福岡県立福岡工業高等学校
福岡県立福岡工業高等学校 | |
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過去の名称 |
福岡県福岡工業学校 福岡県立福岡工業学校 福岡県立福岡工業高等学校(第一次) 福岡県立福陵高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 福岡県 |
学区 | 全県学区 |
併合学校 | 福岡県筑紫工業学校 |
校訓 | 質実剛健・自律・創造 |
設立年月日 | 1896年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程、定時制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
染織デザイン科(全日制) 建築科(全日制) 機械工学科(全日制) 情報工学科(全日制) 環境化学科(全日制) 電気工学科(全日制) 都市工学科(全日制) 電子工学科(全日制) 工業技術科(定時制) |
学科内専門コース | 工業進学コース(機械工学科) |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 40143K |
所在地 | 〒814-8520 |
福岡県福岡市早良区荒江二丁目19番1号 | |
外部リンク | 公式サイト |
福岡県立福岡工業高等学校(ふくおかけんりつふくおかこうぎょうこうとうがっこう)は福岡県福岡市早良区にある共学の県立工業高等学校で1896年(明治29年)3月に創設。西日本の工業高校ではもっとも古い歴史を有する。 福岡県立八女工業高等学校、福岡県立小倉工業高等学校とともに県内では高水準の工業高校として知られ、受験生やその保護者、産業界、大学などからの評価も高い。
また文武両道の精神の下、部活動においても水球部の毎年の全国大会出場や、野球部・卓球部等の運動部の活躍の他、グリークラブ(男声合唱部)の全国高等学校総合文化祭出場や、ロボット競技同好会の活躍が目立つなど部活動が盛んな学校でもある。
毎年2月に開催されている吹奏楽部の定期演奏会も、福岡市やその近郊地区で多くの支持を集めており、名物行事のひとつとなっている。
沿革
- 1896年(明治29年)3月 - 福岡県福岡工業学校創立(染織科・木工科・金工科設置)。
- 1900年(明治33年)5月 - 校舎を東湊町12番地(現在の中央区大手門)に移転。
- 1901年(明治34年)5月 - 福岡県福岡工業学校と改称し、木工科を建築科、金工科を機械科に改称。
- 1902年(明治35年)4月 - 採鉱科(現情報工学科)を加設。
- 1939年(昭和14年)4月 - 応用化学科(現環境化学科)を設置。
- 1948年(昭和23年)4月 - 福岡県筑紫工業学校を合併し、福岡県立福岡工業高等学校と改称し、染織科・建築科・機械科・採鉱科・工業化学科・電気科・土木科でスタート。
- 1949年(昭和24年)8月 - 福岡県立福陵高等学校と改称。
- 1953年(昭和28年)4月 - 再び福岡県立福岡工業高等学校と改称。
- 1960年(昭和35年)4月 - 採鉱科を採鉱冶金科に科名を変更。
- 1962年(昭和37年)4月 - 定時制課程(機械科・電気科)を設置。
- 1963年(昭和38年)4月 - 電子科(全日制)を新設。
- 1965年(昭和40年)4月 - 染織科を繊維工業科に、採鉱冶金科を金属工業科に学科転換。
- 1990年(平成2年)4月 - 機械科(全日制)を電子機械科に学科転換。
- 1991年(平成3年)4月 - 繊維工業科を繊維システム科に、金属工業科を情報技術科に学科転換。
- 1997年(平成9年)4月 - 機械科・電気科(定時制課程)を廃科し、工業技術科を設置。
- 1999年(平成11年)4月 - 電子機械科を1クラスとし、工業進学コースを設置。
- 2005年(平成17年)4月 - 電子機械科を機械工学科、電気科を電気工学科、電子科を電子工学科、情報技術科を情報工学科、土木科を都市工学科、工業化学科を環境化学科、繊維システム科を染織デザイン科に改称。
- 2011年(平成23年)10月 - グラウンドのリフレッシュ工事を開始。
- 2016年(平成28年)4月 - 入学生から制服改定。
校訓
- 質実剛健
- 自律
- 創造
校歌
「 | 校歌
1)背振の山の みどりと競う/古き歴史の 名に恥じず/ただ目ざす 創造と自由/科学の精華 ここの殿堂/萬(よろず)の工(たくみ) ひとすじに/鍛えよ 福工 わが母校 2)造形の花 みがく日ごとや/色とにおいの かぐわしき/われらみな 栴檀(せんだん)の二葉/技術のいのち ここの工場/勤労の歌 高らかに/誇れよ 福工 わが母校 3)室見の川に 雲映ゆるとき/眦(まなじり)あげて 天のぞむ/世を照らす 光の源/若人われらの ここの学び舎/平和の使命 双肩に/栄えあれ 福工 わが母校 |
」 |
学科
全日制
- 染織デザイン科
- 建築科
- 機械工学科
- 工業進学コース
- 情報工学科
- 環境化学科
- 電気工学科
- 都市工学科
- 電子工学科
定時制
- 工業技術科
制服
- 男子:一般的な金ボタン5個の黒学ラン(標準型学生服)
- 女子:紺のブレザー、白ブラウスにえんじ色のネクタイ。また、体育祭で女子生徒も男子制服の学ランを着て応援歌などを歌ったりしている。
- 2016年度入学生から制服も改定され、男子はダークグレーの5つボタン詰襟、女子はダークグレーの3つボタンスーツ(白ブラウスにチーム福工ゴールドリボン)に変わった。
昼食方法
食堂も設置。
部活動
水球部は高校総体で平成2年度に初優勝した後は、平成5年度に3年ぶりに全国を制している。なお、平成2年にはとびうめ国体も制しているためこの年は2冠達成である。そして、平成22年度には勇退する前監督へ捧げる悲願の17年度ぶり3度目の優勝を果たしている。また平成25年度全国高等学校総合体育大会では全国制覇するなど全国的にも強豪校である。 また、野球部は過去に春5回、夏4回の甲子園出場経験があるほか、近年は三嶋一輝(DeNAベイスターズ)や中島卓也(日本ハムファイターズ)を輩出するなど、県大会上位常連校である。
行事
福岡工業高校の行事は、福工祭(文化祭)や体育祭などがある。福工祭は3年に一度だけであり、体育祭は、毎年10月上旬に、土曜日と日曜日の2日間の日程で行われる。2011年度においてテレビカメラの取材があり、ニュース番組によってこの様子が紹介された。体育祭では、福工ならではのプログラムなどがあり、観客も楽しめる。
主な卒業生
- 松本英一 - 国会議員
- 重松森雄 - 元マラソン世界最高記録保持者、ボストンマラソン優勝者
- 上野義秋 - 元プロ野球選手
- 大崎憲司 - 元プロ野球選手
- 千頭久米夫 - 元プロ野球選手
- 伴勇資 - 元プロ野球選手
- 玉川有 - 元プロ野球選手
- 福岡常男 - 元プロ野球選手
- 那須静雄 - 元プロ野球選手
- 上野新 - 元プロ野球選手
- 松本雄作 - 元プロ野球選手
- 大江弘 - 元プロ野球選手
- 西村俊二 - 元プロ野球選手
- ヒロシ・ドット -日本の男性歌手、作詞家、作曲家
- ブラザー・エイ・キング -ギタリスト
- ピストンホリ -ドラマー
- 中島卓也 - プロ野球選手
- 三嶋一輝 - プロ野球選手
- 園田晃将 - 元ラグビー選手
- 関屋駿 - ラグビー選手