東映太秦映画村

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東映太秦映画村
Toei Kyoto Studio Park
施設情報
愛称 太秦映画村
前身 京都東映ボウリングセンター
テーマ 時代劇撮影を見学し、時代劇の世界をオープンセットやイベント、アトラクションを通じて体験できるテーマパーク
事業主体 株式会社東映京都スタジオ
管理運営 株式会社東映京都スタジオ
面積 29,641m2
53,000m2(敷地全体)
来園者数
  • 5800万人(開業以来の累計)
  • 95万人(2015年度)[1]
開園 1975年(昭和50年)11月1日
所在地 616-8586
京都府京都市右京区太秦東蜂岡町10
位置 北緯35度0分59秒
東経135度42分30秒
公式サイト http://www.toei-eigamura.com/
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地理院地図 Googleマップ 東映太秦映画村

東映太秦映画村(とうえいうずまさえいがむら)は、京都市右京区太秦東蜂岡町にある映画テーマパーク東映京都撮影所の一部を分離・一般公開したもの。

概要

東映は1960年代後半から映画の斜陽化が顕著になると、ヤクザ映画によって観客動員を保つ一方で時代劇が斜陽になったことから、京都撮影所のオープンセットの維持を画してその一部を新設子会社の「株式会社東映京都スタジオ」に移管し、東映太秦映画村として1975年昭和50年)11月1日に開村・公開した。

時代劇の殺陣ショーや俳優のトークショー・撮影会・握手会などのほか、スーパー戦隊シリーズ仮面ライダーシリーズなどのキャラクターショー、殺陣講座などの体験企画なども行なわれている。

舞妓、姫、殿様、武士、町人、町娘など、時代劇の登場人物への変身体験ができる変身スタジオもある(予約制)。また、駕籠屋体験として実際の駕籠を運行している(有料)。

東映系列が運営していることから、、系列会社の東映アニメーションが製作した作品(『おジャ魔女どれみ♯』など)に京都の観光名所として登場することもある。また、映画村を舞台にしたオリジナルの特撮の撮影も行われており、いくつかは市場で販売されているほか[2]、東映製作・配給以外の映画、テレビ、PV等のオープンセット(ロケ地)としても使われる[3][4]


京都撮影所との関係

隣接する東映京都撮影所は東映本体の部署であり、子会社の映画村とは業務を連携しているものの、東映内部では別組織として取り扱われている。

2017年10月の組織変更に伴い、京都撮影所に「俳優部」が新設され、これまで映画村サイドで行っていた、いわゆる「東映京都所属の俳優」のキャスティング・マネージメントが京都撮影所に移管された。養成部門も2018年4月に京都撮影所側に移管された[5]

沿革

  • 1974年(昭和49年)5月 - 「京都撮影所再開発プラン」の検討開始。[6]
  • 1975年(昭和50年)4月 - 「一日映画村」を試行実施し、撮影所を一般公開。
  • 1975年(昭和50年)9月 - 株式会社東映京都スタジオ設立。
  • 1975年(昭和50年)11月 - 東映太秦映画村オープン。
  • 1977年(昭和52年) - 中村座、大手門、ガラス張りステージ、武家屋敷等の施設オープン。
  • 1983年(昭和58年) - 山路ふみ子文化財団特別賞を受賞。
  • 1997年(平成9年)3月 - 大型屋内エンタテインメント施設「パディオス」オープン。
  • 2011年(平成23年)9月 - 大リニューアルの実施(からくり忍者屋敷、東映アニメミュージアム、浮世絵美術館オープン、新ゲート「撮影所口」の新設(JR太秦駅からのアクセスを改善)[7]

主な施設

  • オープンセット – 46.000 m2
  • ロケーションスタジオ
  • パディオス(複合施設)
    • 東映アニメギャラリー
    • 立体迷路 忍者の砦(有料施設)
    • 多目的ホール
  • 太秦トリックアートの館(有料施設)
  • 映画文化館(展示施設) - 京都太秦美空ひばり
  • 中村座(イベント施設)
  • 史上最恐のお化け屋敷(有料施設)
  • からくり忍者屋敷(有料施設)
  • 忍者修行道場 刀でGO!!(有料施設)
  • おもしろ迷路館(有料施設)
  • レーザーミッション 脱出の城(有料施設)
  • 飲食施設

[8]

アクセス

正面口

バス

  • 京都バス 61系統・62系統・63系統
    「太秦映画村前」バス停下車すぐ
  • 市バス 75系統・91系統・93系統
    「太秦映画村道」バス停下車徒歩5分
  • 市バス 11系統
    「太秦広隆寺前」バス停下車徒歩7分

鉄道

撮影所口

バス

  • 京都バス 61・62・63・64・65・71・72・73・74・75系統
    「太秦開町」バス停下車徒歩2分
  • 市バス 11系統
    「太秦開町」バス停下車徒歩1分

鉄道

マスコットキャラクター

かちん太
1980年(昭和55年)に映画村誕生5周年を記念して誕生した、2代目マスコットキャラクター。股旅姿をしたカラスで、名前はカチンコから取られている。園内のシンボルマークや案内板などにデザインされており、かちん太一座によるショーも行われている。2002年(平成14年)よりマスコットとしては「旅に出た」として休業していたが、2007年(平成19年)に帰郷した[9]。今後マスコットとして本格復帰が検討されている。
からす天狗うじゅ
映画村で2007年(平成19年)より開催されているイベント「太秦戦国祭り」の公式キャラクター。かちん太の妹で、鞍馬山で暮らす烏天狗。かちん太の行方がわからなくなったため京の町に下りてきた。かちん太と違い魔法少女風のデザインのいわゆる「萌えキャラ」で、青い髪を左右で束ねたツインテールに、ミニのプリーツスカートとニーソックスを身につけている。イメージソングMOSAIC.WAVが担当するなど、かちん太とは別の形でキャラクター展開を進めている。相棒の「うりゅ」や幼馴染の「もみじゅ」、将軍「よしあき」など、関連キャラクターは10人以上にのぼる。ただし、映画村の公式キャラクターではない
かんたろう
映画村の初代マスコットキャラクター。開村から「かちん太」に代わる前の1980年まで使用された。

脚注

関連項目

外部リンク


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