価なアパレル品を実現するきっかけを作った。このミシンの開発秘話が2005年4月NHKの番組「プロジェクトX」にて、「ブランドミシン誕生」として紹介された。
1987年からチップマウンター(電子部品の実装機)の製造にも着手。2014年にはソニーイーエムシーエス(後のソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ)の同事業と統合し、合弁会社を設立した。[3]。
2009年12月に、創業の地東京都調布市から多摩市に建設した新社屋に本社・開発機能を移転させた。[4]。
沿革
- 1938年12月 東京都の機械業者900名が出資し「東京重機製造工業組合」を発足。
- 1943年9月 株式会社に改組し、東京重機工業株式会社(略称:東京重機)と改称。
- 1947年4月 家庭用ミシン発売開始。
- 1953年3月 工業用ミシン発売開始。
- 1957年4月 単軸回転天秤の発明が恩賜発明賞を受賞。
- 1961年10月 東京証券取引所第二部上場。
- 1964年8月 東京証券取引所第一部上場。
- 1970年7月 海外初の販売拠点を香港に設立。
- 1972年4月 ヨーロッパに販売会社を設立。
- 1974年3月 アメリカに販売会社を設立。
- 1981年10月 工業用ミシン本部がデミング賞(実施賞事業部賞)を受賞。
- 1987年7月 チップマウンター(電子部品の実装機)発売開始。
- 1988年4月 50周年を機にコーポレートアイデンティティ(CI)を刷新、ジューキ株式会社に商号変更。
- 1995年1月 日系企業初のベトナム工場設立。
- 1997年12月 工業用ミシン「下糸供給装置機構」が機械振興協会賞を受賞。
- 2001年1月 中国のグループ会社を統括する投資会社を設立。
- 2005年7月4日 JUKI株式会社に商号変更。
- 2009年12月 本店を東京都調布市国領町八丁目2番地の1から、多摩市鶴牧に建設した新社屋に移転。
- 2014年3月 JUKIオートメーションシステムズ株式会社とソニーイーエムシーエスの実装機器事業部門を統合。
主要事業所
- 本社
- 〒206-8551 東京都多摩市鶴牧2-11-1
- 大田原工場
- 〒324-0011 栃木県大田原市北金丸1863
主要工場
- JUKI産機テクノロジー株式会社(秋田県)
- JUKI松江株式会社(島根県)
- 重機(中国)投資有限公司(中国)
- 新興重機工業有限公司(中国)
- 重機(上海)工業有限公司(中国)
- 上海重機ミシン有限公司(中国)
- JUKIベトナム株式会社(ベトナム)
販売拠点
- 日本
- 中国
- シンガポール
- ベトナム
- バングラデシュ
- タイ
- 台湾
- ミャンマー
- カンボジア
- インドネシア
- アラブ首長国連邦
- パキスタン
- インド
- ロシア
- ベラルーシ
- ポーランド
- イタリア
- ドイツ
- エチオピア
- 南アフリカ共和国
- アメリカ
- ペルー
- メキシコ