星野富弘
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星野 富弘(ほしの とみひろ、1946年4月24日 - )は、日本の詩人・画家。現在も詩画や随筆の創作を続けており、また国内外で「花の詩画展」が開かれている。
プロフィール
- 1946年 - 群馬県勢多郡東村(現・みどり市)に生まれる。
- 1970年 - 3月、群馬大学を卒業し、中学校の体育教師になるが、同年6月17日、仕事(クラブ活動の指導)中の墜落事故で頸髄を損傷、手足の自由を失う。
- 1972年 - 群馬大学病院入院中、口に筆をくわえて文や絵を書き始める。
- 1974年 - 病室でキリスト教の洗礼を受ける。
- 1979年 - 入院中、前橋で最初の作品展を開く。9月に退院し、帰郷。
- 1981年 - 結婚。雑誌や新聞に詩画作品やエッセイを連載。
- 1982年 - 高崎で「花の詩画展」開催。以後、全国各地で開かれる詩画展は現在も続いている。
- 1991年 - 群馬県勢多郡東村に村立富弘美術館が開館。ブラジル各都市で「花の詩画展」を開催。
- 1994年 - ニューヨークで「花の詩画展」。
- 2000年 - ハワイで2度目の「花の詩画展」。
- 2001年 - サンフランシスコ・ロサンゼルスで花の詩画展。
- 2003年 - ポーランド国立博物館での「バリアフリーアート展」に招待出品。
- 2005年 - 4月、富弘美術館新館が開館。
- 2006年 - 5月、熊本県葦北郡芦北町に芦北町立星野富弘美術館が開館。6月、群馬県名誉県民となる。
- 2010年 - 11月、富弘美術館の入館者が600万人を超える。
- 2012年 - 第79回NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲「明日へ続く道」及び「もう一度」を作詞。
著作
- 『愛、深き淵より。』(1981年、立風書房、ISBN 4651140068 絶版)
- 『四季抄 風の旅』(1982年、立風書房、ISBN 4651110118)
- 『花の詩画集 鈴の鳴る道』(1986年、偕成社、ISBN 4039632907)
- 『かぎりなくやさしい花々』(1986年、偕成社、ISBN 4036341308)
- 『銀色のあしあと』(三浦綾子との対談)(1988年、いのちのことば社、ISBN 4264021979)
- 『花の詩画集 速さのちがう時計』(1992年、偕成社、ISBN 403963540X)
- 『花の詩画集 あなたの手のひら』(1999年、偕成社、ISBN 4039637607)
- 『新版 愛、深き淵より。』(2000年、立風書房、ISBN 4651140165)
- 『花の詩画集 花よりも小さく』(2003年、偕成社、ISBN 403963800X)
- 『山の向こうの美術館』(2005年、富弘美術館、ISBN 4039638409)
- 『たった一度の人生だから』(日野原重明との対談)(2006年、いのちのことば社、ISBN 4264024684)
- 『ことばの雫』(写真=星野昌子)(2008年、いのちのことば社、ISBN 4264026814)
- 『新編 四季抄 風の旅』(2009年、学研パブリッシング、ISBN 4054040853)
- 『詩画集 風の詩-かけがえのない毎日』(舘内端と共著)(2010年、学研パブリッシング、ISBN 4054044662)
- 『花の詩画集 種蒔きもせず』(2010年、偕成社、ISBN 4039639200)
- 『詩画集 ありがとう私のいのち』(2011年、学研パブリッシング、ISBN 405203497X)
- 『いのちより大切なもの』(2012年、いのちのことば社、ISBN 4264030536)
美術館
- みどり市立富弘美術館
- 1991年(平成3年)、群馬県勢多郡東村(当時)の草木湖のほとりに、星野富弘の作品を展示する村立富弘美術館が開館した。ふるさと創生資金を活用し、使われなくなっていた福祉施設を改築して、美術館にしたものである。
- この頃すでに、全国各地で開催されていた「花の詩画展」やテレビ番組、また教科書に掲載された随筆などによって、星野富弘の名は広く知られていたことから、富弘美術館は開館当初から多くの入場者が訪れ、2002年(平成14年)には入館者が400万人を超えるまでになった。2005年(平成17年)に新富弘美術館建設国際設計競技を経て、旧館の隣に新館の建設に着手、同年4月16日に新しい富弘美術館が開館した。
- 芦北町立星野富弘美術館
- 2006年(平成18年)5月、みどり市立富弘美術館の姉妹館として、熊本県葦北郡芦北町に芦北町立星野富弘美術館が開館した。
関連項目
外部リンク
典拠レコード: